株主の皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
また平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
前期は、個別の玩具事業においては、トミカ・プラレール・リカちゃんなど定番商品の堅調な実績に加え、過去最高の売上を記録した人気のトレーディングカードゲーム「デュエル・マスターズ」や、アニメ放映やDVDの発売によりアメリカで引き続き好調を維持した「トランスフォーマー」が大きな牽引役となって、売上・利益ともに目標を達成することが出来ました。しかしながら連結業績は、米国に端を発した世界的な経済危機に抗いきれぬまま、投資有価証券評価損の発生、国内玩具周辺事業や海外事業の不振により、当初の目標を下回る結果となりました。株主の皆様のご期待に添うことができませんでしたことを心よりお詫び申し上げます。
こうした状況に対し、業績改善の具体的な施策として、本社組織の改定、不振が続く国内玩具周辺事業や海外販社の再構築を前下期より実施し、今期に向けての足固めを着実に行なってまいりました。また、コンテンツビジネスの強化・拡大、中国や韓国といったアジア地域を照準としたグローバル戦略の展開、ベトナム移管の推進といった生産体制の見直しによるコスト削減など、成長に向けての諸施策を間断なく断行してまいります。
リーマン・ショック以降、世界経済は未だ出口の見えない危機的状況から脱却できずにおります。個人消費の冷え込みは当面続くものと予想され、これまで以上にお客様のニーズにお応えする商品企画力と価格戦略の徹底、魅力ある買い場の提供が求められていくとの理解を強めています。
タカラトミーは1924年、関東大震災直後の焼け野原で創業し、今年85周年を迎えました。大正から昭和、そして平成へ、85年という歳月はさまざまな艱難を乗り越えて築き上げられてきたものです。私たちもまた、今この混迷の時代にあって、自らが歴史を創りあげていくという気概をもって目の前に広がる「ピンチ」を「チャンス」に変えてまいります。
株主の皆様におかれましては、今後ともさらなるご支援とご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 |
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株式会社タカラトミー
代表取締役社長
富山 幹太郎
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