あの時、胸を熱くしたビー玉の一発。
子どもたちの手に握られた射出機構の気持ちよさと創意工夫が、今ふたたび息を吹き返す。
LEGACYSOUL 第2弾として選ばれたのは、スーパービーダマンの名を全国に知らしめた
伝説の一機、<ファイティングフェニックス>。当時の開発者が、30年の時を経て再び開発の最前線へ。
当時のビーダマン熱をどう受け止めていましたか?
最初は正直、そこまで大きな反響になるとは思っていませんでした。
でも、イベントの先行販売で何百人もの子どもたちが列を作ってくれたのを見て、「すごいな…」と、初めて実感が湧いたんです。自分が手がけた商品で、子どもたちが夢中になって遊んでくれている。その光景は本当に嬉しかった。けれど同時に、「果たして、自分は本当にその期待に応えられているのか?」という不安も大きくて。プレッシャーの中、とにかく夢中で開発に向き合っていました。

