コラム

2025.05.23

ディズニーロルカナ 最新デッキ情報局 Vol.1 

みなさん、こんにちは!ディズニーロルカナ 日本語版 運営チームです。 

本コラムは「ディズニーロルカナ 最新デッキ情報局」と題しまして、「セット チャンピオンシップ」の結果を中心に、ディズニー・ロルカナ・TCGのメタゲームの最前線や最新情報を皆様へお届けしていく企画です。 

今年の1月に第1弾がリリースされたディズニーロルカナ日本語版ですが、5月に発売した第3弾「インクランド探訪」のリリースにあわせて、いよいよ全国の公認店において競技志向のイベント「セット チャンピオンシップ」がスタートいたしました。 

記念すべき「ディズニーロルカナ 最新デッキ情報局Vol.1」では、開催初週となる「セット チャンピオンシップ」の結果を紹介し、初心者・中級者の方にも分かりやすい説明で、最新のディズニーロルカナゲーム情報を皆様へお届けしていきたいと思います。 

開催初週から35大会を超える開催があった「セット チャンピオンシップ」において、一体どんなデッキが活躍したのか。また、どのようなカードがキーカードとなっていたのか。一緒に、勝利のカギを探っていきましょう。 

それでは早速みていきましょう! 

5/17~18開催「セット チャンピオンシップ」優勝デッキ分布 

1位 「アメジスト/ルビー」 56.4% 
2位 「アンバー/スティール」 15.4% 
3位 「アンバー/アメジスト」 12.8% 
4位 「アメジスト/スティール」 5.1% 
5位 「アンバー/ルビー」 2.6% 
5位 「アメジスト/エメラルド」2.6% 
5位 「ルビー/サファイア」 2.6% 
5位 「サファイア/スティール」 2.6% 

「インクランド探訪」発売以前から人気のあった「アメジスト/ルビー」が堂々の第1位となりました。 

全体除去カード《BE PREPARED》をキーカードにしたコントロールデッキであり、各種アグロやミッドレンジに強いのが魅力。環境初週において、実に優勝者の半数以上を占める勝ち組デッキとなりました。 

《BE PREPARED》

2位は「アンバー/スティール」の組み合わせでした。《アリエル – 麗しい歌姫》をはじめとした歌声を持つキャラクターと各種アクション・歌カードを組み合わせ、テンポ良くカードを使用していきます。手札を使いきってからの《アリエル – 麗しい歌姫》に《A WHOLE NEW WORLD》を歌わせる動きは爽快感抜群です。 

《A WHOLE NEW WORLD》

3位は「アンバー/アメジスト」。最序盤からロア値の高いキャラクターを場に出していき、積極的にクエストしていきます。《マレフィセント – 竜視眈々》のようなロア値の高いキャラクターをクエストしては《マダム・ミム – ヘビ》で出し直し、相手からのチャレンジを受けずにロアを溜めていくアグレッシブなデッキタイプです。 

《マレフィセント – 竜視眈々》

4位は「アメジスト/スティール」でした。先程の「アンバー/アメジスト」と近しく、最序盤からロア値の高いキャラクターを場に出していき、積極的にクエストしていきます。最大の違いはスティールの特徴である護衛を持つキャラクターの存在。《ヘラクレス – 真のヒーロー》はエグザート状態で場に出ることで、相手のチャレンジからほかのキャラクターを守ってくれます。 

《ヘラクレス – 真のヒーロー》

ピックアップデッキ

5/17~18に開催された「セット チャンピオンシップ」優勝デッキの中から、一部のデッキを紹介いたします!  

アメジスト/ルビー コントロール 

トレカショップ竜のしっぽ 梅田NU茶屋町店:なの選手「アメジスト/ルビー コントロール」

「アメジスト/ルビー コントロール」は攻撃力の高いキャラクターでチャレンジし、自分の有利な場を作っていくコントロールデッキです。《マウイ – みんなの英雄》はその筆頭であり、高い攻撃力と意思力に突進が組み合わさったこのデッキのエースといえるでしょう。 

《マウイ – みんなの英雄》

《マダム・メデューサ – ザ・ボス》はレディ状態のキャラクターや回避を持つキャラクターを一方的に退場させられます。その後はクエストにより相手へ対処を迫る美しくも厄介な1枚です。 

《マダム・メデューサ – ザ・ボス》

デッキのキーカードはアクション・歌カードである《BE PREPARED》。場に出ていたキャラクターを一掃してくれる1枚であり、全力でロア値を溜めてくるアグロに対して効果的な1枚です。これをプレイすれば一手で形成逆転! 

