【バトル攻略コラム】
ウィクロスアカデミー「ディーヴァグランプリ2026SPRING」直前特集 プリオケ徹底分析&4月のメタゲームを解説
はいこんにちは、からばこです。
明日からゴールデンウイーク。お休みの方もお仕事の方も、さまざまなご予定があるかと思いますが、最終日の6日は「ディーヴァグランプリ2026SPRING」です。今シーズンの夢限少女杯の参加権をかけた激闘が、東京流通センターで行なわれます。
今回はそんなGPを見据えつつ、メタゲームの展望を語っていきたいと思います。「プリンセッション・オーケストラ SELECTOR」のカードたちについてもたっぷり触れていきますよ。ごゆっくりお楽しみください。
①注目は「歌のカケラ」? 【ガード】不可のプレッシャーは?
先週発売されたばかりの「プリンセッション・オーケストラ SELECTOR」では、新たに5人がセンタールリグとして登場しました。早速プリオケデッキを組んで、遊んでいただいた方もいらっしゃることでしょう。
本アカデミーでも3月末から毎週フォーカスしてきましたが、改めてセンタールリグやシグニ、カードの特性を紹介していきます。
プリオケ最大の特徴は「歌のカケラ」ギミックです。
レベル1の一部シグニが持つ能力で、プリオケのレベル3・4センタールリグ(リップル、ジール、ミーティア、ヴィオラ、ネージュ)の起動能力、およびスペル《力を貸して!》で、「歌のカケラ」を持つカードをエナゾーンからトラッシュに置くことで、その効果を発揮します。
プリオケの5人のセンタールリグは「歌のカケラ」を使用する能力とゲーム1能力しか持っていないため、この「歌のカケラ」を使わなければ、基本的にバニラ(何も能力を持たない)ルリグになってしまいます。なのでプリオケのセンタールリグを使うにあたっては、「歌のカケラ」を最大限発揮することになるでしょう。
また<プリオケ>のシグニたちは<プリオケ>のカードをコストに求める能力が多くなっています。
もちろん一部のカードは特定の色のエナコストを要求しますが、全体的に<プリオケ>のカードを求めるコストが多いです。<ブルアカ>や「ディソナ」に近いデザインで、<プリオケ>同士の横のつながりは、非常に強固です。
上記の「歌のカケラ」と<プリオケ>の横のつながりから、プリオケセンタールリグのデッキは、複数の色のカードをメインデッキに採用するデッキになっていくでしょう。黒赤、青白、青黒、緑黒など、具体的な色はセンタールリグや構築によってさまざまありますが、単色での構築は登場しているカードの枚数からしてもやや難しい印象です。
そのぶん、さまざまな色の「歌のカケラ」をすんなり採用できるといえます。
「歌のカケラ」の能力は非常にパワフルで、【ガード】を封じる《馳川はやて》や7枚落としの《如月ぼたん》、《大罠 トロイ》を思わせる《葉加瀬まなび》など、特に火力面で優れています。もちろん長期戦向けの「歌のカケラ」も《古海える》などがあります。
<プリオケ>同士の横のつながりが強いため、「歌のカケラ」目当てでカードを採用することも難しくありません。白のネージュにガード不可の《馳川はやて》を入れたり、赤のジールに手札補強の《曽本さき》を入れたりと、もともとの色やセンタールリグの特徴とは異なるギミックを組み込めます。欲しい「歌のカケラ」も《プリンセス・ミーティア&ヴィオラ》などでエナに置きやすいため、再現性も低くはありません。
とりわけ《馳川はやて》の【ガード】不可の存在感は非常に大きいでしょう。
《天弓へ一歩 ヒラナ》や《虚幸の閻魔姫 ウリス》、《轟炎 花代・爾転》など一部のルリグの専売特許だったガード不可は、<プリオケ>の全ルリグが「歌のカケラ」だけですんなり使ってきます。《サーバント #》を持っていようが《一体分身》があろうが関係なし。対策がなければ、あっさり貫通、ゲームエンドです。
《フローズン・ギア》や《千里同風》などでルリグアタックを止めたり、《スター・ダスト》や《セイクリッド・フォース》などで【ルリグバリア】を得たり、《クリアー・マインド》などでルリグを凍結させておいたりするなど、ルリグアタックへの意識は、今まで以上に強めておきたいです。
またこの「歌のカケラ」は、スペル《力を貸して!》で、プリオケセンタールリグ以外でも使用することができます。
エナに<プリオケ>カードが3枚以上ある必要がありますが、メインデッキを<プリオケ>で固めることで容易に達成できます。思わぬルリグから【ガード】不可が飛んできたり、別の「歌のカケラ」が飛んでくることも往々にあります。
例えば《参上 緑姫》が【ガード】不可を得てからゲーム1能力を使って襲い掛かってきたり、《コード・ピルルク・APEX2》が《力を貸して!》を使いながらマイナス8000を飛ばしてきたりと、相性がよさそうなセンタールリグがいくつか浮かびます。
「プリンセッション・オーケストラ SELECTOR」の発売からGPまで2週間弱と非常に短いため、新進気鋭のデッキが名乗りを上げることは容易に想像できます。楽しみですね。
②<プリオケ>ルリグとシグニはどこまで戦えるか
