【バトル攻略コラム】

ウィクロスアカデミー

ルの人が選ぶ2024年の印象深いカード10選!

みなさんこんにちは、ウィクロスアカデミーの時間です。
講師を務めますルの人と申します、よろしくお願いします。

今回のアカデミーは、2024年に発売された「LEGENDARY DIVA」から「REVERSAL SELECTOR」までのカードで個人的に印象深いカードを10枚紹介していきます。
少し早いですが、今年の振り返りにもなるかと思われます。ぜひ最後までお付き合いください。

1枚目:《NEXT GATE》&《扉の俯瞰者ウトゥルス》

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1枚目はこのカード。
「LEGENDARY DIVA」が約8か月前とは時間の流れは早いですね、いや本当に……。
当時は、DIVAでは数少ないレベル4ルリグということもあり、かなりの注目を集めていました。
同時にリリースされた、《扉の俯瞰者 ウムル=トレ》《扉の俯瞰者 タウィル=トレ》のパートナーシグニである《極門天姫 ヨグニグラ》はパワーマイナスとサーバントの回収ができるため、攻守を併せ持つ良いカードです。
特に白単の《扉の俯瞰者 タウィル=トレ》から《扉の俯瞰者 ウトゥルス》へグロウするのが当時の流行で、去年から猛威を奮っていた防衛派に対してもルリグの能力によってエナを与えず攻めながら、
《コードハート リメンバ//メモリア》で起動能力に負荷をかける構築などが非常に強力でした。
余談ですが、ウトゥルスの表側となるピース《NEXT GATE》
ウムル&タウィルが頭を合わせているの良いですね。

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────良い。

2枚目:《アイン=サンガ//THE DOOR》

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リリース当初は、防衛派に足りていなかった要素が来たと話題になっていました。
与えるエナを制限して戦う防衛派ですが、以前までのレベル1シグニでは《コードメイズ ムジカ//THE DOOR》でターン終了時にトラッシュへ送ることしかできませんでした。
ここで追加された《アイン=サンガ//THE DOOR》は、相手のシグニをデッキの下へ送ることができるため、相手の盤面に応じて使用するシグニを変えることができるようになりました。
ターン終了時のパワー上昇能力は自身以外のパワーを上げることができたり、常時効果によりパワーが置き変わっている《コードメイズ ムジカ//THE DOOR》と違い、能力を消されてもパワーが下がることは無い部分も優れていました。

3枚目:《閃花繚乱 花代・参》

「RECOLLECT SELECTOR」では、オールスターやキーセレクションでおなじみのアーツがついに参戦。10周年を迎えた『ウィクロス』にふさわしい、記念すべきパックでした。
まず私が選んだのはこのカード、《閃花繚乱 花代・参》です。

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まず目につくのは、毎ターンルリグアタックがガード不可になる自動能力です。
ゲーム1能力【アンビション】は、たとえエナや手札を破壊してくる相手だとしても、ここぞというタイミングで使用することで対戦の流れを変えてしまう、単純に見えて奥深い能力です。
当時は、防衛派などのロングゲームをするデッキがまだまだ根強い人気を保っていたので、赤特有の攻め手の多さに加えて手札やエナを自力で増やせるのはとても魅力的でした。
私もこのころに防衛派を使用して負けてしまうことがあったので印象深いです。

4枚目:《ロストコード・ピルルク》

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手札破壊能力の高さに加え、以前から持ち合わせていたスペル戦術へさらに磨きがかかり全体的にまとまりのある良い1枚に仕上がっています。
特に場に出した<電機>シグニの色に準じたスペルをトラッシュから手札に加える能力は、私としてはとても目新しく映ったことが今でも思い起こせます。
シグニを除去したければ《UPDATE》《荘厳の絶火》、手札を増やしたければ《TROUBLE》を選べる対応力の高さは、コントロールデッキの新しい形だと言えるでしょう。
パートナーシグニの《コードハート Vキューム》は、それらのスペルをエナゾーンから<電機>のシグニをトラッシュに置くことで、コストを軽減しながら使用することができます。
本来赤エナとして扱うため、エナゾーンに残りがちな《コードアート Sイハンキ》を能動的にコストに変換できる点も、自身のリソースを無駄なく使って相手のリソースを刈り取る動きに大きく貢献しました。
当時その色を無視する能力に私が何度も助けられた経験があるので思い出深いです。

5枚目:《フローズン・ギア》

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当時このカードを見たときは、「1エナでルリグも選べる上に2体ダウン!?」と実際に叫びました。
リリースされるやいなや、青をメインに据えたデッキのほぼすべてに採用されていました。そして今現在も高い使用率を維持しているアーツとなっています。
リコレクト能力のダウン効果は、相手が手札を3枚捨てると無効化されてしまいます。
そのため相手側には、これを踏まえたうえで手札を維持しつつ攻める必要が出てきます。
このアーツを意識して対戦できるかどうか。それが重要になるシーンも多いのではないでしょうか?
私自身リコレクト能力はできる限り防御として機能させないよう行動するので、印象に残った1枚となりました。

6枚目:《大幻蟲 ベル・クリケット》

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「RECOLLECT SELECTOR」最後は、このカードです。
アタックフェイズ開始時、相手のパワー10000以下のシグニは能力を失う。
上記の能力は、対象に取るとゾーン指定でアタックを封じる《聖天姫 エクシア》へ非常に有効とされ、たちまち黒デッキには欠かせない1枚となりました。
その次の弾「loth SELECTOR」からは、《羅植姫 ジャックビーンズ》《参ノ遊姫 ボールペンマワシ》の能力を消すためにも使用されています。
後述する《参式 一衣》でも《大幻蟲 ベル・クリケット》は採用されているので、非常に印象深い1枚です。
そんな「RECOLLECT SELECTOR」は、同時発売した構築済みデッキ5種と一緒に12月ごろからお取扱店舗様にて再販版が販売予定となっています。
これを機に足りていなかったカードを補充したり、新しいデッキを組んでみるのはいかがでしょうか?

