公開日:2015/12/25

最強デッキ研究所(β版)第14回「アルフォウのデッキをつくろう」

このコラムの登場人物

デッキ開発おじさん
ウィクロスのデッキを開発することが大好きなおじさん。
マイナンバーを3つ持っている。

カード知らないボーイ
カードゲームに全く興味がない男の子。
クラスの上位メンバーの女の子が集まって、クリスマスパーティをしている写真がフェイスブックに掲載されると、とても深いため息をつく。
彼女達は、純粋にクリスマスパーティを楽しんでいるのではない。自分が平均よりルックスがよく、それゆえクラスの上位集団に所属していることを自覚し、それを唯一のプライドとして持つことで何とか生きている。彼女達は結局、優劣の差なくその集団の中に溶け込んでいる自分をひけらかしたいだけなのである。それを不特定多数に公開することで、自らの圧倒的なステータスを誇示し、悦に入り、なけなしのプライドを守っているのだ。
こんなファッション感覚のパーティが世の中に存在してはならない。家族やカップルで楽しく過ごすクリスマスならばまだ許せる。だが、彼女達の薄っぺらなプライドの土壁で塗り固められた虚構の宴だけは絶対に許してはいけない。
アパートの一室には不釣り合いな、よそ行きの格好で集まる彼女達。動作の一手ごとに行われる、自撮り棒を使っての記念撮影。安いサテン生地のサンタの衣装に身を包む女子が表れようものなら、地獄での罰かの如く記念撮影が繰り返される…。
プレゼント交換でも催されようものなら、そこは地獄を通り越してもはや「無」の空間である。最後まで読んだところで自分が寸分も変わらない自己啓発本、表紙のデザインとキャッチコピーだけが秀逸なダイエット本。無駄を具現化したようなピンク色でキラキラした雑貨…。それらは、自分がポップカルチャーに最低限精通しており、センスがあるということを証明したいがために用意したものなので、誰もその中身の善悪に関しての判断を行わない。「かわいい~!」という予め用意したセリフを放てば、ステータスに飾られた自分を肯定できるからだ。一体何になる。こんなものが。


…とつぶやきながら、宅配ピザを配達している。

デッキ開発おじさん 今日はアルフォウのデッキ!

みんなこんにちは。デッキ開発おじさんだよ。今日はクリスマスだね。家族やアベックがみんな笑顔で食卓を囲むんだ。

おじさんくらいになると、そういう光景は心の底からほほえましく思えるんだ。

誰かが金メダルを取ったとき、「悔しい」とは思わずに「おめでとう」って思うのと同じ気持ちだよね。

selector infected WIXOSS -Re/verse-

今日は、「selector infected WIXOSS -Re/verse-」の第2巻の付録についているアルフォウのデッキを作るよ。

アルフォウは本当に頑張り屋さんだよね。見れば見るほど自分の事が嫌になるよ。

大好きだったイオナは、白色になったせいで本当に嫌いになったよ。

アルフォウは、自分限定のカードを持っていないんだ。その分、光るカードが無くても簡単にデッキを組むことができるよ。

大体、「自分にしかできないことをやろう!」みたいなこと言ってる人に限って、当たり前のことができないからね。

おじさんが作ったデッキは、こうだよ。

おじさんのデッキリスト

メインデッキ
WX02-075
スペル 4枚
WX10-096
スペル 4枚
WX01-102
シグニ 精元 1 2枚
WX02-073
シグニ 精械:古代兵器 1 4枚
WX04-101
シグニ 精武:毒牙 1 4枚
WX06-CB04
シグニ 精械:古代兵器 1 4枚
WX10-093
シグニ 精像:悪魔 1 4枚
PR-178
シグニ 精生:凶蟲 2 4枚
WX01-101
シグニ 精元 2 2枚
WX10-092
シグニ 精械:古代兵器 2 4枚
WX10-089
シグニ 精像:悪魔 2 4枚
ルリグデッキ
PR-044
アーツ 2枚
PR-057
アーツ 2枚
PR-098
アーツ 1枚
WX07-022
アーツ 1枚
WX08-022
アーツ 1枚
PR-166
ルリグ 0 1枚
PR-206
ルリグ アルフォウ 1 1枚
PR-205
ルリグ アルフォウ 2 1枚

