【バトル攻略コラム】

ウィクロスアカデミー

ルリグはウィクロス、シグニはブルアカ。「ブルアカ×ウィクロス コラボデッキ」ピックアップ!

きりーつ、きをつけー、れーい。
みなさんこんにちは、「ウィクロスアカデミー」の時間です。
今回の講師を務めますからばこと申します。どうぞよろしくお願いします。

11月発売の「ブルーアーカイブ DIVA」、絶・好・調!ですね!
各種イベントは満員御礼、拡張パックは再販決定、各種コンテンツもアクセス上々!
寒さを吹き飛ばす、熱い盛り上がりを感じております。
いちプレイヤーとして、大好きな『ウィクロス』が盛り上がってくれること、とても嬉しく思います。

さて、そんなブルアカルリグやシグニたちですが、競技シーンを見ても活躍中です。
ブルアカのセンタールリグを見ると、店舗大型大会「ウィクロスセレモニー」ではアズサが多くの優勝・入賞を重ねています。残る3人のネル、シロコ、ヒナも、各地で入賞、健闘しているようで、生徒たちの実力を噛み締めています。

それだけでなく「ルリグはウィクロス、シグニはブルアカ」なデッキたちも生まれ始めました。
先日の夢限少女杯エリア予選では、愛知大会で《熱狂の閻魔 ウリス》が優勝。メインデッキが黒のブルアカシグニを中心に構成された、いわゆる「ブルアカ×ウィクロス コラボデッキ」です。そんなデッキが100人以上の大規模大会で優勝したということで、大きな注目を集めました。
詳細は先日掲載のアカデミーをご覧いただきたいのですが、ルリグとシグニの相性がマッチした、完成度が非常に高いデッキとなっております。

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というわけで今回は、そんな「ブルアカ×ウィクロス コラボデッキ」を紹介していきます。
センター、アシストルリグは「ブルーアーカイブ DIVA」以前の既存のルリグで、メインデッキは「ブルーアーカイブ DIVA」中心で構築されたデッキをピックアップしました。
どれも11月のウィクロスセレモニーで優勝、入賞した実績十分なデッキです。ぜひお役立てください!

今日の授業
  • 1時間目:VOGUE3−EX マドカ
  • 2時間目:ミュウ=ブロッサム
  • 3時間目:夢限-Q-
  • 4時間目:素敵なデッキを組むためのコツ
  • 5時間目:おわりに

1時間目:VOGUE3−EX マドカ

イエローサブマリンマジッカーズ★ハイパーアリーナ:2位 ぽっきー選手

センター:マドカ アシスト:マキナ、ウムル

「ブルーアーカイブ DIVA」発売翌日の11月4日、34人参加のセレモニーで2位入賞のマドカです。
《早瀬ユウカ》《猫塚ヒビキ》を主力に、手札破壊を重視した、王道の青デッキです。
青以外にも白、黒のシグニも多めに採用されており、タッチで《久田イズナ》も入っている、「ブルアカ全部盛り」な構築といえます。

センタールリグは《VOGUE3-EX マドカ》
アシストルリグとして大人気のマドカですが、センタールリグとしても強力です。

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出現時に手札を2枚捨てさせるか、相手のルリグ1体を凍結できます。
アタックを終えてダウンしたセンタールリグを凍結させることで、1ターン、ルリグアタックを封じます。
《サーバント #》が少ないディーヴァセレクションにおいて、1ターンとはいえルリグアタック封じは効果的ですね。

ゲーム1の起動能力は、自分の手札が相手より3枚以上多ければ、相手のシグニを1枚、デッキの一番下に置く除去能力。
《猫塚ヒビキ》《才羽モモイ》らの手札破壊で、3枚差の達成は容易いはず。デッキの貴重な火力として機能するでしょう。

加えて、自分のアタックフェイズ開始時に、お互いに1ドローして1枚捨てる自動能力を持ちます。
毎ターン相手のデッキを1枚ずつ減らせるため、《ゲヘナ学園風紀委員会》《獅子堂イズミ》《天雨アコ》でのリフレッシュも戦略に組み込めます。
メインデッキには、役割の異なるシグニが複数種類採用されているため、相手に合わせて《ゲヘナ学園風紀委員会》で回収して戦える、受け皿の広さも感じます。

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アシストルリグは使いやすいマキナとウムル。ウムルのレベル2は《ウムル=ダウン》で、相手から見ると、ルリグ凍結を持つ《ウムル=クリアー》と迷います。
《VOGUE3-EX マドカ》《ウムル=クリアー》でルリグを2ターン凍結させる」デッキも成り立つので、そんな心理戦を仕掛けられるのも、このデッキの魅力でしょう。

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ご本人は「入れ替えたいカードが多い」とコメントでおっしゃっていましたが、発売翌日でここまでのデッキを作り上げ、入賞した手腕はお見事です!

