業績予測

2024年3月期の連結業績予想(2023年4月1日~2024年3月31日)

  売上高 営業利益 経常利益 親会社株主に帰属する当期純利益 1株当たり当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円.銭
第2四半期(累計) 92,000 3.3 6,000 △0.2 5,600 14.4 4,000 25.3 43.61
通期 195,000 4.1 13,500 2.9 13,000 7.9 9,000 8.2 98.13

(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)

業績予想の理由

2024年3月期においては以下のとおり事業展開を行ってまいります。

4月より、2023年に発売10周年を迎える「アニア」ではテレビアニメ『冒険大陸 アニアキングダム』をスタートいたします。
また、「トミカ」「プラレール」「アニア」から生まれた個性豊かなキャラクターが織りなすアニメ『ゴー!ゴー!びーくるずー』のテレビ放送を開始するなど、関連商品と合わせた映像コンテンツ展開を進めてまいります。
また夏には、現代版ベーゴマ「ベイブレード」の第4世代となる「BEYBLADE X(ベイブレードエックス)」を市場投入する他、新作の映画公開となる「トランスフォーマー」においては関連商品の拡販に取り組んでまいります。

定番商品の「トミカ」「プラレール」「リカちゃん」やトレーディングカードゲーム「デュエル・マスターズ」のように、当社のビジネス基盤となる商品を引き続き強化するとともに遊び心をもった大人(Kidults層)など年齢層の拡大を図り、その他カテゴリーにおいても商品の企画開発・マーケティングに注力いたします。

事業領域拡大を図るための取り組みとしては、カードゲームアプリ「DUEL MASTERS PLAY'S(デュエル・マスターズ プレイス)」については定期的にバージョンの更新を行い、ゲーム性を高めるとともに、「ポケモンメザスタ」「ワッチャプリマジ!スタジオ」などのアミューズメントマシンをはじめとするデジタル関連事業等についても引き続き強化を図ってまいります。

アジア市場では、定番である「トミカ」「プラレール」の販売拡大を図るとともにキャラクター商品やアミューズメントマシンなどの展開を進めてまいります。

欧米豪についてはTOMY Internationalグループにおいて、コアブランドである「ベビー用品」「農耕車両玩具」を更に強化するとともに、2020年10月にTOMY International, Inc.の子会社となった米国の独立系玩具会社ファット・ブレイン・グループの強みである消費者直販プラットフォームの強化とビジネスシナジー拡大に取り組み、また、タカラトミーアーツが展開するぬいぐるみシリーズ「もっちぃもっちぃ、海外商品名:Club Mocchi- Mocchi-」など日本におけるグループ会社との連携も一層強化してまいります。

なお、当社を取り巻く経営環境としては、新型コロナウイルス感染症対策の規制が緩和されるとともに社会経済活動の本格化が加速する一方で、資源価格の上昇や為替の変動、地政学リスクの上昇など、注視が必要な状況が続くと思われます。このような不透明な状況においても当社グループは、中期経営計画の達成に向けて「アソビ」を軸とした商品展開、事業領域の拡大に努めてまいります。

以上により、2024年3月期の通期連結業績見通しにつきましては、売上高195,000百万円(2023年3月期比4.1%増)、営業利益13,500百万円(同2.9%増)、経常利益13,000百万円(同7.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益9,000百万円(同8.2%増)と予想しております。