別にアルフォウじゃなくてもいいよね。

このデッキの戦い方
1ターン目

1ターン目は、下記の点に気を付けながら、シグニを並べていこう。

  • 自分が後攻で、《アイン=ダガ》で盤面を空けられるなら空けて、一つでも多くのライフクロスをクラッシュしよう。
  • 次のターン、グロウできなくなる可能性があるので、必ず《ペイ・チャージング》を使用しておこう
  • 手札に《バイオレンス・ジェラシー》があるなら、グロウコストの支払いや《ペイ・チャージング》の効果を使用する際にトラッシュに置いておこう。
  • レベル1のアルフォウの能力は、使えたらラッキー程度に思っておこう。
2ターン目

ここからは、コンボを決めて相手のシグニゾーンを一掃していこう。

幻蟲 ヘイケ(WIXOSS PARTY参加賞selectors pack vol6)

まずは、《幻蟲 ヘイケ》を2体並べよう。難しければ1体でもいいね。

破戒の韋駄 スカンダ 破戒の歓喜 ガネシャ バイオレンス・ジェラシー

次は、残りのシグニゾーンに《破戒の韋駄 スカンダ》か《破戒の歓喜 ガネシャ》を出して自身にチャームをつけよう。

最後に、トラッシュにある《バイオレンス・ジェラシー》の起動効果を使用しよう。チャームをトラッシュに置くことで《バイオレンス・ジェラシー》を手札に持ってこれるよ。

すると、《幻蟲 ヘイケ》の常時能力が2体分発動して、相手のシグニを-4000×2することができるよ。

これだけでも2ターン目の動きとしては十分だけど、スカンダをリムーブ(トラッシュに置く)して、バイオレンス・ジェラシーで回収して出して…と繰りかえして、たった1エナで何度も発動することができるのが強いんだ。

基本的にはこれを毎ターン、何度も何度も繰り返して、場を一掃しよう。

遊びじゃないんだから、真剣に何度もやろうね。

アーツはこうつかう!

ジェラシー・ゲイズ「selector infected WIXOSS-Re/verse- 」第1巻 付録

ジェラシー・ゲイズ》は相手がレベル4になる直前のターンで使おう。相手はパワーの低いシグニしか出せないから、コンボを繰り返してのバニッシュが次のターンもやりやすくなるよ。

アンシエント・サプライズ (カードゲーマーvol.17 付録) デス・ブーケトス (ビッグガンガン10月号 付録)

アンシエント・サプライズ》は色んな使い道があるね。普通はパワーをマイナスする効果を使って攻防に使うのが強いけど、アルフォウの場合は、“デッキを7枚トラッシュに置く”効果もよく使うよ。

コードアンチ テキサハンマ》や《コードアンチ ハンマフェイク》が大体デッキに何枚残っているかを考えて使用すれば、防御時に、一気に盤面を埋めてしまうことができるよ。もしくはリフレッシュをすることで、確実に1面を守るのもよいよね。

メインフェイズに攻撃的に使用することもできるんだ。《デス・ブーケトス》を2枚使用した後、デッキを7枚トラッシュに置いてリフレッシュをすれば、「相手のライフクロスを2枚クラッシュ+シグニ1体をバニッシュ」という破格の効果が発動するんだ。

グレイブ・メイカー》を使って、いつでもリフレッシュできるようにデッキを調整しておこう。

あと、卒業アルバムをシュレッダーにかけると、いいリフレッシュになるよ。

エクスクルード

エクスクルード》は、相手の切り札を封じるのに最適なカードだよ。相手のキーカードがトラッシュに落ちたら、タイミングをあまり考えずにすぐに使ってしまおう。

人生における最強の切り札は「日本銀行券」だけどね。

これでデッキ紹介は終わりだよ。

1月からの大会参加賞でもらえる、《チャーム・タクティクス》というカードは、このデッキに入れると強そうだけど、使ってみると別に必要はないよ。

チャーム・タクティクス(WIXOSS PARTY参加賞selectors pack vol8)

違うタイプのデッキでは活躍するらしいから、そういうデッキで積極的に使ってみようね。

それじゃ、またデッキを思いついたら現れるから、楽しみにしていてね。

つづく?

※カード知らないボーイは30分以内にピザを届けなければならないため、登場しませんでした。

※最強デッキ研究所は方向性がまだ定まっておりません。研究所とおじさんが今後どうすればよいか、公式twitter(@wixoss_TCG)にご意見をお待ちしています。

関連記事