【バトル攻略コラム】

ウィクロスアカデミー【ディーセレ考察】

激動のWELCOMBACK DIVA~selector~環境!戦いの舞台はLostorageへ

お久しぶりです。
今回2度目の講師を務めさせていただきます「ウルズ」です。
気が付けば空気もすっかり冷たく、お鍋やおでんが美味しい季節。
『ウィクロス』もあっという間に
「WELCOMBACK DIVA~selector~」環境が終盤。
いつの間にか迫ってきた「WELCOMEBACK DIVA~Lostorage~」
まもなく発売されます!
そして、発表されました第2回ディーヴァグランプリ!
まぁ、今年の終わりから来年まで
みなさんワクワクが続くんじゃないかと思います。
今回は、そんな激動の「WELCOMBACK DIVA~selector~」の振り返りと、
ディーヴァグランプリに関わって来るであろう
「WELCOMEBACK DIVA~Lostorage~」発売後の環境変化予想
して行きたいと思います。

WELCOMBACK DIVA~selector~環境の振り返り、環境の中心はあのルリグ

まずは、selector環境を振り返っていきましょう。
この環境の中心となっていたルリグといえばこのルリグ

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自身のソウルで打点を作成し、ゲーム1で盤面を安定して形成できるこのルリグは環境の中心でした。
主な構築はドリームチームで原子シグニを軸に構築し、高いスペックを持つ《羅原姫 H2O》を中心に、手札破壊と手札補充を駆使して戦っていくタイプ。
もしくはDXMで構築し、《TRIGGER OF VICTORY》とゲーム1効果で必要なパーツを集め、《幻獣 テングザル》《コードアート ララ・ルー//メモリア》といった耐性シグニで決めていくタイプが存在してました。

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このほかにも、そのポテンシャルの高さからさまざまなシグニを使いこなしていくデウスが活躍していた環境でした。

次いで活躍していたのはこのデッキ

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ルリグアタックで戦う《奏月の巫女 タマヨリヒメ》
盤面を《聖天姫 エクシア》《コードハート リメンバ//メモリア》といった強固なシグニたちでライフクロスを守り、エナを与えないどころか《リメンバ》や《幻怪姫 タマモゼン》でエナを要求。攻めは防御が難しいルリグアタックで戦っていくというデッキが活躍してました。

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ルリグで攻めるデッキであり、盤面を耐久性の高いシグニで硬めつつ、しっかりと点数要求をしてくる。そんな他のルリグとは違う攻め方をしてくるタマに苦戦を強いられたセレクターも多くいたことでしょう。

また、これらのデッキに対抗して手札破壊やデッキ削り、凍結といった戦術で自分のペースに引き込んでいく《コード・ピルルク・xi》《ノンストップ Dr.タマゴ》といったデッキも活躍していましたね。

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防御なんて忘れた! 自分が倒れる前に相手を倒してしまえばいいじゃないか!! と割り切って命のレースを仕掛けてくる《一覇一絡》を絡めた《炎唱火 遊月・参》等の速攻デッキも姿を見せてました。

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まとめますと、高いポテンシャルを持つデウスを中心に、強固な盤面と防御が難しいルリグアタックで攻めるタマ。それらルリグに対して、手札などのリソースを削って、相手の思い描く動きを封じ、自分のペースで勝負を仕掛けていく手札破壊、速攻デッキ。
これらのデッキたちが、「WELCOMBACK DIVA~selector~」環境を作っていたと思います。

さてさて、ここからが注目の「WELCOMEBACK DIVA~Lostorage~」環境について。
ディーヴァセレクションでは初のギミック「コイン」をはじめ、さまざまなピースやシグニが登場。さらに控えるのはディーヴァグランプリ!
2つ目の盾を入れたい私としても、環境の変化にはぜひとも注目したいところ。

と、いうことで、ここからはそんな環境に変化を与えるであろう「WELCOMEBACK DIVA~Lostorage~」の中から、気になるカード達を紹介していきたいと思います!

