【バトル攻略コラム】
ウィクロスアカデミーヒラナ、みこみこ、ハナレとそのパートナーシグニたちを紹介!!
空気が澄み、朝は息も白くなり、冬の訪れを感じるような季節になっていきました。
皆さんお久しぶりです。鍋は海鮮鍋派のウルズです。
寒い日にいただく鍋と日本酒はどうしてこんなにも美味しいのか。
さて、ここ最近のアカデミーではGPを中心とした今環境の話をしてきました。ですが今回は、以前の生放送で紹介されたヒラナ、みこみこ、そしてハナレ。このルリグたちとパートナーシグニたちについて、自分こと「ウルズ」と「ルの人」講師の2人で書いていく内容になります。
LUMINOUS SELECTOR環境は、今期最後のGPは、もちろん夢限少女杯にも絡む環境になります。権利を持っている人、これから取りに行く人、それぞれ重要になることでしょう。
すでに強そうな気配を出してるルリグたちでもあるので、ちょっと早いですが、今回のアカデミーをきっかけに、今の内から考えてみてはいかがでしょうか。
では、挨拶もここまでにして早速本編へ行ってみましょう!!
ハナレファン待望の新規レベル3! オールスター時代を思い出させるその効果を解説!!
3年待った。
七夕の生放送で使用してから約3年。幾多の苦しみを乗り越えてついに新規レベル3ルリグが登場します。
オールスター時代を思い出す、エナや手札に干渉する黒として登場するハナレ。その効果を解説していきます。
今回のハナレはかっこいい系のイラスト。武器のドアップはとても格好良くていいですねぇ。
えー、少し話が逸れましたが、まずはこのルリグを使ううえで軸になる自動効果。
自分のターンに2回発動でき、相手の手札とエナの状況に合わせて、苦しいと思わせる方を削っていくことになるでしょう。エナ破壊系にしては珍しく、エナを0まで持っていけるのも優秀です。
条件も、パワーが0になったときではなく、“減った時”というのがとても強力。特にエナを削るときにバニッシュをする必要がないので、アタック時の効果を持ったシグニとの相性がとても良くなっています。
この効果により、すべての<毒牙>シグニがリソース破壊シグニへと変貌します。特にパワーアップするのが《ドライ=厄姫パンドラ》。
出現時と自動効果で2回マイナスすることができるので、盤面によってはこのカード1枚で2体のシグニをバニッシュできる強力な<毒牙>です。
以前から<毒牙>軸のデッキでは強いカードでしたが、《虚幸の冥者 ハナレ》によってリソースまで破壊できるパワーカードに進化。
加えて、自動効果の方はアタック時に発動する打点効果なので、エナ破壊との相性もバッチリです。
弱点として、効果に<毒牙>シグニの枚数を要求するので、デッキの中身をそれなりに寄せる必要があることでしょう。
現状の<毒牙>シグニたちは、レベル3が優秀なものの、下級シグニは少しパワー不足な傾向です。ここばかりは新規シグニたちに期待したいところです。
リソースを破壊するということで、《幻竜姫 シーホース》や《幻竜姫 ヴリトラ》といった龍獣シグニとの相性もいいかもしれません。
《幻竜姫 シーホース》はエナが少ないほど手札破壊が成功しやすくなるカード。《虚幸の冥者 ハナレ》でエナを削り、《幻竜姫 シーホース》が手札を奪っていくという役割分担をしながら戦うことができます。
凍結効果も地味に優秀であり、パワーが高いシグニを<毒牙>たちの餌にしたあと、凍結させることでエナを与えずに無効化することができます。生かさず、倒さず、毒で苦しめる戦い方ができることでしょう。
《幻竜姫 ヴリトラ》は汎用枠になりつつあるエナ破壊レベル3シグニ。
《虚幸の冥者 ハナレ》の自動効果と共にエナをバクバク食べてもよし、手札破壊と役割分担をしてもよしと、かなり使いやすいシグニになることでしょう。また、赤シンボルが見えることで、相手からは《炎剣之舞》や《集中紅火》といった赤アーツの存在を意識しなければならない状況になります。
