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ちょもすの「ウォーブレ放浪記」PART11

201709/08
ちょもすの「ウォーブレ放浪記」
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ちょもすの「ウォーブレ放浪記」PART11

ちょもすです。まずこれを書いている今何が起こったかを説明すると、「みんな《情熱の王女 エモ》と《狂審者 ウィットフォードΣ》と《クローン・フィーバー》のコンボで1ターンキルを狙う通称“エモΣ”デッキに怒っているから、ここはいっちょ200試合くらい使って見えてきた弱点をまとめてみるか」と考えて先ほど「ウォーブレ放浪記」のコラムを提出したところ、その一時間後に《クローン・フィーバー》を含めたパラメータ調整が発表され、「《千年猿 タンゲ》でHPが削れずともオールインして……」などといったクソ真面目な内容が水泡に帰してしまったところです。要約すると死にかけです。

しかしそんなことをグダグダと言っていても仕方がありませんから、逆にいいタイミングでエラッタが来たと考えて、エラッタ内容についてわちゃわちゃと喋ってみようではありませんか。ええ。というわけで、今回はエラッタされたカードについて思ったことを諸々喋ってみようと思います。

詳しい調整内容はこちらをご確認ください。

千年猿タンゲ

僕のウォーブレ人生で最も勝利に貢献したカードがついに弱体化されてしまいました。なんでもかんでも場に出してSOUL BURSTオーバーヒート《千年猿 タンゲ》で大量得点を叩きこむのはウォーブレの様式美でしたが、これから見る機会は少なくなりそうですね。

「タンゲコンボ」の頼もしい相方である《千両役者 ウリノスケ》や《邪怨を纏う豪虎》らは獣+もともとクイックを持っている《邪怨》なため影響はありませんから、全く使えなくなるということではなさそうですが、従来のような「機械」と「獣」と「宇宙最強おかめ」が混ざったごちゃ混ぜ的なデッキでの運用は厳しくなりそうです。ある意味獣軸をしっかりと研究するきっかけにはなるので、《獣の饗宴》の強化と合わせて新生獣デッキに期待といったところでしょうか。

ウェルカム伯爵

これまた非常に強力だった《ウェルカム伯爵》+《狂学者 ウィットフォード》+SOUL BURSTのコンボに、ランダム要素が追加されました。「A3環境で強力なデッキだったのか?」と言われると「どうなんだろう」という気もしなくはありませんが、相手にやりたいことを強烈に妨害するコンボだっただけに、人々のデッキ構築の幅が狭まっていたのも事実ではないでしょうか。従来のように《ウェルカム伯爵》+《狂学者 ウィットフォード》のコンボだけでは勝ち切れないシチュエーションが増えそうですが、そもそも勝負を決めるコンボとしては不安定すぎるので、これから相手の手札にあるユニットのログイン能力を潰すくらいの感覚で使うのがいいかもしれません。

悪戯幼女 バレッタピーチ

“悪戯幼女”という割には《サイコバトラー》顔負けの屈強なサイズで後攻3ターン目に着地していましたから、納得感のある調整です。後攻のメモリーシステムが実装されて一気に採用率が上がったカードでしたが、やっぱり強すぎたということなのでしょうか。

スウィート・メス》のコスト増も相まってこの枠の採用は色々な選択肢がありそうで、ある意味MAGNAのデッキは自由枠を3枚獲得したとも言えます。従来のMAGNAデッキはこのカード3枚入れるところからデッキ構築が始まってもおかしくない状態でしたから、デッキ構築のセンスが問われることになりそうですね。

無情な参謀 ヴォルカ

いつぞやの放浪記で《無情な参謀 ヴォルカ》と《肉食医 ポテミータ》とのコンボをやりたいだけのデッキを紹介したことがありましたが、それもどうやら過去のものになりそうです。

A3環境の重めのSHEDOデッキでは《華の暗部 アマリス》にポジションを奪われがちだったために、「なぜ調整?」と思ったりもしますが、《千年猿 タンゲ》や《ウェルカム伯爵》の調整を見るに「一気に試合を終わらせるのは許さん」という意思をなんとなく僕は感じます。《慟哭のジル・クライハート》の《運命の逆転》から《シヴァ》+《無情な参謀 ヴォルカ》が21点コンボから19点コンボになり、20点を一気に削れなくなるあたり、そんな気がするんですが、どうでしょう。

日傘のリリア

2~3ターン目に出てくるこいつにはかなりうなされていたので、僕的には満面の笑みで受け入れたい調整です。

HPのバフがかからないことで疑似的な回復することがなくなったため、一発で《日傘のリリア》を倒せなくともHPを削る意味が出てきます。《メディケーション》などの裏目はもちろんありますが、それでも単体でモリモリと回復していた以前と比べれば幾分マシでしょう。2~3ターン目に3点ダメージを飛ばすのは結局難しいので、《千両役者 ウリノスケ》から出た《邪怨》を迷わず《日傘のリリア》に特攻させるようになった、くらいのテンションではないでしょうか。

スウィート・メス

そりゃそうですよね。そりゃそうですよ。MAGNAの傾向として盤面整理に長けているのはわかるのですが、それにしたって1コストでユニットを無力化するのは強力でした。《臨床医 サリ》やらとのコンボもすごい。

