【バトル攻略コラム】
ウィクロスアカデミー「Lostorage SELECTOR」環境総ざらい!「WIXOSS CEREMONY HYPER!!(東京)」のルリグ分布を見ていこう
みなさんこんにちは、ウィクロスアカデミーの時間です。今回担当のからばこです。
「Lostorage SELECTOR」環境も大詰め。恒例の「WIXOSS CEREMONY HYPER!!」も10月10日に東京で開催され、今環境ともいよいよお別れです。遊び尽くしましたか?
というわけで今回は、東京で開催された「WIXOSS CEREMONY HYPER!!」のルリグ分布や結果、これまでのウィクロスセレモニーの結果などを見ながら、「Lostorage SELECTOR」環境を振り返っていきたいと思います。
1.夏のグランプリ以降のメタゲームは? 〜ロストレージ組の現在地〜
まずは、8月末に開催された「ディーヴァグランプリ2026SUMMER」から振り返っていきましょう。
《メル=エンゼルキス》の優勝で幕を閉じたこの大会。参加者434人のルリグ分布は、人数が多い順にレイラ(30人)、リップル・メル(26人ずつ)、タマ(21人)、ナナシ(16人)、ユヅキ・ひとえ(14人ずつ)……でした。
詳細な分布はこちらでは割愛しますが、前評判通りレイラ・リップルの母数が多い大会でした。
「Lostorage SELECTOR」で新規レベル3が登場した、いわゆる「ロストレージ組」も人気が高く、母数としてはレイラやメル、ナナシが上位に上がってきています。リルも13人いましたし、あや(10人)、ドーナ(9人)と、6人とも人気でした。
このGPの結果を受けて、メルは一気に注目されるデッキになりました。
優勝したアカバネ選手が使っていた、多くのクラスのシグニを採用した、いわゆる「アト基盤」のメルは、その後各地のウィクロスセレモニーでも使われ、入賞している姿をよく見ます。《大罠 トロイ》や《羅星姫 キャトミ》などが<調理>シグニだけではできない役割を果たし、それらをスペル《楽団》で束ねながら戦うデッキですね。
《メル=エンゼルキス》の【アクセ】付与や「ベルセルク」も強力で、パワフルな緑デッキとして、メタゲームの一角で暴れています。自動能力を封じる「ベルセルク」が有効な相手は非常に多く、強力な緑シグニが登場すればするほどデッキが強化されていくこともあり、このタイプのメルは、今後も長く活躍していくのではないでしょうか。
GP後、同じくロストレージ組で注目度が上がったルリグで、「リル」を紹介します。
赤と青の<武勇>シグニを採用した、手札破壊を交えたタイプのデッキです。
《蒼将 タイコウボウ》や《蒼将姫 ヤマトタケル》などの青の<武勇>シグニや、《TOO BADLY》、《ブルー・ディストラクト》で手札を適宜奪いつつ、《紅将姫 サナユキ》や《純燃の記憶 リル》の自動能力で攻めていきます。
主に関東エリアで使用者がおり、私も対戦する機会が多いのですが、手札破壊の上からパワー13000の《紅将姫 サナユキ》を対処するのは結構大変です。《紅将姫 サナユキ》がどうしても場に残ってしまい、結果その《紅将姫 サナユキ》から除去が飛んできて、ダメージレースで押し負ける、ということがよくありました。パワー13000の《紅将姫 サナユキ》って、パワー12000以下のシグニではバトルでバニッシュできないんですよね……。当たり前のことではありますが、その当たり前が強いんです。
《純燃の記憶 リル》の「オーネスト」で相手の戦略を見通し、それに合わせたゲームプランを立てられる点も強く、不意のエナ破壊やライフクラッシュに備えられます。
「シグニをバニッシュして攻める」シンプルな戦略が軸にありながら、手札破壊などの絡め手もあり、「オーネスト」でゲームプランを立てるという、初心者から玄人まで愛用できる要素がそろったデッキです。
前評判はさほど高くなかったルリグでしたが、最近はそれを覆す輝きを放つデッキになりました。使うデッキに迷ったり、「新しいデッキを組んでみたい!」という方に、個人的にオススメしたいデッキのひとつですね。
一方、GPで最多分布だったレイラは、その後も活躍こそしていますが、徐々に落ち着きつつあるようです。
新しいデッキタイプが生まれていないことや、《コードドリフト ファイトラ》対策が知れ渡ったこともあるのでしょうか。しかし変わらずパワフルなデッキであることには変わりないので、今後もレイラの爆走に要警戒、ですね。
残るドーナ、あや、ナナシは上記3人と比べ、ちょっぴり後塵を拝しているようです。
とはいえ最新スペックのパワーを持っており、まだまだ開拓の余地はあり。これからにも期待でしょう。
2.リップルの圧倒的なパワー! 久しぶりの一強時代が到来?
