【バトル攻略コラム】

ウィクロスアカデミー

ウィクロス帝王学・強者の条件その2、いつか歴史になる今へ。ディソナのカードを振り返ろう!

はじめに

“愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ”
「愚者」は自分で失敗して初めてその原因に気づくが、
「賢者」は自分が経験できないことも、先人が経験した歴史を学ぶことで、
多くの経験を積むことができる、という言葉です。
失敗に限らず賢者とは歴史から学び、未来の糧にする。
賢者、それ即ち帝王なり……。


……てらたか先生にならってみましたが、どうも私にはしっくり来ないですね。
みなさんこんにちは、からばこです。ウィクロスアカデミーのお時間です。

今回は「ウィクロス帝王学・強者の条件その2」ということで、
ディソナ編で特に活躍したカードたちを紹介していきます。
前回はルリグ・ピース編でしたが、今回はシグニ・スペル編。
ディソナルリグの下ではもちろん、
ディソナ以外のルリグでも大活躍したカードが勢ぞろいです。
活躍の軌跡を振り返っていきましょう。それではどうぞ。

ディソナの象徴「下級の火力」

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ディソナの下級シグニはとにかくパワフル。
これまでとは頭一つ抜けた火力を持ち、序盤の3面要求を「当たり前」にしていきました。
それを象徴するシグニがこの3枚です。
特に《小砲 バクチク//ディソナ》は、コントロール戦術を除くほぼすべてのディソナデッキに採用された、ディソナの切り込み隊長といっても過言ではないでしょう。
レベル1シグニにして、レベル2の標準パワーをあっさりバニッシュできる火力は、間違いなくディーヴァセレクションを一つ上のステージに押し上げました。

それに続くは《幻獣 ワウルフ//ディソナ》《コードメイズ ムジカ//ディソナ》
《幻獣 ワウルフ//ディソナ》は、《小砲 バクチク//ディソナ》などで対応できない【シャドウ】シグニを貫けます。
《コードメイズ ムジカ//ディソナ》は、レベル2の《中装 グラム》をそのままレベル1にしたスペックで、《小砲 バクチク//ディソナ》とは異なる役割をこなします。

ディソナ編開幕前は「レベル1パワー5000」は「硬いシグニ」の象徴でした。
それがあっさりと《小砲 バクチク//ディソナ》に焼かれ、頼みの【シャドウ】もパワー3000ゆえに《幻獣 ワウルフ//ディソナ》に貫かれるようになりました。
後攻1ターン目に2点要求。その返しは3点要求。さらにその返しも当たり前に3点。
ディソナはディーセレ始まって以来の「超・火力時代」だったと断言して良いでしょう。

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もうちょっと視野を広げると《紅将 リル//ディソナ》《開園の合図》《ブラック・オーラ》も該当します。
特に赤の2枚は《小砲 バクチク//ディソナ》がエナコストにもなるため、多くのデッキで活躍しましたね。

ディソナがあれば、なんでもできる

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デッキ破壊もエナ破壊も、ディソナであればできてしまいます。
従来は《コードアンシエンツ ファラリス》《幻竜 遊月//メモリア》を出張させ、ピースなどで頑張って回収していた「メタシグニ」ですら、ディソナは飲み込み、武器にしています。
ディソナの多くは、コストにディソナを求めます。そのほとんどどに色の指定がなく、ディソナであれば良いため、これまでよりすんなりとメタシグニをデッキに取り入れられるようになりました。

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そのラインナップは幅広く、手札破壊や能力無効といった、ハイスペックなものまで勢ぞろい。
これまでのデッキが「得意なこと」として、せいぜい1つか2つ持っていたものを、ディソナはすべて我が物とし、武器商人の如くデッキに抱え込んでいます。
そして戦況に最も合った武器を、トラッシュやエナゾーンから引っ張り出し、相手を仕留めにかかる。
この「選択肢の多様化」もまた、ディソナを象徴するキーワードでしょう。

