コラム

2026.01.30

ディズニーロルカナ 最新デッキ情報局 Vol.18 ~チャレンジ 2026 Spring 東京 Top64メタゲームブレイクダウン~

みなさん、こんにちは!ディズニーロルカナ 日本語版 運営チームです。

本コラムは「ディズニーロルカナ 最新デッキ情報局」と題しまして、「セットチャンピオンシップ」の結果を中心に、ディズニー・ロルカナ・TCGのメタゲームの最前線や最新情報を皆様へお届けしていく企画です。

「ディズニーロルカナ 最新デッキ情報局」では、「セット チャンピオンシップ」などの大会結果を紹介し、初心者・中級者の方にも分かりやすい説明で、最新のディズニーロルカナゲーム情報を皆様へお届けしていきたいと思います。

今回は特別編として、約2000名を越えるイルミニアが参加した大型競技イベント「ディズニーロルカナ チャレンジ 2026 Spring 東京」(以下、ディズニーロルカナ チャレンジ)の結果より、イベント開催当日の記事では紹介しきれなかったデッキや内容をご紹介したいと思います。

大規模イベントとなった今回のディズニーロルカナ チャレンジ、一体どのようなデッキやカードが活躍したのか。

決勝ラウンドへ進出した64名のメタゲームと活躍したデッキを中心に紹介いたします。一緒に、勝利のカギを探っていきましょう。

また、新セット「アーケイジアと魔法の島」が環境に与えた影響とは、どのようなものだったのか。

それでは早速みていきましょう!

ディズニーロルカナ チャレンジ Top64メタゲームブレイクダウン

1位 「サファイア/スティール」  16名    25.0%
2位 「アンバー/スティール」   11名    17.2%
3位 「アメジスト/スティール」  10名    15.6%
3位 「ルビー/サファイア」      10名    15.6%
5位 「アメジスト/ルビー」     9名      14.1%
6位 「アメジスト/エメラルド」  2名      3.1%
6位 「アメジスト/サファイア」  2名      3.1%
6位 「エメラルド/スティール」  2名      3.1%
9位 「アンバー/エメラルド」    1名      1.6%
10位 「エメラルド/サファイア」 1名      1.6%

Top64メタゲームブレイクダウンを改めてみると、上位3デッキに共通するカラーが見つかります。「スティール」であり、その数は37名と決勝に進出したデッキの半数以上にのぼります。今大会では「スティール」系が勝ち組であり、予選ラウンドを抜けるには最適なカラーだったようです。

「スティール」が最多ということから予選ラウンドに求められていたのは安定してアグロデッキに勝てるかどうかだったとわかります。これがひとつのラインでした。

「スティール」の強みは場持ちの良い(場に残りやすい)《カルホーン – 海兵隊軍曹》、テンポを損なわない歌カードである《持つんだ熱い心》などの除去カードです。いずれもアグロデッキに対して有効なカード群です。まずはアグロの取りこぼしを防ぐ、「スティール」の選択からはそんな思考がみてとれます。

《カルホーン – 海兵隊軍曹》

実際、決勝ラウンド進出最多デッキとなったのは「サファイア/スティール」です。「アーケイジアと魔法の島」から《ベル – 見習い発明家》を手に入れ、対アグロ性能は格段に向上しています。《アイスポー》や《剛健の宝球》などのキャントリップ(メインの効果に加えて「カードを1枚ドローする」効果)から1ターン目にプレイ可能であり、最序盤における盤面の取り合いに非常に強く出られます。

《ベル – 見習い発明家》

さらに、「スティール」同士のマッチアップで強い《ピート – リングのレフェリー》、環境的に追い風の《野獣 – 悲劇の主人公》、ミッドレンジに強い《そこに登場、ゼウス!》など優れたカードが多くあります。メタゲームの合致と個々のカードパワーの高さ、この両方が揃っていたため「スティール」は勝ち組となったのです。

《ピート – リングのレフェリー》

※より詳しいTop64紹介・分析は、イベント当日に掲載されたこちらの記事をご確認ください。

ピックアップデッキ

ディズニーロルカナ チャレンジの決勝ラウンドへ進出したデッキの中から、注目のデッキをご紹介いたします!

