夢限少女杯2024 激闘を終えて

夢限少女だいじん選手・独占インタビュー

3月30日に開催された「夢限少女杯2024」で優勝し、見事3代目夢限少女に輝いただいじん選手。
優勝インタビューは生放送でも行われましたが、放送終了後にじっくりお話を伺うことができました。その一部をお届けします。(聞き手:からばこ)

表彰式を前に笑顔を浮かべるだいじん選手。清々しい表情がまぶしい

シンプルながら奥深い、赤デッキの魅力

ーー優勝おめでとうございます。まずはウィクロス歴を教えていただけますか?
2弾「ステアードセレクター」の頃から遊んでいるので、歴はほぼ10年です。当時は【3止めユヅキ】や、花代を使っていたと思います。その後も花代やリル、ユヅキなどで、グズ子が登場してからはグズ子が長いです。ずっとビートダウン系ですね。

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ーー今回は予選15位からの決勝トーナメント出場でした。特にハードだった試合はありますか?
決勝戦のアザエラ戦ですね。何か一つ間違っても勝てなかったので、本当に大変でした。

ーー赤のデッキは「バニッシュして攻める」というシンプルな戦術ですが、勝ち切るのは難しいと感じます。赤のデッキを使うにあたって、心がけていることやコツなどはありますか?
相手のアーツ(やアシストルリグ)を覚えることが大切です。
自分が攻めるときに、相手のどんなアーツをケアするかを考えるのはもちろん、シグニを余計にバニッシュして相手にエナを与えすぎないようにするなど、相手の立場で攻めていくのがポイントです。色々なデッキと何度も対戦して、相手はどんな手段で守るのか、攻めてくるのかなどを考えていくといいでしょう。
赤デッキは初心者に勧めやすいデッキではありますが、奥深く、難しい部分もあります。例えばピルルクやアザエラのような、手札破壊が得意なデッキと対戦する時、自分が先攻であれば、1ターン目にあえてレベル1シグニを場に出さないという選択肢もあります。《羅闘石 アメジスト》をただ出しても、こちらの攻め手を失いますし、手札も減りますからね。でも、同じ青デッキでも、相手があきらであれば先攻1ターン目でシグニを場に出します。あきらはさほど手札破壊はしてきませんし、《壱ノ遊 フウリン》などで攻めるために、あきら側もカードを消費します。
このように「バニッシュして攻める」シンプルなデッキですが、考えることはたくさんあります。それが醍醐味でもあります。

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ーーそんな赤デッキの魅力はなんですか?
攻めを仕掛けるタイミングを見切って仕掛ける瞬間ですね。相手のアーツを貫通して勝つと、気持ちがいいです。「ここで要求されたら相手は嫌だろうなあ」ということを考えながら、詰めの盤面を作って倒しに行くのが最高です。
そういうこともあって、キーセレクションではエマ(※)を使っていましたね。

(※)エマ:キーセレクション6弾「オルタナティブ」で登場したルリグ。追加のアタックフェイズを得るスペル《ネクスト・フューチャー》や、連続攻撃が得意な白の<英知>のシグニを駆使して戦う。

「師匠」シロネコ選手や仲間たちとの絆

ーー優勝インタビューでは、シロネコ選手(初代夢限少女)をはじめ、友人たちとの調整が優勝に大きくつながったと語っていました。シロネコ選手たちとの調整で、思い出深いエピソードはありますか

師匠のシロネコ選手(右)と固い握手

とにかく、ピルルクが使う《コードアート Cヤンデリア》にめちゃめちゃにされました。
パワーが13000になるので、《羅闘輝石 アダマスフィア》ではバニッシュできませんし、スペルの使用コストも増えるので、《溶岩の波乗》で【アサシン】を付与するのも大変です。《コードアート Cヤンデリア》2体と《コードアート Aトドア》の盤面を作られて、本当に苦しかったですね。アーツに《炎官鳥》を採用した理由でもあります。

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また、夢限ともたくさん調整をしました。夢限もエナをくれないデッキなので、とにかくエナが無くなります。
今日の対戦では、こちらのシグニをバトルなどでバニッシュしてきたこともあって、エナ不足に悩むことは少なかったのですが、練習に付き合ってくれた友人は徹底してエナをくれなかったんです。
だから、《閃花繚乱 花代・参》の「アンビション」や《羅石 シンシャ》でエナを確保する大切さを学んでいきました。練習の甲斐があって、当日の夢限戦では「今日は行ける!」と自信を持ってプレイできましたね。

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ーー師匠は厳しいですか?
僕がプレイを間違えると「そこはダメだよ」とはっきりと言ってくれますし、構築やプレイの相談にも乗ってくれて、ありがたかったです。みんな本当に頼りになりました。

ーーシロネコ選手を始め、友人たちに胴上げされていましたが、どんな気分でしたか?
怖かったです!なにせ初めてだったので……。
重くなかったかなとか、顔を蹴ってないかなとか、心配です笑

表彰式後に急に行われた胴上げ。友人たちの手で、高々と3度舞い上がった

ーー来年度の夢限少女杯の出場権を獲得しました。気が早いですが、これからに向けて意気込みをお願いします。
「FORTH SELECTOR」が発売されてから、ずっとこのデッキしか使ってこなかったんですよ。だから、他のルリグでも遊んでみたいですね。あと、シロネコ選手とhyakko選手で、夢限少女3人チームを組んでみたいです。二人はもう「組もう!」と話しているみたいで……。楽しみですね。

ーー改めて、優勝おめでとうございます!

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