コラム
2026.11.06
ディズニーロルカナ 最新デッキ情報局 Vol.38~CCQ大阪注目デッキを大紹介!!~
みなさん、こんにちは!ディズニーロルカナ 日本語版 運営チームです。
本コラムは「ディズニーロルカナ 最新デッキ情報局」と題しまして、「セットチャンピオンシップ」の結果を中心に、ディズニー・ロルカナ・TCGのメタゲームの最前線や最新情報を皆様へお届けしていく企画です。
今回は、2日間合計で約600名の方が参加された競技イベント「ディズニーロルカナCCQ大阪」(以下、CCQ大阪)の結果をピックアップします。
決勝ラウンドへ進出した計32名のメタゲーム(16名×2日間)と活躍したデッキを中心に紹介いたします。一緒に、勝利のカギを探っていきましょう。
それでは早速みていきましょう!
10/31~11/1開催「CCQ大阪」Top16デッキ分布

1位 「アンバー/エメラルド」 10名 31.3%
2位 「エメラルド/スティール」 7名 21.9%
3位 「ルビー/サファイア」 4名 12.5%
4位 「アメジスト/スティール」 3名 9.4%
5位 「アンバー/ルビー」 2名 6.3%
5位 「サファイア/スティール」 2名 6.3%
7位 「アンバー/スティール」 1名 3.1%
7位 「アメジスト/エメラルド」 1名 3.1%
7位 「アメジスト/ルビー」 1名 3.1%
7位 「エメラルド/サファイア」 1名 3.1%
「CCQ大阪」Top16からメタゲームを読み解くに、現環境は自分のやりたい動きをしていく能動的なデッキがやや優勢な傾向にあると考えられます。「アンバー/エメラルド」はまさにその筆頭であり、1ターン目から積極的にキャラクターをプレイしていく展開力が強みです。キャラクターを並べて、機を伺い、数ターンでの20ロア獲得を目指します。
「アンバー/エメラルド」の存在により、序盤の盤面に対して干渉しづらい低速デッキは立ち位置が厳しくなっていると考えられます。一方で、単純に除去を増やすだけでは十分な対策になりにくいのも、このデッキの強さです。

そのため、「アンバー/エメラルド」を意識するのであれば、相手の展開に対応するだけでなく、自分からも盤面を形成しながら、ロア獲得を巡る競争についていけることが重要になります。同程度の速度で20ロアを目指すアグロはもちろん、キャラクターを展開しながら除去も行える歌ミッドレンジは、有力な選択肢のひとつと考えられます。
「エメラルド/スティール」や「アンバー/スティール」に代表される歌ミッドレンジは、まさにこうした条件を満たしやすいデッキです。キャラクターを展開して盤面を作りながら、歌カードを活用することで相手の盤面にも干渉でき、攻守のバランスを取りながらゲームを進められます。

こうした状況では、スティール系のミラーマッチが発生する機会も増えてきます。各種行動に歌カードが絡むため、これらを効率良くプレイさせない工夫が必要となります。《ピート – リングのレフェリー》の出番です。良くも悪くも歌カードに依存しているため、《ピート – リングのレフェリー》は天敵。3/3のサイズ感も絶妙です。
目には目を歯には歯をといった風に、お互い《ピート – リングのレフェリー》を出し続ける根比べ。《昔ながらのこの営み》から始めて《ピート – リングのレフェリー》、《トゥルーズ – やんちゃざかり》をプレイすることになります。

ここが勝負の分水嶺であり、戦略自体が歌カードに依存していた「アンバー/スティール」は苦境に立たされたかたちです。Top16をみても使用者はわずか1名のみ。盤面を構築しようにも歌い手(歌声を持つキャラクター)は歌を歌ってこそ。チャレンジの起点は《野獣 – 悲劇の主人公》まで待たねばなりません。
対して、「エメラルド/スティール」は、アクションを封じられても中盤以降はキャラクターの展開へとシフトできます。《ディアブロ – 石使いの召使い》や《兵士 – 女王の命令のままに》などの軽量かつタフなキャラクターに加え、《パラダイスの滝 – エキゾチックな目的地》も有力なロア獲得手段となります。《ディアブロ – 忠実なる使い魔》や《エリノア – 名高い外交家》など、アクションに依存せず戦えるカードが揃っていることも、アクションを封じ合う展開で強みとなったと考えられます。

実際、「CCQ大阪」を優勝し、「ディズニー・ロルカナ 日本一決定戦2027」への参加権利を獲得したデッキは本命の「アンバー/エメラルド」1名、対抗馬の筆頭「エメラルド/スティール」3名の計4名でした。
特に「エメラルド/スティール」はCCQ大阪のメタゲームをもっとも上手く攻略したデッキの一つだったと言えるでしょう。

ピックアップデッキ
10/31~11/1に開催された「CCQ大阪」で好成績を残したデッキの中から、一部のデッキを紹介いたします!
優勝:未熟者選手「エメラルド/スティール 歌ミッドレンジ」