さて、そんなメタゲームを牽引しているナンバーワンルリグは……、リップルです。
過去の記事でも何度も紹介しておりますが、手がつけられないレベルのパワーを持ったデッキに変貌しています。
ウィクロスセレモニーでの入賞数も非常に多く、並大抵のデッキでは崩せません。防御力はもちろん、【ガード不可】や連続ルリグアタック、デッキ破壊なども兼ね備え、「何でもできる」デッキという評価となっています。《ジュエルベル》連打でエナ加速までできちゃいますからね。
プレイングが非常に難しいデッキではありますが、プレイヤーの練度がデッキのパワーに直結し、強いプレイヤーが強く使うと、本当に手がつけられません。デッキの構築が定まり、プレイヤー間の集合知やそれぞれの経験値でプレイングが突き詰められていき、どんどん研ぎ澄まされていっている状態です。強いプレイヤーのリップル、本当に強い……。
記憶に残る読者諸氏もいらっしゃるかもしれませんが、2021年の【原子デウス】を思いながら、毎週のウィクロスセレモニーの結果を見ています。他のルリグのパワーも高いことから、あれほどまでの一強時代とまでは行っていない印象もありますが……。それでも、しばらくはリップルの天下が続いていきそうな予感がします。
自分で使って腕を磨くもよし、しっかり研究して対策するもよし。2026年度のディーヴァセレクションを語るにおいて、絶対に外せないルリグです。次弾ではアーツ《フロスト・アクセル》の登場でさらにパワーアップしますので、対策必須ですよ!
3.東京のセレモニーハイパーの分布からわかること
さて、ロストレージ組からメル、リル、レイラが飛躍し、それでもリップルが強力だったこの環境。
10月10日に東京で開催された「WIXOSS CEREMONY HYPER!!」では、どのようなルリグ分布になったのでしょうか。
まずは分布のグラフを見ていきましょう。
分布2:あきら、あや、カーニバル、タマ、ハナレ、バン、ピルルク、まほまほ、ミヤコ、ヤミノ、リル
分布1:LOVIT、アキノ、アルフォウ、アンジュ、サシェ、ジール、ソウイ、タウィル、デウス、ドーナ、マキナ、ミーティア、ミカエラ、ミュウ、ララ・ルー、リメンバ、るう子、花代、遊月
40チーム、120人での開催となったこの大会。チーム内で最終レベルのセンタールリグの重複が禁止されているため、個人戦とはまた違った分布にはなりますが、メタゲームを語るには有用な資料となります。ゆっくり見ていきましょう。
最多分布は3ルリグで、メル、リップル、そしてひとえです。メルとリップルはここまで語ってきた通りですが、ひとえがここで最多になりました。2024年度にあきらと共に環境を二分したデッキが凱旋です。
最近はどうやら《熾式 一衣》までグロウする【4ひとえ】が主流の様子です。ゲーム1能力「本当の気持ち」の防御性能は非常に高く、《加持祈禱》、《体鳴楽器》、《温故知新》と合わせて、圧倒的な防御力を持ちます。《参式 一衣》の常時能力による「植物ガード」も健在です。
特に2025年以降は、《スター・ダスト》などのガード課税、プリオケのガード不可や《レイラ=デッドヒート》の「ドーピング」、《羅植姫 ジャックビーンズ》の耐性をすり抜ける【アサシン】などの増加など、ひとえにとって苦手な要素が増え続けていますが、それらが少ないメタゲームとなれば、従来の防御力を存分に発揮できます。例えばリップルは「ガード不可」こそありますが、基本的にはシグニ同士の殴り合いになることも多いので、そうなればひとえにも組み合う機会はあるでしょう。
チーム戦のセレモニーハイパーであれば、個人戦と比べて苦手なデッキと当たる可能性も少なく、仮に苦手なデッキに当たっても、チームメイトの勝利を願う、なんてこともできますし、ひとえは選択肢のひとつとして魅力的に映ったのではないでしょうか。前回のディーヴァグランプリでも分布6位と人気で、ひとえはこれからも、長く顔を見るルリグになっていきそうです。
リップル、メル、ひとえに続いたのが【サオリ】です。
分布数は10とその差は1。こちらも長く人気のデッキですね。
赤の<龍獣>シグニを採用し、さらにエナ破壊に磨きをかけた【赤白サオリ】と、青の<ブルアカ>シグニを厚くして手札破壊も狙う【青白サオリ】の2種類のデッキがあるサオリ。今弾で強化されたデッキは、《熱突猛進》が登場した【赤白サオリ】でしょう。
《熱突猛進》はリコレクト4を持たないため、早期からエナ破壊を仕掛けられる点が強力です。エナ破壊が不要な状況であれば、【ダブルクラッシュ】やガード不可で突っ込めるため、攻撃力に磨きがかかりました。相手にとっては《熱突猛進》があるか無いかわからず、1エナが勝敗を大きく分けるサオリ戦において、その「わからなさ」も武器になります。リコレクト4のメインフェイズアーツが《バブルス・ボマー》なのか《炎剣之舞》なのかも、《熱突猛進》の有無で変わるのでしょうか……。読みづらい……。
今弾で《メガホン・ガンナー》といったエナチャージアーツが登場し、【サオリ】にとって逆風……かと思いきや、誰もが採用しているわけでもなく、まだまだ現役の様子です。次弾では《フロスト・アクセル》などのエナチャージアーツが登場するため、その採用率次第で……果たしてどうなるでしょう?
