DIVAGP5th

しろにゃ選手の「MC.LION-3rdVerse」デッキ解説

260名を超えるセレクター達が鎬を削りあった「DIVAグランプリ5th」は、《コード・ピルルク・極》と共に駆け抜けたコーヒー選手が前人未踏ともいえる「名古屋二連覇」を成し遂げる結果となった。

最新弾CONCORD DIVA発売の一週後という短い期間にも関わらず、多くのセレクターが新たに環境に加わったカード達を巧みに使いこなしている様が印象的な大会だった。
そんななか、上位入賞を果たしたデッキの中でひときわ存在感を放つデッキがあったので大会終了後の短い時間であるが、デックテクインタビューを敢行させて頂いた。

しろにゃ選手が使用したLIONデッキだ。
会場全体でも3名しか使用者がいなかったLIONで見事トップ4という結果を残したデッキの秘密に迫りたい。

――今回のデッキのコンセプトは?

しろにゃ選手「『MC.LIONを使って勝つ!』がコンセプトでした。もともとVJ.WOLFを愛用していたのですが、既にDiRを持っていたので、次はLIONだ!というつもりで今回は最初からLIONを使うつもりでデッキを組みました。」

――No.1ルリグ賞でもらえるDiRを狙ったということ?

しろにゃ選手「はい、そうです。No.1ルリグ賞狙いでした。」

なんと、最初からLIONを使うことを決めた上で今回のイベントに臨んだというしろにゃ選手、ルリグとセレクターの絆がデッキ選択に大きな意味を持つWIXOSSならではと言えるだろう。

――戦略的なコンセプトは?

しろにゃ選手「《MC.LION-3rdVerse》最大の特徴であるゲーム1能力の強みを最大限に活かすことがコンセプトです。相手の盾(ライフクロス)を0枚の状態に持って行けさえすれば、ほぼ確実に押し切れますので、相手のライフクロスの枚数を常に意識したゲームメイクができることを念頭に組みました。」

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――具体的には?

しろにゃ選手「『相手のライフクロスを直接的に削ることができるカード』を意識的に採用しています。具体的なところとしては《DJ.LOVIT-CROSSFADE》による盾割りや、《ウルトラスーパーヒーローズ》の10枚落としによるリフレッシュダメージです。」

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なるほど、《小砲 バクチク//ディソナ》などの汎用的な攻撃手段が標準装備されていることに加えて、これらの直接ライフを削れる手段を採用することにより相手とのダメージレースを制するという意図が明かされた。しかし、ダメージレースを制するためには防御面も相手を上回る工夫が必要とされと思うのだが、その辺りはどうなのだろうか?

しろにゃ選手「防御面で工夫した点として《ウリス・オーラ》が挙げられます。」

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しろにゃ選手「今の環境って面は基本的に空けられるものだと思ってるので、だったらいっそのこと《ウリス・オーラ》で先に盾に送ってしまうことで、相手の《小砲 バクチク//ディソナ》《幻獣神 LOVIT//ディソナ》などの除去をかわすことができるという考えです。」

――なるほど、「ディソナ」以降多く目にするようになった高い除去性能を持つシグニ達には「あえて道を空ける」という発想ですね。

しろにゃ選手「はい。《ウリス・オーラ》に関しては他にも意味があります。一つは《幻獣神 LOVIT//ディソナ》を自然にケアできていることです。相手が《幻獣神 LOVIT//ディソナ》を出してくるよりも早いタイミングで《ウリス・オーラ》に乗りますので、グロウ時のエナ破壊効果をかわすことができます。」

しろにゃ選手「さらにもう一つポイントなのが、白エナの確保になるという点です。このデッキ、白いカードがマルチエナを除くと14枚しか入っていません。逆にルリグの色と関係ない、《翠魔姫 バン//ディソナ》の【起】能力ぐらいしか使い道のない緑のカードが12枚も入っているという(苦笑)。《ウリス・オーラ》はトラッシュからライフクロスに置くカードを選ぶことができますので、ここで白いカードを盾に置くことで少ない白エナでグロウコストを賄うことができます。」

――《ウリス・オーラ》1枚にここまでの意図が込められているとは、脱帽です。

しろにゃ選手「ただ、この《ウリス・オーラ》を採用することによってデッキ削り効果を持つ《ウリス・アフリクト》の採用は諦めてます。1枚だけデッキに入っている《羅菌 オリゼル//ディソナ》はこの点を踏まえての採用だったりします。」

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――ありがとうございます。攻撃/防御とは別の軸の話として、相手が行ってくるハンデス(手札破壊)等の戦略に対してはどのように対抗されるのですか?

しろにゃ選手「手札破壊を行ってくる相手に対しては、やはり《羅菌 アメーバ》が肝ですね。《羽化》も重要です。どうせ捨てさせられるならと早めに使い、手札からエナへリソースを変換してしまったほうがよいので。《羽化》を上手く使い手札を《羅菌 アメーバ》だけの状態で構えるのが理想ですね。」

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今回のグランプリでは、手札破壊を搭載したコーヒー選手の《コード・ピルルク・極》デッキが優勝を果たした。また、最新弾で登場した新ドリームチームピース《不穏☆FU☆ON!》が早速結果を残す等、CONCORD DIVA環境でも手札破壊には引き続き警戒が必要と言えるだろう。そんな環境を鋭く読み取り《羅菌 アメーバ》を採用したしろにゃ選手は流石と言う他ないだろう。

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――詳しい説明、ありがとうございました。最後に、自分が使いたいルリグがいるのだけれども、情報が少なくて困っている、どうデッキを組めばよいのかがわからない、といった人もいると思うのですが、しろにゃ選手の方法論を教えて頂いてもよいですか?

しろにゃ選手「はい、やはりまずは『倒すべきデッキ』・・・所謂環境デッキですね。これを持ってる人と対戦してみるところがスタート地点だと思います。こうすると『攻め』『守り』『リソース奪取への耐性』、これらの要素のうち何が不足しているのかがわかります。」

しろにゃ選手「実際、今回グランプリに向けての練習したときも、地元のコミュニティで『ハンデス軸ナナシ』と対戦した際に『毎試合1点分守り切れないで負ける』ことがわかり、それを克服するために《ウリス・アフリクト》《ウリス・オーラ》に変更するなどの調整につながりました。」

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実にロジカルかつ具体的な方法論を提示するしろにゃ選手はこうも続けてくれた。

しろにゃ選手「地元・千葉県柏市で白窓の部屋コミュニティ『ウィクロスリーグ柏ジム』を主宰しています!是非遊びに来てください!」

インタビューの最後に、自身が主催するコミュニティを紹介してくれたしろにゃ選手、近くにお住いの人は一度参加してみては如何だろうか?

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