【バトル攻略コラム】

ウィクロスアカデミー

「FORTH SELECTOR」新規ルリグレビュー第3弾

みなさん、あけましておめでとうございます!!
新年一発目に講義を担当させていただきますのは私おうかです。
去年は多くのアカデミー講師を迎えてパワーアップしたウィクロスアカデミーでしたが、今年も去年と変わらずアカデミー講師一同『ウィクロス』をどんどん盛り上げていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします!!!
ではさっそく今回の講義内容ですが、去年の流れから引き続き「FORTH SELECTOR」に登場する新規ルリグ15名のレビューとなります。今回は「REVERSAL組」ということで最後の5ルリグ(リメンバ、ちより、エルドラ、アン、アルフォウ)を解説していきますが、早くも新規ルリグでデッキの構想を考えたいという方はぜひ参考にしてみてください!

それでは本編へ行ってみましょう!

注:「REVERSAL組」は『「REVERSAL SELECTOR」収録のルリグの総称』です。

新規ルリグレビュー「REVERSAL組」

軽くおさらいとなりますが、今回の解説するルリグも今までの新規ルリグ同様ルリグトラッシュのレベル3ルリグと同じカード名として扱い、自動効果を得るものとなっており、今まで同様出現時効果でエクシード4を支払うことで上記を引き継げるようになっています。それでは各ルリグのレビューに移りたいと思います。

レベル4でも嫌らしさ全開! 攻防一体の性能を獲得したリメンバ

まずトップバッターはREVERSAL組の白ルリグ「リメンバ」です。

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出現時効果は白ルリグらしく【ルリグバリア】を獲得できる能力となっています。直接的なリソースを得ているわけではありませんが、サーバント無しでルリグによるダメージを1回無効にすることができるため、《占星術の巫女 リメンバ・ドウン》の効果と合わせるとかなり防御数が多いルリグになりますね。
続いてゲーム1能力は自分のデッキの一番上のカードを公開して、そのシグニと同じレベルの相手のすべての領域にあるシグニの能力を失わせた後に同じレベルのシグニを手札に戻す効果となっています。また、公開したカードはその後にカードを1枚引くため手札に加えることができます。《占星術の巫女 リメンバ・ドウン》の自動効果によってデッキの上4枚から好きなレベルのシグニを置けることから、博打で使用するようなことはほぼ無いでしょう。この能力の注目すべき点は「すべての領域にあるシグニ」の能力を失わせることです。例えばレベル1のシグニを公開した場合は相手の《サーバント #》《羅菌 アメーバ》のような場以外で効果を発揮するシグニを無力化することができるだけでなく、レベル1シグニのライフバーストさえも失わせることができます。また、能力を失わせた後に相手のシグニを手札に戻すとから、《聖天姫 エクシア》《羅植姫 ジャックビーンズ》などのシグニの能力を発動させることなく安全に除去することができます。パートナーシグニである《羅星姫 ホロスコープ》や宇宙シグニの火力役《羅星 カリーナ》は上記のシグニの他にも《参ノ遊姫 ボールペンマワシ》など弱点が多かったのですが、それらを無視できるのは非常に強力と言えるでしょう。

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相手や自分のシグニのレベルを参照してテクニカルに戦うリメンバはプレイや構築が非常に難しいルリグになります。思い切ってDIVAバトルスタイルにして《パラダイスうちゅう》を採用することで〈宇宙〉シグニの能力を安定させて戦うのも良いかもしれません。ただし、その場合リコレクトの条件が達成できない点には注意しましょう。

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夢の超ロングショット!!! 最高の爆発力を持つレベル4ちより登場!

続いてはREVERSAL組の赤ルリグ「ちより」です。

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出現時効果はカードを2枚引くか【エナチャージ2】とシンプルながら状況に応じて選択できるところが良いですね。そして注目のゲーム1能力は2エナ必要となりますが、自分のシグニの効果によってアタックが無効にならない効果と【マジックボックス】が表向きになった時に【アサシン】か【ダブルクラッシュ】をシグニに付与する効果です。使用するためのエナがない場合は出現時効果で賄えるのが良いですね。
少しややこしい効果ですが、1つ目の効果をちよりのパートナーシグニ《大罠 バーニングチョリソー》を例に説明していきましょう。

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《大罠 バーニングチョリソー》のアタックした時に表になった【マジックボックス】が【ライフバースト】を持たない場合、このアタックを無効にして相手が5エナ支払わない限りダメージを与えますが、ちよりのゲーム1能力を使用していたターンの場合、その効果を使用しても《大罠 バーニングチョリソー》自身のアタックを通すことができます。つまり、《大罠 バーニングチョリソー》の前に相手のシグニがいない場合はさらに追加で1点とることができてしまいます。
そして2つ目の効果はアタックした《大罠 バーニングチョリソー》などに【アサシン】か【ダブルクラッシュ】を付与することができます。つまり、《大罠 バーニングチョリソー》の前に相手のシグニがいた場合は【アサシン】を、相手のシグニがいなかった時は【ダブルクラッシュ】と使い分けることができます。これによってシグニ1体で最大3点取れてしまうため、夢の超ロングショットも実現できるかもしれませんね。
赤らしく非常に攻撃的な能力ですが、《中罠 ヒノワクグリ》《中罠 アシククリ》のようなアタックを無効にしながら強力な効果を持つシグニと一緒に使いたいので、最終局面を想定して序盤に仕込む【マジックボックス】を選んで戦っていきましょう。

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DIVAセレクションの禁忌!? ついに好きなカードをライフに仕込めるエルドラ登場!