2時間目:ミュウ=ブロッサム

広島県で開催されたセレモニーで、4位入賞のミュウデッキ。
ミュウは【チャーム】と「レゾナ」を得意とするルリグです。

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《ミュウ=ブロッサム》の能力で、相手のトラッシュのカードを【チャーム】として相手のシグニに付与できます。
【チャーム】が付いたシグニのパワーを下げたり、能力を失わせながら戦っていきます。
「レゾナ」はルリグデッキから出せる特殊なシグニで、ミュウは《黒大幻蟲 アラクネ・パイダ》《黒大幻蟲 オウグソク【FA】》を、レベル2の《ミュウ=クラフト》で用意できます。サシェ、アイヤイも得意な戦術ですね。

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今回のミュウのメインデッキは、黒と緑のブルアカシグニで主に構成されています。
黒は《棗イロハ》《黒舘ハルナ》が主力。どちらも細かなパワーダウンとデッキ破壊が得意で、《ミュウ=ブロッサム》の常時能力で、そのマイナス値に下駄を履かせて戦うのだと推測できます。
パワーの大きなシグニは《黒舘ハルナ》の絆能力で、マイナス値を2倍にすれば応戦できますし、《黒大幻蟲 オウグソク【FA】》でマイナス10000できる点も強みです。

メインデッキにはブルアカの生徒以外に、《幻怪姫 翠子//メモリア》が採用されています。

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ピースを使ったターンにアタックすると、相手のシグニゾーン1つを選択し、次のターン、そこにいるシグニのアタックを封じる能力を持ちます。
《ゲヘナ学園風紀委員会》で回収し、そのまま2枚展開してアタックすることで、バトルを大きく有利に進められそうです。《ミュウ=ブロッサム》のゲーム1能力を合わせると、実質のターンスキップすら見えてきますね。
《ゲヘナ学園風紀委員会》で回収できるシグニが「ガードを持たない」のみという、非常にゆるい制約が、この構成を可能にしているようです。

アシストルリグの防御面数は少なめ。そのぶん、レベル1にはパワーが上昇するシグニが多く採用されています。
《幻怪姫 翠子//メモリア》のアタック時能力があるぶん、この防御面数でも成立するという判断なのでしょう。

各能力の長所を組み合わせた、コンセプトがしっかりしたデッキです。
ミュウの強みも存分に発揮できそうで、使ってみたくなる魅力にあふれています。素敵!

3時間目:夢限-Q-

最後は《夢限 -Q-》《夢限 -A-》です。
ディーセレでは珍しい両面ルリグで、《夢限 -Q-》にグロウしたあと、条件を満たすと裏返り、《夢限 -A-》になります。

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夢限はディーセレでは数少ない無色のルリグです。
そのため、多くのドリームチームピースが持つ「場に3色のルリグがいる」条件が満たせず、従来のピースはもちろん、ディソナやフェゾーネで登場した強力なピースを使えませんでした。
しかし、ブルアカで登場した各種のドリームチームピースは、限定条件が1色のみと緩いため、夢限もほかのブルアカ構築と同じ土俵で戦うことができます。

今回優勝した夢限デッキは、白を多く採用した防御的な構築です。
《早瀬ユウカ》《猫塚ヒビキ》で防御と手札破壊、《羽川ハスミ》《伊落マリー》《大野ツクヨ》で堅牢防御と、《夢限 -Q-》《夢限 -A-》に裏返るまでに耐えるための、長期戦が想定されているようです。
ピースも【シグニバリア】を得られる《ティーパーティー》、アシストルリグも、レベル1ながらアタックフェイズにグロウできる《ノヴァ=ミュート》と、これも非常に防御寄りになっていますね。

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もう1人のアシストルリグはゆかゆか、レベル2が《ゆかゆか☆ぴーひゃら》です。
《夢限 -Q-》は毎ターンリミットが1ずつ増えますが、元のリミットが5と少ないため、強いシグニをあまり並べられません。
そこを《ゆかゆか☆ぴーひゃら》のリミット増で補うことで、他のルリグと同じリミット感で戦うことができます。

リミット9の《夢限 -A-》になれれば、レベル3のシグニを常に3枚並べられるため、盤面はガチガチです。
毎ターンの除去も強力なのに加え、《剣先ツルギ》《サーバント #》も回収できるなど、しっかり戦い抜くことができそうです。
性質上、長期戦が求められる夢限デッキの、一つの理想の姿かもしれませんね。

