コラム

2026.03.04

【インタビュー】 「ディズニーロルカナ グランプリ 2026 Spring 名古屋」優勝者 りんご選手&キノカ選手インタビュー

初の2日間での開催となった「ディズニーロルカナ グランプリ 2026 Spring 名古屋」(以下、ディズニーロルカナ グランプリ)。両日とも約540名のイルミニアが集いました。

イルミニアは工夫を凝らしたデッキを持ち込み、予選ラウンド7回戦を戦い、決勝ラウンド進出者は上位32名へと絞られました。決勝ラウンドは5回戦であり、もっとも高い頂きまでは全12回戦の長丁場を戦い抜くことになりました。

その頂点に立ったのは「ルビー/サファイア アイテムズ」を使用したりんご選手と、「アメジスト/エメラルド 手札破壊」を使用したキノカ選手。

優勝を手にして興奮冷めやらぬ中、喜びを噛みしめる両選手に、インタビューを実施しました。

『Wave1』優勝りんご選手

ディズニー・ロルカナ・TCGとの出会い

りんご「2か月前の年末、ちょうどM-1グランプリの日でしたね。友人たちとM-1みながらすき焼きパーティーしようぜと決まったんですが、昼間は何しようかとなりまして。友人からロルカナが気になると提案があり、みんなで遊んでみることになりました。元々カードゲーム好きなのもありましたが、ちょっと遊んだだけでも面白そうな雰囲気がありました」

──「年末というと、ディズニーロルカナ グランプリの告知が出ていた頃ですかね」

りんご「そうですね。大会好きな友人なので、じゃあ大会に向けてやろうぜとなりました。あの日、友人に誘われたのがきっかけです」

本大会に向けての流れ・調整

──「ディズニーロルカナ グランプリに向けて具体的にはどのように調整したのでしょうか」

りんご「友人との対戦がほとんどです。まずは大会で勝っているデッキの情報収集し、次に色々使ってみて、自分の好みに合わせてデッキを選択しました。たとえ強いデッキであっても、自分の好みに合わないと勝てないんです」

──「最初からルビー/サファイアを使われていたのですか」

りんご「最初はアメジスト系を好んで使っていたのですが、一番人気のアンバー/スティール歌ミッドレンジに勝てなくて。楽しみたいんですが、当然勝ちたいもあります。グランプリに最大母数と思われるデッキに苦手なデッキをもってくのはないなとなり、友人に相談し、今のデッキを変更することになりました。アンバー/スティールにはルビー/サファイア アイテムズが強いよと。しかも《マウイ – オレって半サメだろ?》入りのルビー/サファイアにも強く、立ち位置も良いはず。手にしてみるとしっくりきたため、このデッキに決まりました」

──「デッキが決まり、練習も本格化したわけですね」

りんご「3人の中にデッキ構築、プレイ方針を考えるのが得意な友人がいて、色々と相談してアドバイスをもらって調整しました。ゲームの速度感を矯正してもらったり、構築もプレイも煮詰めた、いわば知の共有ですね。リモート対戦の時も録画していて後で振り返ったりしていました」

──「録画までとは熱心ですね、凄い」

りんご「大会が好きなんですよね。それもあって大会に出るために本気でやりました」

──「イルミニアたちの腕試しの場である『セット チャンピオンシップ』には参加されたりしましたか」

りんご「実は参加したことはありません。代わりにカードショップの店舗大会や個人主催の大会に参加しました。今後は参加すると思います」

──「店舗レベルの大会に参加していたとはいえ、いきなりのディズニーロルカナ グランプリは緊張しませんでしたか」

りんご「ほかのゲームでも大会に参加していたので、ある程度雰囲気は知っていました。慣れていた、その点ではアドバンテージはあったのかなと思います。それでも最初のほうはちょっと緊張して、手が震えましたけどね。オリンピック選手が自分の競技以外で緊張する感じですね」

デッキに関して

──「使用されたルビー/サファイアについて解説をお願いいたします。なにか、調整の中で特別なカードやテクニックなどをデッキに入れたりしたのでしょうか?」

りんご「プロフィールにも書きましたが、特徴がないのが特徴でして。うーん、そうですね。強いて言えば《乱闘》の2枚目ですかね。《タマトア – ゴージャス!》を1枚抜いて、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけデッキを軽くしました。ゆっくりなデッキに対しては《タマトア – ゴージャス!》が4枚でも3枚でも変わりませんが、早いデッキには追いつく必要がありますので」