ただでさえ、リソースに干渉されてる状況で、これらのアーツに意識を持ってかれるのはかなりプレッシャーになると思います。
そして、ゲーム1効果。
シンプルな効果ながら、使うタイミングがいろいろとあるテキストになっています。
先攻3ターン目の相手がレベル2で、アーツを使いにくいタイミングで使用したり、トドメのタイミングで相手のライフバースト頼りを封じたりと、さまざまな使用タイミングが考えられます。
こればかりは、状況と対面次第になるので、どこで使うのが1番かは難しいですが、無駄にするのだけはもったいないので注意しましょう。
余談ですが、この効果で多くの人から「ウルズさん、ライフバーストよく踏むからよかったじゃないですか」って本当に言われます。嬉しいのか、悲しいのか、感情が行方不明になっちゃう。
ここまで強さを書いていきましたが、弱点もしっかり存在します。
まず、自分のリソースが全く増えません。加えて、<毒牙>シグニたちの燃費も悪いので、自分のリソース面において不安が出てきます。
手札もエナも増えないので、リソースを削るデッキながら、リソースを削られるのが辛いデッキということになる可能性があります。
また、手札とエナを削りますが、どちらを削るか見極めないと、どっちつかずのデッキになってしまうことでしょう。
防御アーツにも注意が必要で、盤面にマイナスをかけられるシグニがいなければなりません。《パープル・デイズ》や《ダーク・ベアトラップ》といったアーツを採用すると、自らバニッシュされに特攻してきて《虚幸の冥者 ハナレ》の効果を発動できない可能性もあるので、気をつけましょう。
ここまでルリグに注目してきましたが、パートナーとなるシグニも公開されているので、紹介していきましょう。
やはり、ハナレのパートナーはパトラですよね。
今回も自己犠牲が激しい効果になっています。生きた証とか言わず、しっかり盤面に残って欲しいのですが……。
気を取り直して、まずは、マイナス値分パワーが上がっていく自動効果。
下段の自動効果の関係で20000を超えるようにパワーを上げていきましょう。また、パワーを上げることによって《パープル・デイズ》のようなパワーに関係するアーツを乗り越えることも出来ます。
なるべく、《ドライ=クレオパトラ》から盤面に出してマイナス値を積み重ねていきたいのですが、普通に上げるとなるとかなり手間のかかる王妃様。
《ドライ=キロネックス》であれば、自身の2つの効果で1コスで10000までマイナスできるので、比較的簡単に20000までは上げられます。また、パワーを上げられればいいので、《アイン=グリーンルクボル》を使うという事もできるのは覚えておきましょう。
どれだけ効率良くパワーを上げていくかが、このシグニをうまく使えるかに繋がることでしょう。
そして、打点になる下段の自動効果。
自分と相手のパワーをマイナスするという、パトラらしさ全開の効果。この効果を使うためにしっかりパワーを上げていきましょう。
マイナス値も20000なので、ある程度パワーが上がったシグニでもバニッシュすることができます。また、アタック時の効果なので、《虚幸の冥者 ハナレ》のエナ破壊効果と相性が良いのは嬉しいところです。
一応、効果の発動にルリグ指定以外の条件はないので、自身を犠牲に正面ではなく、横のシグニをバニッシュすることが出来ます。なので、相手のライフクロスがないトドメの展開では、パワーを上げなくともこのカード1枚でしっかりと機能することだけは覚えておきましょう。
黒とは思えないリソース干渉能力を持つ「ハナレ」。
一見凶悪そうに見えますが、状況と相手のデッキを理解した立ち回りを要求されることでしょう。
両リソースを削りつつ、要求もこなす凶悪デッキになるか、器用貧乏なデッキになるか、作り手のセンスにかかっているルリグになると思います。
ここからはルの人講師がヒラナとみこみこを解説します!
