【バトル攻略コラム】

ウィクロスアカデミー

ヒロインデッキの2人もディソナ編参戦! その性能を考察!!

皆さんほんと~にお久しぶりです。
今回講師を務めさせて頂きますウルズです。
ここ最近本当にいろいろとバタバタしてて顔を出せませんでした。

バタバタながらも時間を見つけてセレモニーには行ってまして、
対戦してくださったセレクターさんから「いつも記事を読んでます」なんてあったかーーい言葉を頂いたりしてました。
とてもうれしい……。

それと最近、12月ごろからウィクロスを始めてそのままおもしろくてハマってるという方をよく見かけるようになりました。
9周年も迎えましたし、
そういう方々を大切にしてもっと盛り上げていきたいですね。

さて、そんな私が務める今回の記事では、
「CONCORD DIVA」で登場する「ヒラナ」と「ピルルク」を深掘りしていきたいと思います。
両ルリグとも構築済みデッキが2つセットになった「SUPER DIVA DECK DOUBLE HEROINES -ピルルク&ヒラナ-」で登場してたので、この2人から始めたという人もいるのではないでしょうか。
私も???を持ってたことがあるほどの縁があるルリグなので頑張って書いていこうと思います。

んー……思えば以前もこのルリグたちを書いてたような?

ディソナでも目指せ、てっぺん!
《王手の一歩 ヒラナ》を考察

まずはディーヴァの主人公・ヒラナからその効果を確認していきましょう。

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今回のヒラナもかなりの攻め寄りの効果で参戦しましたね。
やはりこのルリグでデッキを作るなら、序盤からライフクロスを積極的に狙っていくような攻めに寄せた構築にしたいところだと思います。
しかし、単純な効果かと言ったらそうでもないのがこのルリグ。

エクシード能力が、相手の動きを妨害するために使いたいエナ破壊と、トドメに使いたいガード不可という組み合わせ。
さらに、起動能力がバニッシュなので、先にエクシードでエナ破壊をすると、その後にエナを与えてしまうというジレンマが存在します。
しっかりとプランを作らないと、思ってたより攻めきれないな……なんてことになってしまうかもしれません。

また、《王手の一歩 ヒラナ》は他のルリグたちとは違うところが2点ほどあります。
まず1つが、場にディソナアイコンのシグニを必要としないところ。
今までのディソナ編ルリグたちは場にディソナアイコンのシグニを要求して効果を発動してましたが、《王手の一歩 ヒラナ》はコストだけの要求になってます。

そして2つ目が、エクシード能力のエナ破壊にレベルの指定が無いところ。
多くのエナ破壊カードは相手のセンタールリグのレベルが3のときにしか破壊できませんが、このカードは相手のレベル関係無しにエナ破壊をできます。
これはこちらが先攻だった場合に相手がレベル2の時点で強力なエナ破壊をし、そのままリソースを抑え込むことができるということです。

そんな個性や効果を意識しながら、デッキを作るうえでの考察をしていきたいと思います。

ピース編

デッキ構築にとって大切なルリグデッキのカードから考えていきましょう。
まずはピース。
エナ破壊とガード不可という能力を持ってる以上、なるべく相手のリソースやライフクロスを削れるピースにしたいところ。
そこで浮かぶのがまずこの2枚。

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新規ピースの《不穏☆FU☆ON!》
このカードはエナコストが少なく、序盤から手札を削ることができ、手札とエナの両リソースを奪うことができます。
相手からすると、エクシード能力に備えてガードできるうちにサーバントでガードしたいところなので、そこを手札破壊で阻止できるのも良いところです。

もう1枚は毎環境見てる気がする《ウルトラスーパーヒーローズ》
こちらはアシストの色が固定されてしまいますが、リフレッシュによる1打点と手札補充に盤面1打点というスペックはやっぱり魅力的。
手札補充はそのままエクシード能力のエナ破壊に繋がるところも相性が良いです。


