LinearLiner

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第2話 完成形をイメージしよう

「磁力で浮いて、磁力で走る」というミッションは明確だが、それをただ実現させるだけではもちろん商売として成り立たない。

おもちゃショーでの参考展示だけでなく、この段階で既に製品化・量産化のイメージを持つことが重要だ。

開発Nが最もこだわったのは想定価格だった。
「夢のリニアモーターカーをより多くの人に手に取ってもらいたい。
その為には、何十万円もする高級品じゃダメだ!」

最初からコスト意識を徹底した。
もちろん、一般に販売されているおもちゃの価格からすれば高くはなるが、自分と同じ世代の大人が手に届く価格を実現しなければおもちゃメーカーとしてリニアを製品化する意味が無い。

そう考えると、使用する磁石の種類は限られてくる。
今回のリニアには大量の磁石が必要であり、磁石のコストが製品全体のコストに大きく影響する。広く一般に流通している磁石を使うことが、製品化・量産化の必須条件となった。
「よし、ネオジム磁石やフェライト磁石で試してみよう!」

次に考えたのは製品のサイズ感。
それぞれの磁石から得られる磁力とそれを組み込むレール・車両のサイズ、全体のレイアウトは家庭で遊べる大きさなのか、様々な要素を考慮しイラストに落とし込んで行く。

さあ、全体像はイメージできた。
これでもう完成が見えたも同然!!・・・なはずは無く、肝心の磁力浮上・走行の仕組みに頭を悩ませる日は続く。

 

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