コラム
2026.10.02
ディズニーロルカナ 最新デッキ情報局 Vol.34~ヴァインズ・アタック!環境の集大成は!?~
みなさん、こんにちは!ディズニーロルカナ 日本語版 運営チームです。
本コラムは「ディズニーロルカナ 最新デッキ情報局」と題しまして、「セットチャンピオンシップ」の結果を中心に、ディズニー・ロルカナ・TCGのメタゲームの最前線や最新情報を皆様へお届けしていく企画です。
「ディズニーロルカナ 最新デッキ情報局」では、「セットチャンピオンシップ」などの大会結果を紹介し、初心者・中級者の方にも分かりやすい解説で最新のゲーム情報をお届けしていきます。
今回も「セット チャンピオンシップ」に注目し、最新環境を追いかけていきます。9/7から9/23にかけて180大会を超える「セット チャンピオンシップ」が開催されました。どのようなデッキが活躍し、どのカードがキーカードとなったのか。一緒に勝利のカギを探っていきましょう。
それでは早速みていきましょう!
9/7~23開催「セットチャンピオンシップ」優勝デッキ分布

1位 「アンバー/スティール」 25.7%
2位 「アンバー/エメラルド」 19.1%
3位 「エメラルド/スティール」 9.9%
4位 「アンバー/ルビー」 8.6%
4位 「アメジスト/サファイア」 8.6%
6位 「アメジスト/ルビー」 7.9%
6位 「ルビー/サファイア」 7.9%
8位 「エメラルド/サファイア」 3.3%
8位 「サファイア/スティール」 3.3%
10位 「エメラルド/ルビー」 2.6%
11位 「その他」 3.3%
1位の座を射止めたのは「アンバー/スティール」でした。歌い手(歌声を持つキャラクター)でテンポ良く歌カードを歌うことで、展開と除去の両立を目指す、ミッドレンジ(中速デッキ)です。
重要なのは歌い手と歌カードの両方を揃えることです。採用されているキャラクターのほとんどが歌い手であるため、下準備は容易ではあるものの、課題は適切な歌カードの確保でした。《アリエル – 麗しい歌姫》が一手に引き受けていた負担を軽減してくれるキャラクターがいます。
《メイ・リー – コントロール不能》は歌声こそないものの、《アリエル – 麗しい歌姫》と同じく歌カードへのアクセス率がアップ。デッキの安定性を向上させてくれます。

2位は「アンバー/エメラルド」でした。環境最速の異名をもつ攻撃的な戦略であり、比較的プレイも簡単で人気があります。最序盤から積極的にキャラクターをプレイしていき、数の力で最速20ロア獲得を目指します。
展開力をブーストしてくれるのが《柳の木のおばあさん – 古き善き相談相手》です。プレイしたターンからコスト軽減効果の恩恵にあずかれるため、《柳の木のおばあさん – 古き善き相談相手》+1コストと2体展開が可能になります。
「アンバー/エメラルド」の展開力を支える、縁の下の力持ち的キャラクターといえるでしょう。

直近の大型大会「ディズニーロルカナ チャレンジ 2026 Autumn 神戸」を制した「エメラルド/スティール」が3位にランクイン。手札破壊カード(手札を捨てさせる効果)+スティール系の除去による、干渉手段の多いデッキです。《アースラ – 騙し屋》で対戦相手の手札を検閲し、《ディアブロ – 忠実なる使い魔》や《アースラ – 七つの海の騙し屋》の定着を目論みます。
《アースラ – 七つの海の騙し屋》は各種歌カードと良質なシナジー(相乗効果)を形成します。《背すじがゾクッ!》は2枚手札破壊、《持つんだ熱い心》は2体除去と、実質的に効果は2倍になります。
《アースラ – 七つの海の騙し屋》が除去されない安全の確保と歌カードを揃える必要はありますが、不利な状況を打開する起点となるキャラクターです。上位2デッキに対しても強く出られるため、今後もキーカードとなります。

4位は「アンバー/ルビー」と新顔の「アメジスト/サファイア」。「アンバー/ルビー」はロケーションを軸にした珍しいデッキであり、《野獣 – 雪原のトラブルメーカー》や《エルサ – 心配する姉》などロケーションと相性の良いカードが多数採用されています。
《シュガーラッシュスピードウェイ – ゴールライン》で圧倒的な手札とロアを稼ぎ、20ロアまで繰り返しロケーション間を移動し続けます。ひとたび走り出したらゴールテープを切るまで止まることはありません。

「アメジスト/サファイア」は環境にマッチした、いわゆるメタデッキ(特定のデッキに強い)です。スティール系全般に強く、「エメラルド/スティール」や「アンバー/スティール」を狙ったデッキ選択といえます。
魔除のおかげで除去が当たらず、安全に盤面を構築できます。さらに《スヴェン – とんでもトナカイ》と《エルサ – 第5の精霊》など突進を持つキャラクターが豊富に採用され、低コストや《ディアブロ – 忠実なる使い魔》などのキーカードに強い構成となります。
大型大会の結果を受け、特定のデッキに人気が集中したため、増加した選択です。スティール系の人気は根強く、今後も活躍は続きそうです。

