【バトル攻略コラム】

ウィクロスアカデミー

祝・九州開催!「WIXOSS CEREMONY HYPER!!」知っておきたい「チーム戦ならでは」の戦略あれこれ

みなさんこんにちは、ウィクロスアカデミーの時間です。
今回の講師を務めます、からばこです。よろしくお願いします。

来年1月に、恒例の「WIXOSS CEREMONY HYPER!!」が開催されます。
環境終盤にディーヴァセレクションで行なわれる、3対3のチーム戦。これまでは東名阪の三大都市圏での開催が多かったのですが、今回は東京、名古屋に加え、福岡で初めて開催されます! 九州エリアでの開催は初めてなので、「初めてセレモニーハイパーに参加できる!」あるいは「参加してみたい!」という方は、特に西日本にも多いのではないでしょうか。

セレモニーハイパーはチーム戦。独特のルールも多くあるため、個人戦のウィクロスセレモニーやディーヴァグランプリとは異なる戦略やデッキ選択が求められます。
というわけで今回は、そんなセレモニーハイパーについて、基礎からたっぷりご紹介します。
今から準備しておけば、新年一発目に優勝し、好調な2026年をスタートできるかも?
それではいってみましょう!

センタールリグの重複禁止!

最大のポイントは、チーム内でのセンタールリグの重複が禁止されていることです。
厳密に言うと、「デッキ内で最もレベルの高いルリグのチーム内での名称重複がNG」です。
「全員が《夢限 -Q-》」「2人が《夢限 -Q-》」というようなチーム構成はできません。ピースからルリグになる《未知の巫女 マユ》《扉の俯瞰者 ウトゥルス》も含まれます。
ですので、同じルリグと対戦し続ける確率は、個人戦のセレモニーより低くなる傾向にあります。

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11月中旬に開催された「ディーヴァグランプリ2025AUTUMN」では、使用率最多は「夢限」「リメンバ」でした。
極端な例を挙げると、個人戦のセレモニーで参加者全員が《夢限 -Q-》を使えば、夢限と対戦する確率は100%です。一方セレモニーハイパーだと、全チームに《夢限 -Q-》を使うプレイヤーがいたとしても、チーム内での重複ができないので、対戦する確率は33%になります。合ってるかな?

なので通常のセレモニーやGPと比べ、特定のデッキへのガードを下げても大丈夫です。
「ディーヴァグランプリ2025AUTUMN」の使用率上位ルリグは「夢限」「リメンバ」「ひとえ」「緑子」「ピルルク」「ミュウ」「ソウイ」辺りでした。通常のセレモニーに出るのであれば、このあたりのルリグは対策しておきたいですよね。
でもチーム戦だと、「夢限やリメンバは苦手だけれど、ひとえ、緑子、ピルルク、ソウイは任せろ!」というようなデッキを使っても大丈夫。自分が苦手な夢限やリメンバに当たったとしても、隣の2人が勝ってくれれば、チームとしては勝利となるからです。デッキ選択では「自分が負けてもチームメイトに任せる」「チームメイトの対戦相手が不利なデッキだから、自分ががんばる」のような考え方も作戦としてはOK。チーム一丸で勝利を目指していきましょう。
もちろんそれを逆手に取って、どんなデッキが対戦相手でも戦える、オールマイティなデッキを選ぶのもいいですね。

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とはいえ全体のルリグ分布は、使用率上位のルリグに偏りがち。こう言ってはなんですが、結局は通常のメタゲームと変わりません。
ひたすら苦手な夢限やリメンバとの連戦になることもあるので、そこはその日のご縁次第。時期が時期ですので、初詣で祈っておくのもひとつかもしれません。
ただ、大胆なデッキ選択が通常のセレモニーより許されやすいのもまた事実です。自慢の一振りを持ち込むのもありですよ。

さて、重複が禁止されているのは「名称」です。ルリグタイプではありません。
同じ「リメンバ」でも《共宴の巫女 リメンバ・ディナー》《占星術の巫女 リメンバ・ドウン》は、チーム内で重複できます。
レベルが同じでも名称が異なればよいので、《メル=バラライカ》《メル=照葉》をセンタールリグにした【1止めメル】を2人が使うことも可能です。そういう戦略を取ったチームが実際に過去にありました。

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また、最高レベルの重複が禁止です。
《ロストコード・ピルルク》と、《ロストコード・ピルルク》経由で《ロストコード・ピルルク X》にグロウするデッキの併用は可能です。《轟炎 花代・爾転》《閃花繚乱 花代・参》《閃華繚乱 花代・肆》の、全員花代さんチームもOKです。

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いずれにせよ大会参加の際は、チーム内のデッキ選択が、ルールを満たしているかよく確認しましょう。
当日に「デッキが被っていて参加できない!」ということのないよう、チーム内でのコミュニケーションはしっかり!

チーム内での相談OK! 誰がどこに座る?

