公開日:2020/3/26/最終更新日:2020/03/27

WIXOSSコラム 第236回
「プロデューサーレター」

みなさま、WIXOSSのプロデューサー山口です。

WIXOSSはまもなく4月で6周年、7年目に入ります。
ここまで支えてくださった皆様、本当にありがとうございます。
本当は世界大会決勝のステージにて発表予定でしたが、2020年3月26日、
オンライン配信にて新アニメーションの制作発表をさせていただきました。



2020年、WIXOSSは一つの大きな変化を迎えます。
これまでWIXOSSを遊び続けている方にはもっと楽しんでもらえるようになるだけでなく、WIXOSSを知らない人がこれから始めたいと思ってもらえるような企画を現在制作進行中です。

では、WIXOSSがいったいどのように変化をしていくのか・・・
中身についてはまだ多くを語れませんが、
少しだけこの場でメッセージをお送りしたいと思います。

2020新アニメ&新展開について

中身についてはまだ多くを語れませんが、
いくつかお伝えできればと思います。

TVアニメで描かれるカードゲーム「WIXOSS」の新たな要素

新作のTVアニメについては言わずもがな、
TCG”WIXOSS”を中心に物語が描かれます。

そして、注目していただきたいのは、2018年に放送された
TVアニメ『Lostorage conflated WIXOSS』に登場した”キー”のように、
TVアニメの中で描かれる新要素(カードタイプ)です。

いったいどのような内容なのかは
またあらためてお伝えしますので期待していてくださいね。

プロデューサーレター

新キャラクター達が描く全く新しいストーリー

新作のTVアニメは、selector&Lostorageシリーズから登場するキャラ・ストーリーが刷新された内容となります。

普遍的なサイクルを持つ小学校前後のターゲットより、WIXOSSのターゲットである年齢層のマーケットや嗜好は変化が激しいです。
(ドリルがロマンとかそういう根本は変わらないにしても!)

今作は、WIXOSSがスタートした2014年当時から
6年経った2020年というマーケットに対して、新たなハイターゲットアニメの制作を試みたいと思って企画を進めて参りました。

今回、世界観の刷新をするにあたり、
NC帝國さんにスタイリッシュなビジュアルコンセプトを描いていただき、
Vチューバーとしてもご活躍の新進気鋭イラストレーターのしぐれういさんにキュートで明るいキャラクターデザインをしていただきました。
(まだ一部のバストアップしか出しておりませんが…)

一方で、もちろん自分にとってタマやピルルク、リルたちは
とっても大切な存在
です。
これまで登場してきたルリグ達も、改めてリバイバルの形で
カードゲームに登場
することもちゃんと考えております。
彼女たちが新たに活躍するタイミングがいつになるかはあらためて
みなさまにお届けしたいと思っておりますので、
お待ちいただけますと幸いです。

新展開では”3”がキーワード

今回は3という数字がキーワードになります。

アニメだけでなくカードゲームでも
3人1組のチームとしてルリグバトルをします。
そしてシルエットで出ている12名のメンバーが中心となって活躍します。

これまでのWIXOSSでは、数名のルリグが好きだったとしても
ゲーム中に1人のルリグ(=パートナー)しか選べませんでした。
チーム制となるところで、最大3名まで、
バトルフィールドに立たせることができるようになります。

例えるなら、これまでがストリートファイターで
これからはザ・キング・オブ・ファイターズに変わる感じです。
チームバトルがどういう仕組みのバトルなのか、
どんなカードシステムになるか
は同じく次回発表をお待ちください。

時代に合わせたゲームのプレイ時間

新たなユーザーへのアプローチにあたり、カード開発にもいくつか意識した点があります。そのひとつは”プレイ時間”です。

WIXOSSは他のカードゲームに比べて、
プレイ時間が長い傾向があります。
ユーザーアンケートの結果だけでなく、
DCG(デジタルカードゲーム)の台頭やyoutubeでのプレイ動画閲覧など、
ユーザーを取り巻く環境の変化から考えても
プレイ時間の短さはこれからWIXOSSを新たに遊び始めて頂くうえで重要なポイントと考えております。
具体的な内容は7月のイベントでお伝えしますのでお楽しみに。

また、新展開にあわせてオールスター、キーセレクションに
新たなフォーマットが加わります。
これからWIXOSSを始める時にスタートラインとして
ちょうどよい形になれば
と思います。

プロデューサーレター

ウムルとタウィル、そしてアトについて

ウムルとタウィルは、アニメの中に存在している
WIXOSSというカードゲームの背景ストーリーの少女たちです。

「その世界でWIXOSSが流行っているのに、付加価値であるカードストーリーが存在しないはずはない」と思い立ち、生まれたキャラクターたちです。そのため、ウムルというルリグを2014年8月に作ったときに、
この子たちはアニメとは違う次元で、
WIXOSSという世界の中で正しい認識となる存在にしていきたいと想いを込めております。

今回のWIXOSS学園編謎解きには二つのエンディングを用意しました。
そのひとつに、新たなキャラクターとして
”アト”というルリグが登場
しております。
彼女は扉として観測された時点で、顕れてしまった存在。
謎に包まれていますが、しばらくは謎のままになります。
ウムル、アト、タウィル、この3人はまたいずれ出会い、戦いに巻き込まれていくことでしょう。ひとつのチームとして。

上記に触れたとおり、あくまで彼女たちは
物語の中の世界の存在でありますが、
逆に、そちらから覗いている存在であるとも言えます。
2020年のアニメにはこの子たちは出てきません。
(カードとしては出るかもしれませんが)
しばらくお待ちいただきつつ、
なんとなく想像を膨らませていただければと思います。

プロデューサーレター

終わりに

さて、今回久しぶりに新たなアニメを発表させていただきました。
今作では、カードゲームの枠を超え、グッズやイベントなど、様々なところで
コンテンツとしての盛り上げを図っていきたいと思っております。

とは言え、WIXOSSはTVアニメと共に進んできたカードゲームです。
少女たちがカードゲームで戦うというコンセプトは変わりません。

このWIXOSSというカードゲームとコンテンツができる限り長く続くよう、
皆様と共に、歩んで行きたいと思います。
次は目指せ10周年!

株式会社タカラトミー 山口 朋