後攻の《MEMORY》を使った後の《悪戯幼女 バレッタピーチ》のコスト軽減先としても非常に優秀だったので、総じて盤面を制圧する能力が落ちることになりそうです。MAGNAは従来のコアとなるパーツが軒並み弱くなっているので、ガラっと戦い方を変える必要がでてくるかもしれません。高コスト帯に控えたGC集団は相変わらず屈指の強さなので、まずはウイルス軸で戦うことになるでしょうか。

それにしたって強力なカードである気はするので、今後もお世話にはなりそうですが。

混沌の訂正者

端的に言えばブタさんしか黙らなくなってしまいました。ブタ専用のおっさん。ブタ専です。

デス・アリゲーター》やら《双警機 アルト=オルト》やら、厄介なユニットを黙らせてきたその汎用性がなくなるので、採用率はどどっと落ちることになりそうです。従来のMAGNAミラーでは《スウィート・メス》を打って相手ユニットを放置するとすぐ訂正されて元に戻るなんてこともありましたが、その動きは健在するとはいえ、採用率そのものが大きく下がることになりそうなので、今後はMAGNAミラーでも《スウィート・メス》を打って放置していいシーンが増えたり増えなかったりするんじゃないでしょうか。

クローン・フィーバー

いい年して“夢と炎の国”だとか“それそれ~”だとか「お前は現実を見ろ」と言いたくなる妙齢の女性が増えまくって迷惑極まりない“エモΣ”というデッキがA3環境では存在しますが、そちらに対する弱体化ということになるでしょうか。しかし、リリースされて間もないA3のカードが弱体化されたのはちょっと意外ですね。

今まではあらゆる方法で使うことが出来たこのカード。例えば《検体仁義 アカマムシ》を「化学者」ユニット込みで3体に増やして全体3ダメージだとか、《トランス》と合わせてドロー&回復したりだとか、《復活のスライム》を増やして対処不能の盤面を作るだとか、そういった動きはかなりぎこちなくなりそうです。4コストというコストは、複数枚カードをプレイしたいと思う場合には重いコストなります。

肝心の《狂審者 ウィットフォードΣ》とのコンボは2点くらうところが4点くらうようになっただけなので、そこまで重い弱体化ではないでしょう。ただし、《クローン・フィーバー》を2枚打たなければ打点が足りないシーン等では従来なら4点で済むところが8点食らうことになりますから、ここは大きなハードルになります。具体的には《堅巌龍 ダンダマイト》の上から強引に相手のライフを削るような動きはしにくくなるのではないでしょうか。

邪帝 エグゼバグ

5コスト3/6は5コストのバニラスペック(能力を持たないユニットのスペック)が4/5であることを考えるとかなりのハイスペックです。流行りのデッキで5ターン目のエグゼバグを容易に処理できるデッキは中々ありません。それでいてウイルスを持って自己完結しており、今まで滅多に聴くことのなかった彼のBGMを頻繁に聴くことになりそうですね。《終戦のオルディア》から《邪帝 エグゼバグ》と繋いだらニュートラルのカードパワーで敵を圧殺……なんかどこかで見た気がしなくもないですね。

黒般若

以前から《青の超越者 オズワルド》をサクっと処理したり、ジャパニーズインチキの代名詞《幽幻の執女 ヨミ》を倒したりと独自の役割を持つことはできたのですが、いくらなんでもスペックが貧弱であまり使われてこなかったこのカード。コストが軽くなることで「対象を取らない除去」としての役割を遂行するのは容易になりますから、それらの対策カードとして使うこともありそうです。

4コストが3コストになるというのは他のカードとの合わせ技がしやすくなるということです。《千両役者 ウリノスケ》と合わせて5ターン目に出せば盤面が綺麗にできたりできなかったりするんじゃないでしょうか。

獣の饗宴

僕の記憶ではベータテストの頃は3コストで、正式稼働時に4コストになった気がするのですが、気が付いたら3コストに戻っていました。4コストだと「2コストのカード2枚出すのと一緒じゃん……」感がぬぐえませんでしたが、3コストなら「このカードでしかできない!」感があっていいですよね。

山の女王 ブルト・ナジャ》という強力な獣のサポートカードとコストがズレたのも嬉しいポイント。獣デッキのブン回り、結構エグいことになりそうです。

光機 シャム・スー

回復してるところを見ると感動するレベルで思ったように回復することのできなかった《光機 シャム・スー》ですが、この変更で「まあまあ回復する」くらいのレベルにはなりそうです。いや、というか今までの“ダメージを食らっていないユニットを回復する”挙動は一体なんだったのか問い詰めたいところですが、強化されたので全てよしとしましょう。「ポンコツロボ」から「まあまあやるロボ」に昇格です。

・・・駆け足でやってきましたがいかがでしたでしょうか。個人的には好んで使っていたタンゲ軸のLAPISとエモ軸のE.G UNIONが弱体化されてしまったので悲しい気持ちにはなったのですが、よく見ればその分LAPISは獣軸のデッキが面白そうですし、E.G UNIONはプレイスキルがより重要になり、やりがいがあるデッキになったと考えることもできます。

賞金制大会はおそらくこの環境でやることになるでしょうから、様々な思惑が交錯することになるでしょう。大会で蓋を開けたらどんなデッキが優勝するのか、今はそれがただ楽しみです。

それではまた次回お会いしましょう。

ちょもす
Writer: ちょもす

アーケードゲームを始めとした、多くの分野で名を残す「生粋のカードゲーマー」。過去にデジタルTCGの賞金制大会で準優勝した経験を持ち、「WAR OF BRAINS」においても上位ランクをキープしている。好きなカードは「覇王白獅子」「コードネームB」

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