中期経営計画

日本と世界の玩具市場

2020年度の日本国内における玩具市場規模は、上代価格(希望小売価格)ベースで8,268億円、前年度比101.5%でした。この数字は過去20年間の調査で3番目に大きく、コロナ禍という非常事態と、近年ますます顕著になっている少子化トレンドの中でも、玩具需要が底堅く、また今後さらに成長していく可能性が大いにあることを示していると考えます。
(参考元:一般社団法人日本玩具協会HP)

タカラトミーの目指す姿

アソビ心をもつ人たち 子どもから大人へ

Life Time Value を上げる
子どもで入り、大人でまた戻る=セグメントの拡大

アソビ心をもつ 世界中の全ての人々に向けて 新しい価値を創造し
「ワクワク・驚き・感動・笑顔」を提供していきます

マネタイズの仕方を変える

我々の原点 おもちゃ・子ども から拡げる

持続的な成長の原動力を「おもちゃ」から「アソビ」へ

我々のビジョン

「おもちゃ」から「アソビ」をすべての基点とする。
アソビで、世界はもっとよくなる。
だからアソビで、未来のグローバル社会に大きくこたえます。

  • エイジレス化を
    推進

    多様化する人々のライフスタイルに
    応じ、これまでの乳幼児、
    子ども中心だけではなく、
    アソビ心をもつ世界中の全ての
    人々の市場を賑わせます

  • 事業領域を
    拡大

    最先端技術や異業種との
    コラボを実現し、
    情報付加価値の高い事業や
    商材を創造します

  • 課題解決の力

    課題解決のイノベーション、
    創意工夫
    いままでの延長線で考えない

中期方針

グローバルで強みを活かしたSustainable Growth(持続的成長)実現に向けた基盤整備を行う。

  • 日本の収益基盤を早急に立て直す
  • 欧米アジアは地域に強い既存ブランドを生かして収益力を改善する
  • 今後の成長の為にアソビを軸にした事業領域拡大の準備をする
  • さらなるグローバル成長に備える3年間とする

中期数値計画  FY'23

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売上高3年間合計推移
FY'12~FY'23
(単位:億円)
主要指標3年間合計推移
FY'12~FY'23
(単位:億円)

タカラトミーグループではこれまで利益体質への継続的な改善に取り組んでおり、3ヵ年毎の営業利益合計を着実に成長させることができています。

Corporate Strategy

全社戦略

  1. 〈戦略1〉
    「適所適材」をキーとした出口・年齢・地域のさらなる攻略
  2. 〈戦略2〉
    日本を基点としたヒット商品の創出
  3. 〈戦略3〉
    IP投資の継続でグローバル成長に備える
  4. 〈戦略4〉
    アソビをキーとした新規事業の立ち上げ
  5. 〈戦略5〉
    バリューチェーンへのDX活用による新しい価値創造
  6. 〈戦略6〉
    サステナビリティ・CSRの取組み

事業の持続的成長を支える機能戦略

企画・開発
  • グローバル市場に向けた商品開発
  • 新規市場に向けた事業研究
生産
  • 自動化の推進
  • チャイナプラスワンの更なる促進
マーケティング
  • マーケットインを強く意識したマーケット情報の企画開発へのフィードバック
  • D2Cの積極拡大
財務
  • 安定的なキャッシュ創出による次世代に向けた投資原資の確保

〈戦略1〉「適所適材」をキーとした出口・年齢・地域のさらなる攻略

日本と日本以外で通用する豊富な自社・パートナーブランドパレット
地域
地域のニーズを捉えたブランド展開
ローカル
ハイブリッド

〈日・米〉

〈米・英〉

アジア
グローバル
×
出口
ハード
玩具・筐体・雑貨・玩菓
ソフト
デジタルゲーム・コンテンツ
×
年齢層

©TOMY ©T-ARTS
TM & ©Wizards of the Coast/Shogakukan/Mitsui-Kids
©Hiro Morita, BBBProject ©TOMY

〈戦略2〉日本を基点としたヒット商品の創出

  • 各カテゴリーでNo.1になる商品提案
  • ヒット創出へ向けたパートナー様との取り組み
  • IPパートナー様、海外メーカーパートナー様、続々登場!

©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
©2021 San-X Co., Ltd. All Rights Reserved.
©2018 Moose. All rights reserved.

〈戦略3〉IP投資の継続でグローバル成長に備える

映像コンテンツスケジュール

〈戦略4〉アソビをキーとした新規事業の立ち上げ

©RIDDLER ,Inc. ©TOMY

〈戦略5〉バリューチェーンへのDX活用による新しい価値創造

Digital Transformation

〈戦略6〉サステナビリティ・CSRの取組み

タカラトミーグループ
3つの主題
サステナビリティ
重要課題
関連する
SDGsゴール
中期(FY'21-FY'23)
サステナビリティ目標・KPI
ものづくりへの
こだわり
1.安心・安全・品質の確保
  • 製造時も含めた、有害化学物質管理手法・体制の再整備
  • エシカル製品・サービスの創出としてSDGsの社内研修 2024年3月末までに従業員100%
2.新たな製品・サービス・
IPの創出
3.ユニバーサル
デザインの推進
健全な
経営の実行
4.組織統治とステーク
ホルダーとの対話
  • サステナビリティ経営を目指した委員会の設立と運営
  • 企業倫理の社内研修 2024年3月末までに従業員100%
5.多様な人財の活躍
  • ダイバーシティに関する社内研修 2024年3月末までに従業員100%
  • 女性管理職比率20%

※女性活躍推進法に基づく行動計画に沿い、
期限は2026年3月期までとする

  • タカラトミーの法定障害者雇用率2.3%クリアとその継続的維持
  • 従業員エンゲージメント調査の実施と「働きがい」における課題の特定
6.CSR調達
  • 3つの実施
    ①CSR調達方針の周知
    ②CSR調達管理の仕組み化 
    ③特にCSR関連リスクの高い課題および
     拠点の特定
社会・
地球環境との
共存
7.環境マネジメント
  • パッケージ・製品の石油由来のプラスチック削減やリサイクルを目指し、実証実験開始と進捗の開示
  • 2024年3月までに、CO2削減長期目標の策定
  • グループ廃棄物管理体制の再整備
8.事業を通じた
教育・文化への貢献
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