コラム
2026.09.04
【インタビュー】 「ロルカナかるたチャレンジ」初代王者 black選手インタビュー
日本独自のディズニー・ロルカナ・TCGの遊び方、かるた。その日本一を決めるべく、初のイベントとして「ロルカナかるたチャレンジ」(以下、ロルカナかるた)が開催されました。
我こそはロルカナかるた日本一、と腕に覚えのあるイルミニアが集いました。総勢128名による4回戦を経て、初代王者が決まりました。

その頂点に立ったのはblack選手。決勝戦ではバウ!選手と熱戦を繰り広げ、一進一退の攻防を繰り広げました。
最後の1枚、《ヒロ・ハマダ – ロボット工学の神童》をしっかりと取り、ギリギリの勝負を制して、見事勝利しました。
優勝を手にして興奮冷めやらぬ中、喜びを噛みしめるblack選手に、インタビューを実施しました。

──「優勝、おめでとうございます。128名の頂点となりましたが、改めて今のお気持ちいかがですか」
black「ありがとうございます。正直、優勝まではできるとは思っていなかったので嬉しいです」
──「簡単に、本大会優勝までの軌跡を教えていただければと思います」
ディズニー・ロルカナ・TCGとの出会い
black「ディズニー・ロルカナ・TCGが日本にくるぞってなった時に、ルールを確認してみたんです。元々カードゲームが好きだったのもあり、ルールが面白くてハマりました。最初のセットである『物語のはじまり』から遊んでいます」

──「働いているカードショップでもディズニー・ロルカナ・TCGを担当されているそうですね」
black「カードショップ kolo屋でディズニー・ロルカナ・TCGの担当をしています。いい意味で公私問わず四六時中、ロルカナのカードと触れ合っています」
──「普段はどんなふうにロルカナをしているのでしょうか」
black「仕事おわりに友人たちと練習をしています。『ディズニーロルカナ チャレンジ 2026 Autumn 神戸』にも参加予定です」
──「大会を中心に参加されているのでしょうか」
black「グランプリやチャレンジなどの大型大会の直前からしっかりと調整していますね。『ディズニーロルカナ グランプリ 2026 Spring 名古屋』ではトップ32まで進みました。休みが合えばセット チャンピオンシップにも参加しています」
──「ちなみにディズニーではどのキャラクターがお好きなのでしょうか」
black「ズートピアの《ニック・ワイルド》が好きです」

本大会に向けての流れ・調整
──「ロルカナかるたに向けて具体的にはどのように調整したのでしょうか」
black「正直いってまったくしていません。というのも、普段の業務を通じてカードを詳細に覚えているからです」
──「日常的にカードに触れているわけですか」

black「そうですね。今日も仕事でしたが、(ロルカナかるたのことを)店長に伝えると、『いってこい』と背中を押されました」
──「店長さんにいい報告できますね」
black「良かったです。でも欲を言えば、先に大型大会で上位入賞したかったー。ディズニーロルカナ チャレンジも頑張ります!」
──「ロルカナかるたを上手くなるコツはありますか?」
black「似たような二つ名(以下、サブタイトル)のカードがたくさんあるので、デッキ構築の際に注目してみるといいかもしれません。単にカラーやコストだけではなく、サブタイトルをちょっと気にするだけでも違うと思います」
──「本大会では順当に勝ち上がっていきましたか」
black「実は最初は戸惑ったことがありまして。自分は《キャラクター名 – サブタイトル》の順でインプットしているんです。《メイ・リー – コントロール不能》なら《メイ・リー》、《コントロール不能》といった順番です。でもロルカナかるたはサブタイトルを読み上げられるので、最初は慣れませんでした」

black「回数を重ねるごとにだんだんとスムーズに取ることができました。カードプールが同じだったこともあり、決勝はかなりのスピードゲームになりました」
──「ロルカナかるたを始めるにあたり、どこから覚えればよいのでしょうか?」
black「まずはよくみるカードから覚えていくのが良いと思います。デッキで使っているカードから覚えていきましょう。大会によく参加されるイルミニアだと、汎用性の高いカードから覚えるのがおススメです」
──「汎用性の高いカードは多くのデッキに採用されやすく、親しみやすいですね」
black「対戦中にカードをプレイするとき、キャラクター名を宣言することが多いと思います。今後のロルカナかるたの広がり方次第では、ここでサブタイトルまで読み上げると面白いかもしれません。例えば《タマトア》ではなく、《タマトア – ゴージャス!》を出しますと」
──「同じ《タマトア》でも《シャイニー!》じゃないほうもあると!」


black「そうです」
戦略に関して
──「ロルカナかるたの戦略について解説をお願いいたします」
black「回戦数を追うごとに、みなさんどこにどのカードがあるかを覚えるようになっていましたね。読み上げられたサブタイトルで思い浮かばなかったカードはなかったんですが、場所と繋げるのがポイントでした。そこでロアを取られたりしました」

