【WIXOSS開発コラム】

ウィクロスゲームデザイナー
八十岡翔太にインタビュー!

まもなく発売!WELCOME BACK DIVA ~selector~
の商品パッケージ横をご覧ください。

はい、というわけで、
今回は懐かしのルリグ「タマ」たちが帰ってくるということで、
ウィクロスの開始当初からゲームデザインをされている
ゲームデザイナー八十岡さんにウィクロスについて
色々インタビューをしてみました!

  • ゲームデザイナーということで、八十岡さんは『ウィクロス』の開発にどのように携らわれているのでしょうか?

八十岡:ウィクロスにおいては「カード能力」「各カードのテキスト」を作っています。いわゆるカードの基本的なデザインですね。プロデューサーの山口さんからオーダーを受け、アニメの内容やルリグの設定を踏まえながら作っています。
また、逆に私から提案することもあります。例えば、山口さんから今年の新シリーズ「ウィクロス DIVA(A)LIVE」の話があった時も「アニメで3人チームを組んだウィクロスバトルを見せようと思っている」とオーダーがありましたので、センター&アシストの合計3人チームを組んで戦うディーヴァバトルのシステムを作りました。

  • アニメシリーズの世界観やルリグの設定などありますが、どうやってゲームに落とし込むのでしょうか?

八十岡:キャラのイメージを自分なりに表現してゲームに落とし込んでいます。
カードテキストを見た時にユーザーから「たしかに、このカードはキャラの性格があらわれているね」と思ってもらえるように作っています。例えば「花代」はイケイケなキャラだから、カードにする時も“攻め”よりのイメージにしています。最近だと“きゅるきゅる~ん☆”なんかはアニメで意地悪な性格だったので、ゲーム上でも性悪なところを意識して相手の手札破壊やピース打消し効果を組み込んでみました。

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  • ルリグの世界観と言えば、今回メモリーシグニが新たに入ってきますが、どのようにしてメモリーシグニはデザインされたのでしょうか?

八十岡:実は、メモリーシグニの着想自体は3年以上前からありました。シリーズが進むことでルリグ数が増えてくる中で「ユーザーが持っている“好きなキャラで戦いたい”」の全ての想いに応えたいという気持ちがきっかけです。アシストルリグのシステムもその気持ちが含まれていますね。メモリーシグニもこれからどんどん増えていきます。未来には「タマ単(タマだけで構成されたデッキ)」なんかもできるかも(笑)
それができるまでは、ウィクロスを続けたいと思っています。

  • ウィクロスのゲームをデザインする上でどんなこだわりがありますか?

八十岡:ゲームを面白くすることはあたりまえですが、強いて言うなら「新しい体験を提供したい」ですね。ウィクロスは両プレーヤーが互いに考えるゲームプランのぶつけあいを「どう最適化するか」、「どう予想して守るか」が楽しさのポイントだと思っています。
ユーザーにはそれぞれのカードに対して、自由に使いかたを探してもらえるように意識して作っています。他にも、プレー中に微妙なストレスを与えるようなカードを入れたり、落差のあるカード(たまに強かったり、弱かったり、状況で変わる)は必要だと思っています。
あとは、それぞれのキャラに個性を持たせるようにしています。キーセレクションのルリグは特に各キャラのユニークさが出ていたと思います。

  • ウィクロスの歴史も7年たちますが、作っていて印象に残ったカードを一つあげるとしたら何ですか?

八十岡:いろいろありますね(笑)
想い出深いといえば「アルテマ/メイデン イオナ」です。

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ルリグで言うと制約系の能力や特別なことをさせるオンリー系のカードが好きで、当時、特別なことをしたいという気持ちがあって、あの形にしました。

  • 少しの質問の切り口を変えて、カードプレーヤーとしてもご活躍中とのことですが、八十岡さん自身はカードゲームをしているどんな時が一番楽しいですか?

八十岡:一番楽しいのはデッキを作っている時ですね。思い通りに動くかどうか、デッキを強くしていく過程が好きです。1人回しなんかも好きなほうですね。勝った負けたよりも、自分の理想の動きがゲーム中にできるかどうかを楽しんでいます。

  • 「美少女×ガチなTCG=ウィクロス」ですが、八十岡さんから見たウィクロス、もしくはウィクロスの良さを一言で言うと?

八十岡:一言でいいにくいですね(笑)「やりたいことができるTCG」。自分のやりたいことができる再現性、自由度の高さはウィクロスの良さだと思います。

  • たくさんの質問に答えていただきありがとうございました。最後に、世界中のセレクターに向けてメッセージをお願いできますでしょうか。

八十岡:これからも面白いゲームを提供していきます。ウィクロスのゲームデザインはこれから5、10年と続けていこうと思っていますので、引き続きウィクロスを楽しんでもらえたらと思います。これからもウィクロスをよろしくお願いします。

――八十岡さん、ありがとうございました!

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