【バトル攻略コラム】

ウィクロスアカデミー

SPREAD DIVA環境折り返し!トップディーヴァに名乗りをあげるのはどのルリグだ!?

みなさまご無沙汰しております、ウルシハです。
前回こちらで書かせていただいたのが昨年末だったので、
早いものでもう3か月経ってしまいました。
男子三日会わざれば刮目して見よ、という慣用句もございますれば、
3か月もあればそれはもうどれほど変わりましょうか。
私ですか?私はと言えばタイムスリップしたり就任1周年を迎えたり
8000バーンを与えたりしてましたかね……。
みなさんの中にもタイムスリップしていた方が多いかと思いますので、
軽く私ウルシハについて紹介させていただきますと、

  • 『ウィクロス』が好き
  • ウィクロスセレモニーを始めとした大型大会での入賞多数
  • ウリス他コントロール~ミッドレンジ系のルリグをよく使う

といった具合でしょうか。

閑話休題。


今年に入ってからSPSの景品が一新されましたが、
みなさまもう手に入れられましたでしょうか?
私も出られる大会には積極的に参加して、
どうにかすべての景品と交換することができました。

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というわけで(?)今回のコラムでは、
現在のディーヴァセレクション(ディーセレ)の大会環境を
解説
していこうと思います。
私個人のプレイヤーとしての目線も交えつつ、各地のセレモニーの成績から
上位のルリグをピックアップしていきます。

最新弾「SPREAD DIVA」発売から約1か月が経ち、
研究が進んだ結果どうなっているのか……!?
さっそく見ていきましょう。

デウス

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依然として強いデウスです。
引き続き《羅原姫 H2O》をエースとした原子軸と、《TRIGGER OF VICTORY》が使えて《幻獣 テングザル》など詰めの攻撃力が高いチームDXMが主流になっています。
一時期アシストにメルを据えた黒青緑の構築も見られましたが、黒青黒の原子デウスに比べると安定感が落ちるのと、メルでないと守れないケースがそこまで多くないことから数を減らしています。

「ディーセレのディー(D)はデウスのD」と例えられるほど環境を席巻していましたが、最近は他ルリグの台頭もあり1強とは言うほどではなくなりました。
しかしデッキそのものが弱くなったわけではないため、引き続き環境を考える上で想定しておくべきルリグでしょう。

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エクス

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デウスに変わって最近数を増やしているのがチームエクスです。
チームデウスとの差別点として、リソースに難がある代わりにルリグ起点のアサシンと、何よりアシストに《デウスシールド》を採用できることが大きいです。
最新弾では《幻竜 遊月//メモリア》でエナ破壊が強化されていますが、エクスはエナにそこまで余裕があるわけではないため強化幅としてはそれなりに留まります。

注目したいのがアシストの変化ですね。
これまでは《デウスドライブ》《マキナスマッシュ》がほとんどだったのが、《デウスリカバリ》《マキナリペア》の構築が増えてきています。
火力を落とす代わりにリソースを確保して、《紅将姫 ノブナガ》《DEATH DECK》を使いやすくするスタンスになっているようです。

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タマ

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前環境ではデウスに押されてトップとはいかなかったタマですが、現環境でも同じくらいの立ち位置となっています。
良くも悪くも安定していて、攻めるにしても押しつけが難しく、守るにしてもリソースに不安が残るといった具合です。
デッキタイプもかなりバラけていて、

《オーバー・パシュート》で火力の上がった白単、

《一覇一絡》でルリグアタックを強化する型、

《透天姫 リワト//メモリア》を使う天使軸

などが見られます。

ポテンシャル自体は高く、まだまだ研究が進められるルリグなので、これから巻き上げてくる可能性は十分にあると思います。

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あや

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使用者こそ多くはありませんが、前環境から好成績を残すことが多かったのがあやです。
大量の手札破壊と《聖将姫 ゆきめ//メモリア》《大装 ゲイヴォルグ》で相手のリソースをとことん絞る構築が主流で、《Garden of Singularity》の手札を稼ぎやすいことから長期戦にめっぽう強いです。

リソース奪取に特化しているだけに、それこそ原子デウスのようにライフバーストでリソース回復がしやすいデッキにはやや不利ではありますが、逆に自前でリソースを稼げなかったりリソースを使わないと攻められないデッキには有利なため、あやに限定せずこの戦法をとるデッキが現れるかもしれません。

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タマゴ

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タマゴもあやとは別ベクトルで相手のリソースを絞るデッキですが、こちらは凍結によってソウルの付いた《羅原姫 H2O》を難なく無力化できるため原子デウスに強いのが魅力です。
ルリグだけで凍結ギミックが完結しているためメインデッキの自由度が高いのが特徴で、青白青などでリソース奪取に特化する他、青赤黒で前のめりに攻める型もあります。

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この他にも《デス・ビーム・ディーヴァ》《幻竜 遊月//メモリア》でこれまで以上に大規模なエナ焼きができるようになった《炎唱火 遊月・参》や、

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《タマ・おーら》でルリグアタックをさらに強化した《頂点へ一歩 ヒラナ》など、これから台頭してきそうなデッキが数多くあります。