7枚目:《参式 一衣》

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「loth SELECTOR」最初は、このカードです。あぁ、ひとえ……。
少し取り乱しました。
他のコラムにてどういったルリグかは解説されているので、今回は割愛します。
ひとえは、リリースされてから非常に多くのプレイヤーが研鑽を深めたのもあり、さまざまな型が存在します。
リリース直後は緑単が主流でしたが、「ディーヴァグランプリ2024SUMMER」前後から《ダーク・マイアズマ》を採用することで、トラッシュから攻撃の要になる《羅植姫 ジャックビーンズ》を回収できる緑黒型が主流となりました。
「REVERSAL SELECTOR」リリース後は、《羅植姫 フラスタ》が追加されたことにより、《大幻蟲 ベル・クリケット》は採用されているものの、アーツは緑で固めた緑単も再度流行の兆しが見え始めました。

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11月度のPRカードにある《羅植 シロツメクサ》も新たに追加され、《羅植姫 ジャックビーンズ》の自動能力で場に出せるレベル1<植物>シグニの選択肢が増えたので、緑白型も今後活躍していくでしょう。
使用するセレクターによって細かな採用枚数やカードが異なり、個性を活かすことのできるルリグです。
来年1月31日(金)発売予定の「FORTH SELECTOR」にてリリースされる《熾式 一衣》の登場で、どのような変化を見せるのでしょうか? 今から楽しみで仕方ありません。

8枚目:《集中紅火》

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主にエナ破壊の追い込みや《フローズン・ギア》のリコレクト能力及び《TOO BADLY》のライフバーストを回避するための手札準備として使用されています。
先ほど挙げた《閃花繚乱 花代・参》や、《讃型 緑姫》での採用が目立ちました。
《閃花繚乱 花代・参》では、主に《不敗炎話》と組み合わせることで切り返しの1ターンを確定させつつ、《集中紅火》のエナ破壊と5枚ドローで除去札を引き込み、勝ちへ繋げることを主な目的として採用されていました。
最後に《讃型 緑姫》は、ゲーム1能力の【ワナ】と組み合わせることで、大量のエナ破壊を可能にしました。
最近だと《轟炎 フレイスロ団長》のライフクロスクラッシュ能力を狙うカードとしても活躍しています。
私自身ひとえを使用して《集中紅火》を採用していそうなデッキと対面する際は、エナゾーンにレベル1の緑<植物>シグニを最低でも3枚は置いています。
それを怠ると《羅植姫 ジャックビーンズ》で場に出す<植物>シグニを《集中紅火》でトラッシュへ送られてしまうためです。
先日開催された「ディーヴァグランプリ2024AUTUMN」では、レベル1<植物>シグニがデッキの下の方へ引きこもってしまい、案の定すべてのレベル1をトラッシュに送られて負けてしまいました(1敗)。

9枚目:《参ノ遊姫 フンスイショー》

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9枚目は「REVERSAL SELECTOR」から《参ノ遊姫 フンスイショー》です。
他の要素を必要とせず、自身がアタックするだけで手札を2枚捨てさせるといういまだかつて無い能力。
<遊具>を操る《あきら☆らっきー》には順当な強化となり、<遊具>シグニの入れ替えはもちろん、手札破壊能力のさらなる向上に貢献しました。
《月日の巫女 タマヨリヒメ》では、場を離れたときに出すシグニを状況に応じて選択できる点が評価されました。
追加の手札破壊がしたければ《中装 ハルパー》、シグニのパワーを上げたければ《中装 フランベル》を場に出せるため、対応力に長ける新しい構築となりました。
《参ノ遊姫 フンスイショー》のライフバーストにも苦しめられた方は多いと思います。
私は何度も2体ダウンを踏み抜いたので、その苦しみもひとしおです……。

10枚目:《羅植姫 フラスタ》

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最後は《羅植姫 フラスタ》です。
以前までのひとえが《幻水 ポリプテルス》のエクシード3能力で行っていたエナゾーンから手札に加える行動を、コストをかけること無く場へ出せるようになったため、
回収手段に乏しかった《凶魔姫 メツメ》《大幻蟲 ベル・クリケット》へのアクセスが従来よりも行いやすくなり、順当な強化となりました。
また、自身のエナが4枚以下の場合は自動能力によってエナチャージを行なうため、《羅植姫 ジャックビーンズ》の能力で減ったエナを即時補充できる点も相性が良く、多くのひとえデッキで重宝されています。
それはそうとフラスタの横にいるドヤ顔のひとえ、かわいいです。

さいごに

ここまで10種類のカードを見てきましたが、今年はアーツに加え種族に関するルリグやシグニが多数登場し、ディーヴァセレクションが大きくアップデートされた1年になりました。
そんな2024年も残りわずか。
皆様も『ウィクロス』と一緒に、この1年を振り返ってみてはいかがでしょうか?

それではまた次回の更新でお会いしましょう。

タカラトミーモール