LinearLiner

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第4話 奇跡の4cm

確かに、リニアは浮いた。
ここからが最もハードルが高い、磁力による走行の課題を解決しなければ。

これまでの流れから決定している事
・コイルをレールではなく車両に内蔵する。
・コイルに電流を流し電磁石化させる事で磁界を生み、永久磁石と反発させて推進力を得る。
・レール側に電磁石化するコイルと反発させるための永久磁石を埋め込む。

磁力を発生させる仕組みまではできている。
しかしここから解決の糸口がなかなかみつからない。
悩みに悩んだNとSの耳元には悪魔のささやきが。。。
「浮上は成功させたんでしょ?後は空気の力を使って車両動かしちゃいなよ!
空気圧のコントロール次第で、速度だって変えられるんじゃない!?
ほら、空気いいよー、空気。それかさ、タイヤ、いっちゃう?諦めてタイヤつけちゃうもう?」

日に3回は来る甘い誘惑の声をそのたびに振り切り、一日の疲れをお風呂で癒していた時のこと。
「あれ?もしかしたらこの方法でいけるんじゃないか??」
何かをまとめて考えていたわけではない、ただ湯船で浮かんでいたその時、咄嗟に閃いた。
「車両内に高速磁気センサーをいれてレールに埋めた磁力を感知、その時車両内のコイルの位置とレールの磁石の位置を少しずらせば前に進むな。
そうなるとレール側の推進用磁石同士の間隔はこんな感じか、、、おぉ、そうすれば次の磁石の逆向きの力の影響を受けなくて済む!また次の磁石をセンサーが感知すれば、、、ずっと前に進むんじゃないか!」

そう、4cmというこの間隔、この間隔に到達できた事が、成功へのきっかけになったのである。
「この間隔が、リニアライナー」

やっぱりリニアと同じ、浮かんでいる時に考えつくものなんだな・・・
ウソのような、本当の話。


 

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