続いてREVERSAL組から、今度は青ルリグの「エルドラ」です。

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出現時効果は青のルリグらしいカードを2枚引く効果。他のルリグたちと比べると少し控えめな印象を受けますが、そのぶんゲーム1能力が非常に強力となっています。まず、ゲーム1能力を使用した際に自分のライフクロスがない場合はデッキからランダンに1枚ライフクロスを加える能力。そして注目すべきはライフクロスがあった場合の効果で、ライフクロスを手札に加えて手札から好きなカードをライフクロスに加えることができます。エルドラは手札を増やして戦うルリグのため、強力な【ライフバースト】を持つ《SEA SPRAY》《TROUBLE》を多く入れることができます。これらのカードをゲーム1能力によってライフクロスに加えることで比較的容易に2点分の防御が可能となります。

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しかし、これらのカードはライフクロスを直接クラッシュするカードを相手に温存されてしまうとせっかく仕込んでも不発してしまう可能性があります。そこで、ライフバーストの不発が怖い場合には《コードメイズ アクフク》《羅星 ルナカー》のようなカードを仕込んであげると良いでしょう。こういったライフクロスに仕込む前提のカードを何枚か採用して相手や状況に応じて巧みに戦っていきましょう。

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もちろんこれらのカードを仕込むには元となるライフクロスが必要となるため、ライフクロスを加えることができるアーツやピースなどの登場にも注目していきたいところです。

色の増やし過ぎ注意!? 最強の多色メタ性能を持つアンが登場!

続くルリグも当然REVERSAL組から、緑ルリグの「アン」です。

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まず出現時効果ではデッキの上4枚から好きな数のシグニを場に出して残りをエナゾーンに置くという非常に強力な効果を持っています。ほぼ確実に4枚ぶんのリソースが増えるだけでなく、レベル3の時のアンの弱点でもあったメインフェイズ開始時に自分の場にシグニがいないという状況を確実に防ぐことができる点が非常に嬉しいポイントです。また、場に出すシグニの出現時効果も使用することができるため、《凶美 スミエ》のような出現時効果を持つ<美巧>のシグニを「アン」自身の自動効果で手札に戻してもう一度使用するといったこともできるので覚えておいて損はないでしょう。

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出現時効果が強力なため、ゲーム1能力が控えめかと思えばそんなことはありません。相手のシグニゾーンとエナゾーンから白、赤、青、緑、黒それぞれの色を持つカードを1枚ずつ手札に戻すことができるというまるで《讃型 緑姫》のゲーム1能力のような能力となっています。《讃型 緑姫》と違って相手のエナゾーンから好きな色のカードを手札に戻せるわけではありませんが、相手のシグニゾーンにあるカードも戻すことができるため、「アン」では難しかった3点要求が比較的容易に実現できます。また、これらはすべて相手の手札にカードを戻すため、相手がそのターンに撃ちたかったであろうアーツの使用タイミングをずらしたり厄介なシグニを場から退かしたりすることでバトルを優位に持っていって戦いましょう。

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少し話はそれますが、今回のアンの能力は《レインボーアート》を彷彿とさせる良い効果だなと感じました。DIVAセレクションでは使用できないカードですが、昔のカードに思いを馳せるのもカードゲームの醍醐味でしょう。

全面バニッシュも夢じゃない!デッキ回復も手にしたレベル4アルフォウ

REVERSAL組、最後のルリグは「アルフォウ」です。

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出現時効果によって相手か自分のデッキの上からカードを6枚トラッシュに送ることができます。ほとんど相手のデッキを破壊する方を選びそうですが、後述するゲーム1能力の効果を最大限発揮するために状況次第では自分のデッキを破壊する選択をとることも十分ありそうです。そんな気になるゲーム1能力は自分のトラッシュから【ライフバースト】を持たないすべてのカードをデッキに加えて、その枚数×1000だけ相手のすべてのグニのパワーをマイナスするという効果となっています。この効果は対象をとっているわけではないため、《聖天姫 エクシア》《翠美姫 スイボク》のような厄介なシグニの効果を気にせずまとめてバニッシュすることが可能です。また、『ウィクロス』は【ライフバースト】を持つシグニより【ライフバースト】を持たないシグニの方が強力な効果を持っている場合が多いため、パートナーシグニである《凶魔姫 サユラギ》のような強力なシグニが多い理想的なデッキを作ることが可能となります。

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「アルフォウ」はデッキ破壊をテーマとしていますが、相手だけでなく自分のデッキも破壊して戦うルリグのため、自身もリフレッシュに入りやすいという難点がありました。しかし、ゲーム1能力によって自身がリフレッシュに入りにくくなるだけでなく、パートナーシグニである《凶魔姫 サユラギ》のアタックした時の効果が完全に弱くなるということもなくなっており、全体的に噛み合いの取れた絶妙な能力となっています。<悪魔>のシグニの能力を存分に活かして相手を追い詰めましょう。

おわりに

というわけでいかがだったでしょうか。これで「FORTH SELECTOR」全15ルリグのレビューも最後となりますが、みなさんはデッキの構想はすでにできていますでしょうか? どう組めば良いのかわからないといった方やまだ方向性も決まってないといった方に今回の講義が少しでも参考になれば幸いです。2月に開催される「ディーヴァグランプリ WINTER」に向けてぜひみなさんが考えた最強のデッキをぜひ組み上げてみてください!
それでは今回のアカデミーはこのへんで終わりにしたいと思います。
またどこかでお会いしましょう。

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