【バトル攻略コラム】

ウィクロスアカデミー

夢限少女参戦! 気になる7人の能力を解説!

こんにちは、ウィクロスアカデミーのお時間です。担当講師のシロネコです。
まったく気が付かないうちに2月になっていてこれは寒さによる震えなのか、はたまたあっという間に1か月経過してしまったことによる震えなのかと考えながら震える日々を過ごしています。
さて今回の講義ですがLEGENDARY DIVAに登場する7人の能力が先行公開されましたので、これらの能力を解説しながら使い方を考察していきます。
ディーヴァセレクションでは新システムとなるアーツが登場する前の最後の弾ということもありどれも強力な7人となっていますので、みなさんも本講義の内容を参考にしつつデッキを考えてみてください。

それでは、始めていきましょう!

NEXT GATE/扉の俯瞰者 ウトゥルス

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《未知の邂逅》によってグロウすることができる《未知の巫女 マユ》に続きピースからグロウするルリグとなっています。
能力は出現時に1体シグニを除外する効果と1ターンに2回白か黒のシグニを場に出す起動効果の2つのみですが、どちらもシンプルながら強力な効果となっています。
《未知の邂逅》と異なり支払うコストがないため、4ターン目にひとまずグロウして戦うスタイルになりそうです。
《扉の俯瞰者 ウトゥルス》を使用する際のポイントはいくつかありますが、もっとも重要なのは「最低限5ターンより先での決着」を目指すことを意識することでしょう。
前提として、《扉の俯瞰者 ウトゥルス》にグロウするにはドリームピースの枠を使用したうえで4ターン目以降にグロウする必要があります。《扉の俯瞰者 ウトゥルス》は強力なルリグではありますが4ターン目に使うだけではさまざまな能力を発揮するドリームピースとの差別化が難しいです。イメージしにくい方は《NEXT GATE》の効果を「2エナで相手のシグニを1枚除外し、自分の白か黒のシグニを2枚トラッシュから出す(4ターン目以降限定)」効果と読み替えて、自分が普段使っているドリームピースと見比べてみるとわかりやすいと思います。
そのため《扉の俯瞰者 ウトゥルス》の起動効果は少なくとも4ターン目・5ターン目の2ターンにわたって使用するのが理想です。デッキを構築する際は防御力の高い上級白シグニである《聖天姫 エクシア》などが自然と入るので5ターン目を目指すことはそこまで難しくはないですが、《扉の俯瞰者 ウトゥルス》を使う以上は序盤から攻めではなく守りを意識した盤面を作れるようにデッキを構築すると安定して強みを活かし戦いができそうです。

扉の俯瞰者 タウィル=トレ

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ウィクロス老人歓喜の白いタウィルがついに参戦です。
まず第一印象は「《扉の俯瞰者 ウトゥルス》の中継適性を高めた性能をしている」という感じでした。出現時でサーバントも加えることができるタイプの1アドバンテージ獲得効果と、ゲーム1で相手のシグニを1枚トラッシュに置きながらトラッシュの白カード再利用+相手のデッキ破壊戦術の阻害ができます。これだけあれば中継としての仕事は十分なのですが、《扉の俯瞰者 タウィル=トレ》の強さはもうひとつの能力にあります。それが常時効果の白シグニのパワーを1000上昇させる効果で、この1000という一見少なそうな上昇値がゲームに大きな影響を与えることになります。
ウィクロスにはパワー○○以下のシグニをバニッシュする効果を持つカードが多く存在していますが、バニッシュできる範囲によって消費リソースや条件が設定されています。簡単な例を挙げると

《羅星 サシェ//THE DOOR》→手札の解放派シグニ1枚で5000以下のシグニ
《幻怪 ドーナ//THE DOOR》→手札の解放派シグニと赤エナ1つで8000以下のシグニ