ピックアップデッキ
9/7~23に開催された「セット チャンピオンシップ」優勝デッキの中から、一部のデッキを紹介いたします!
今回は最新のメタゲームにフィットしたデッキを中心にピックアップしてみました。
カードオアシス:ミサカ選手「アメジスト/サファイア ミッドレンジ」

「アメジスト/サファイア ミッドレンジ」は盤面の取り合いに強いデッキです。《ティポ – 育ち盛りの息子》や《アズライト航海記》などの2コストのインクブースト(カードの効果で使用できるインク数を増やすこと)から早期に4コストを定着させて、サイズ感でもって盤面の優位を築きます。
果敢や突進、回避などチャレンジをサポートする能力が多く、強制的にエグザートするカードも多数採用されています。レディ状態を維持することを許しません。
《メリーウェザー – 気の短い妖精》は「アメジスト/サファイア ミッドレンジ」を代表する1枚です。サファイアの特徴である魔除のおかげでスティール系全般に非常に強くなっています。除去は当たらず、そのサイズからチャレンジは大得意。先手3ターン目に登場しようものなら、ほとんどのキャラクターのクエストを封じてしまいます。
「アンバー/エメラルド」「アンバー/スティール」「エメラルド/スティール」が人気の現環境では必須。最速着地を狙いたいキャラクターです。

厄介な回避キャラクターである《ディアブロ – 忠実なる使い魔》も、「アメジスト/サファイア ミッドレンジ」の前ではなかなか活躍できません。《スヴェン – とんでもトナカイ》や《エルサ – 第5の精霊》といった有利トレード(対戦相手のキャラクターのみが退場するチャレンジ)をおこなえるキャラクターが揃っているためです。突進+回避の組み合わせはケアすることが難しく、手札にあるだけで安心できる頼もしいキャラクターです。

デッキの軸となるチャレンジをサポートするカードも充実しています。先の《エルサ – 第5の精霊》は当然として、このデッキでは《ピーター・パン – 影の捕獲者》が採用されています。
その効果は、毎ターンキャラクターをエグザート状態する、と読み替えられます。《メリーウェザー – 気の短い妖精》や《スヴェン – とんでもトナカイ》とのタッグは頼もしく、対戦相手は戦々恐々とするはず。

「アメジスト/サファイア ミッドレンジ」はメタデッキであり、得手不得手がはっきりしたデッキです。盤面にほとんどキャラクターを展開してこない「ルビー/サファイア」を苦手としています。特に《モーリスの工房》が稼働しだすと、如何ともし難いリソース差がついてしまいます。
《用事はどっさり!》は対アイテムへの必殺カード。適したタイミングで《モーリスの工房》を対処できれば、十分勝負になります。
また、ロケーションも対処できるため、不用意に設置された《シュガーラッシュスピードウェイ – ゴールライン》をインク送りにできる点も見逃せません。《ミニーマウス – 海賊の見張り番》での再利用を防ぐことができます。

トイコンプ大阪駅前第3ビル店:ダージ選手「アメジスト/サファイア アグロ」

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「アメジスト/サファイア アグロ」は場持ちの良い(場に残りやすい)アメジストのキャラクターとサファイアの魔除を組み合わせた攻撃的な戦略です。展開力ではほかのアグロに劣るものの、魔除のおかげで定着しやすく、《マダム・ミム – キツネ》などで露払いすることで、安全にクエストへ向えます。《アリス – ビン腕な船乗り》は攻撃的なサファイアを代表するキャラクターといえます。
《ブー – 人間の子ども》はアグロの出だしを支える1コストのキャラクターです。極々普通のカードに思えますが、真価は5ターン目以降。インクウェルにカードが5枚以上あればロア値が3にアップ!
序盤はコツコツとロアを稼ぎ、終盤はロアを詰めるキャラクターとなりえます。《風よ吹け》で除去されない意志力もグッド。

《アースラ – 取り引きの仕掛屋》は追加ロアと同時に、リソース変換を行うテクニカルなキャラクターです。プレイ時かクエスト時にロア値を増加させるため、これだけでもアグロにとっては魅力的な効果です。
面白いのは“それはそれとして”です。一見するとデメリットにも思えますが、チャレンジされそうなキャラクターをインクへ変換でき、損失を抑えられます。このため、《アースラ – 取り引きの仕掛屋》プレイ後は不要になったキャラクターをインクウェル送りにすることで、インクを伸ばすことができます。
手札にカードを保持しながら、4コスト以上のカードをプレイする助けとなります。先の《ブー – 人間の子ども》とのシナジーも見逃せません。

