おもちゃショーにおいでになった全ての人に楽しんでいただくために
東京おもちゃショーのパブリックデーには2日間で約14万人のお客様が来場されます。
そのお客様の中には、小さいお子様を連れた方、ベビーカーをお持ちの方、年配の方、そして心身に障がいのある方などさまざまなお客様がいらっしゃいます。
私たちはおいでいただいたすべてのお客様に楽しんでいただけるようなおもちゃショーでありたいと思っています。

この案内は、出展者の皆様の各ブースの企画・施工、ブースでの具体的な応対方法について説明させていただきました。

応対の基本は、まず「できること」から始めることです。
すでに実施されていることは進めてください。そして更に出来そうな事がありましたらぜひ実行してみてください。
全てのことができなくても、「みなさまの気持ち」は伝わると思います。
おもちゃショーのブース企画時からできる対応のための方策
イラスト(受付) <受付(入り口)> 「入り口」がわかりやすいように表示してください。
なるべく間口を広くして(150cm以上)段差が無いようにしてください。
受付に台がある場合は車いす使用の人も使いやすいように、高さ70〜80cmの部分があるとより多くの人が利用しやすくなります。
筆談用具(せんせい、ピカッとかけた等)を用意して、「筆談用具あります。」の表示があれば耳が不自由な方ともコミュニケーションがとりやすくなります。
入場待ち列ができる場合は、わかりやすい動線を作り、スタッフが不便を感じられる方を把握できるような体制を作りましょう。

イラスト(通路) <通路> 可能なかぎり段差ができないように工夫してください。
段差ができる場合は、段差があることをよくわかるようにして、必要な際には通行のお手伝いができるようにしてください。
車いす使用の方が通行するには幅90cm以上の広さが必要です。電動車いす使用の方は100cm、盲導犬などの介助犬と一緒の方は150cmが必要なことを知っておいてください。
狭い場所ができる場合は、その場所を把握しておき、別ルートをご案内するようにしましょう。
足元に物を置いて通行の妨げにならないようにしましょう。
頭上に施工物を作る場合には、肩車されたお子様が頭をぶつけないように高さ230cm以上にしましょう。

イラスト(場内) <場内> 何を展示しているのか、映像なら何を放映しているのかの字幕や表示があれば耳が不自由な方にもわかりやすくなります。
字幕や表示は大きめにし、読みづらい漢字には「ふりがな」をつければお子様にも理解しやすくなります。
展示台の高さは70〜80cmにするとお子様や車いすを使用の方まで、みんなが見やすくなります。(展示台の下に45cm程度の蹴込が作れれば車いす使用の方も商品に触りやすくなります。)
展示台や備品は角や出っ張りのあるものはできるだけ使用しないようにしましょう。やむを得なくてできる場合には柔らかい素材を使用したりカバーをつけたりましょう。
商品によってはこぼれ止めなどをつける工夫をすると実演や説明がしやすくなります。

<出口> わかりやすくするために「出口」と明確に表示することが有効です。
入り口と同じく間口を広くして(150cm以上)、段差が無いようにしてください。
おもちゃショー開催中の具体的な対応とは
イラスト(小さなお子様をお連れの方のご要望) まずは「おもちゃショー」に来られたお客様がどのような事に不便を感じられるかを知り、どのようなご要望があるかを知ることです。 小さなお子様をお連れの方のご要望 子供を安全に楽しく遊ばせたい。
授乳やおむつ換えができる場所などを知りたい。
ベビーカー置き場があれば置いておきたい。

イラスト(年配・車椅子) <年配の方のご要望> 長時間並んだり、立ったりするときは配慮して欲しい。
休憩できる場所を知りたい。 <車いすを使用されている方のご要望>高いところや、低いところへ置かれているおもちゃは手元に持ってきて見せて欲しい。
段差があるところや混雑しているところでは、手伝ったり誘導したりして欲しい。
多目的トイレの場所を知りたい。

