コラム
2026.05.29
フィリップ王子降臨!現環境を打ち破る!?~ディズニーロルカナ 最新デッキ情報局 Vol.25~
みなさん、こんにちは!ディズニーロルカナ 日本語版 運営チームです。
本コラムは「ディズニーロルカナ 最新デッキ情報局」と題しまして、「セットチャンピオンシップ」の結果を中心に、ディズニー・ロルカナ・TCGのメタゲームの最前線や最新情報を皆様へお届けしていく企画です。
「ディズニーロルカナ 最新デッキ情報局」では、「セット チャンピオンシップ」などの大会結果を紹介し、初心者・中級者の方にも分かりやすい説明で、最新のディズニーロルカナゲーム情報を皆様へお届けしていきたいと思います。
今回は、最新セット「未知なる彼方へ!」、「ここからはじまる!スタートデッキ」が環境に与えた影響についてみていきます。開催3週目は70大会を超える「セット チャンピオンシップ」が開催されました。一体どんなデッキが活躍したのか。どんなカードがキーカードとなっていたのか。一緒に勝利のカギを探っていきましょう。
それでは早速みていきましょう!
5/18~24開催「セット チャンピオンシップ」優勝デッキ分布

1位 「アンバー/スティール」 32.3%
2位 「アメジスト/ルビー」 15.4%
3位 「アメジスト/エメラルド」 10.8%
4位 「アメジスト/サファイア」 7.7%
4位 「ルビー/サファイア」 7.7%
6位 「サファイア/スティール」 6.2%
7位 「エメラルド/サファイア」 4.6%
7位 「エメラルド/スティール」 4.6%
9位 「アンバー/エメラルド」 3.1%
9位 「アメジスト/スティール」 3.1%
11位 「その他」 4.5%
前回に引き続き「アンバー/スティール」が2位以下を大きく引き離してトップを維持しました。「未知なる彼方へ!」と2種類のスタートデッキが加入したことで低コスト帯が安定し、アグロ戦略に拍車がかかっています。
アグロが本命ですが、少数ながら《アリエル – 麗しい歌姫》入りの歌ミッドレンジも入賞していました。《風よ吹け》と《持つんだ熱い心》、《そこに登場、ゼウス!》などの除去系の歌カードが多く、盤面へ意識が向いています。
《A WHOLE NEW WORLD》の代わりに《メリダ – おそろしの射手》+《剣をふるえ!》の組み合わせの採用がされています。手札を回復するよりも対戦相手の盤面を一掃することを優先し、立て直しを図る前に勝負を決める狙いがあります。《アリエル – 麗しい歌姫》から《メリダ – おそろしの射手》へと繋げば、最速5ターン目に《剣をふるえ!》の雨を降らせることができます。

2位に輝いたのは「アメジスト/ルビー」。前回は圏外でしたが、大きく数を伸ばしています。チャレンジをベースにした有利盤面の形成、《BE PREPARED》と《シスー – 兄弟姉妹の希望》の全体除去二枚看板による制圧力の高さが魅力です。
新しいキャラクターとして《ヘラクレス – 力強きリーダー》が採用されています。「他のキャラクターからチャレンジされている間以外ダメージを受けない」シンプルながら強力なテキストです。

《ヘラクレス – 力強きリーダー》からの《エルサ – 第5の精霊》か《マウイ – みんなの英雄》は、このデッキにおける新しい黄金ムーブ。どちらもヒーロー・キャラクターなのです。

3位は「アメジスト/エメラルド」。手札破壊(手札を捨てさせる効果)をベースに、《ディアブロ – 忠実なる使い魔》や《ダンボ – 世界の七不思議》でドンドンカードを引いていきサポートします。手札に差をつけて、手数の多さで勝負するデッキです。
《レニー – おもちゃの双眼鏡》は手札破壊効果持ちのキャラクターです。スタッツこそ頼りないものの、アクションと組み合わせればチャレンジされません。クエスト+手札破壊で対戦相手の動きを鈍らせ、コツコツとロアを稼いでくれます。

4位は「アメジスト/サファイア」と「ルビー/サファイア」が同率で入賞しています。「アメジスト/サファイア」はインクブースト(カードの効果で使用できるインク数を増やすこと)から先に4コストのキャラクターへと繋げて、強固な盤面を維持するデッキです。採用されているキャラクターは回避持ちが多いため定着しやすくなっています。《ダンボ – 世界の七不思議》や《ジーニー – 最高な最後の願い》で手札を維持しながら惜しみなくキャラクターを送り出していきます。
新顔の《Mrs.インクレディブル – ゴム人間ママ》は大型の回避持ちキャラクターです。毎ターン回避かロアを選択できる適応力の高さ、意思力6のタフさが強みです。回避キャラクターを中心としたデッキにはかなりの驚異となりますし、《マウイ – みんなの英雄》にチャレンジされにくいのもポイントです。