というようにバニッシュ範囲が広ければコストや条件が厳しくなっていきます。
《扉の俯瞰者 タウィル=トレ》でパワーが1000上昇するということは5000のシグニが6000に、8000のシグニが9000になるわけです。レベル1の下級5000シグニは《羅星 サシェ//THE DOOR》ではバニッシュできなくなり《幻怪 ドーナ//THE DOOR》以上の2リソースを要求できるようになります。パワー8000のシグニは例に挙げたシグニではバニッシュすることができず上級のシグニやスペルに頼らないと除去ができない状態にすることができます。
これによって安全に3ターン目を乗り切ることができるだけでなく相手によっては《扉の俯瞰者 タウィル=トレ》の状態で戦い続けたほうが有利にゲームが展開できるなんてことも起こるかもしれません。
後述する黒ウムルに比べると白ルリグなだけあって防御面に寄った効果ですので、安全にウトゥルスで戦いたい! という方にお勧めなルリグとなっています。

導きを集う ガブリエラ

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伝説の最強チーム・夢限少女の白ルリグからガブリエラの紹介です。
出現時に1ドロー1エナチャージをするNo Limitの3人と同じわかりやすいアドバンテージ獲得効果を持っています。No Limit同様エナを獲得することが得意な緑がメインではないため、このエナチャージは少ないながらも重宝します。
自動効果はルリグアタック時にシグニ1体のパワーを相手ターン終了時まで10000上昇させる受け寄りの効果となっており、どんなにパワーが低い耐性の無い下級シグニもレベル3相当のパワーラインまで引き上げられたり、倒されたくないレベル3シグニを20000以上に上げることができます。
相手のデッキによってパワーを上げるシグニを選べるため、最近のデッキを例に挙げると下級シグニを戻して攻める《防衛者MC.LION-3rd》デッキには下級シグニのパワーを上げたり、レベル1のシグニのパワー関係なしに攻められる《翠英 ママ//THE DOOR》が採用されている闘争派のデッキにはレベル3シグニのパワーを上昇させるなどの使い分けができて使いやすい効果と言えます。
ゲーム1でピースを獲得できる前例のない効果を持っており効果もルリグバリア・大量ドロー・バニッシュを状況に応じて選べる効果で使いやすい効果という印象です。受け寄りの効果のためゲームが伸びる都合上基本的にはルリグバリアを獲得することにはなりそうですが、選択肢が多いに越したことはないので優秀なピースと言えます。

彼方へ輝く アザエラ

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夢限少女のリーダー的存在の赤ルリグ・アザエラの紹介です。
ほかの夢限少女のセンター2人と見比べたときにエナ破壊という攻撃的な能力を持っているのが目を引きました。赤らしいといえばそれまでですが、夢限少女のピース《D-(A)LIVE!!》などを見てもどちらかというと守りが得意な3人なのかなと勝手に思っていたのでテキストを見たときはかなりのおどろきがありました。
チーム限定シグニである《夢限紅天姫 ゼウシアス》と相性がよく、《彼方へ輝く アザエラ》でエナを破壊して《夢限紅天姫 ゼウシアス》で手札を破壊する動きが強力です。
デッキを構築するときは赤のカードが多く採用されることもありほかの2人とは違う、攻めへの意識を割いたデッキ構築が重要になってきます。
無難なところでは手札もエナも破壊できることを活かして《RANDOM BAD》などの手札破壊スペルを多く搭載しつつ盤面はエナ破壊やバニッシュに特化した赤シグニを中心に序盤から速攻で畳みかけていくというようなスタイルが思いつきますが、《インビンシブル・ストーリー》でルリグバリアを得てゲームターンを伸ばし、エナ破壊の回数を稼ぎながら相手によって持久戦を仕掛けるなんてこともできるかもしれないと思うと伸びしろがしっかりあるルリグなのかなと思います。

希望の後先 ミカエラ

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夢限少女3人目の青ルリグ・ミカエラの紹介です。
アザエラ・ミカエラと異なる効果としては、ルリグアタック時にシグニを1体デッキ下に送る効果となっており、盤面のコントロールに寄った能力となっています。
青中心のデッキとなるので序盤から手札をしっかり破壊しながら相手のリソース獲得カードによって出てきたシグニをシグニのアタックやルリグアタックの効果で盤面から除去しゲームを伸ばしていくor弱体化した盤面に軽い除去を当てて勝負を決めにいく戦術がメインになっていきそうです。
《夢限紅天姫 ゼウシアス》が手札破壊とパワー8000以下バニッシュの両方を担ってくれているため、最初はシャドウ付与&手札破壊で盤面を固めて、盤面が弱くなったところをバニッシュ効果で除去できるため積極的に場に出して活用していきたいです。
《インビンシブル・ストーリー》の軽減条件は相手の手札が2枚以下なら2コストで発動できるため、ほかの2人に比べると早い段階で条件達成ができる可能性があるのもうれしいポイントです。