そして2枚目のピース枠としてはこの2枚

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《ディソナンス》は単純な手札補充に加えて、エクシード能力のエナ破壊につなげられることがあるため、採用候補にしてもいいと思います。
《ネバー・サレンダー》はエクシード能力でライフクロスを削ることにした場合、手札がすべてなくなる関係上、次のターンに使用条件を満たしやすくなります。
また、サーバント以外のシグニならトラッシュか2枚回収できます。
ディソナ以外のシグニも含めた盤面をプランに組み込んでいるのであれば、採用候補になると思います。

アシスト編

続いてアシストルリグについても考えていきましょう。
《王手の一歩 ヒラナ》を活かすには、ライフを削ることと、エクシード能力の準備をすることが求められると思います。
また、エナの消費量もそれなりにあるので注意が必要。
そうなると、相手のリフレッシュを狙えたりと攻めにつながるアシストや、手札を増やせるアシストを採用したいところ。
また、リソースを多く消費する大型アシストについては、もしかすると相性が悪い可能性もあります。
そんななかで注目してるのはこのアシストたち。

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まず《ウリス・アフリクト》ですが、リフレッシュを狙うといえばのアシスト。
《ウルトラスーパーヒーローズ》と合わせることで大体の対面にデッキリフレッシュを起こさせることが可能になります。
《マキナバインド》は3エナで2面、場合によっては6エナの3面という応用が効くところがとても優秀。
そもそもマキナのアシストは手札補充+打点を作れるので、構築によっては《マキナスマッシュ》でもいいと思います。

この他にも無作為に手札を破壊することで序盤からリソースを奪う《レイ*無我斬》
3エナで2面守りつつ、手札も増やせる《【アシスト】リゼ レベル2【氷壁】》あたりも採用候補になるかもしれません。

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メインデッキ編

そして来ましたメインデッキ。
ディソナといえばパートナーシグニの存在が重要です。
そのパートナーシグニを確認してみましょう。

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どちらもエクシード能力との噛み合いがよく、アサシン持ちなのでエナを破壊したあとにエナ与えることなく点数要求が可能となってます。
ただし、エナの消費量がそれなりにあるので使うタイミングと頻度は考えたほうがいいかもしれません。
デザイン的には先にエクシード能力を使うほうにデザインされているような気がします。

エナを破壊する戦術が取れる以上、エナをあとから与えるアタックトリガー持ちのカードたちとは相性がいいと思われます。

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まず浮かぶアタックトリガーのカードたち。
《幻竜姫 遊月//ディソナ》は赤のカードで数少ない12000をバニッシュできるシグニです。
ライフクロスをクラッシュしなければならなく、このシグニを止められると2点分を守られる可能性はありますが、エナ破壊でアシストを封じてからのこのシグニは中々に困ることでしょう。

《コードアンシエンツ ウムル//ディソナ》はアタックトリガーを持つシグニの中でも手札を減らして盤面に出せる能力があります。
《紅天姫 テッペン//ディソナ》のエナチャージ条件の調整をしながらアタッカーを出せるという動きができたりします。
しかし、手札を減らしすぎるとエクシード能力で削れるエナの量が少なくなってしまうため、使用タイミングは考える必要があると思います。

そして、相手の手札を削るための《幻水 イシガメ//ディソナ》《EXTRA》
リフレッシュを狙うために《羅原 まほまほ//ディソナ》《羅菌 オリゼル//ディソナ》といったカードを採用してもいいと思います。

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そして、最初のほうに書きましたが《王手の一歩 ヒラナ》は盤面にディソナ要求がないため、今までのシグニたちも採用圏内になります。

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赤シグニの耐性シグニたちです。
このシグニたちによって、エクシード能力をエナ破壊&ライフクロス破壊手段にスイッチさせるプランも取れるかと思います。
エナを削ってるので、相手はアシストを残してる場合が多く、トラッシュからシグニを回収できる《ネバー・サレンダー》を採用し、エクシード能力で大型防御の使用を咎め、耐性シグニで大型防御を貫通して勝つというプランもおもしろいかと思います。

ほかにもエナ破壊効果持ったシグニなんかも採用してみてもいいかもしれません。
さて、長くなってしまったのでここらで一度ヒラナについてまとめていきましょう!