概要をお伝えしたところで、続いては個別のカードを見ていきましょう。まずはセンタールリグから。
プリオケからは《プリンセス・ミーティア レベル3》と《プリンセス・ジール レベル3》及び《プリンセス・ジール(サークルオブライフ)》に注目しています。
ミーティアはゲーム1能力の追加ダメージがシンプルに強力です。
早めにゲーム1能力を使ってライフクロスを一気に削って【ガード】不可につなげたり、ライフクロスを削りきってからゲーム1能力を使って圧力をかけたりと、ゲームのどこで使っても一定以上の仕事をします。各種【ランサー】との相性はよく、<プリオケ>以外のカードだと、例えば《幻獣神 ヤマアラシ》と合わせれば、一気に相手のライフクロスを減らせそうです。
ジールはエナ破壊がパワフル。レベル3で2枚、レベル4で3枚のエナを破壊でき、加えてそれぞれバニッシュと【アサシン】付与もできます。
破壊するエナの枚数は、さすがにユヅキなどと比べるとやや控えめに見えますが、赤の<プリオケ>にはエナ破壊が得意なカードも少なくないため、差別点は十分。新たなエナ破壊系デッキとしての活躍に期待です。
続いてシグニを見ていきましょう。
前回の「注目カード3選で、私は「下級シグニはディソナだ」と書きました。下級シグニの除去性能は非常に高く、《日村みかん》を筆頭に、パワー5000の除去は朝飯前。実質《蒼天 ユバンダ//ディソナ》《羅植 アイビー//ディソナ》もおり、各種コストは色より<プリオケ>を重視するため、往年の「ディソナ」のように、「全部除去してアタック!」で立ち回ることも容易でしょう。ディソナのように動けるのであれば出張性能も高いため、それこそ「プリオケ●●」のようなデッキも実践クラスに構築できるはずです。
もちろん耐久面を見ても優秀で、《プリンセス・ミーティア(テイクミーハイヤー)》や《風花りり(ちびキャラ)》といった、高いパワーを得られるシグニや、《プリンセス・ヴィオラ&ネージュ》のような耐性持ちのシグニもおり、長期戦もこなせそうなカードプールになっています。
ただ<プリオケ>のシグニと最も相性が良いプリオケのセンタールリグが「歌のカケラ」以外の自動能力を持たないこと、そして私がディソナの火力が好きということもあって、長期戦よりは短期決戦向きかなと捉えています。その考えが正しいかどうかは、GPの結果を楽しみに待つことにします。
③<プリオケ>の苦手なこと?対「起動能力」といえばあのシグニ
除去が優秀な<プリオケ>下級シグニですが、序盤に相手のシグニを除去できないと難しい展開になりそうです。特に《日村みかん》で除去できるパワー5000より高い下級シグニ、とりわけ「レベル1でパワー7000」などの処理は、アーツなどに頼る必要があります。
<プリオケ>のカードプール同士であれば、先攻1ターン目で立てられた《奏美えな&ろな》や《富良野まつり》だったり、例えば<ブルアカ>であれば《合歓垣フブキ》や《豊見コトリ》など、高いパワーラインを設けてくるデッキは現在のメタゲームには複数あります。【シャドウ】なら《根津あいこ》の【ランサー】などで超えられますが、高いパワーラインへの対抗手段は、現状の<プリオケ>のカードプールには皆無。アーツや他のクラスのカードでサポートしたり、後半戦のことも考えたデッキ構築を意識したいところです。
また<プリオケ>のシグニやセンタールリグは、根幹となる能力が起動能力に集中しています。センタールリグが持つ「歌のカケラ」の使用に加え、レベル2シグニの「ちびキャラ」「私服」が「テイクミーハイヤー」や「花の騎士」に変身する際の能力など、主要どころの多くが起動能力。
というわけで、《コードハート リメンバ//メモリア》がとんでもなく重いです。2体並ぼうものなら……大変です。
とはいえ、<プリオケ>内での処理方法はいくつかあります。
まず《花の騎士ピュリティ》の出現時能力。これを使うためには起動能力で変身しなければなりません。《姫崎みらい》や《葉加瀬まなび》の「歌のカケラ」を使ってもいいですが、カケラを使う能力は起動能力です。各プリンセスのゲーム1能力で処理してもいいですが、これも起動能力です。重いですね。
他にも、《月雪ミヤコ[自走式閃光ドローン]》のゲーム1能力でセンタールリグの起動能力を封じられたり、《メル=チアーズ》でスペルと起動能力を使えなくされたりと、クリティカルに刺さるカードは少なくありません。《コードハート リメンバ//メモリア》や《月雪ミヤコ[自走式閃光ドローン]》は現在も使用率が高いカードで、<プリオケ>の流行次第では、今後数を増やすかもしれませんね。
また<プリオケ>を軸に組むと、メインデッキの色の種類が増えます。「センタールリグと異なるカードをエナゾーンからトラッシュに置く」エナ破壊が特に刺さりやすくなるので、それらのデッキが幅を効かせる可能性もあるでしょう。
エナ破壊もそうですが、やはり起動能力を妨害してくる《コードハート リメンバ//メモリア》の存在が気になるところ。プリオケに限らず、このシグニが重いデッキは、今後やりづらくかもしれません。
④「夢限少女杯2025」以降のメタゲームは?