Top16:しゆ選手「エメラルド/サファイア コントロール」

「エメラルド/サファイア コントロール」は《ティポ – 育ち盛りの息子》や《アズライト航海記》でインクブースト(カードの効果で使用できるインク数を増やすこと)していき、早期に高コストのカードを使っていく戦略です。6インクに到達したらバウンス(キャラクターを手札に戻す効果)を持つキャラクターで盤面をコントロール。対戦相手の攻め手に対処しつつ、同時にキャラクターを展開し、盤面の巻き返しを図ります。

序盤~中盤にかけてインクブーストすることでキャラクターを展開しない点、キャラクターは魔除けを持っているか意思力が高い点から、「スティール」を意識したデッキと思われます。

このデッキのフィニッシャー兼ドロー(カードを引く効果)役として採用されているのが、《クララベル – 軽やかなひづめの持ち主》です。スタッツ、ロア値とも申し分なく、変身ももっている理想的な高コストキャラクターです。

ドロー効果は対戦相手の手札枚数に依存します。普通にプレイしていれば運否天賦に頼ることになりますが、このデッキでは《クララベル – 軽やかなひづめの持ち主》の効果を最大限に引き出す工夫が凝らされています。

《ミューズ – アートとヒーローの専門家》と歌の組み合わせ、《マザー・ゴーテル – 揺るぎない策謀家》などのバウンス持ち、《You’re Welcome》は一時的に対戦相手の手札を増やすことが可能です。《You’re Welcome》の持つデメリットは、《クララベル – 軽やかなひづめの持ち主》がいればシナジーへと早変わりします。

これにより《クララベル – 軽やかなひづめの持ち主》のドロー効果は安定して発揮できるようになります。特に《ミューズ – アートとヒーローの専門家》+《You’re Welcome》は手札が3枚も増えるため、《クララベル – 軽やかなひづめの持ち主》がいる際は積極的に狙っていきたい動きです。継続的にドローできるように、手札の枚数を調節していきましょう。

《クララベル – 軽やかなひづめの持ち主》

対アグロデッキへの必殺キャラクターが《ピーター・パン – ネバーランドのイタズラ小僧》です。《ピーター・パン – ネバーランドのイタズラ小僧》が場にいる限り、クエストや《マーリン – ヤギ》などのカードの効果を問わず、ロアを獲得できません。ロアを得るためにチャレンジを強制し、しかも意思力も高くタフなキャラクターとなっています。

7コストとやや重たい点は気になりますが、このデッキならばインクブーストの力をかりて5~6ターン目にプレイ可能です。

《ピーター・パン – ネバーランドのイタズラ小僧》

インクブーストと相性の良い対アグロ用のカードを紹介したところで、次は対コントロール用のカードをご紹介します。シンプルイズベスト、《我が意志に屈せよ》です。

手札をすべて捨てるというシンプルかつ強力な一文であり、インクブーストやコントロールに対して効果的なカードです。しかも、自分もインクブーストしているため、本来よりも早いターンにプレイ可能です。盤面を構築される前に、手札を根こそぎ捨てさせられます。

また、ゲームが長引き、お互いにキャラクターがいない膠着した状況で対戦相手の手札がたまっている場合は、高確率で除去カードがあるはずです。《我が意志に屈せよ》で梅雨払いし、安全にこちらのキャラクターを展開していきましょう。

《我が意志に屈せよ》

《インクガイザー》が意味するのはインク数のコントロールです。お互いに3インクまで戻ることになります。長期戦を得意とする「ルビー/サファイア」などに対するメタカードの一種です。

理想的な状況はバウンス効果を多用し、自分が有利な盤面を構築することです。キャラクターの数、スタッツでリードできた後、《インクガイザー》をプレイし、リードを確固たるものとし、ゲームを決定づけます。

9インクある状況で《ジーニー – 私はあなたの子分》をプレイし対戦相手のキャラクターをバウンス、さらにほかのキャラクターで《MOTHER KNOWS BEST》を歌いバウンス、対戦相手のキャラクターが2体減った状況で《インクガイザー》をプレイし、時間を稼ぎます。対戦相手からすればバウンスされたキャラクターを再展開しようにもインクが足りず、よほどロアレースにひらきがない限り、追いつくことは難しくなります。

《インクガイザー》

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Top16:ろむぴー選手「エメラルド/スティール 手札破壊」

「エメラルド/スティール 手札破壊」は《背すじがゾクッ!》などの手札破壊カード(手札を捨てさせる効果)をプレイして、対戦相手の手札へダメージを与えていくデッキです。序盤から《背すじがゾクッ!》や《催眠術》を積極的にプレイし、手札にあるカードを捨てさせていきます。《プリンス・ジョン – 強欲王》は手札破壊の効果を倍増させ、よりいっそう手札の枚数に差をつけます。

このデッキのフィニッシャーは《ピート – 宇宙海賊》です。6コストで攻撃力・意思力はともに5と平均的なスタッツですが、変身を持っており、奇襲性の高いキャラクターです。《モーフ – 宇宙スライム》、《ピート – リングのレフェリー》を採用しているため、変身も十分に狙えます。

真価はエグザート状態における歌うことの防止にあります。これにより「アンバー/スティール」をはじめとした歌声+歌カードのパッケージを採用したデッキは戦略自体を否定されてしまいます。

自身を含めた海賊・キャラクターに耐久+1も付与されるため、チャレンジやダメージ除去に強いキャラクターです。

《ピート – 宇宙海賊》

《隠された入り江 – 静かな隠れ家》は低コストのロケーションであり、移動コストも1と軽めです。効果は攻撃力と意思力を一段階上げる地味なものですが、対「スティール」や対「回避ミッドレンジ」では重要な意味を持ちます。