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ピックアップデッキ解説

ここからは私が注目しているルリグの個別解説になります。そのルリグは……

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バンです。

もともと盤面を硬いシグニで固めつつランサーで攻めるスタイルでしたが、最新弾でコンセプトそのままに大きく強化されました。
まずはデッキレシピから見ていきましょう。

まずはなんといっても最新弾での最大の強化ポイントの《翠将姫 ヒデヨシ》ですね。

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このシグニは《タタカイススム バン》とは最高に相性がよく、

と、お互いの短所を長所で補いあえるようになっています。

《翠将姫 ヒデヨシ》の制圧力は凄まじく、シグニの能力であれば除去はもちろん【アサシン】や《聖将姫 コウメイ》のようなシグニを無視して攻めてくる相手も無力化することができます。
また本来バトルによるバニッシュやパワーマイナスには無力ですが、《コードアンチ ビッグフット》を下に置くことでパワーが上がり、それらの弱点をカバーすることができます。


そしてもう1枚、最新弾で大きな強化となったのが《コードイート ケバブ》です。
アドバンテージとしてはマイナスになってしまうものの、相手ターンでのパワーパンプは非常に強力。
それも5000ともなると一気にラインが変わります。そして当然、《翠将姫 ヒデヨシ》の補助としてこのうえなく優秀です。
緑であればどんなシグニも強化できる《コードイート ケバブ》は、ともすれば《翠将姫 ヒデヨシ》以上に緑を扱うデッキにとって革新的なカードだと言えるでしょう。

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続いてアシストルリグとピースですが、まずはアシストルリグから。
《タタカイススム バン》なのにアシストがタマゴとノヴァじゃないのかと思われるかもしれませんが、チーム能力が相手に選ばせる除去であり、重要度がそこまで高くないためアシスト次第では無視しても大丈夫です。

《コードアンチ ビッグフット》をはじめとして防御用の《幻水姫 シィラ》を採用するために白ルリグを置くのは確定で、その中でもゆかゆかは《ゆかゆか☆ぽーん》でほぼ確実に手札を2枚増やせ、《ゆかゆか☆どじゃーん》が0エナでアタック不可にさせられるためバンが求めている要素を満たしています。
《ノヴァ=ミュート》はデッキに青と白のシグニを入れないとリソース量で劣り、ノヴァのレベル2アシストには軽いコストで防御できるものが《ノヴァ=チョッパー》による面埋めしかないため、防御としての質もゆかゆかに軍配が上がります。

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もう一方のアシストですが、チーム能力で減った打点を補いつつ防御もできるルリグが理想で、その中でも《ピルルク/P-A》は確実ではないもののルリグアタック1点分の火力とガード1回分の防御を持っており、2ターン目にグロウすることでリミットを上げることも可能です。そのため、レベル2のシグニが多いこのデッキとは非常にマッチしています。
特に今は手札破壊が流行しているため確実に1回分ルリグアタックを防げるのは魅力的です。

こちらは色の縛りがないため、例えば《マキナウイングスラッシュ》《マキナリペア》であれば火力とリソースの両方を満たすことができます。
ここは環境次第で変えていくといいでしょう。

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ピースも選択肢はいろいろありますが、《ENERGY DOOR》は純粋に強力なうえにデッキとの相性も良いため是非採用したいピースです。
長期戦が前提なので1回分のガードは特に大きく、除去とドローもバンにとっては貴重な要素です。ほかのデッキではかすみがちなエナ置きも、このデッキでは《コードアンチ ビッグフット》を再利用するという役割があるため、どの能力も噛み合っています。

もう1枚のピースは悩みどころです。
もともと《Garden of Singularity》の枠でしたが、《ピルルク/P-A》《ENERGY DOOR》で2回分はガードできることから足りない火力を補える《burning curiosity》にしています。
このデッキは3面要求が難しく、【ランサー】以外の火力が不安定なので詰めの火力として見た目以上に役立ってくれます。

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デッキの動きとしてはアシストを《タタカイススム バン》にグロウしたターンまでには両方レベル2にグロウさせて毎ターン【ランサー】で攻めていくことになります。
エナがあれば《翠将姫 ヒデヨシ》を出して、その隣には相手や状況次第でシグニを選びます。打点が欲しいときは《幻獣神 オサギツネ》、対エクスなどには《幻水姫 シィラ》といった具合です。
《コードイート ケバブ》は強力ですが使える回数に限りがあるため、ここぞという場面で使うようにしましょう。

おわりに

いかがだったでしょうか?
ご紹介したバンは最近私が大会で使用したものになりますが、大会に出る度に新しい発見があって研究しがいがあるなぁと思いながら日々構築を練っています。
どうにか優勝させてあげたいですね……。

大会結果からもさまざまなルリグが活躍していることがわかり、いつ誰が台頭してくるかもしれない混戦状態になっています。
みなさんの考えたデッキが新たに名乗りを挙げることも十分あり得るので、どんなデッキが現れるか楽しみです。

それでは、お相手はウルシハでした。
またの機会にお会いしましょう。

タカラトミーモール