分布の話に戻りましょう。
ここから数を減らし、分布5に「夢限」「レイラ」「緑姫」です。レイラはかなり数を減らしましたね……。「夢限」は関東に愛好家が多く、その人数がほぼそのまま出ています。
分布4は「エルドラ」「ナナシ」「エクス」でした。「エルドラ」は3人全員エルドラチームがあったようです。ひとつのコンセプトで組めるのも、チーム戦の醍醐味ですね。
そしてエクスについて。センタールリグをレベル1で止め、《エビディバ!!!!!》を採用した「チーム1止めエクス」が存在しますが、今回は《エクス・スリーNEO》までグロウするデッキが優勝しています。
アーツなどでライフクロスを大量にクラッシュし、《集中紅火》でエナを減らし、一気に駆け抜けるタイプのショットデッキです。<乗機>クラスのシグニを厚く採用しており、序盤はコスパ良く攻めていけるのが強みです。
《エクス・スリーNEO》の「バーテックス」の連続攻撃は【ルリグバリア】を貫くため、《ホーリー・アミュレット》や《スター・ダスト》などの【ルリグバリア】に頼りがちな昨今のデッキを許しません。ルリグをダウンさせても《幻獣神 Lターンテーブル》がアップさせるなど、昨今のアーツを貫通する戦略が詰め込まれています。
9月上旬に関東のウィクロスセレモニーで入賞したこのエクス。その後プレイヤーの手で洗練され、今回頂点を掴みました。次回の「ディーヴァグランプリ2026AUTUMN」の台風の目となるでしょうか? これからの活躍に期待です。
さて、上位入賞したチームのルリグ構成は以下のとおりです。
優勝:エクス・ミヤコ・夢限
2位:みこみこ・サオリ・リップル
ベスト4:ジール・リップル・ミーティア
ベスト4:緑カーニバル・夢限・リメンバ
特に目を引くのが、ベスト4の「ジール、リップル、ミーティア」。プリオケのメインヒロイン「オルケリア」の初期3人です。
チーム名もそのものズバリ「オルケリア」。プレイマットもそれぞれのプリンセスでそろえ、ミューチカラを高めての参戦でした。ジール、ミーティアの各デッキにはさまざまな工夫が凝らされており、3人で支え合ってのベスト4だったのでしょう。アツい!
写真も撮らせていただきました。私も最近アニメ「プリンセッション・オーケストラ」の視聴を始めたので、この結果は嬉しいですね。
チームでコンセプトを決めてルリグを選ぶのも、セレモニーハイパーの楽しみのひとつ。今回も「全員エルドラ」チームがいたようですし、過去には私が知る範囲で「さんばかチーム」「D・X・M」「No Limit」などもありました。セレモニーハイパーはメタゲームが煮詰まった環境末期に開催されるため、どんなルリグを使っても勝ち上がるのは一筋縄ではいかない大会です。だからこそ、結果を出せた時の喜びはひとしお。いろいろな方とチームを組むもよし、いつもの仲間でてっぺんを目指すもよし。思い思いのモチベーションで、今後も大会に臨んでいきたいですね。
おわりに
さて、10月25日には大阪・日本橋で「WIXOSS CEREMONY HYPER!!」が開催されます。近畿圏を中心に、主に関西・東海のセレクターが多く参加するようです。
『ウィクロス』は地域によってメタゲームやルリグ分布、デッキ構築が大きく異なるカードゲームですので、関東そのままの結果になるとは断言できないのがおもしろいところです。ここまでのセレモニーの結果を見るに、やはりリップルが強そうだな……と私は見てはいますが、はたして……? ご参加される皆様の健闘をお祈りしております。
そして、10月31日には新弾「CONFLICT SELECTOR」が発売。新たなルリグ6人が参戦。エクシードアーツを筆頭に、メタゲームに大きな影響を与えるカードが多数登場します。
直後の11月8日には「ディーヴァグランプリ2026AUTUMN」が開催。年末に向けて、どんどん『ウィクロス』、楽しんでいきましょうね!
