──「重いカード1枚減らして軽いカードにズラし、早いデッキを意識する。ちょっとだけ軽いという表現が、しっくりくる構築ですね」

本大会を終えての感想

──「本大会の勝因はなんだったと思いますか?」

りんご「デッキが強かったですね。構築の細部は多少違っても、この形(アイテムズ)が良かったと思います。それと、きわどいロア差を制するゲームプランが上手くいきました」

──「どういうことでしょうか?」

《タマトア – シャイニー!》
《ラッキーダイム》

りんご「Top32での対戦がアメジスト/スティールで山場でした。自分は全体除去が引けず、対戦相手は全員でクエストして《巨大コブラ – 蜃気楼の大蛇》込みでも足りないゲーム展開。もういいやと割り切って《タマトア – シャイニー!》をプレイして、返しのクエストで19点とられました。そこから《ラッキーダイム》で20点とりきって大逆転しました。《タマトア – シャイニー!》はインクウェルに置きがちなカードですが、腹をくくって勝負にでるときには必要となります。結局は20点とるゲームなので、守りだけではなく、攻めてロアをとるプランもあります。ゲームプランはひとつだけじゃない。可変的にプランを選択することで、よりこのデッキをうまく使えると思います」

グランプリ王者として

──「さて、グランプリの王者となりましたが、次の目標などはあるのでしょうか?」

りんご「正直こんなところまでくるとは思いませんでした。参加時点では《LET IT GO》手に入ったらいいなーと思っていたくらいで。ゲームとしてとても楽しかったので、今回勝たなくても続けようと思っていましたが、次の大会の権利をもらえたのでモチベーション高く遊べそうです。日本一決定戦では、強豪ばかりだと思うので勝ち越しを目標にやりたいです。ハイレベルな対戦が好きで、大会が好きなので嬉しいです」

──「ディズニー・ロルカナ・TCGを始めようと思っている方へ一言メッセージをいただけますか」

りんご「キャラクターとイラストがいいです。好きなキャラクターやカードから始める、そうするときっとロルカナって面白いとなるかな。そこから遊び方を広げるのがいいと思います」

──「たしかに好きなディズニーのキャラクターでデッキを作って始めるのは楽しそうですね」

りんご「僕はキャラクターとしてはレディが一番好きで。たぶんアメリカンコッカースパニエル犬だと思いますが、昔似た犬を飼っていたんですよね。わんわん物語はもちろん、101匹わんちゃんも好き、犬が好きなんです。そんな僕が最初に手にしたデッキはチェルナドッグでしたね。色々な入口があると思います」

──「因みに今日のパーカーは?」

りんご「『ディズニーロルカナ チャレンジ 2026 Spring 東京』の優勝者であるニシオカさんが着ていたのを見て、可愛いじゃんと思って気に入って買いました。純粋に犬が好きで、レディが一番好きなので。デッキのスリーブも101わんちゃんですし」

──「今後の大会では多くのイルミニアから目標となるわけですが」

りんご「日本一決定戦に向けて、これからも友人と楽しく遊んでいきます!ディズニー・ロルカナ・TCGを盛り上げるために、今後も機会があれば大会に参加していきたいですね」

『Wave2』優勝キノカ選手

ディズニー・ロルカナ・TCGとの出会い

キノカ「自分は子供がいるんですが、一緒にアナと雪の女王から入って、改めてディズニーが好きになりました。ディズニーランドにも頻繁にいくようになって、ディズニーのカードゲーム出るときいてならやるしかないと思い始めました」

──「普段はどんなふうにロルカナをしているのでしょうか」

キノカ「地元の友達もいますが、予定が合えば『セット チャンピオンシップ』へ参加しています。最初は大会で対戦するたびに対戦するたびにSNSのアカウントを交換したりしていました。そこで知り合いが増えて、調整する仲間になってロルカナの輪が広がっていった感じです」