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「エメラルド/スティール 歌ミッドレンジ」は従来の「エメラルド/スティール」から手札破壊カード(手札を捨てさせる効果)を減らし、歌カードによる除去と場持ちの良いキャラクター、《ピート – リングのレフェリー》によるアクション妨害を中心に構築されたデッキです。《パラダイスの滝 – エキゾチックな目的地》+《TOUCH THE SKY》のコンボも搭載されており、多角的な攻めが魅力です。
メタデッキ(特定のデッキに強い)要素が強いのが特徴です。《昔ながらのこの営み》、《ピート – リングのレフェリー》、《トゥルーズ – やんちゃざかり》が合計11枚も採用されています。これらのアクション妨害により、対戦相手の行動を封じ、戦略自体を瓦解させる狙いがあります。
アクションベースのデッキ「アンバー/スティール」は非常に苦しい立ち回りとなります。
《昔ながらのこの営み》はスティール系に加えて、「ルビー/サファイア」にも効果的なカードです。《モーリスの工房》を設置された返しにプレイすれば、追加ドローを封じられ、行動不能へと陥らせます。

《アースラ – 七つの海の騙し屋》は実質歌の効果を2倍にする脅威のキャラクターです。定番の《風よ吹け》と《持つんだ熱い心》に加えて、《俺は悪党!意地悪!下品!》まで4枚採用されており、「アンバー/エメラルド」を手厚くみているとわかります。
スティール系のミラーマッチではアクション自体を封じられてしまいますが、それもいつかは途切れるはず。その瞬間に最大バリューを出せるように、プレイしておきます。対戦相手視点では非常にプレッシャーのかかるキャラクターです。

アクションを封じられた状況でも機能するキャラクターが揃っています。《ディアブロ – 石使いの召使い》と《兵士 – 女王の命令のままに》です。《ディアブロ – 石使いの召使い》は条件を満たせば3/3、2ロアのハイスペックであり、先の《アースラ – 七つの海の騙し屋》などのヴィランズを守る盾となります。
《兵士 – 女王の命令のままに》は4/3、魔除とシンプルなデザインです。「アンバー/エメラルド」のほとんどのキャラクターと有利トレードでき、《エリノア – 名高い外交家》の誘発型能力や除去が当たりません。《ディアブロ – 石使いの召使い》と並んで序盤~中盤にかけての足固めをしてくれます。《ピート – リングのレフェリー》でアクションを封じられた際の動きとしても十分です。


今回のCCQ大阪のトピックとして挙げられるのは《パラダイスの滝-エキゾチックな目的地》の採用です。
《パラダイスの滝-エキゾチックな目的地》はキャラクターが移動することでターンごとの獲得ロア数が4へとアップします。ロケーションとしては破格の性能であり、継続的な高ロア獲得源となります。さらに《TOUCH THE SKY》によるコンボも内蔵されており、ロアのみならず手札も潤沢に供給してくれます。この2枚のコンボパッケージを採用することにより、特にルビー・サファイアをはじめとしたコントロール系のデッキに対しての相性を改善する意図が読み取れます。


Top16:OT選手「アメジスト/スティール アグロ」

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「アメジスト/スティールアグロ」は低コストのキャラクターを展開して序盤から積極的にロアを獲得し、《アメジストのクロミコン》や《先生 – 剛胆なる騎士》で手札を補充しながら相手より先に20ロアを獲得し切ることを目的としたアグロデッキです。インクコストの最大値が3~4に抑えられており、強力な低コストのインクレスカードを惜しみなく投入できることに加え、ゲーム終盤における《巨大コブラー蜃気楼の大蛇》のようなクエストを介さないロア獲得源があるのが強みです。
注目は《大砲発射!》。相手の先攻2ターン目《ディアブロ-忠実なる使い魔》変身を対処できる数少ない1枚と言えます。

「アメジスト/スティールアグロ」はアクションの採用枚数を最小限に抑えることで、自分からアクションを封じつつも対戦相手からの影響を受けにくい工夫が施されています。ベースはキャラクターにあり、アクションは後手からでも盤面を取り返すために数枚添える程度。《ピート-リングのレフェリ一》の効果を対戦相手に押しつけ、自分は動けるように構築されているのです。
しかも「アメジスト/スティール」というカラーリングが、《ピート-リングのレフェリー》と《トゥルーズ-やんちゃざかり》の強さを引き上げています。2種類の《マダム·ミム》で繰り返しプレイでき、うまく回ればアクションを完封できます。

気になるのは中盤以降の盤面の取り合い、突進からの奇襲です。《スヴェン – とんでもトナカイ》や《エルサ – 第5の精霊》、《野獣 – 雪原のトラブルメーカー》は天敵ともいえます。
《フラッシュ – 最速の職員》は弱点を補う突進対策であり、耐久のおまけ付き。突進を止めることで有利トレード(対戦相手のキャラクターのみが退場するチャレンジ)されず、盤面を構築できる工夫が施されています。