軽量キャラクターの多い、攻撃的なデッキにピッタリのフィニッシャーが《モルデュー – 猛獣に堕した王子》です。コストに対して破格のサイズ感とロア値を持っており、淡々とロアを稼いでいきます。
重いデメリット付きですが、要は使い時を間違わなければ問題ありません。ミッドレンジやコントロールがカードパワーにものをいわせて、キャラクターを大量に退場させたタイミングで真価を発揮します。重く、でかく、強く、《モルデュー – 猛獣に堕した王子》は単体で除去を要求します。《モルデュー》ならばレディするため、複数枚展開しても問題ありません。
細かい点ですが、《モルデュー – 猛獣に堕した王子》以降にプレイしたキャラクターは一度はクエストに向かえる点を覚えておきましょう。

カードマックス秋葉原店:やぬやぬ選手「アンバー/スティール リロ&スティッチ」

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「アンバー/スティール リロ&スティッチ」はアグロベースのデッキであり、1コスト16枚、2コスト22枚と低コストのキャラクターを多数採用しています。戦略に沿った《リロ》と《スティッチ》が多く、《リロ&スティッチ – わんぱくなかよしオハナ》への変身、奇襲も可能です。
《柳の木のおばあさん – 古き善き相談相手》などコスト軽減効果を持つカードが多く、大量のキャラクターを並べる意図があります。序盤に攻勢をかけることは当然として、中盤以降はこのコスト軽減効果をいかしたコンボがパッケージングされています。《スティッチ – ロックスター》による大量盤面展開です。
《スティッチ – ロックスター》がいれば手札を減らさずにキャラクターを並べられます。そこにコスト軽減効果を組み合わせることで、展開力は倍々に。たった1ターンで盤面に並ぶキャラクターは2桁近くなることもあります。
スティール系などの単体除去が豊富なデッキに対しては《スティッチ – ロックスター》を先出し、その後一気に低コストキャラクターを並べて除去しきれない盤面を構築するのがポイントです。《スティッチ – ロックスター》は攻撃的な戦略にプラスされたスパイスであり、アグロデッキが求める継戦力を担うフィニッシャーなのです。

多数の《スティッチ》を採用しているため、《リロ – 雪の芸術家》は1コスト2ロアの破格のキャラクターとして換算できます。しかも、意志力が2もあります。
《パッジ – 嵐を起こす魚》は《リロ》がいればただでプレイできます。1ターン目に《リロ》+複数枚の《パッジ – 嵐を起こす魚》というミラクルプレイも可能です。
《リロ – 雪の芸術家》、《パッジ – 嵐を起こす魚》とも低コストキャラクターとして十分に活躍でき、さらに《スティッチ – ロックスター》と相性が良いカードです。


展開力重視なデッキの課題はクエストタイミングです。《キーダ – アトランティスの守護者》などが定番ですが、このデッキでは《パウアタン首長 – 堅守の指導者》と《ポカホンタス – 平和の使者》を採用しています。
《パウアタン首長 – 堅守の指導者》は堅牢な護衛持ち。置いておくだけで、味方を守ってくれます。安心!
《ポカホンタス – 平和の使者》は変身すれば、丸々1ターンチャレンジを禁止にしてくれます。2ターンにわたって、確実にロアを稼げるわけです。極端な話、10ロアある状況で、盤面に5ロア分のキャラクターを用意できれば《ポカホンタス – 平和の使者》でゲームに蓋をできます(勝敗を確定させる一手)。何かしらの除去を要求するわけです。
能力のみならず、サイズ感とロア値も素晴らしいキャラクターです。

おわりに
「セットチャンピオンシップ」では「アンバー/スティール」がトップとなりました。
一方で、「アメジスト/サファイア」のようなメタデッキが登場し、環境に躍動感を感じられました。
また、「アンバー/ルビー」や《モルデュー – 猛獣に堕した王子》のような独自路線のデッキが一定の戦果をあげており、デッキパワーの高さを証明しています。
今後のメタゲームの動向にも注目です。
このコラムを読んだ皆さんも、新しいカードやデッキに意欲がわいた方が多いのではないでしょうか。
ぜひ、お近くの公認店で開催されるイベントにご参加ください。
ディズニーロルカナトリオクエスト

10月3日(土)には東京たま未来メッセでチーム戦「ディズニーロルカナ トリオクエスト ~ 冒険への一歩 ~」が開催されます。
ディズニーロルカナCCQ

また、10月31日(土)、翌11月1日(日)には難波御堂筋ホールにて「ディズニーロルカナCCQ大阪」が日本初開催予定です。
ディズニーロルカナは、新しいカードやキャラクターとの出会い、デッキの想像、「イルミニア」同士の交流をお待ちしております。
それでは、また次回の「ロルカナ 最新デッキ情報局」でお会いしましょう!