本大会に向けての流れ・調整

──「ディズニーロルカナ グランプリに向けて具体的にはどのように調整したのでしょうか」

キノカ「『ディズニーロルカナ チャレンジ 2026 Spring 東京』に同じデッキで参加したんですが、2勝4敗でした。でもそれは自分の練度不足もあって。デッキ的には次の大会でも立ち位置が良さそう、これを継続しようと使い続けました。各デッキ対面を友人達と対戦して調整しました」

──「イルミニアたちの腕試しの場である『セット チャンピオンシップ』には参加されたりしましたか」

キノカ「4~5回くらい参加しました。基本は仲間内の集まりがあるならその練習を優先、なければセットチャンピオンで腕試しでした」

デッキに関して

──「使用されたアメジスト/エメラルドについて解説をお願いいたします。ズバリ、デッキ選択の決めては」

キノカ「強いといわれるルビー/サファイアに有利がとれることですね。今日はTop4のかかったところでやっと対戦できました」

キノカ「サファイア/スティールは理解度があるため、得意な部類に入ると思います。逆に、アンバー/スティールやアメジスト/スティールは噛み合いの部分が大きいですね。アンバー/スティールが人気なら、ルビー/サファイアも多いはず。追い風が吹いていると思いこのデッキに決めました」

──「なにか、調整の中で特別なカードやテクニックなどをデッキに入れたりしたのでしょうか?」

キノカ「《クリキー – 幸運のコオロギ》は打点を上げて盤面をひっくり返す巻き返しの切札です。さらにロア獲得スピードが遅いこのデッキにあって、ロア値3なので盤面まくりから、ロアレースを圧倒できます」

《クリキー – 幸運のコオロギ》

──「《プリンス・ジョン – 強欲王》まで採用せず、手札破壊に寄せきらない構築は特徴的ですね」

キノカ「このデッキの軸は《ディアブロ – 忠実なる使い魔》と《ダンボ – 世界の七不思議》の大量手札獲得、手札破壊、回避の3軸だと思っています。先手と後手でカードの強さは変わるため、どれかに寄せるのではなく、ハイブリッドした感じです。特に後攻は《ディアブロ – 忠実なる使い魔》よりも《ピーター・パン – 影の追跡者》、《イアーゴ – ドデカいおばけオウム》、《エルサ – 第5の精霊》での盤面勝負を意識しています」

《ダンボ – 世界の七不思議》

キノカ「《ディアブロ – 忠実なる使い魔》プランをとれないときは、後半のアドバンテージ源として《ダンボ – 世界の七不思議》が活躍してくれます。それまでに展開していた回避キャラクターで手札とロアを稼ぐ。《ディアブロ – 忠実なる使い魔》と《ダンボ – 世界の七不思議》はこのデッキのリソース源であり、不動枠です」

──「ほかにポイントはありますか」

キノカ「あとは、回避のハッピーセットですかね」

──「回避のハッピーセットですか?」

キノカ「《ピーター・パン – 影の追跡者》、《イアーゴ – ドデカいおばけオウム》、《ダンボ – 世界の七不思議》、《ジーニー – 最高な最後の願い》、《エルサ – 第5の精霊》の5種類です。《ジーニー – 最高な最後の願い》は役割的に優先順位を落とすので2枚になっていますが。ここに《ディアブロ》2種が加わり、頭数の点からも回避ゲーを有利に進められます」

本大会を終えての感想

──「大会当日の当たりはどうでしたか」

キノカ「実はルビー/サファイアには予選では一度も当たらず…日本一決定戦のかかったところでやっと対戦できました。《アースラ – 騙し屋》が活躍してくれました。アンバー/スティールに5回あたり、運良く4-1でした。」

──「実際に《クリキー – 幸運のコオロギ》は活躍しましたか」

キノカ「《クリキー – 幸運のコオロギ》はめっちゃ活躍しました。3軸のどれにも絡まないカードですが、このカード抜きにはアンバー/スティールに立ち向かえません。ロケーションや意思力の高いキャラクターに対して《クリキー – 幸運のコオロギ》は必殺のカードとして機能しました。とんでもないパワーカードです」

──「今日は運も味方した感じですか」

キノカ「もってましたね。手札交換で狙ったとはいえ、決勝トーナメントでは全対戦《ディアブロ》が変身できました。運がかなり味方してくれたなと。なので《ディアブロ – 忠実なる使い魔》のエンチャンテッド買おうと思います」

