公開日:2016/10/7

WIXOSSコラム 第93回 Lostorageシリーズ予習!

みなさまはじめまして、WIXOSSの開発やプロデュースを担当しております、ヤマグチと申します。久しぶりに、第1回のコラムを見たらそう名乗っておりました。

2014/3/14から始まり、ちゃんと数えたらこのコラムで第146回目のようです。毎週読んでいる人はいるのでしょうか。

ということで改めて初心に還り、3年ぶりに1回目の題目に沿って書いてみようと思います。

WIXOSSって何なんですか?

一言で言うと、美少女でガチで参加型なTCG。それがWIXOSSです。
初心から変わっておりません。美少女というと、世間的には少女マンガ風な萌えっとした感じだと思うんですが、WIXOSSのイラストテーマとしては“戦う美少女”で、カードとしての“見栄え”を意識しております。イラストレーターさんに63mm88mmのキャンパスの中に自由に暴れていただいております。

あと、ガチ!の部分ですね。ここは、ホビージャパンでMTG(マジックザギャザリング)の世界が認めるプロでもある八十岡翔太氏がゲームデザインを行っております。この3年間でMTGで殿堂入りを果たしてました。すごいですね。ぼくにはとてもできない。アニメで山口が“八十岡さんがこれくらいなら許してくれるだろう”と思いながら持ち帰ったシナリオも、いやな顔一つせず、能力に当て込んでいただけます。実際にはしているのかもしれません。明快なゲームシステムと、練りこまれたバランスやプレイングの楽しさがWIXOSSにはあります。カード開発全般には、カナタクこと金澤が目を光らせて作成に取り組んでいます。

そして、もうひとつ追加するなら、あのころにはまだ無かった、イベントの部分です。どんなWIXOSSプレイヤーにも“舞台に上がるチャンス”を与えたい、参加できる幅をできる限り増やしたい、そんな思いを集積して、様々な(奇奇怪怪な)イベントを実施してきました。大きくは、元ラジオDJで強烈なキャラクターである本村APの功労です。

あの頃からWIXOSSチームも3名+課長に増えました。当時の4倍人数×3年間の経験×=12倍のパワーでチームは今後も頑張っていきます。

あ、ちなみに、WIXOSSのもともとのワーキングタイトルは、“Wish Across”でした。願いの交錯、戦いですね。

アニメとの連動?

10月から始まる「Lostorage incited WIXOSS」に注目あれ!

みなさんはご覧になられたでしょうか、このPVを……

なかなか無かったんですよ、“少女たちがちゃんとカードバトルをする”ってアニメ!ちなみにこのPVだとまったくカードバトルしてないですね…いや、ちょっとはしてますね。…本編ではちゃんとバトルは行われます。

ただし、それは“セレクター”たちのバトル。アニメの世界の中ではWIXOSSは当たり前のようにプレイされているTCGです。それが意思を持つルリグを持つセレクターたちによって、記憶を賭けたTCGとなります。少女たちは、戦いと、人と人との思いにどう巻き込まれるのか。そしてWIXOSSはどのようなTCGであるのか。アニメを見るとよりいっそうの世界観の連動性に入れるようになっております。

アニメの詳しい情報はこちらからどうぞ!


Lostorage incited WIXOSS

ルール、どんなの?

まずはバトルがはじまるまでの流れが見られる映像をどうぞ!!

【WIXOSSの一番の特長】

カードの裏面が2種類!これが一番の特長ですね。

白い背面を持つのは【ルリグデッキ】⇒ルリグ、またはアーツで、他にもレゾナ、というカードがあります。
枠も白いです。

黒い背面を持つのは【メインデッキ】⇒シグニ、またはスペルです。
枠も黒いです。

ルリグデッキは最大10枚で構築されます。デッキとは呼んでいますがこちらはドローをするものではなく、「相手に見せず、自分だけがいつでも見ることができるカード」です。

メインデッキは丁度40枚(うちライフバーストは必ず20枚)で構築されます。「ランダムでドローしていくデッキ」です。ルリグデッキによる自由度と、メインデッキによる運や構築の要素を使いこなし、勝利を目指しましょう。

【コインシステム】

さて、ここでは新たにコインシステムが導入されました。

コインの使用用途、現状一つは“アーツの追加(置換)効果”で、もう一つは“ルリグの能力発動コスト”です。所持できるコインは最大5枚です。15弾ルリグレア“真実の記憶 リル”を見てみましょう。

オーネスト◎:対戦相手は自分の手札を公開し、その後、自分のルリグデッキからカードを3枚公開する。(2枚以下しかない場合はすべて公開する)

このオーネスト、というのは必殺技の名前という風に捉えてください。コストではありません。きっと、Lostorage incited WIXOSS第1話を見たら“オーネスト”を使いたくなるはず。

最後に…

2014年4月selector、WIXOSSを様々な方の協力を得て世に出すことができました。そして、このWIXOSSを取り巻くコンテンツに触れ続けていただいた皆様、本当にありがとうございます。皆様に支えられ、劇場版を経て新たに“Lostorage”の制作も叶いました。本日10月7日が初回のオンエア日。ぜひ、楽しみにしてください。

ぜひ、今までずっと遊んでいるセレクターも、アニメを見てこのコラムにたどり着いたセレクターもこれからのWIXOSSに触れてみてください。末永く続くカードゲームに育てるべくこれからどんどんWIXOSSワールドを広げていきたいと思いますので、是非、これからもご期待ください!

次回は、恒例のアニメバトル紐解きをしてみようと思います。

◆Lostorage incited WIXOSSの紐解き #1◆へ続く。

ヤマグチ

関連記事