《BE PREPARED》

「インクランド探訪」から導入されたロケーションはこのデッキの戦略にピタリと合致しています。《女王の城 – 鏡の間》は高い意思力により場に残りやすく、キャラクターをこのロケーションの上に移動することでスタートフェイズに追加のカードが供給されます。《BE PREPARED》などの必要なカードを手に入れるチャンスが広がるのです。 

《女王の城 – 鏡の間》

ロケーションは《BE PREPARED》との相性も抜群。キャラクターのみを一方的に退場させつつ、スタートフェイズにコツコツとロアを溜めてくれるため勝ち手段のひとつとなります。 

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アンバー/スティール 歌ミッドレンジ

style+:寺田ロココ選手「アンバー/スティール 歌ミッドレンジ」 

「アンバー/スティール 歌ミッドレンジ」は《シンデレラ – 舞踏会の花形》や《アリエル – 麗しい歌姫》をはじめとした歌声を持つキャラクターと各種アクション・歌カードを組み合わせ、テンポ良くカードをプレイしていきます。 

《アリエル – 麗しい歌姫》はプレイしたときにアクション・歌カードを引き込める可能性があり、次のターンには歌声をいかして5コストまでのアクション・歌カードを使えます。《A WHOLE NEW WORLD》はぜひとも狙いたい1枚です。 

《アリエル – 麗しい歌姫》

デッキの大半が低コストのカードで構成されているため、《A WHOLE NEW WORLD》は戦略に噛み合ったアクション・歌カードです。手札を使いきってから《アリエル – 麗しい歌姫》で《A WHOLE NEW WORLD》を歌うプレイは、理想的な動きです。その際、相手の手札にカードが残っていればいるほど捨てることによる損失が大きくなるため、《A WHOLE NEW WORLD》の強さが引き立ちます。 

《BE PREPARED》など相手のデッキのキーカード手前で《A WHOLE NEW WORLD》をプレイすることで、手札から捨てさせゲームプランを瓦解させることもできます。不利な状況からでも巻き返す布石となるこのデッキのキーカードといえます。 

《A WHOLE NEW WORLD》

《シンデレラ – 舞踏会の花形》から手軽に歌える《風よ吹け》は、意思力の低いキャラクターを退場させつつカードを引かせてくれる使い勝手の良いアクション・歌カードです。アグロに滅法強く、序盤に絶対に欲しい1枚であり、4枚採用されるのも納得。地味ながら「アンバー/スティール 歌ミッドレンジ」の戦略を支えています。 

《風よ吹け》

「インクランド探訪」に収録された《ロビン・フッド – シャーウッドの英雄》はチャレンジに強いキャラクターです。相手の小型キャラクターをチャレンジで退場させれば同時にロアまで得られるお得なカード。 

5コストとやや重く感じるかもしれませんが、変身を見逃してはいけません。《ロビン・フッド – 人気の無法者》に重ねることで3コストで変身でき、最速3ターン目にして場を支配してくれます。相手がクエストしようものならチャレンジしキャラクターを退場させつつロアを稼ぎ、レディ状態を保てば一方的にクエストしていきます。 

《ロビン・フッド – シャーウッドの英雄》

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アンバー/アメジスト アグロ 

カードショップアビス1.5:たーひろ選手『アンバー/アメジスト アグロ』

「アンバー/アメジスト アグロ」はロア値の高い軽量キャラクターを多数展開し、積極的にクエストして効率良くロアを溜めていくアグロデッキです。《リロ – お願いごと》や《マレフィセント – 竜視眈々》、《ピノキオ – 注目のスター》はその筆頭であり、コストパフォーマンスの優れたキャラクターです。 

《リロ – お願いごと》

このデッキに採用されているキャラクターはロア値の高さに反して意思力が低く、相手のキャラクターからのチャレンジにより一方的に退場させられてしまう脆さが弱点です。そのためクエスト後のキャラクターを一度手札へと戻して出し直すことで、継続的にロアを溜めていきます。《アーサー – 魔法使いの弟子》はほかのキャラクターを手札へ戻すことで、3ロア稼ぐ攻防一体のカード。低コストキャラクターを手札へと戻すことで、相手のキャラクターからのチャレンジによる一方的な退場を防いでくれます。 