4時間目:素敵なデッキを組むためのコツ

ここまで紹介した3つのデッキの共通点は、カード間のシナジー(相乗効果)を意識した構築であること、です。
3人の構築の過程を直接取材したわけではないので、あくまで推察になりますが、例えばセンタールリグの能力を見て「黒のブルアカシグニと相性良さそう!」とか、ブルアカシグニの能力を見て「あのセンタールリグでデッキが作れるんじゃない?」という、スタート地点があったのかと思います。

というわけで、そんな「素敵なデッキ」を組むコツを、ここで紹介しておきます。
9月末の「ウィクロスフェス with 電音部」の出張授業でも触れた内容で、ブルアカからウィクロスを始めた方にもわかるようにお伝えします。
知らないカードが出てくるかもしれませんが、ざっくりで大丈夫ですよ。

1:カードの効果をよく知る

特にレベル3センタールリグの能力を見て、「このルリグ、何が得意かな?」と考えてみましょう。
《憧憬へ前進 アキノ》なら「電音部と相性が良い」「手札が増えそう」、《炎妖舞 花代・惨》なら「ディソナ戦術」「ダブルクラッシュやアサシンで攻める」という具合です。

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この2人はそれぞれ「電音部」「ディソナ」と、「これで組むと良いシグニ群」があったので、比較的わかりやすいです。
でも、そうではないシグニでも、ルリグの能力を読めば「ルリグが得意なこと」がわかります。
例えば今回の《ミュウ=ブロッサム》であれば、「パワーマイナス中心の【チャーム】戦術」と「《黒大幻蟲 アラクネ・パイダ》《黒大幻蟲 オウグソク【FA】》のレゾナ戦術」と、なんとなくわかります。

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このように、「ルリグが得意なこと」を知ると、デッキ構築の方向性が見えてきます。
就活の面接のように、ルリグに向かって「あなたの長所はなんですか?」と問いかけてみましょう。

2:ブルアカシグニの「得意なこと」をよく知る

ただ、ルリグの「得意なこと」がわかっても、それを活かす手段を知っておかなければ、デッキはできあがりません。
そのためには「ブルアカシグニが得意なこと」も知っておく必要があります。

絆能力を含め、ざっくりと色ごとに整理すると、こんな感じでしょうか。

  • 白:堅牢な防御、バニッシュをトラッシュに置き換える

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  • 青:「見ないで捨てる」手札破壊と、普通の手札破壊

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  • 緑:エナ加速、高パワー戦術

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  • 黒:デッキ破壊、パワーマイナス

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また、「ブルアカ」種族に関する能力やピースだと、以下の要素も「できること」に含められるでしょう。

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特に《ゲヘナ学園風紀委員会》の3枚回収は、ブルアカ以外のシグニを入れる際にも役立ちます。
ミュウデッキの《幻怪姫 翠子//メモリア》のように、単独で活躍しやすいカードと相性が良いですね。

3:センタールリグの「得意なこと」と、ブルアカシグニの「得意なこと」を組み合わせる

「ルリグのできること」と「シグニのできること」を組み合わせてみましょう。
例えばデッキ破壊が得意な《喝采の歌姫 アルフォウ》で黒のブルアカシグニを使ってみるとか、大量のエナを必要とする《参上 緑姫》のゲーム1能力を活かすために、緑のブルアカシグニを使ってみるとか、そんな感じです。

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合う合わないはいろいろあると思いますが、この考え方は、今後のデッキ構築でも役に立つかと思います。
カードの「得意なこと」をしっかり理解することで、デッキづくりがより楽しくなりますよ!

また、ブルアカの「推し」がシグニになった方もいると思います。
「そのシグニの能力を読み、できることを理解し、それを伸ばせるセンタールリグを選ぶ」という方向で考えると、良いデッキが見えてくることでしょう。

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どんなセンタールリグがいるかは、ぜひご自身で探してみてください。
いかんせん50人以上いますので、1人は「このルリグ好き!」という子がいるはずです。
ウィクロス公式サイトのカード検索(https://www.takaratomy.co.jp/products/wixoss/card/index.php)の「更に検索条件を絞る」を開いて、カード種類を「ルリグ」、フォーマットを「ディーセレ(右のマーク)」、レベルを「3」にして調べると、センタールリグが一式出てきますので、ぜひ眺めてみてくださいね。
ほかにも、「ディーセレ センタールリグ」とか「ディーセレ ルリグ一覧」でグーグル検索すると、役立つコンテンツが見つかるかもしれません。

5時間目:おわりに

というわけで、ブルアカシグニを採用したルリグのデッキ紹介でした。
ブルアカシグニの強みを活かしたデッキばかりで、紹介していて非常に楽しかったです。

皆様もぜひ、どんどんデッキを作ってみてください。


ではまた次回の授業でお会いしましょう!

タカラトミーモール