このデッキのドローエンジンである《ディアブロ – 忠実なる使い魔》は対戦相手のターン中に自身がエグザート状態ならば、追加のカードを供給してくれます。しかし、《ピーター・パン – 影の追跡者》や《風よ吹け》の溢れる現環境では頼りない存在となっていました。

《隠された入り江 – 静かな隠れ家》はそんな《ディアブロ – 忠実なる使い魔》をサポートするロケーションです。意思力を上げることで効率の良いチャレンジや歌カードによる退場を防ぐ狙いがあるのです。

《隠された入り江 – 静かな隠れ家》

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Top8:小さなパン選手「サファイア/スティール アグロ」

「サファイア/スティール アグロ」は《アイスポー》や《剛健の宝球》でキャントリップ(メインの効果に加えて「カードを1枚ドローする」効果)しながら、キャラクターを展開していきます。《ベル – 見習い発明家》と《カルホーン – 海兵隊軍曹》はこのデッキの二枚看板であり、序盤の攻防を支配します。

歌カードによる除去も多く、ロケーションもあり、高コスト帯には《野獣 – 悲劇の主人公》とさまざまな攻め手が用意されています。

ディズニーロルカナ チャレンジでは決勝ラウンドに進出したデッキの内、最大母数のデッキとなりました。本稿で繰り返し述べてきた通り、対アグロ性能の高さからです。

単体で優れたキャラクターもいますが、それらをサポートするカードも充実しています。《ウェンディ・ダーリング – ピーター・パン博士》は魔除けにより「スティール」に強く、ロア値は2。意思力こそ低いものの、対戦相手にキャラクターがいなければ積極的にクエストしていけます。 見逃せないのが支援です。《カルホーン – 海兵隊軍曹》や《ベル – 見習い発明家》を支援すれば、意思力6のキャラクターまで退場させられます。対戦相手のエグザート状態のキャラクターへ積極的にチャレンジをしかけ、《ウェンディ・ダーリング – ピーター・パン博士》がクエストにいける盤面を構築していきます。

《ウェンディ・ダーリング – ピーター・パン博士》

アグロと聞くとロア値やチャレンジ性能ばかりに目がいきがちですが、このデッキでは強固な防御力も魅力のひとつです。《アリス – ビン腕な船乗り》は魔除けと高い意思力、ロア値が強みです。単体でも十分強力なカードですが、クエスト時にはほかのキャラクターへ魔除けを付与できます。

《プルート – 用心犬》は《アリス – ビン腕な船乗り》と最高のシナジーを形成します。護衛+魔除けによって護身完成してしまうと、《プルート – 用心犬》を無視してほかのキャラクターへチャレンジできません。ダメージを受けていない限り、破格のコストパフォーマンスを誇り、「アンバー/スティール」や「アメジスト/ルビー」のキャラクターにも当たり負けしません。

《風よ吹け》などのダメージ除去を使おうにも、《アリス – ビン腕な船乗り》に付与された魔除けによって守られています。純粋なスタッツ勝負に持ち込めます。

《アリス – ビン腕な船乗り》

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おわりに

今回のデッキ情報局は、特別編としてディズニーロルカナ チャレンジの結果をお届けしました。

Top64メタゲームでは「スティール」の躍進が目立ちました。「スティール」+αのデッキは対アグロの取りこぼしが少なく、安定性が魅力のデッキです。

もちろん、ほかのデッキにもチャンスはあります。実際、Top8では「ルビー/サファイア」が最大母数でした。どのデッキが多いと予想し、デッキやカードを選択するかが問われています。

今後も全国のロルカナ公認店で「セット チャンピオンシップ」の開催が続いていきます。この結果を受けて、今後のメタゲームがどのように変化していくのか非常に楽しみなところです。「スティール」の天下はいつまで続くのか、対抗馬となる「ルビー/サファイア」はどこまで食いつけるのか、興味は尽きません。

このコラムを読んだ皆さんも、新しいカードやデッキに意欲がわいた方が多いのではないでしょうか。

是非、お近くのロルカナ公認店で開催される「ロルカナ交流会」「ロルカナ ショップ大会」「セット チャンピオンシップ」へご参加ください。

また、2月22日(日)・23日(月・祝)には大型競技大会「ディズニーロルカナ グランプリ 2026 Spring 名古屋」が開催されます。

本戦イベントはもちろん、誰でも参加できる併催イベントも開催されますので、ぜひ近隣エリアの方はご来場ください。

ディズニーロルカナは、新しいカードやキャラクターとの出会い、デッキの想像、「イルミニア」同士の交流をお待ちしております。

それでは、また次回の「ロルカナ 最新デッキ情報局」でお会いしましょう!

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