注目のWELCOMBACK DIVA~Lostorage~。新環境を切り開くピースたち

数あるカードの中でもまずはピースたちに注目していきたいと思います。
特に注目したいのは《キラキラ☆メモリーズ》《まっすぐオーネスト》

まずは《キラキラ☆メモリーズ》。バーストが発動しない打点が強いのはもちろん、注目したいのは前述した《奏月の巫女 タマヨリヒメ》との相性。
シグニを出す効果で《幻怪姫 タマモゼン》をライズさせることでシグニが起き上がり、シグニで二点取った時やバーストを発動され、シグニが減ってしまったときでも2回目のルリグアタックが可能になります。守りにくいルリグアタックの攻撃性がさらに光るようになるでしょう。

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そして《まっすぐオーネスト》。このピースの効果はレベル1限定ですが、レベル1が並ぶターンは結構あるため、防御効果が発揮される機会は多いと思います。
また、新しいピースの多くが防御効果を持っているため、主流になってる1面防御アシスト+3面防御アシスト構築を変えられる可能性も。
特に、新たに参戦したナナシのアシスト《ナナシ・ご選択》は強力な効果を持つ代わりに防御能力はなく、このようなアシストルリグの防御をカバーし、優秀な攻め能力を活かすといった構築が出てくる可能性はあると思います。
もちろん、防御面数をがっつり増やし、ドンっと構えた長期戦や正面から戦い合うといったデッキ構築をするという事も可能であり、どのように作っていくか腕の見せどころになるかと思います。

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ピースが増えていくほど、戦略の幅とデッキ構築は広がっていきます。
今までの環境で息をひそめてたルリグが突然環境に食い込んできたり、タマのような強い位置にいたルリグがトップに来たりする、何てことも起こるかもしれませんね。

シグニたちも伊達じゃない! 環境を揺るがす耐性効果

ピースだけでなく、シグニにも注目すべきカードは盛りだくさんです。
そのなかでも特に注目したのは《翠英 ナイチール》

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緑ルリグは、ただでさえエナを多く作ることができ、そのエナからこのカードを回収してさまざまな耐性を与えて戦ってくる。そんな恐ろしいデッキが出てくる可能性はあるでしょう。
また、このカードの起動効果で得られる耐性、実はさきほど振り返った「WELCOMBACK DIVA~selector~」環境で中心にいたデウスデッキのアシストルリグ《マドカ//クラップ》《マキナスマッシュ》の両防御に対応した耐性だったりします。

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両アシストルリグは他のデッキへの採用率も高かったので、アシスト防御の見直しがされるかもしれません。
特に、新弾で登場するメルのアシスト《メル・インビジブル》《デウスシールド》のような耐性に影響を受けない防御アシストの評価は高くなると思います。

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このように、このシグニだけでも環境に出てきそうなルリグやアシストに影響を与えていきます。
このようなシグニたちをどう使いこなすか、または受けきるか。こうやってデッキの考察がどんどん広がっていくのが、またおもしろいですね。

テーマデッキの強化も見逃せない!上手に使えるのはどのチームだ

原子や宇宙といった特定のシグニを中心に作るテーマデッキは以前から強化されており、今回もしっかりと強化カードが来てます。
特に強化が目立ったカードがこちら。

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このカードはデッキのシグニを天使にまとめる必要はありますが、そのぶん従来の天使デッキの弱点だった、「点数を出せるシグニが少なく、大型シグニは除去しにくい」といったところを補う効果になっています。
3つの効果を状況に応じて選択できますが、どれも活躍するタイミングは多く、エナの消費は《翠天 スクナビコナ》《翠天姫 ガイア》といった緑天使で補うことが可能。これらと組合わさって、強力なカードになることでしょう。