射抜いてみせろよ、大舞台 — ヒラナ
まずはルリグから見ていきましょう。
特に注目したいのが毎ターン使用できる自動能力。
アタックフェイズ開始時に、アップ状態の<天使>シグニ2体をダウンし、赤1エナを支払うと、《天弓へ一歩 ヒラナ》のルリグアタックがパワーアップします。自身に能力を付与します。
《天弓へ一歩 ヒラナ》がアタックしたとき、相手がルリグデッキからカードを1枚ルリグトラッシュに置かないかぎり、相手にダメージを与えることができるようになります。
相手のルリグデッキのカードをトラッシュへ置く能力は、これまでも《閃華繚乱 花代・肆》や《シザー・ハンズ》で登場していますが、数ターンにかけてそれを要求してくるのはこのカードが初めて。
さらに、相手のルリグデッキが0枚の状態であれば、この能力で確実にダメージを与えることができるため、フィニッシャーとしての性能は一級品です。
能力の付与のために<天使>シグニを2体ダウンさせる必要はありますが、《あきら☆らっきー》のように、毎ターンルリグアタックで圧力をかけていくことができるでしょう。
ただし《あきら☆らっきー》同様、《フローズン・ギア》などのルリグアタックを防ぐアーツや、ルリグを凍結するカードの存在が脅威となります。
そんな場合は《紅天 ファレグ》や《紅天 イーリス》をはじめとした赤の<天使>シグニの能力を活かして、シグニでの攻撃を狙う戦法に切り替えていくのが良いでしょう。
また、ルリグが凍結された場合に備えて《クリスタル・エクスプロージョン》を採用し、ルリグをアップさせて相手の意表を突くのもおもしろそうです。
ゲーム1能力「行こう、てっぺん!」では、エナと手札をすべてトラッシュに置いて、その後に3ドローと【エナチャージ3】を行ないます。
アーツやシグニの能力で使用したリソースをここでしっかり回復し、ルリグの能力に繋げていきたい所です。
《煌きへ一歩 ヒラナ》のゲーム1能力から枚数が1枚ずつ増え、一歩ずつ成長を遂げる彼女らしい能力に思わずニッコリしてしまいます。
続いてはパートナーシグニです。
まずはアタックフェイズ開始時に発動する自動能力から。場に他の<天使>シグニがいる場合、自身をアップさせるか、自身のパワーを+3000するかを選びます。
アップ能力は先程の《天弓へ一歩 ヒラナ》との相性が良く、そしてパワー上昇は《紅天姫 Hハートアロー》自身の能力を補助する役割を持っています。
続いて起動能力です。エナゾーンから<天使>1枚をトラッシュに置くことで、《紅天姫 Hハートアロー》がアタックした時に、自身のパワー以下の相手シグニをバニッシュします。
通常でパワー10000、上記の自動能力を使えば13000と、エナ1枚で破格の除去性能を誇ります。
ただ、できれば自動能力は《天弓へ一歩 ヒラナ》のルリグアタック強化のためにも、自身をアップさせるモードで使いたいところ。パワー上昇には他のカードの力を借りるのが良さそうです。
幸い、赤の<天使>には、《紅天 ラーマ》や《紅天 カグツチ》など、でパワー上昇ができる能力を持つシグニがいます。
特に《紅天 カグツチ》は、手札を2枚捨てることでトラッシュから《紅天姫 Hハートアロー》を蘇生することができるため、積極的に採用される1枚となるでしょう。
ヒラナが初登場した構築済みデッキに収録されている《紅天 カグツチ》が、今のヒラナを手助けする展開……なんだかエモいですね。
デッキ全体としての感想ですが、<天使>シグニを2体ダウンさせて《天弓へ一歩 ヒラナ》が能力を使用する関係で、他の赤デッキに比べるとシグニでの攻撃が控えめになりそうです。
なので、自身をアップできる《紅天姫 Hハートアロー》をいかに活用するか、そしてアーツでいかにダメージを与えていくかが重要となるでしょう。
そして相手が『ルリグデッキからカードを置きたくない、でもダメージを受けたくない!』と、迷ってくれる展開を毎ターン作っていくのがベストかと思われます。
幸い<天使>シグニは色も種類も豊富。自分らしいカラーリングで、相手を射抜いていきましょう。
みこみこさんさん♪推し単担♪ — みこみこ
お次はみこみこです。こちらもルリグから見ていきましょう。
まず目に留まるのが、ターン2の自動能力。
自分のシグニがアタックした時に、自分の場に<微菌>シグニがいる場合、対戦相手の手札を1枚捨てさせるか、対戦相手が【みこみこ親衛隊】1つを得ます。