ディーヴァグランプリのメタゲームを占うにあたって、3月中旬に開催された「夢限少女杯」以降の環境を知っておくことが重要です。最後に現在の環境を、少しだけおさらいしておきましょう。
「ブルアカノヴァ」の優勝はもちろんですが、それ以上に注目を集め、グッと数を増やしたデッキが「青白サオリ」です。ベスト4に入賞したコーヒー選手のデッキで、《尾刃カンナ》や《明星ヒマリ》といった、青の<ブルアカ>シグニを多く採用しているのが特徴。もともとエナに負荷をかけるが得意なサオリでしたが、それに加えて手札破壊も取り入れた、当時は全く新しいデッキタイプです。
完ぺきに動けば、相手の手札もエナも空っぽにできる圧倒的な「詰ませ性能」が武器で、夢限少女杯ベスト4の実績もあって、一気に数を増やしました。もともと「サオリ」は《スター・ダスト》や《走行車炎》などを採用したデッキも多かったですが、それにこの「青白サオリ」が加わり、トップメタの一角まで上り詰めたと評してもいいでしょう。
エナの「歌のカケラ」を使うプリオケのデッキに対しても、エナを与えず、奪うという点から、かなりのプレッシャーをかけられそうです。今回のディーヴァグランプリでも意識は必須でしょう。
数こそ少ないですが、個人的に注目しているのが「ピルルクAPEX」です。
上記の「ブルアカノヴァ」や「青白サオリ」、そして今も数が多い「ミヤコ」など、メタゲーム上位に位置するデッキの多くが《ブリザード・ウィング》を採用しています。これに対して《コードハート Cメラ》の自動能力が刺さることから、「ピルルクAPEX」はそれなりに良い立ち位置にいるようです。青黒混色ゆえに構築の幅が広く、プレイヤーによって多種多様のようですが、セレモニーでの入賞をいくらか見ています。
ただ、このデッキもエナの消費が激しく、自活が難しいことから、上記の「サオリ」等とどこまでやれるかが心配なところ。《コードハート Cメラ》の起動能力を乱発せず、エナの維持を心がけながら立ち回っていけばいいのでしょうか。
私も特に好きなルリグなので、立ち位置が良いのであれば、積極的に使ってみたいですね。
「LUMINOUS SELECTOR」のメタゲームは青・白系が幅を利かせており、特に<ブルアカ>のカード群の活躍が続きます。夢限少女杯2025の本選会場でも、ブルアカ系のデッキの人気が高かったです。
といっても群雄割拠な傾向は変わっておらず、そこに<プリオケ>の登場で、混戦模様は更に加速しそうな予感。次回のGPでは一体どんなデッキが飛び出してくるのでしょうか。
⑤『ウィクロス』を2日間楽しもう!
「ディーヴァグランプリ2026SPRING」は、5月6日(水・祝)に東京流通センターで開催! 本戦のほかにも、サイドイベントとしてバトルラッシュやクイックトーナメント、物販やイラストレーターサイン会などが開催されます。
前日の5日には同会場で、「「プリンセッション・オーケストラ」×「WIXOSS」コラボ記念大交流会in東京流通センター」も開催。こちらはティーチングや2戦バトル、クイックトーナメントなど、カジュアルに遊べる1日となっています。プリオケから『ウィクロス』を始めた方は、5日のイベントがオススメですよ。
どちらもたっぷり『ウィクロス』を楽しめるイベントですので、2日間を全力で過ごしましょう!
ではまた次回の更新で。