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「WELCOMBACK DIVA~selector~」においても原子シグニを軸としたデウスが環境にいたように、「WELCOMEBACK DIVA~Lostorage~」においても特定のシグニを軸にしたデッキが環境を引っ張っていく可能性は捨てきれないですね。

ディーヴァにも遂に登場した「コイン」。君は使いこなせるか

まだまだ新しいギミックがあるのが「WELCOMEBACK DIVA~Lostorage~」。
コインを使うギミックはLostorageの代名詞であり、見逃せませんね。
そんな数ある中から注目したのは《羅星姫 カーニバル//メモリア》です。

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ベット効果で相手のルリグをサーバント0にする効果は、耐久力のあるシグニを簡単に弱体化することが可能。
《羅原姫 H2O》といった、高パワー&耐久効果のシグニもサーバント0に早変わり。
これによってシャドウの評価が見直されることも考えられますね。
また、他のシグニになる効果もなかなかにおもしろく、自分のシグニになることはもちろん、相手のシグニにもなれるという能力はかなり唯一性のある効果だと思います。

このほかにも、ベット効果を持っているシグニたちはたくさん登場します。
また、シグニだけでなく、スペルでもベット効果を持つカードも登場。そのどれもがベットすることで強力な効果を発動できるというものになっています。

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コインを獲得できるルリグだけが使える強力な能力であり、コインを得るデッキを使うかどうか、獲得した限りあるコインをどのように使って戦うか。
コインギミック一つだけでも、戦略と構築に変化が出てくるでしょう

新しいカードの影響はディーヴァセレクションだけにあらず

さて、みなさん。ここまでディーヴァセレクションでのことを書いていきました。
しかし、新しいカードが出てくると、オールスターやキーセレクションにも新しい風が来るのが『ウィクロス』です。
ここからは、他のレギュレーションでも活躍できそうなカードに注目したいとおもいます。

まずは、個人的におもしろいデッキが出てきそうな1枚を紹介。

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こういう”おもしろそう”が詰まったカードってワクワクしませんか?
まぁ、ちょっと物騒なデッキができそうな予感もしちゃいますが……それは、それとして。
《轟炎 花代・爾改》《夢限》といったアシストルリグを採用できるデッキにおいて、ピースから沢山のコインを最初から獲得することで動きに変化を付けられたり、新しいキーやアーツの選択肢が出てくると思います。

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そして、今回も登場しているレベル3ルリグも注目。
最近活躍しているドーナとリルは、特に注目したいですね。

《ドーナ SUN》のゲーム1の効果により、リミットが少ないこのルリグでも、必要な怪異シグニを盤面に揃えつつ、大事なシグニをシャドウで守るということが可能に。
これにより、レベル3の段階から安定して戦うことができるでしょう。

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そしてリルは、《武踊の記憶 リル》を採用することでレベル2のリミットを高くでき、《暴食の暴君 トウタク》といった強力なライズを並べやすくなります。
また、リルはキーセレクションにおいて他のルリグよりも多くのコインを獲得することが可能。
ベットアーツやキーの選択肢が増え、今までとは違った構築が現れることも考えられますね。

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このように、ディーヴァだけでなく他のレギュレーションでも活躍ができるカードはまだまだ隠れてるとおもいます。
みなさんも活躍できるカードを探して、大会で存分に暴れさせましょう。

終わりに

いかがでしたでしょうか。
ディーヴァセレクションに来たコインシステムと魅力的なシグニたち。そして何より、第2回のディーヴァグランプリとモリモリの「WELCOMEBACK DIVA~Lostorage~」環境だと思います。
今回書いたカードは数ある中のほんの一部!
まだまだ公開されていないカードも存在し、さらなるびっくりカードが出てくるかもしれません。
ぜひともいろんな研究、開発を繰り返して最強のデッキを目指していきましょう!!

長くなりましたが、今回はここまでとなります。
読んでいただきありがとうございました。

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