コラム

2025.09.17

【ロルカナ アカデミー】Vol.1 ~さよなら、インクトラブル。インクレスカードはデッキに何枚入れたらいいの?~ 

みなさん、こんにちは!ディズニーロルカナ 日本語版 運営チームです。  

本コラムは「ロルカナ アカデミー」と題しまして、ディズニー・ロルカナ・TCGをより楽しんでいただけるように、 ゲームをプレーするのに意識したい「ちょっとしたテクニック」などを皆様へお届けしていく企画です。 

特に、ディズニー・ロルカナ・TCGを始めたばかりのイルミニアの方々へのヒントに溢れている内容となっています! 
記念すべき初回はディズニー・ロルカナ・TCGの基本、手札にあるカードを使うための「魔法のインク」に関するお話です。 
それでは早速始めていきましょう! 

インクレスとインクトラブル

ディズニー・ロルカナ・TCGには大きく2種類のカードがあります。 
「インクウェルにおけるカード」と、「インクウェルにおけないインクレスのカード」です。 

インクウェルにおけるカードは、「インクウェルにおく」と「カードとしてプレイする」の2種類のなかから、状況に応じた使い方をすることができます。 

例えば、あなたの場に6インクある状態で手札にある《BE PREPARED》を使おうとした場合、手札にあるいずれかのカードが「インクウェルにおけるカード」であれば、手札からインクウェルにカードを置き、手札にある《BE PREPARED》をプレイすることができます。 

《BE PREPARED》

しかしながら、手札にあるカードが全てインクレスのカードだった場合、思うようなプレイをすることはできません。 
「インクウェルにインクを置くことができない」というケースは、ゲームの行方を大きく左右するターニングポイントになりやすく、できれば避けたい状況です。 

インクレスのカードは強力な効果を持つカードが多く、どれも魅力的でデッキへ入れたくなるものばかりです。 
一方で、「インクにおけない」というデメリットを忘れがちです。 
デッキ内にインクレスのカードの割合が増えれば増えるほど、インクウェルにインクを置けない可能性は高くなります。 
インク不足は円滑なカードプレイを妨げ、ともすれば本来使いたいカード使えなかったり、何もできない状態「インクトラブル」の原因となりかねません。 
先ほど参考例として紹介した《BE PREPARED》のストーリーは、まさに「インクトラブル」の典型的な例です。 

各ターンにおける最適なカードとは? 

先ほどの「インクトラブル」とは反対に、円滑にインクウェルへカードが置けた場合、そのインク数に応じたコストのカードをスムーズに使用することが可能な良いゲーム展開となるでしょう。 
ディズニー・ロルカナ・TCGではコストが大きいカードに強力なデザインをされているものが多く、きちんとインクウェルにインクを置けることは、より強いカードを使えることへと直結します。 

《タマトア – シャイニー!》や《マレフィセント – 怪物ドラゴン》はまさにその典型的なカードといえるでしょう。 

《タマトア – シャイニー!》

また、インクレスのカードも強力なデザインをされているものが多いです。 
毎ターンインクを増やしながら、強力なインクレスのカードをプレイすることも理想的な動きであり、あなたを勝利へと導いてくれます。 

ディズニー・ロルカナ・TCGではインクレスのカードとの向き合い方がとても重要です。 
インクウェルに適切なインク数を確保しながら、インクレスのカードをプレイしていく戦略はとても強力です。 
そのために知るべきは、デッキ内におけるインクレスのカードの上限枚数です。 

実は、これさえわかればインクトラブルをできるだけ回避しつつ、強力なインクレスのカードを思う存分プレイできます。《マーリン – ウサギ》や《BE PREPARED》をより上手く、効果的なタイミングで使えます。 
インクレスのカードとインクトラブルは相関関係にあるため、インクレスのカードの採用枚数を最適化できればインクトラブルの可能性も低下するはずです。 
今回はインクレスのカードの中でも極めて強力な《BE PREPARED》を例にとり、インクレスのカードの上限枚数を探っていきましょう。 

60枚のデッキにおけるインクレスカードの上限枚数の目安は? 

《BE PREPARED》は非常に強力なアクション・歌カードです。劣勢な状況であってもプレイできれば1枚で逆転できるルビーを代表する1枚であり、対戦相手の誰しもが念頭におくはずのカードです。 

ルビー側のインク数が6枚となれば、次のターンの《BE PREPARED》を予想し、対戦相手はキャラクターの展開を止めざるを得ません。たとえその手札に《BE PREPARED》がなかったとしても、です。 

反対に、インクトラブルに陥ってしまい、インク数が円滑に伸びない場合はどうでしょう。 

例えばインク数が5枚で止まれば《BE PREPARED》をプレイされるまでに2ターンの猶予が生まれます。対戦相手はここぞとばかりにキャラクターを展開し、ロアを溜めることでしょう。 

では、60枚のデッキで7ターン目に《BE PREPARED》をプレイするためには、インクレスのカードは何枚まで許容されるのでしょうか? 
そこで確率論を用いて計算したところ、安定性と再現性の観点からインクレスのカードは16枚以下が安心できる一つの目安となることが分かりました。 

デッキに入れるインクレスのカード枚数を16枚以下にすると「インクトラブル」が起こりにくく、結果としてスムーズなゲーム展開が見込めるのです。 

有り余るインクレスのカードの中から16枚を選ぶのは困難かもしれません。
取捨選択し、選りすぐりの16枚を決めでみてはどうでしょうか?これでインクトラブルとはさよならできるかもしれません! 

ワンポイントアドバイス 

付け加えるならば、《マーリン – ウサギ》や《FRIENDS ON THE OTHER SIDE》などの追加のドロー要素があればインクへ置けるカードを手札に引き込みやすくなりますし、《魚の骨ペン》をはじめとしたインクブースト(追加でインクウェルにカードを置く効果)を採用することで、インクレスのカードの上限枚数は変化します。 

《FRIENDS ON THE OTHER SIDE》

また、インクウェルに置きたいインク数の上限を7コストの《BE PREPARED》よりも軽いカード、例えば6コストの《マダム・メデューサ – ザ・ボス》にすれば必要なインク数も減少するため、デッキに採用するインクレスのカードを増やすことも可能です。 

《マダム・メデューサ – ザ・ボス》

デッキに採用しているカードの効果や最大コストに応じて、インクレスカードの採用上限枚数は変化するのもポイントです。 

ただ、今回はデッキを構築するひとつの目安としてインクレスの上限枚数を16枚以下に抑えることで、比較的デッキを安定して動かすことができると覚えておきましょう。 

インクレスのカードは16枚以下を大前提としつつも、慣れてきたらぜひ独自のアレンジを加えてデッキ構築を楽しんでみてください。 

おわりに 

今回は「インクトラブル」を回避するために、インクレスのカードの上限枚数を探っていきました。 

ゲーム中、安定してインクを伸ばすには「60枚のデッキでインクレスのカードは16枚以下がポイント」と覚えておきましょう。これでインクトラブルとはさよならです! 

デッキをつくったら、お近くのロルカナ公認店で開催される「ロルカナ交流会」「ロルカナ ショップ大会」「セット チャンピオンシップ」があります。腕試しにご参加ください!  

ディズニーロルカナは、新しいカードやキャラクターとの出会い、デッキの想像、「イルミニア」同士の交流をお待ちしております。   

それでは、また次回の「ロルカナ アカデミー」でお会いしましょう! 

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