──「カードの配置以外に重要なことはありますか」
black「ディズニー愛は大切です。ディズニー作品がモチーフになっているので、一回戦ごとにカードプールが違ったりするとめちゃくちゃ味になるかなと思いました。カードプール次第なので難しいですが、今回に関しては記憶力が勝りました」
──「お話を聞く限り、カードプールごとに求められるものが変わる……ロルカナかるたにもメタゲームがあるようですね」
black「記憶力で勝負しましたが、カード次第ではディズニー愛に負けた可能性は大いにあります。ロルカナかるたは一筋縄ではいきません(笑)」
本大会を終えての感想
──「大会当日を振り返って、印象に残っているカードはありますか」
black「《メイ・リー – コントロール不能》はよく使われているカードで、とりやすかったですね。準決勝こそ取られてしまいましたが、それ以外の3回はすべて自分が取りました」

black「あと、今回唯一の3ロアだった《クスコ – 気分屋の王様》です。3ロアはでかいなぁ。参加者のなかには《クスコ – 気分屋の王様》のおかげで勝ったイルミニアもいたようでした」
──「配置も気にすべきですか」
black「今回に関しては3ロアが1枚だけだったので、覚えるようにしました。逆に2ロアのカードは多すぎてすべては覚えきれませんでした」
──「決勝戦は本当に大接戦でしたね?最終的に9対9と、どちらが勝ってもおかしくない状況でした」
black「対戦相手のロアで多少意識したカードがあります。7ロアになった時点で《クスコ – 気分屋の王様》は頭の片隅にいれていました」

black「対戦相手が8までいったら、2ロアのカードは多くカバーしきれないので、最速で自分がカードを取れるようにしました」
──「7と8、たった1ロアの違いで、戦略が変わるわけですか。ロルカナかるたのメタゲーム、興味深いです」
black「仕事も遊びもすべて生きた感じでした。本当に集大成でした」
ロルカナかるた王者として
──「さて、ロルカナかるたの王者となりましたが、次の目標などはあるのでしょうか?」
black「今後もロルカナかるたが開催されれば、ディフェンディングチャンピオンとして二連覇を目指します!」

black「ほかのイルミニアは当然として、同業者(ほかのカードショップ)からのチャレンジも待っています」
──「力強い!まさに王者の貫禄です」
black「『ディズニーロルカナ チャレンジ 2026 Autumn 神戸』にも参加するので、そちらでも良い結果を出せるように頑張ります!」
──「最後になりますが、今日の結果、どなたにお伝えされますか?」
black「カードショップ kolo屋でいつも一緒に働いているみんなに感謝の気持ちを伝えたいです。ありがとう!」
──「背中をおしてくれた店長さんにも感謝ですね。おめでとうございます、どうもお疲れさまでした!」

ロルカナかるた界、初代王者となったblack選手。仕事と遊び、ディズニー・ロルカナ・TCGと二軸の関わり合いを持ち、類まれなる記憶力から繰り出される一手は、もっとも多くのロアを獲得するに至りました。
ディズニー・ロルカナ・TCGは誰もが手軽に始められて、ディズニーが織りなす楽しいカードを使い、カジュアルに遊べます。カードを手にしたその瞬間から、あなたはイルミニアの仲間入り。
特にロルカナかるたは、たとえゲームのルールを知らなくても、誰でも簡単に遊べてエンジョイできる最高の遊び方のひとつです。black選手の言葉にもありましたが、記憶力よりもディズニー愛が勝ることもありえます。老若男女問わずみんなでワイワイ楽しめるのです。
また、知らなかったカードの一面とも向き合える趣深さもあります。耳を澄まし、目を凝らし、手を伸ばして、カードと心を重ねます。新しい世界へのクエスト開始です。
さぁ、ロルカナかるたを始めましょう!エンジョイ!ディズニーロルカナ!
初代王者となったblack選手。その視線の先には、すでに連覇を見据えています。
ロルカナかるたのみならず、大型大会での活躍を期待するとともに、今は優勝を喜びましょう。
「ロルカナかるたチャレンジ」初代王者はblack選手!!
おめでとう!!

ライター:富澤 洋平 撮影者:福井 翔