「ルビー/サファイア」は《ティポ – 育ち盛りの息子》や《アズライト航海記》でインク数を増やし、早期に高コストのカードを使っていく戦略です。2回のインクブーストを用いて2→4→6とのインクを増やせば、4ターン目に《マウイ – オレって半サメだろ?》がプレイ可能です。
4コストのインクブーストは《HOW FAR I’LL GO》がメジャーでしたが、《シンデレラ – 夢をかなえたプリンセス》を手に入れて安定度がアップしています。《シンデレラ – 夢をかなえたプリンセス》は高コスト帯へとつなぐ中盤の架け橋であり、さらに手札入れ替えて強力なカードを引くのを助けてくれます。

ピックアップデッキ
5/18~24に開催された「セット チャンピオンシップ」優勝デッキの中から、一部のデッキを紹介いたします!
ドンキー:びょー選手「エメラルド/ルビー 手札破壊」

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「エメラルド/ルビー 手札破壊」は《背すじがゾクッ!》などの手札破壊カードをプレイして、対戦相手の手札へダメージを与えていくデッキです。手札破壊と同時に《ディアブロ – 忠実なる使い魔》や《プリンス・ジョン – 強欲王》でカードを引き、ゆっくりとキャラクターを展開していきます。《妨害小細工》は両方の色の強みをミックスした特徴的な1枚であり、手札破壊とチャレンジのサポートを同時におこなえます。
弱点として手札破壊に重きを置くあまり、序盤での出遅れが致命傷となる盤面の取り合いの弱さでした。ご安心ください。これからは違います。
《俺は悪党!意地悪!下品!》は展開力に特化したアグロ戦略に大ダメージをあたえるアクションカードです。エメラルド相手に意思力1のキャラクターはかなりプレイしにくくなったといえます。
しかも歌であるため展開を阻害せず、《レニー – おもちゃの双眼鏡》や《ディアブロ – 忠実なる使い魔》で手軽に歌えます。

とはいえ、アグロ戦略にも意思力2以上のキャラクターはいますし、ミッドレンジ(中速デッキ)には効果が薄そうです。インクウェルに埋めることもあるのでしょうか。
インクウェルに埋めるなんてもったいない!《俺は悪党!意地悪!下品!》単体では効果の薄い状況下でも、サポートするカードが採用されています。
それは《フィリップ王子 – 敵を打ち破る者》です!《俺は悪党!意地悪!下品!》+《フィリップ王子 – 敵を打ち破る者》が決まれば、対戦相手のキャラクターのみ退場させられます。ナイスコンボ!
プレイ時の効果のみならず、サイズ、ロア値も高く、回避持ちと存在感のあるキャラクターです。特にエメラルドはロアレースで遅れやすいため、高ロアのキャラクターは貴重です。

《俺は悪党!意地悪!下品!》と抜群のシナジーを形成、着地後も活躍が見込まれる《フィリップ王子 – 敵を打ち破る者》ですが、コストは9と重めです。アグロ相手に間に合うか不安が拭えません。
安心してください、《フィリップ王子 – 敵を打ち破る者》をプレイする画期的な方法があります。それは《ヘラクレスの帰還》です。
たった5コストでどんなキャラクターもプレイ可能。コストを度外視した破格の効果であり、奇襲性の高いカードです。
対戦相手にもキャラクターをプレイされてしまいますが、ここで手札破壊が生きてきます。仮にキャラクターをプレイされても《フィリップ王子 – 敵を打ち破る者》のサイズ感は素晴らしく小さいキャラクターでは思うように動けません。「ルビー/サファイア」のような重めのキャラクターを採用したデッキ以外では、盤面にあたえるインパクトが小さく、手札破壊も相まってリスクよりもリターンが勝ります。

カードベース ジャブロー:キリイリ選手「エメラルド/サファイア コントロール」

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「エメラルド/サファイア コントロール」は《ティポ – 育ち盛りの息子》や《アズライト航海記》でインクブーストしていき、早期に高コストのカードを使っていく戦略です。バウンス(キャラクターを手札に戻す効果)効果で適度に盤面をコントロールし、対戦相手の攻め手に対処しつつ、高コストのキャラクターを展開し、盤面の巻き返しを図ります。
奇しくも先程の「エメラルド/ルビー 手札破壊」と同じく、《俺は悪党!意地悪!下品!》+《フィリップ王子 – 敵を打ち破る者》のコンボを採用しています。
ですが、お供である《ヘラクレスの帰還》が見当たりません。代わりに《フィリップ王子 – 高貴なる探検家》の姿があります。インクブーストを絡めて、早期の変身を狙うのです。
《フィリップ王子 – 高貴なる探検家》は意思力こそ低いものの、魔除持ち。レディ状態を保てば除去される心配はほとんどありません。
6インクたまった後は、《フィリップ王子 – 高貴なる探検家》で《俺は悪党!意地悪!下品!》を歌い、《フィリップ王子 – 敵を打ち破る者》へと変身すれば、たった6インクで実に12コスト分の働きをしてくれます。