収斂せし扉 アト=トレ

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ほかのルリグにはまったくないユニークな能力を持ったルリグのアトです。
ターン1効果が手札かエナのうち0枚のほうのリソースを2枚獲得する効果となっており、毎ターンどちらかのリソースを使い切ることが想定されたルリグになっています。
基本的には手札を使い切るほうが楽なので盤面にシグニを展開しきってから2ドローすることが想定されます。手札破壊デッキに対しては手札を取られきる前に出現時で手札をエナに変換から2ドローで盤面を展開していく戦術が有効なので、手札破壊中心のデッキに対しては強気に出られそうです。これに対して、もともと手札破壊の戦術が搭載されていないデッキにはアドバンテージを得るためにサーバントをわざわざ捨てなければいけない場面などが出てきてしまうかもしれません。
上位デッキは基本的に手札破壊プランが搭載されているのであまり気になることもないかもしれませんが、もし対策したいという方は《中罠 あや//メモリア》を入れればサーバントを失わずに効果使用条件を達成することができます。
ゲーム1効果のライフを増やす効果についてもライフを得られるがリソースをすべて失うという一癖ある効果となっています。
ぱっと思いつくところですと先にアシストルリグにすべてグロウしてライフクロスをキープしてからライフを受けていき、ぴったり5リソースの損失で済むタイミングでライフを受けるというプランになりそうです。
癖は強いものの、リソースのやりくりをうまく回すことができれば毎ターン2リソース得られる破格のルリグになっているので今後の研究次第で化けていくルリグという印象です。

扉の俯瞰者 ウムル=トレ

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古来からのウィクロスユーザー垂涎の1枚、黒ウムルです。
《扉の俯瞰者 ウムル=トレ》も前述した《扉の俯瞰者 タウィル=トレ》同様《扉の俯瞰者 ウトゥルス》への中継として優秀な能力となっています。《扉の俯瞰者 タウィル=トレ》を防御力が高い中継ルリグとするなら《扉の俯瞰者 ウムル=トレ》は攻撃力が高い中継ルリグと言えるでしょう。出現時能力で相手のリフレッシュを促進、起動能力のパワーマイナスで相手のシグニの除去に貢献したりと黒ルリグらしい攻撃的なルリグとなっています。ゲーム1も強力で、黒のシグニをレベルの指定もなく2枚場に出せるため手札破壊デッキに先んじて手札をすべて取られていたとしても理想の盤面を展開することができるため、手札破壊デッキに対してはタウィルよりも強気に出られそうです。ゲーム1効果のおかげでゲームの流れも組み立てやすく、3ターン目以降はトラッシュから場に出し続けられることから、勝手に再現性が上がりプレイが比較的簡単になりやすいというのもうれしいポイントですね。
反面、黒中心のデッキ構築になる関係で序盤の盤面の防御力はタウィルに軍配が上がります。確実に5〜6ターン目を目指したいという方はタウィルを中継するのがおすすめですが、受けの戦略が苦手だったり、デッキに攻撃力を求める方はウムルがおすすめです。
どちらも優秀な中継ルリグとなっているので両方試して、自分のプレイ方針や環境に合った選択をすることが重要です。

終わりに

いかがだったでしょうか、今回は新しく登場する7人のルリグ紹介をやっていきました。使いやすいルリグも癖のあるルリグも幅広く登場するので、ルリグの長所を理解して自分に合った適性のある戦い方をぜひ探してみてください。
LEGENDARY DIVAが発売してすぐ大阪のチーム戦があるため、新しいルリグの活躍が見られることを楽しみにしています。

それでは、次回講義でお会いしましょう!

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