ヒラナのまとめ
  • エクシード能力を使うタイミングと使ったあとの動きを考え、柔軟に対応できる構築にするとよい。
  • 攻めの動きを強くするために手札破壊やリフレッシュプランを入れてみるといいかも。
  • 盤面にディソナを必要としない珍しいルリグであることから、ディソナ以外の採用も考えてみよう。

ディソナ初のスペル軸ルリグとして参戦!
《コード・ピルルク・極》

続いてもう一人のルリグ『ピルルク』を確認してみましょう。

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ディソナのピルルクはスペル軸で参戦してきました。
条件を満たせば毎ターンディソナスペルを使用できるので、採用したスペル次第でさまざまな動きを展開できます。
従来のスペルデッキはデッキの中にスペルがなくなると動きが鈍るという弱点がありますが、トラッシュから使えるのでその弱点がないのは強みになります。

しかし、現在出ているディソナスペルがバーストしかないので、何も考えずに採用するとデッキの枠を消費してしまいます。
また、当然のことながらシグニの枚数も減るのでスペルだらけで出せるシグニが居なくなったりする恐れもあります。
総じて構築のバランスを考えていくルリグになると思います。

このルリグの特徴としても大きく2つあります。
まず1つがエナを消費する効果が何もないこと。
大体のルリグにはエナを消費する効果があるのですが、このルリグはまったくエナを消費しません。
なので、エナをメインやルリグデッキで存分に使用することができます。

そして、2つ目は直接的な打点能力がエクシードしかないということ。
そのエクシードもスペルを複数使用しなければ大型シグニがバニッシュできないので、大型シグニを出させない戦術やしっかりとした打点カードを採用していく必要があるかもしれません。

それではこのルリグもデッキを作るうえでの考察を行いたいと思います。

ピース編

このルリグを使う場合、弱点を補うための打点になるピースか、リソース勝負のロングゲームに対応するピースを採用していくのが分かりやすいかと思います。
そんななかで採用候補となりそうなのがこのピースたち。

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まずは新たに登場するピースの《Instigate》
面空けと蘇生で盤面を形成しやすくなるだけでなく、リフレッシュによる追加打点まで見えてきます。
また、デッキ削りの選択は自分でもよいため、リフレッシュでスペルがまったくないという緊急事態にも対応できます。
もう一つは《黒点の記憶》
こちらは、防御面数を増やすことでリソース勝負のロングゲームを考えた選択になります。
先に紹介した《王手の一歩 ヒラナ》のような強力なルリグアタックを持つデッキも登場することもあり、防御としての期待値は大きいと思います。
しかし、点数に繋がる効果はないので、ほかのカードで補う必要は出てくるでしょう。

2枚目のピースとして気になってるのはこのカード。

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こちらも新ピース
あり余るエナを手札+点数に繋げてくれるカード。
シンプルに使いやすく、ディソナを捨てれば相手のレベル関係なくバニッシュできるのもよいところ。
手札を捨てるので、採用候補になる《大幻蟲 アロス・ピルルク//ディソナ》の効果が誘発するのもおしゃれです。

アシスト編

パワーの高いシグニをバニッシュする手段が少ないため、できれば片方はバニッシュ効果を持った防御アシストを採用したいところ。
また、ヒラナとは対照的にリソースをある程度アシストに回せるため、もう片方は大型防御能力を持ったアシストでガッチリとした構成にしても良いかもしれません。

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バニッシュアシストの中でも個人的によさそうに思ってるアシスト。
このカードの強みは起動効果を持ってることで、2点分の火力を持っています。
エナをアシストに回せるので、起動効果のコストに困ることなく活躍ができるのではないでしょうか。

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レベル1に手札補充がある3面防御アシスト。
LIONを採用すると、白エナを用意する必要がありますが、硬い盤面を形成できる《幻怪 モクモレン//ディソナ》といった優秀な白シグニを採用可能であまり問題にはならないと思います。
マドカにした場合は色が被るので、ピースが《サマーライブブルーズ》になってしまいますが、手札補充と打点を備えたピースなため、問題なく戦えると思います。