──「大会を通して、印象に残っているシーンなどはありますでしょうか」

キノカ「そうですね、一番最初の対戦ですね。初戦のときに何もできなかったのが印象に残っています。そこからサブマリン…ある意味気楽になれました。いけるか、だめかの葛藤はありつつも、切り替えて集中して対戦できました」

──「本大会の勝因はなんだったと思いますか?」

キノカ「練習ですかね、仲間たちとの練習。このデッキもくろびかりんさんが一緒に考えてくれて、このデッキ強いよと勧めてくれたんです。勝てない時期もありましたが信じて使い続けました。練度を上げれば勝てるのではないかと継続し、今日の結果に繋がりました」

キノカ「決勝トーナメントのほうが集中できたかもしれないですね。決勝トーナメントがみえてきた4勝くらいから集中できました。これはいけるかもと」

──「いわゆるゾーンに入った感じですか」

キノカ「本当に入ってました、決勝トーナメントは特にそうです。アメジスト/サファイアは苦手なんですけど、そこも最速《ディアブロ – 忠実なる使い魔》から《FRIENDS ON THE OTHER SIDE》のブン回りで勝てました」

グランプリ王者として

──「さて、グランプリの王者となりましたが、次の目標などはあるのでしょうか?」

キノカ「世界大会にいくことですね、日本一勝って。流石に参加したいので、照準を合わせて練習していきます」

キノカ「あとは、ロルカナを楽しみたいです。ロルカナって楽しいデッキたくさんあるので。『ジャファーの王権』も発売されたばかりなので色々さわりたいですね」

──「ディズニー・ロルカナ・TCGを始めようと思っている方へ一言メッセージをいただけますか」

キノカ「ロルカナは本当に楽しいです。友人の中にはほかのカードゲームからロルカナに移ってきた人もいて、凄いなと。理由もシンプルでロルカナが楽しすぎてというんです。ロルカナの楽しさを知らない人が多いと思うので、ぜひ一度遊んで欲しいですね」

キノカ「それとロルカナの人は良い人ばかりで。そこがないといくらゲームが楽しくても辛くなっちゃう。みんないい人だから、遊んでいて楽しい。凄いカードゲーム、革命だと思います」

──「実際、キノカさんの優勝が決まった際は、ご友人の方々の歓声が凄かったですね」

キノカ「ありがとうございます。ロルカナは遊べば楽しいので、ぜひ手に取って欲しいです!」

──「特に感謝している方がいれば、最後にメッセージをいただけますか」

キノカ「奥さんですかね。子供がいる中でカードゲームをやらせてくれているのが奇跡の環境です、奥さんに感謝しかありません。本当に感謝しかないです」

それは魔法のように、何気ない一言から始まる世界。ときには友人の、ときには家族の、ときには自分の内から。ディズニー・ロルカナ・TCGとは新しい出会いであり、楽しく暖かい世界との接触です。ディズニー・ロルカナ・TCGを手に取った瞬間から、誰もがイルミニアの仲間入りです。

それと同時に、ディズニー・ロルカナ・TCGは戦略と奥深いゲーム性を持ち合わせています。デッキ構築に始まり、カード使うタイミング、チャレンジとクエストの選択など、対戦中は楽しくも頭を悩ませる展開が待ち受けています。悩ましくも楽しい魅惑の世界が広がっています。

今大会では、友人(あるいは仲間)がキーワードでした。一緒に調整した時間は貴重な体験であり、何ものにも代えがたい経験です。あの日、あの時の出会いがロルカナを通じて今へと繋がっています。ともに過ごした時間があるからこそ、優勝を我が事のように祝福できるのです。

友人、仲間、調整チームなど言葉の違いはあれど、ここでの意味は同じです。ともにロルカナに興じ、ともにロルカナを楽しみ、友の勝利を喜べるものたちです。今回のディズニーロルカナ グランプリを通じて、改めてロルカナの輪の広がりとその強さを実感しました。やはり、ロルカナは最高のゲームなのです。

あらためてイルミニアの頂点に立った、勝者たちをここに讃えましょう!

「ディズニーロルカナ グランプリ 2026 Spring 名古屋」

『Wave1』優勝はりんご選手!!

『Wave2』優勝はキノカ選手!!

2人ともおめでとう!!

ライター:富澤 洋平 撮影者:福井 翔

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