多様な選択肢は、「同じ戦術」の中にもあります。
例えばデッキ破壊であれば、序盤の《羅原 まほまほ//ディソナ》と終盤の《羅菌 オリゼル//ディソナ》
手札破壊であれば、量の《幻水 イシガメ//ディソナ》と質の《大幻蟲 アロス・ピルルク//ディソナ》といったように。

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どの戦術をメインウェポンにし、どの戦術をサブウェポンにするかすらも自由自在。
多様な選択肢もまた、ディソナの強みと言えるでしょう。
ルリグデッキの《ディソナンス》を筆頭に、《似之遊 カゴメカ//ディソナ》《コードアンチ ホーキ//ディソナ》《羅菌姫 ヘドニム//ディソナ》など、その選択肢にアクセスする手段が豊富なのも、強みを一層後押ししています。

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リソース基盤も充実

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攻めにはある程度リソースが必要ですが、それすらもディソナは工面します。
その象徴が《羅植 アイビー//ディソナ》でしょう。
場のすべてのシグニがディソナであれば、アタックフェイズ開始時に1エナチャージ。
レベル2のターンで2体並べ、「アイビーアイビーレベル1。アタックフェイズ2エナチャージ」は、ディソナの流行語大賞です。
自身が緑であるため《翠魔姫 バン//ディソナ》《メル・インビジブル》らのエナコストとなる点も噛み合っており、パワーが5000ゆえに《小砲 バクチク//ディソナ》に除去される点が、かえって超高速環境に拍車をかけていた印象です。

リソース面とは少々異なりますが、《似之遊 カゴメカ//ディソナ》も良き潤滑油として、多くのディソナデッキに採用されていました。
黒1エナであらゆるレベル3ディソナシグニと入れ替われる能力は、盤面の再現性を大きく高めてくれます。5枚目以降のパートナーシグニや、優秀なエース級シグニのかさ増しとして活躍しました。
レベル2でパワー8000という点も優秀で、序盤は《小砲 バクチク//ディソナ》に焼かれないのも大きいですね。《未開の巫女 ユキ》などコントロールデッキではもちろん、黒系デッキで序盤に並べる選択肢があったことも、このカードの魅力です。

そうそうリソースといえば、ディソナの青いカードをお忘れなく。
《コードイート マチャフラ//ディソナ》《EXTRA》、そして前述の《幻水 イシガメ//ディソナ》
あらゆるデッキがリソースを“得る”のみならず、“奪う”選択肢を得た環境でもありました。
前述のデッキ破壊やエナ破壊も相まって、純粋な火力と飛び道具で殴り合う、非常にパワフルな環境です。

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すべてを過去にしたエースたち

さて、ディソナ編の象徴といえば「パートナーシグニ」でしょう。
特定のルリグのもとで使うことでフルパワーを発揮する強力なシグニたち。
デッキの方向性を決定づける能力がそろい、環境で活躍したルリグの隣で常に輝き続けていました。
しかしディソナ編にはそれ以外にもエース級シグニが勢ぞろい。そんな中で二枚看板を張れるシグニといえば……。

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そりゃあ、この2人でしょう。

まずは《翠魔姫 バン//ディソナ》から。
《聖天姫 エクシア》をあっさり処理できる」をキャッチフレーズに引っ提げて登場。【シャドウ】すらも貫通する除去は、《翠魔姫 バン//ディソナ》はディソナ以前に流行した「白シグニで守る」デッキや戦術を、一瞬で過去に追いやりました。

そして《幻獣神 LOVIT//ディソナ》
過去最高峰の除去力を持つ、史上最強のアタッカーです。
「出ればバニッシュ、場にいりゃ横バフ、エナ焼く姿に慈悲もなし」といったところでしょうか。何もかもが最高峰のこのシグニは、ディソナを象徴する1枚として、ウィクロスの歴史に刻まれたことでしょう。