イラスト(目の不自由な方のご要望) <耳の不自由な方のご要望> 言葉だけでなく、身振りや表情などで表現して欲しい。
筆談ができるようにメモ用紙を持っていてくれると嬉しい。
表示や説明文は見やすいところへ設置して欲しい。
<目の不自由な方のご要望> どこに、どんなおもちゃが展示されているのかが知りたい。
できるかぎりおもちゃに触らせて欲しい。そして手をとって動きや機能を説明して欲しい。
触れないものは、言葉で説明して欲しい。

<耳の不自由な方のご要望> 私の要望を理解して欲しい。
おもちゃショーにおける具体的な対応方法
イラスト まずは不便を感じられる方が利用できる施設の場所を把握しておきましょう。
「授乳室」「迷子センター」「総合案内所」「トイレ(多目的トイレ)」「休憩スペース」「エレベーター」「救護室」他
マップ

イラスト(車椅子の方) <小さなお子様をお連れの方への対応> お子様へも元気よく「こんにちは」とお声がけしましょう。
授乳室やおむつ換えができる場所、ベビーカー置き場など聞かれた際にすぐお答えできるようにしておきましょう。 <年配の方への対応> 辛そうに見えたら「何かお困りですか?」とお声がけしてください。
必要に応じて、いすのある休憩スペースや救護室へご案内しましょう。
列待ちの場合などには、順番が来るまで他のいすのある場所で待っていただくなどの配慮もしましょう。 <車いすを使用されている方への対応> 「こんにちは、何かお手伝いをすることはありますか?」と、介助者の方がおられても、ご本人にお声がけしましょう。
高い所や低い所の物は手が届きにくかったり、見えにくかったりします。必要に応じて手元に出してお見せしましょう。
介助する場合は「どのようにお手伝いしましょうか?」とご要望を確認してから行いましょう。
介助の際には「動かしてよいですか?」など必ず声をかけましょう。
混雑している時には、周りのお客様にもご協力をお願いしましょう。

イラスト(手話) <耳が不自由な方への対応> 「もしかして耳に障がいがあり、聞こえないのでは?」と思っても、お客様に口の形が見えるように、はっきりと大きな声で「こんにちは」と挨拶しましょう。
話す人の口の形を読んでいる人もいます。お互いに表情が見える位置に立ち、身振りを交えて口をはっきり開けて説明しましょう。
ちょっとした手話の使用でコミュニケーションがアップします。
必要に応じて筆談をしましょう。(必要なことだけを簡潔に書くようにします。)
○ ここから20分待ちです。
× ただいま大変込み合っております。ここから約20分ほどお待ちいただいております。
イラスト(目の不自由な方) <目が不自由な方への対応> 「こんにちは、ようこそ○○コーナーへ。ここには○○のおもちゃが置かれています。」「手にとってご覧になりますか?」と積極的に声をかけましょう。
触ってよいものはできるかぎり触ってもらいましょう。
触っていただきながら、言葉で動きや機能を説明しましょう。
触れないものについては、電話で相手に説明するような表現で話しましょう。
誘導するときは、お客様の左右いずれかの横半歩前に立ち、あなたの肘か肩をつかんでもらいゆっくり歩きましょう。
待ち列がある場合は、最後尾までご案内しましょう。(可能なら、前に並んでいる方に、列が進んだら一声かけていただくようにお願いしてください。)
他のコーナーも簡単な説明をしてあげましょう。(できればご要望のコーナーへ案内して、次のスタッフに引き継いでください。)
<知的障害のある方への対応> 「こんにちは」と笑顔で挨拶しましょう。
説明は「わかりやすく」、「明確に」、「ゆっくり」、「丁寧に」、「繰り返し」行いましょう。
大きな声を出される場合には、気持ちを落ち着いていただけるように静かに話しかけましょう。
イラスト より多く人が楽しめる応対の基本は誰もができる「笑顔のあいさつ」です。
気持ちの良いあいさつがあらゆるサポートの基本です。あなたの声が聞こえない方であっても、笑顔が見られない方であっても、あなたがあいさつすることで色々なことを感じ取っていただくことができます。
まずはみんなで「できること」から始めましょう。
制作:株式会社タカラトミー
協力:株式会社アガツマ 株式会社エポック社 株式会社セガトイズ
株式会社アサツーディ・ケイ 財団法人共用品推進機構



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