もうひとつのポイントは、チーム内での相談が許されていること。
ゲーム前の引き直しや、ディフェンスステップでアーツを使うか否かなどを、味方のチームメイトと相談することができます。
ここで重要なのがチーム内での席順。誰がどこに座るかは、チームの命運を左右します。

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これまでのセレモニーハイパーでは、1チームの3人が横一列で長机に座り、カードを広げて対戦していました。今回もそうかと思います。
なので距離的に、端の選手は反対端の選手と相談しづらく、中央のプレイヤーは左右のプレイヤーと相談しやすくなります。相談は「左端と中央」「中央と右端」が多くなるので、中央に誰が座るかが非常に大切です。
例えば、最も腕に自信のあるプレイヤーや、対戦相手のデッキについて博識なプレイヤーが中央に座り、左右をサポートすると頼もしいです。逆にちょっと腕が不安なプレイヤーを、左右の先輩がサポートするというのもいいですね。

相談はプレイ中もできますが、対戦が終わった後のほうがやりやすいです。頼られがちになりそうな選手は、使うデッキを速攻系にしてみるのもいいでしょう。自分の対戦が早く終わると、左右のプレイヤーのサポートに専念しやすいですよ。
もちろん最も手になじんだデッキを使うのが一番ですが、選択肢がある方は、こういった観点から選ぶデッキを考えるのも醍醐味です。

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相談に関して、非常に重要なルールがひとつあります。
「席を離れた選手や通信機器を使用した選手は、その試合でそれ以降の相談に加わることはできない」というルールです。
特に通信機器については要注意。スマートフォンを操作した後に相談に加わってしまうと、ルール違反になってしまいます。スマートフォンはポケットではなく、カバンの奥深くにしまっておきましょう。

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また相談可能とはいえ、プレイヤーを完全に操作するような相談はNGです。
自分の力で戦うのが第一。重要な局面で、チームメイトと力を合わせるのがいいですね。

メタゲームはどうなる?

「RESONANCE SELECTOR」環境が始まって1か月半ほど経ちますが、環境は非常に多様化しています。
紹介した夢限やリメンバを筆頭に、「ディーヴァグランプリ2025AUTUMN」で分布上位だったソウイやひとえ、緑子やピルルクなどは、引き続き各地のセレモニーで活躍しているようです。このあたりは以前の記事に任せましょう。記事で取り上げた「防衛派タマゴ」も、じわじわ人気を広げています。

グランプリ後の環境で注目しておきたいデッキを挙げるとすれば「サオリ」でしょうか。

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レベル3の《錠前サオリ[et omnia vanitas!]》《スター・ダスト》と非常に相性がよく、相手のエナがすっからかん。基本的には白の<ブルアカ>シグニが主力で、そこに《幻竜 アロサウルス》《幻竜姫 ヴリトラ》といった赤の<竜獣>シグニを足し、エナをいじめていきます。フィニッシャーは《炎剣之舞》《バブルス・ボマー》といったアーツで、エナを絞った後の最後の一押しも武器です。
グランプリでの分布もなかなか多く、その後も関東エリアで活躍している様子。このデッキが西日本に広がっているかは、私が関東在住なのでお伝えできませんが、注目株として紹介しておきます。

また《スター・ダスト》のみならず、「RESONANCE SELECTOR」で登場した「能力付与アーツ」を軸にしたデッキが、続々と研究されているようです。現状は《ブリザード・ウィング》《シザー・ハンズ》の採用率が高いようですが、《走行車炎》《一体分身》を使ったデッキも今後生まれるかもしれません。
上位勢にどこまで食い込んでくるかは未知数ですが、チーム戦ゆえに活躍の機会がありそうです。本番までまだまだ時間がありますので、ウィクロスセレモニーの結果などに注目しながら、いろいろなデッキを検討してみましょう。

うまかもん、たくさん食べんしゃいよ

「WIXOSS CEREMONY HYPER!!-2025 3rd-」は、1月11日(日)に福岡県で、24日(土)に愛知県、東京都で開催されます。詳細な場所やルール、エントリーページへのリンクはこちらにございますので、ご確認ください。
エントリーはこの記事が公開される数日前にスタートしています。毎度すぐに満員御礼なので、もしかしたらもう埋まっているかもしれませんが……。キャンセル待ちやサイドイベントなどもございますので、ぜひご確認をよろしくお願いします。

余談ですが、私は九州生まれ&九州育ち。特に遠征で九州に訪れた方に、食べていただきたいグルメがたくさんあります。
紹介し始めるとそれだけで授業が1コマ成り立ちそうなので控えますが……。「豚骨ラーメン(バリカタ)」と「焼き鳥屋の豚バラ串」を覚えておいてください。他にも「ごぼ天うどん」とか「ゴマサバ」とか、おすすめはたくさんあります。どこかで紹介しようかな。

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新年早々一発目の大型大会。『ウィクロス』やって、おいしいもの食べて、良い2026年のスタートになりますように!
ではまた次回の更新で!

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