Top16:SunFlower選手「サファイア/スティール アグロ」

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「サファイア/スティール アグロ」は《アイスポー》や《剛健の宝球》でキャントリップ(メインの効果に加えて「カードを1枚ドローする」効果)しながら、キャラクターを展開していきます。《ベル – 見習い発明家》や《ミスター・スミー – マヌケなお仲間》で、序盤の攻防を支配します。特定のカードを対策したいわゆるメタカード、歌カードによる除去も多く、ロケーションまであり、アグロ戦略ながら多彩なオプションが用意されています。
《ピート – リングのレフェリー》に加えて《トゥルーズ – やんちゃざかり》がアクション対策として新加入しています。小回りの利く軽さが魅力です。

また、「サファイア/スティール アグロ」では《マクダック邸 – スクルージの屋敷》をロア供給源として見込んで採用しています。意志力が高く、チャレンジで落ちにくいのがポイント。
仮に《マクダック邸 – スクルージの屋敷》を退場させようとチャレンジしようものなら、返すターンに有利トレードが可能となります。

守りは手厚いものの、気になるのは《ディアブロ – 忠実なる使い魔》などの戦略の軸となるキャラクターの除去手段です。《風よ吹け》と《持つんだ熱い心》を採用しているものの、《ピート – リングのレフェリー》が流行っている現状では最適なタイミングで応じられるか不安が残ります。
《レキシントン – 小柄なやつ》はまさにその《ディアブロ – 忠実なる使い魔》メタカード。警戒のおかげで優れたサイズでチャレンジできます。インクウェルのため、対戦相手のデッキや状況に合わせて使い分けていきます。

Top16:れや選手「ルビー/サファイア アイテムズ」

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「ルビー/サファイア アイテムズ」はアイテムシナジー(相乗効果)を取り入れたコントロールデッキです。《モーリスの工房》を設置し、後続のアイテムでどんどんドローしていきます。《モーリスの工房》さえプレイできれば、あとはアイテムがアイテムを呼び込む好循環が始まります。不要なカード《魚の骨ペン》でインクへ変換し、インクブースト(カードの効果で使用できるインク数を増やすこと)していきます。
序盤さえ乗り切れれば、あとは潤沢なドローを駆使して、有効なカードをかき集められます。安定性と再現性の高さ、《タマトア – ゴージャス!》や《シスー – 兄弟姉妹の希望》などのカードパワーは魅力ある選択肢です。
《アリエル – 非日常の収集家》は第二の《モーリスの工房》ともいえるキャラクターです。以前のコンボよりも追加ドローによるデッキの安定性と再現性を見込んでの採用です。

「アンバー/エメラルド」用に《リキッデーター – こおりゃ結構!》や《ジェデダイア・ファーンズワース – クッキー》を厚めに採用するのが定番でしたが、自分のやりたい動きを優先してか4枚に抑えられています。《ベル – 見習い発明家》や《スクルージ・マクダック – 抜け目ない守銭奴》などアイテムとシナジーを形成するキャラクターを多数採用しています。
どちらもアイテムを並べればタダでプレイできますし、《スクルージ・マクダック – 抜け目ない守銭奴》にいたっては次のアイテムを引き込める継ぎ目を埋める役割を持ちます。

今回はアクション妨害が意識されており、それは「ルビー/サファイア」使用者も無視できない要素でした。アイテム軸とはいえ《BE PREPARED》は必須パーツのひとつだからです。《トゥルーズ – やんちゃざかり》まで加わったことで《BE PREPARED》の信用は落ちていました。
そこでアクションを止められたとしても、盤面を処理できるキャラクターが複数枚採用されています。《シスー – 兄弟姉妹の希望》と《スカー – 凶悪な謀り屋》です。
《シスー – 兄弟姉妹の希望》は雑にプレイしても一定の効果がありますが、《サファイア・コイル》と《魚の骨ペン》を揃えて、上手く使いたいところ。ロア値が高く、攻守入れ替えの起点となります。
《スカー – 凶悪な謀り屋》は、現在のメタゲームに合致したキャラクターです。突進からエグザート状態のキャラクターへチャレンジでき、アグロ戦略に対しては実質的に《BE PREPARED》と同じ効果が見込めます。


おわりに
今回はCCQ大阪の結果をお届けしました。「エメラルド/スティール」が最多権利獲得デッキとなりました。歌ベースでありながら、対戦相手からのアクション妨害を乗り越えられる工夫がありました。
また、ロケーションは今こそ使い時といえます。《パラダイスの滝 – エキゾチックな目的地》や《マクダック邸 – スクルージの屋敷》は大活躍していました。まだ見ぬ強力なロケーションがあるかもしれません。ぜひ、皆さんの手で輝かせてください。
このコラムを読んだ皆さんも、新しいカードやデッキに意欲がわいた方が多いのではないでしょうか。
ぜひ、お近くの公認店で開催されるイベントにご参加ください。
ディズニーロルカナは、新しいカードやキャラクターとの出会い、デッキの想像、「イルミニア」同士の交流をお待ちしております。
それでは、また次回の「ロルカナ 最新デッキ情報局」でお会いしましょう!