TAKARATOMY GROUP CSR
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タカラトミーに期待すること
-有識者コメントー

タカラトミーグループのCSRの各重要主題における取組への期待について、
有識者の方にお聞きしました。

重要主題2 健全な経営の実行

水口剛

高崎経済大学 経済学部 教授
経営学博士

1984年ニチメン(株)、1989年英和監査法人、1990年TAC(株)、1997年高崎経済大学講師を経て現職。専門分野は環境会計・責任投資。1990年代より米国の社会的責任投資(SRI)を調査し、日本における責任投資の第一人者。

Expert Comment

タカラトミーグループはCSRの取組開示に取組んでまだ日が浅いですが、実際は以前から着実な活動を続けてきました。なかでも共遊玩具やエコトイの取組とその基礎にある考え方は、評価されるべきものだと思います。

タカラトミーグループで印象的なのが、従業員が生き生きと働いている姿です。人を楽しませる企業だからこそ、楽しく働ける職場づくりを今後も大切にしてほしいと思います。加えて、人権や労働に関する方針策定や目標設定など、課題把握と解決に向けた取組に期待します。
一方、今後ますます重要となるのがサプライチェーンにおける取組です。どこからどのような原材料を調達しているのか。それぞれのプロセスにおける労働環境や人権問題をどう管理しているのか。しっかりと把握し、課題があれば改善していくことが求められます。

このような取組を推進するためには、社内体制を整えることが重要です。そのためにもグループおよびサプライチェーン全体の情報を集約し、方針策定や取組の推進を担うCSR部署の設置をお勧めします。幸い、タカラトミーグループの経営陣はCSRに理解をお持ちですので、全社的な体制を整え長期的な経営戦略としてCSRに取組んでいってほしいと思います。

小さいころに遊んだおもちゃは心の底に残るので、おもちゃは文化に関わります。心を育む良いおもちゃをつくることで、子どもたちに喜んでもらう。そしてゆくゆくは成長した子どもたちが、今度は自分の子どもにもタカラトミーのおもちゃを買ってあげる。そうした循環が生まれることで、社会に貢献し、持続的な成長につながります。おもちゃで子どもを幸せにする企業として、世界中の子どもたちを幸せにし、平和を広げる、タカラトミーグループらしいCSRに期待しています。

重要主題3 社会・地球環境との共存

鈴木弘幸

環境省
大臣官房 廃棄物・リサイクル対策部
リサイクル推進室

2006年から環境省総合環境政策局環境教育推進室での子ども向け環境教育プログラム企画等を経て現職。現在は東京2020オリンピック・パラリンピックの入賞メダルをリサイクル金属から作る、「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」や「学校給食の実施に伴い発生する廃棄物の3R促進実証」等を担当する。

Expert Comment

「エコトイ」の基準に、省資源や再生材の使用など製品としての工夫だけでなく、子どもたちの「環境配慮の心を育む」視点が含まれている点は、とても素晴らしいことではないでしょうか。

エコトイはラベルをつけることがゴールではなく、それをユーザーにどう浸透させるかが大切なポイントです。子どもたちは、小学校4年生でリサイクルについて学びますが、環境教育は言葉や概念から入ると自分ごと化しにくいという難しさがあると言われています。しかし、おもちゃは子どもたちにとって身近なもの。「遊ばなくなって捨ててしまったおもちゃはどうなったのだろう…」と自らの体験からイメージさせる力を持っているので、エコトイでの遊びの中で環境に配慮する心が育まれるというのは、とても素敵なことだと思います。

またエコトイを使った高学年向けの出張授業は、おもちゃを通じたキャリア教育の視点も充実しています。タカラトミーのおもちゃで遊んできたことが未来の社会づくりにつながり、その中に自分の役割があると認識することで、子どもたちの自己肯定感の醸成にも役立つのではないかと期待しています。

国内の子どもの数は1,600万人ほどですが、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんまでを含めると最大6,000万人を超える方々が、その子どもの成長を見守っている計算になります。これからは子どもたちの背後にいる家族も含めたより広い視点に立ち、葛飾から日本全国、世界各国までを見据えて、三世代のすべての人たちに、おもちゃを介した学びを届けていけるようエールを送ります。

子ども時代の記憶は未来への架け橋です。子どもたちの記憶の中にずっと残っていく、おもちゃにしかできない未来の人づくりに、これからも取組んでほしいと思います。

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