目先の手札破壊、もしくは未来の手札破壊へ投資することのできるこの能力は、さながらディソナ時代に猛威を振るっていた《羅菌姫 ミコオシ//ディソナ》を彷彿とさせます。
ここで『【みこみこ親衛隊】って何?』と疑問に思った方もいるかと思いますので、簡単に解説していきます。
【みこみこ親衛隊】は、カードの能力で相手プレイヤーに与えられます。
【みこみこ親衛隊】の持ち主は、自分のターン終了時に手札を1枚捨てれば、【みこみこ親衛隊】を取り除くことができます。手札を捨てなければ【みこみこ親衛隊】だらけになっていきます。
相手の場に増えた【みこみこ親衛隊】は、パートナーシグニの《羅菌姫 Mデスサイズ》でも活用します。《みこみこ☆さんさんおせおせ》は、【みこみこ親衛隊】を上手く扱うことによって戦うデッキになるでしょう。
続いてゲーム1能力「永遠♡不滅☆宣言」も見ていきましょう。
能力を使用したターンと次のターンの間、相手の効果1つによってカードが合計1枚以上相手の手札に加わった場合に、対戦相手の手札を1枚見ないで捨てさせることができます。
似た能力を持つカードとしては、「RESONANCE SELECTOR」にて登場した《コードハート Cメラ》が存在します。
ただし《コードハート Cメラ》がターン1回なのに対し、《みこみこ☆さんさんおせおせ》は何度でも発動でき、さらに捨てるカードも任意では無く、《みこみこ☆さんさんおせおせ》側が見ないで選びます。
つまり、相手がカードを手札に加える能力を使った場合に、大切なカードが捨てられてしまう可能性があるため、相手の動きを最低限に留めてくれる役割を持つという訳です。
残念なことにグロウフェイズの間は誘発しませんが、最近流行している《ブリザード・ウィング》をはじめとした自動でドローするカードに対しては、かなりの強さを誇ります。
ライフバーストの「カードを1枚引く」や「トラッシュからカードを1枚手札に加える」に対応しているのも嬉しいポイントですね。
続いてはパートナーシグニ。こちらも【みこみこ親衛隊】をしっかり活用していきます。
《羅菌姫 Mデスサイズ》はアタック時に、対戦相手の持つ【みこみこ親衛隊】を好きな数取り除くことで、相手シグニ1体のパワーを取り除いた【みこみこ親衛隊】1つにつき−8000します。
2つ取り除けば−16000で、大抵のシグニを除去できるでしょう。
ただそれと同時に、手札破壊の要である【みこみこ親衛隊】を失うことになります。
それを補うのが《羅菌姫 Mデスサイズ》自身の起動能力。手札から<微菌>シグニを1枚捨てることで、相手は【みこみこ親衛隊】を1つ得ます。1ターンに2回使えます。
この能力と「みこみこ」の自動能力を上手く使って、相手の手札と盤面を【みこみこ親衛隊】でかき乱していきましょう。
しかし、《羅菌姫 Mデスサイズ》が自分の手札を捨てて【みこみこ親衛隊】を与えるものの、《みこみこ☆さんさんおせおせ》と《羅菌姫 Mデスサイズ》は手札を補充する能力を持っていません。そこは、他のカードでフォローする必要があるでしょう。
毎ターン手札を増やす手段として《ブリザード・ウィング》。相手の手札破壊に対抗するための《羅菌 アメーバ》《羅菌姫 トーチュー・カソー》などが、現状では相性が良さそうです。
青の<微菌>はまだまだ数が少ないので、新規で収録されるシグニにも期待していきたいですね。
ディソナ時代よりも凶悪な手札破壊能力とパートナーシグニを得たみこみこ。
【みこみこ親衛隊】の数を減らさないためにも、デッキ一丸となって魅力をアピールしていきましょう!みこみこ推せ推せ!
おわりに
以上、公開された3ルリグとパートナーシグニの紹介でした。
各ルリグとも強力な効果を持っており、それぞれ個性がしっかりしていると思います。
割と無視できないテキストも多く、今期最後のGP。そして、夢限少女杯にも影響が出てくることでしょう。
新規カードこそ、全然公開されていませんが、使う予定が少しでもあるセレクターさんは早いうちから考えてみてはいかがでしょうか。
それでは!今回はここまでとさせていただきます。またいつか、別の記事で会いましょう!
以上!ウルズ&ルの人のアカデミーでした。