メインデッキ編

そしてメインデッキ。
今までリソースが多いと書いてきましたが、その理由はこれから紹介するパートナーシグニの存在があります。

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テキストの上から下まで、なんならバーストまでリソース効果満載のパートナーシグニ。
自動効果は《コード・ピルルク・極》のトラッシュからスペル使用で条件を満たすことが可能で、複数並べることでリソースがたくさん増えてきます。
出現時効果もスペルを抱え込みたいピルルクにとってかなり嬉しい効果になっています。
それに加え、5枚見たあとに好きな順番で戻せるのがとても偉く、複数体並べてデッキの順番を固定。
そのまま自動効果で固定したデッキからドローとエナチャージを選択できます。

ただし、点数につながる効果を持たないところ、パワーが10000というバニッシュされやすい数値であるという弱点があるので、そこを意識して構築するのがいいかと思います。

パートナーシグニの確認を終えたところで、このルリグの戦術となるスペルを考察していきましょう。

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まずは新カードの《見得の戦術》
打点効果を持つスペルでパワー関係なくバニッシュできる強みがあります。
同じ打点スペルの《開園の合図》とはエナコストと高パワーのシグニをバニッシュできる手段の多さで採用を考えるといいかもしれません。
そして、こちらも新カードの《リズミック・フォーチュン》
パワーが低いならパワーを上げてしまえ論の採用候補。
《コード・ピルルク・極》の効果で《EXTRA》を打ちやすく、相手の手札を削ってパワーを上げたシグニを突破されにくい展開を作っていくと輝くのではないのでしょうか。
コストが0なので、エクシード能力のスペル連打に組み込めるのもいいですね。

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既存のスペルも見逃せません。
《ニュー・プロブレム》はエナを手札に変換できるだけでなく、好きな順番でデッキに戻せるので、《コードハート セイヴ//ディソナ》と組み合わせて一気にデッキの順番を固定できます。
ただ、《コード・ピルルク・極》の自動効果で使うにはタイミングが微妙な場合が多いのでそこは注意が必要かと思います。
《羽化》はエナからディソナシグニを拾えるので、バニッシュされたシグニの回収はもちろん、手札が溢れそうな時にエナの変換できる使い勝手のよさがあります。
こちらもコスト0で打てるので、《コードハート セイヴ//ディソナ》回収し、出現時でスペル回収、そのまま《コード・ピルルク・極》の自動効果でスペルを3回も使用でき、エクシード4のマイナス効果を低コストで存分に使うことができます。

続いてシグニにも目を向けてみましょう。

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《幻怪姫 ドーナ//ディソナ》は、相手の手札を削りサーバントを抱えさせずにルリグアタックで攻めていくプランで使用可能。
他のディソナシグニをパンプしてくれるので、盤面の強度も上がります。
先に紹介した《リズミック・フォーチュン》と組み合わせるとこのシグニのパワーも上げられるので、攻めと守りの両方で活躍するでしょう。
《翠魔姫 バン//ディソナ》はバニッシュがしにくい高パワーなシグニを処理してくれるのでとても頼りになります。
シャドウ効果もエナを増やせるこのデッキなら達成も容易になるので緑エナを確保できる構築なら採用してみてもいいと思います。

さてここまで長々と書いてきましたが、そろそろまとめていきましょう。

ピルルクまとめ
  • 強力なディソナスペルとパートナーシグニによる大量リソースを武器に戦っていこう。
  • 打点能力と盤面の弱さを補う構築を。
  • スペルがすべてバースト持ちであることや、デッキ内のシグニが減ってしまうことを意識し、採用枚数と種類を選別してデッキを作っていこう。

おわりに

以上が今回のアカデミーになります。
久しぶりの講師で少し疲れましたが、ここまで読んでいただきありがとうございます。

今回紹介したルリグたちの他にも新しく参戦してきたルリグは沢山います。
「CONCORD DIVA」発売後すぐにディーヴァグランプリも控えてますので、早めの準備、デッキ考察をしてみて下さい。
もちろん、このあともライター陣の素晴らしいアカデミーがジャンジャン出てくるので、そのチェックも怠らないように。

では皆さん、またどこかでお会いしましょう。
以上講師ウルズのアカデミーでした。

タカラトミーモール