《アーサー – 魔法使いの弟子》

アンバーの特徴である護衛もこのデッキの戦略に合致しています。《リロ – お願いごと》や《ピノキオ – 注目のスター》で効率良くロアを溜めながら、《シンバ – 守護者の片鱗》をエグザート状態で出すことで相手のチャレンジからほかのキャラクターを守ってくれる縁の下の力持ち。相手視点では《シンバ – 守護者の片鱗》を退場させない限り、ほかのキャラクターへチャレンジできないため、厄介なキャラクターとなります。 

《シンバ – 守護者の片鱗》

《スティッチ – ロックスター》はこのデッキにおける必殺の1枚。コスト2以下のキャラクターをプレイするたびにそのキャラクターをエグザートすることでカードを1枚引けるため、連鎖的にキャラクターを出せる可能性があります。極端な話ですが、《リロ – お願いごと》が《マレフィセント – 竜視眈々》を呼び、さらにそれが《スティッチ – あたしの犬》を引き……といった流れでインクの数分だけキャラクターを出せます。一気にキャラクターの頭数を揃えれば、相手がチャレンジしようとも追いつくのは難しいはず。勝利に向けて最後の一押しとなるキャラクターなのです。 

《スティッチ – ロックスター》

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アメジスト/スティール アグロ 

SaArrow’s Cafe:ころじー選手「アメジスト/スティール アグロ」 

「アメジスト/スティール アグロ」は低コスト高ロアのキャラクターを多数展開し、積極的にクエストしてロアを溜めていくアグロデッキです。相手のキャラクターからのチャレンジは《ヘラクレス – 真のヒーロー》や《王子 – 決してあきらめない》の護衛で守り、その隙にロアを稼ぎます。《マレフィセント – 竜視眈々》が何度クエストできるかが勝敗のカギを握っています。 

《マレフィセント – 竜視眈々》

《ミスター・スミー – マヌケなお仲間》は低コスト高ロアながら攻撃力と意思力も優れたハイパフォーマンスキャラクター。相手からのチャレンジを気にせずクエストできますし、ときには攻撃力をいかしてチャレンジを仕かけることも得意です。ただし、デメリットとして条件を満たしていないと自分のターン終了時にエグザート状態であると自傷してしまいます。 
《マダム・ミム – キツネ》や《マダム・ミム – ヘビ》などの手札へ戻す効果と組み合わせて、繰り返し使いまわしましょう。 

《ミスター・スミー – マヌケなお仲間》

《マダム・ミム – キツネ》は《マレフィセント – 竜視眈々》や《ミスター・スミー – マヌケなお仲間》を使い回すことで、チャレンジされずにロアを稼ぐのを助けてくれます。高い攻撃力と突進の組み合わせから相手のキャラクターへチャレンジするのも得意としており、無駄になりにくいカードです。 
ゲーム終盤では《マーリン – ヤギ》を手札へ戻せば、クエストを介せずに一気にロアを稼ぐことが可能です。 

《マダム・ミム – キツネ》

守りの要であるのが護衛と耐久を持つ《王子 – 決してあきらめない》です。意思力は3と平均的ながら、耐久+1も相まってしぶとく場に残り続けます。これ1枚で同コスト帯からのチャレンジを1~2ターン耐久できるため、ロアを稼ぐ時間を捻出してくれます。《ヘラクレス – 真のヒーロー》とともに自軍を守り抜きましょう! 

《王子 – 決してあきらめない》

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おわりに 

ご紹介の通り、「セット チャンピオンシップ」開催第1週目は、「アメジスト/ルビー」の活躍が目立った結果に終わりました。  

しかし、今後も全国のロルカナ公認店で「セット チャンピオンシップ」の開催が続いていきますし、今月末には日本で初開催となる大型の競技大会イベント「ディズニーロルカナ グランプリ 2025 Spring 東京」も開催されます。 

この結果を受けて、今後のメタゲームがどのように変化していくのか非常に楽しみなところです。 
「アメジスト/ルビー」への対抗馬となるデッキは登場するのでしょうか。興味は尽きません。 

このコラムを読んだ皆さんも、新しいカードやデッキに意欲がわいた方が多いのではないでしょうか。 

是非、お近くのロルカナ公認店で開催される「ロルカナ交流会」「ロルカナ ショップ大会」「セット チャンピオンシップ」へご参加ください。 
ディズニーロルカナは、新しいカードやキャラクターとの出会い、デッキの想像、「イルミニア」同士の交流をお待ちしております。 

それでは、また次回の「ロルカナ 最新デッキ情報局」でお会いしましょう! 

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