時代がフェゾーネへ、そして未知なる何かに移り変わったとしても、ディソナの大看板として後輩たちに襲いかかる姿が目に浮かびます。

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「ルリグ連パンは白の専売特許」も過去となったディソナの時代。
《幻怪姫 ドーナ//ディソナ》はディソナデッキに「ルリグで攻める」という選択肢をもたらしました。
ルリグアタックを止めるのは依然難しいディーヴァセレクション。例えシグニで攻められずとも、ルリグアタックで攻め続ければ脆いという点は、この2年半変わっていません。
堅牢なシグニでしのいだと思いきや、不意に降ってきた《幻怪姫 ドーナ//ディソナ》でトドメ。そんな幕切れも少なくはなかったのではないでしょうか。

現在はシグニの火力が大正義の時代ですが、いつかの未来でシグニが堅牢になる時代が来たとしても、ディソナ勢には《幻怪姫 ドーナ//ディソナ》という選択肢が残されています。
それはきっといつかの未来で、「ディソナの強み」の軸になるかもしれません。

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パートナーシグニに二枚看板にと、最優秀主演女優賞を与えるべきシグニに迷うディソナ時代。
ですがディソナ編の助演女優賞は誰と聞かれれば、私は全力でこのシグニを推薦しましょう。《凶魔姫 アルフォウ//ディソナ》です。

実質ノーコストの5000マイナスは、レベル1や2シグニを処理したり、マイナスに下駄を履かせたりと、使い道は数多(あまた)。
退場の際の4枚落としもキラリ輝きます。バトルを支える数々の名演技は、まさに助演賞に相応しいシグニです。
じわりじわりとその魅力が広がり、花代やナナシといったデッキに採用され始めましたが、ルリグ2体ダウンという地味な重さが、助演であることを良しとします。
その謙虚さもまた魅力かな。

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そしてディソナ時代の3枚目。私はイチオシ《大罠 あや//ディソナ》
あまりに独特で唯一無二すぎるその能力をどう活かすか。本当に悩ましく、それに好きになってしまったシグニです。

《ウリス・オーラ》《凶魔 パイモン》《アイヤイ★ショーダウン》
見えそうで見えない構築の方向性に、目を奪われたプレイヤーも少なくはないでしょう。

魅力の虜になったプレイヤーのひとりとして、最後にその存在を書き記しておきます。

ディソナもいつか歴史になる

その1でも語られた「過去の知識こそが未知のものを理解する」という言葉は、ディソナ時代にも当てはまります。
いつかディソナも過去となり、ウィクロスは新たなステージへと向かうでしょう。
新カード、新システムを前にどうデッキを作っていくか。そのヒントは過去にあります。
もちろん、ディソナにも。

例えば「3面要求に付加価値をもたらす」。
現在の花代やナナシが得意とする戦術ですが、先の未来で同様の環境となった時、その知識はデッキ構築の道標となるでしょう。

例えばエナ管理。
《幻獣神 LOVIT//ディソナ》らにエナを焼かれた経験は、構築や立ち回りで今後おおいに生きてくるはずです。

例えば「新システムと既存カードの配分」
ディソナ環境ではディソナルリグのみならず、《VOGUE3-EX ムジカ》《MC.LION-3rdVerse》など、既存のルリグにもスポットライトが照らされました。
ディソナと非ディソナカードを良いバランスで採用することで、過去のデッキを現代仕様にアップデートする。そのプロセスは未来でも役に立ちます。

過去を学ぶことで、今につながる。
ディソナを生きた経験は、いつかの未来でも、あなたを支える道標になるでしょう。

歴史を重ねて5周年

そんなウィクロスの歴史が詰まったサイトがありまして……。

私が運営しているデッキまとめサイト「WIXOSSBOX」ですが、6月21日にオープン5周年となりました。
多くの皆様にご利用いただいたおかげで、5年という大きな節目を迎えることができました。
この場を借りて、皆様に心より御礼申し上げます。本当にありがとうございます。
ウィクロスの歴史を「セレモニーの結果」という形で、これからもどんどん積み重ねて参ります。
引き続きたくさんのご利用、どうぞよろしくお願い申し上げます。

それではまた次回の更新で!

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