《フィリップ王子 – 敵を打ち破る者》以外にも盤面コントロールカードが採用されています。それが《コワすぎる光景》です。
《BE PREPARED》と比べて効果範囲が限定的ですが、軽く、さらにサファイアでは貴重な全体除去となります。流行の「アンバー/スティール」などの軽量化したデッキに効果的です。インクブーストも相まって対戦相手の展開に合わせてジャストタイミングでプレイできます。手札を補充する《A WHOLE NEW WORLD》が減っているのも追い風です。
《コワすぎる光景》の効果は魔除では防げず、サファイア系アグロの《アリス – ビン腕な船乗り》や《ウェンディ・ダーリング – ピーター・パン博士》などにも効果的です。

ミッドレンジに強いキャラクターも加入しています。《マイロ・サッチ – 現場主義》は展開と妨害を一手で請け負う盤面の造りて。手札を犠牲にバウンスしますが、捨て札に2枚以上置いていればドローできます。歌カードの多いこのデッキでは捨て札にカードを置きやすく、ドローも容易です。
能動的に自分と対戦相手の手札の枚数をコントロールできるため、《クララベル – 軽やかなひづめの持ち主》とも相性抜群です。

カードショップ黄鶏屋:レオニダス選手「アメジスト/スティール アグロ」

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「アメジスト/スティール アグロ」は序盤から《カルホーン – 海兵隊軍曹》など場持ちの良い(場に残りやすい)キャラクターを展開し、積極的にチャレンジをしかけていく戦略が主流でしたが、今回はロア獲得に焦点をあてた構築をご紹介します。
序盤から低コストのキャラクターを大量展開し、果敢にクエストしていきます。ロアをためる速度が早く、終盤は《巨大コブラ – 蜃気楼の大蛇》や《マーリン – ヤギ》などの直接ロア獲得手段をもちいて20ロアを目指します。クエストを挟まずに直接ロアを獲得できるカードが豊富にあり、盤面で負けていても勝利を引き寄せる粘り強さがあります。
《ディアブロ – 従順なワタリガラス》や《鬼火 – 森の精霊》は一方的に退場しても損しないカードです。対戦相手視点ではチャレンジしにくく、かといって放置していてはロアを稼がれてしまう厄介なキャラクターです。
《鬼火 – 森の精霊》は1ターン目にプレイできれば終盤までコツコツロア稼いでくれます。チャレンジで退場したとしても出し直せば2ターンに1回、1ロアをゲット。地味ながら対戦相手目線ではかなり厄介なキャラクターです。

《リロ – 寒さ対策バッチリ》は攻撃的な戦略にピッタリなキャラクターです。ロア値の高さに目がいきますが、注目すべきはダメージ無効効果にあります。退場させようにも同じターン中に2回以上のチャレンジを要求する場持ちの良いキャラクターです。
《鬼火 – 森の精霊》と《リロ – 寒さ対策バッチリ》が加わったことで、継戦力が高くなり、以前よりも隙のないデッキになっています。

《ダッシュ・パー – 溶岩ランナー》プレイしたターンからクエストできる画期的なキャラクターです。《マーリン – ヤギ》にはじまり《巨大コブラ – 蜃気楼の大蛇》へと脈々と続く、直接ロア獲得キャラクターの系譜となります。
《マーリン – ヤギ》と比べて一度に獲得できるロア数が多く、リーチをかけるターンを早めてくれます。18ロアまでためれば《巨大コブラ – 蜃気楼の大蛇》と《ダッシュ・パー – 溶岩ランナー》の2面待ちとできます。
また、突進のおかげで劣勢時はチャレンジ要員にもなれる対応力の高いカードです。

おわりに
「セット チャンピオンシップ」開催第3週は、「アンバー/スティール」が優勝デッキ単独トップ座に輝きました。2位には「アメジスト/ルビー」がランクインするなど、メタゲームの動きを実感できる結果となりました。
アグロとミッドレンジの追いかけっこは加熱していき、週を追うごとに混沌とした環境となりそうです。
カード単位では《フィリップ王子 – 敵を打ち破る者》と《俺は悪党!意地悪!下品!》のコンボが存在感を示した週となりました。アグロからコントロールまであらゆるデッキに効果的であり、新しいエメラルドの構築が生まれたのです。今後もデッキの進化が非常に楽しみなところです。
このコラムを読んだ皆さんも、新しいカードやデッキに意欲がわいた方が多いのではないでしょうか。
是非、お近くのロルカナ公認店で開催される「ロルカナ交流会」「ロルカナ ショップ大会」「セット チャンピオンシップ」へご参加ください。
また、6月6日(土)にはマイドームおおさかでディズニーロルカナ初の公認イベント!「ディズニーロルカナ ファングリーティング」が開催されます。

イベントには開場時間中は何時から来てもOKです!ぜひ近隣エリアの方はご来場ください。
ディズニーロルカナは、新しいカードやキャラクターとの出会い、デッキの想像、「イルミニア」同士の交流をお待ちしております。
それでは、また次回の「ロルカナ 最新デッキ情報局」でお会いしましょう!