コラム

2025.12.12

【ロルカナ アカデミー】Vol.3 ~理想的な手札でゲームを始めよう! マリガンのコツをご紹介~

みなさん、こんにちは!ディズニーロルカナ 日本語版 運営チームです。 

本コラムは「ロルカナ アカデミー」と題しまして、ディズニー・ロルカナ・TCGをより楽しんでいただけるように、 ゲームをプレイするのに意識したい「ちょっとしたテクニック」などを皆様へお届けしていく企画です。特に、ディズニー・ロルカナ・TCGを始めたばかりのイルミニアの方々へのヒントに溢れている内容となっています!

今回は対戦前の手札の入れ替え(TCGでは一般的にマリガンと呼ばれます)に関するお話しです。

それでは早速始めていきましょう!

マリガンとは

マリガンとは、対戦前に行う「手札の入れ替え」のことです。ディズニー・ロルカナ・TCGは対戦開始時に7枚のカードを引き、その後任意の枚数をデッキへと戻して、同じ枚数を引き直します。

マリガンは最初に引いた7枚の手札から好きな枚数を選び引き直せるため、特定のカードや理想的な手札を引き込むチャンスです。これを有効活用しない手はありません。

しかしながら、マリガン次第では最初の手札よりも悪化してしまうケースもあります。マリガンした際に、こんな経験はありませんか。

マリガンは最大7枚のカードを一度に引けるため、上手く活用すれば思い通りのゲーム展開を演出する助けとなります。その反面、誤ったカードを残したり戻したりすると、円滑なゲーム展開が阻害されてしまいます。

コツさえ掴めば、ローリスクハイリターンで狙ったカードを引き込めます。

本稿を読んで簡単なマリガンのコツを学んでいきましょう!

残すべきカードと探すべきカード

では、どのような手札の際にマリガンをすべきなのでしょうか。また、どのようなカードを手札に残すべきなのでしょうか。ここでは初手7枚すべてがインクレスのような極端な例を除き、理想的なマリガンについて考えていきたいと思います。

まず、マリガンで重要なのは残すべきカードの判断です。

初手を見た際に最初に確認すべきは低コストカードの有無です。具体的には1~2コストのキャラクターやアクションカードがあるかどうかです。

1コストのキャラクターは最初に場に出せるカードであり、もっともクエストやチャレンジを行うチャンスが多いカードとなります。仮に先行のプレイヤーが1コストのキャラクターをプレイし、後攻のプレイヤーが何もプレイできなかった場合、高確率で2回のクエストが確定します。ゲーム最序盤にもかかわらず、はやくもロアレースに開きが生まれます。

低コストカードの役割は先行はキャラクターによるロアレースのリード、後攻は先行側のキャラクターへのチャレンジや除去です。

先行後攻問わず、低コストカードはゲームの主導権を握るうえで非常に重要なカードです。初手ではそれらの有無を確認し、最低でも1~2コストのカードを1枚ずつ残します。もしそれらが初手にないならば、全力でマリガンして探しにいかなければなりません。

《リロ – お願いごと》
《大砲発射!》

特定の組み合わせで運用できるカードがセットで揃っているかどうかも重要です。例えば序盤の強力な動きである《シンデレラ – 舞踏会の花形》と《風よ吹け》のキャラクターと歌のセットや、変身前後のキャラクターのセットです。《ロビン・フッド – 人気の無法者》が最速3ターン目に《ロビン・フッド – シャーウッドの英雄》へと変身すれば、ロアレースも場の主導権も思いのままとなります。

このように歌声を持つキャラクターと歌カード、変身前後のキャラクターは対戦を有利に進めるうえで重要なセットです。変身前のキャラクターは低コストの場合が多い点も見逃せません。変身セットをキープできれば1~2コストのカードを確保しながら、同時に中盤以降の強力な動きも担保されたかたちとなります。

デッキ内に上記のような組み合わせがある場合、初手にきた際は残すことを心がけましょう。

《ロビン・フッド – 人気の無法者》
《ロビン・フッド – シャーウッドの英雄》

続いてはマリガンで探すべきカードについてです。それはデッキのキーカード、いいかえれば戦略のカギを握るカードを引いているかどうかです。ここでいうキーカードとは、対戦中に絶対に1枚は引きたいカードのことです。特にゲーム中盤にあたる3~4ターン目に使用したいカードが該当します。具体的には「アメジスト/ルビー」の《マーリン – ウサギ》や「アンバー/スティール」の《アリエル – 麗しい歌姫》などのカードです。

ディズニー・ロルカナ・TCGのマリガンは最大で7枚のカードを引き直せるため、上記のキーカードを引き込めるチャンスです。

これを見逃す手はありません。初手にあれば問題ありませんが、ない場合は積極的にマリガンしていきます。無難な初手をキープしておきたい気持ちもありますが、ここでは勇気をもってキーカードを引き込みにマリガンしていきましょう。

《マーリン – ウサギ》

マリガンの際に戻すべきカード

逆に、マリガンで積極的に戻していきたいカードは次の通りになります。

5コスト以上の高コストのカード。特にインクレスの場合、インクトラブル(何もできない状態)の原因となりかねません。

キーカード以外の中コストのカード。例えば「アメジスト/ルビー」の《マーリン – ヤギ》や《女王の城 – 鏡の間》など。これらのカードをキープするよりも、キーカードである《マーリン – ウサギ》を探したいところです。

高コストの変身後のキャラクターカード。《ロビン・フッド – シャーウッドの英雄》は《ロビン・フッド – 人気の無法者》とセットであれば残しますが、それ単体ではプレイするまでに時間がかかります。それよりも序盤~中盤まで円滑にカードをプレイすることを重視し、デッキへと戻しましょう。

上記の3点に気をつけてマリガンします。

マリガンのコツ

それではおさらいです。マリガンで重視すべきは低コストカードの有無、セットで運用できるカードが両方あるかです。初手にキーカードがないならば、探す必要があります。

マリガンでは任意の枚数が戻せるため、慣れないうちは初手をみるたびに頭を抱えてしまうかもしれません。残すべきカードの基準を設けることで最低限の動きを確保しながら、よりより手札が手に入る可能性が高くなります。

これで誤ったマリガンとはさよならできるかもしれません!

今回のコラムでは、「マリガン」について紹介しました。ディズニー・ロルカナ・TCGで楽しく対戦するには、序盤からのカードのやり取りは必須です。低コストカードはもっとも重要なマリガン基準ともいえます。
また、デッキのキーカードを積極的に狙いたいところ。1~2コストのカードを手札に残しつつ、ほかのカードをマリガンしてキーカードを引き込みましょう。

これで苦手だったマリガンとは無縁のロルカナライフを送れますね。今までよりもっと楽しく対戦できるはずです。ディズニー・ロルカナ・TCGに親しんでいただけますと幸いです。

デッキをつくったら、お近くのロルカナ公認店で開催される「ロルカナ交流会」「ロルカナ ショップ大会」「セット チャンピオンシップ」があります。ぜひ、腕試しにご参加ください!

ディズニーロルカナは、新しいカードやキャラクターとの出会い、デッキの想像、「イルミニア」同士の交流をお待ちしております。

それでは、また次回の「ロルカナアカデミー」でお会いしましょう!

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