【バトル攻略コラム】

ウィクロスアカデミー

「DIVAルリグパックきゅるきゅる〜ん☆D・X・M」封入ルリグ&パートナーシグニ紹介

梅雨入りの前に夏が到来しそうな勢いで暑さが厳しくなってきた昨今、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
前回の講義の時に喉が枯れ果ててから全然調子が戻らないおうかです。
そんな私とは打って変わってブルアカコラボで凄まじい盛り上がりを見せている『ウィクロス』ですが、「PRIMAL SELECTOR」収録のカードがどしどし公開されていってます。今週は「DIVAルリグパックきゅるきゅる〜ん☆D・X・M」封入のルリグとパートナーシグニたちが紹介されましたが、今回の講義はそれらのカード紹介となります。
今回紹介するルリグたちはクラスによる指定が無いため、デッキの自由度が高すぎてどうやって組んだら良いのかわからない! といった方も多いのではないでしょうか。そんな方たちのために私おうかが所感や注目ポイントなどを簡単に解説しておりますので、デッキ構築の際にはぜひ参考にしてみてください。
それでは本編へ行ってみましょう。

嫌らしさ全開! “リソース奪取”の権化登場

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DIVAルリグの1人目はチーム「きゅるきゅる〜ん」の一人である「ゆかゆか」です!
自動効果によって、相手は毎ターン盤面のシグニを2体トラッシュに置くか2エナ払うことを強要されます。相手に選択肢を与えるというデメリットを持たせることで、今までのルリグより一段とカードパワーが上がっています。また、ゲーム1能力も相手シグニの自動効果を発動させる時にエナコストを強要するものとなっており、とにかく相手のリソースを奪うことに特化した性能となっています。最近のシグニは優秀な自動効果を持つものが多く、その優秀な自動効果が発動する前提でデザインされているため、そのすべてにエナコストを強要するのは非常に優秀であると言えるでしょう。さて、そんな「ゆかゆか」のパートナーシグニがこちら!

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自動効果で相手にエナを支払わせることでアタックを無効にしてしまうデメリットを持っていますが、そのデメリット打ち消すほどの優秀な起動効果を持っています。シグニ1体をダウンさせることで【アサシン(レベル2以下のシグニ)】か【シャドウ(レベル3以上のシグニ)】を得るという効果ですが、《ゆかゆか☆さんさんきらきら》の自動効果を活かすのであれば、相手の場にシグニが2体以上残っていることが望ましいため、むしろメリットとなりうるでしょう。また、ターン1の制限も無いためどちらの能力も得て相手のシグニをバトルによってバニッシュすることを無くすこともできます。とは言え、相手のシグニを1体は処理しなければ好きなシグニを残されてしまうため、相手のシグニをトラッシュに送るシグニと相性が良いです。例えば前の弾で強化された<ブルアカ>軸でデッキを組んで、《久田イズナ》《下江コハル(水着)》を一緒に立てて3リソース奪いながら【アサシン】を付与したシグニで2点取るといった動きなんかは強そうですね。どんなシグニと組み合わせるのが良いかみなさんもぜひ考えてみて下さい。

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すべてを破壊し尽くす新たな黒の力!

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続いてのDIVAルリグはこちらもチーム「きゅるきゅる〜ん」の一員である「まほまほ」です。
「ゆかゆか」同様相手に選択肢を与えるというデメリットを持たせることで、カードパワーが一段と上がっています。黒ルリグとはいえ毎ターン手札を2枚捨てられるのはかなり厳しいため、おおむねデッキ破壊かパワーマイナスのどちらかを選んで発動することができそうです。黒デッキの弱い部分として、相手のライフクロスが無くなってしまった場合、リフレッシュによってこれ以上ライフクロスを削ることができなくなり、デッキからカードを落とす効果の強みがほとんど無くなってしまう点がありましたが、パワーをマイナスする効果と自由に選択できるのはかなり優秀と言えるでしょう。また、ゲーム1効果によって1ターンだけ相手の手札を一時的になくすことができ、必ず使いたい効果を使用できるため、自動効果との噛み合いがしっかり取れています。ゲーム1を使用したターンであれば確実に《サーバント #》による【ガード】ができないため、ルリグによるダメージも通すことができる非常に優秀な詰め性能を持った効果となっています。

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「まほまほ」のパートナーシグニは《羅原姫 Mランドセル》です。
《まほまほ☆さんさんちくちく》と似通った性能をしていますが、出現時効果によって細かく相手シグニのパワーをマイナスすることができる点がポイントとなっています。このシグニ1体で細かくパワーマイナスを振り分けることができるため、状況に応じてしっかり活躍してくれるでしょう。また、クラスが<原子>であることから《羅原姫 H2O》などの<原子>シグニとのシナジーがあるため、《羅原 H2》も一緒に組み込んで常に相手の手札を1枚以下にすることで、相手に選択肢を与えることなく常にやりたい動きを実行することができるかもしれません。相手の手札もデッキも場のシグニもすべて破壊しつくしてしまいましょう!

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最強チームのリーダーが万を持して再登場!

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ここからはチーム「D・X・M」の紹介です。1人目は「D・X・M」のリーダーである「エクス」となります。
従来の「エクス」同様、起動効果によって自分のシグニに【ソウル】を付ける戦い方は健在で、どちらも優秀な効果をシグニに付けることができ、これだけでも非常に強力な効果となっています。【ソウル】とはシグニにルリグの力を付与するギミックで、「D・X・M」が持つ特徴のひとつですのでしっかり覚えておきましょう。

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また、ゲーム1効果はアーツを1枚ルリグトラッシュに置くというデメリットはあるものの、ピースの《TRIGGER OF VICTORY》を彷彿とさせるようなライフクロスをクラッシュする効果に加えて、ルリグによる連続アタックが可能になる非常に攻撃的な能力となっています。ゲーム1効果を使用後の「エクス」のルリグアタックをライフクロスで受けることができれば、2回目以降のルリグアタックが来ることはありませんが、赤を主軸としたデッキには相手のライフクロスをクラッシュする効果を持つカードが多いため、実質的に【ガード】不可する効果とも言えるでしょう。

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「エクス」のパートナーシグニは《幻怪姫 Xヒューマン》です。
自動効果によってパワー12000以下のシグニを赤1コストでバニッシュできる強力な効果を持っていますが、【ソウル】を付けることでパワーが上昇するだけでなく、上記のバニッシュできるシグニの条件がなくなって、どんなパワーのシグニもバニッシュすることができるようになります。このシグニと「エクス」の【ソウル】を合わせることで非常にコスパの良い点数要求が可能となります。【ソウル】には回数制限があるため、序盤からガンガン攻めて以下のようなカードをデッキに入れて短期決戦を目指すような構築を目指すと良いでしょう。

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最強デッキ「原子デウス」の祖、再び

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続いては「エクス」同様チーム「D・X・M」の1人、「デウス」の紹介となります。
エクス同様に【ソウル】を駆使した戦い方は変わりませんが、黒デッキにとっては非常に使い勝手の良い能力が揃っており、状況に合わせてしっかりと点数を取っていくことができるでしょう。

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パワーをマイナスする値が若干違いますが、相手の場のシグニのパワーに合わせて使いわけることでうまく点数要求を作り出しましょう。また、ゲーム1効果は「エクス」同様アーツを破棄するというデメリットはありますが、《デウス・スリー》のようなカード回収に加えて1ターン限定で相手シグニのパワーをマイナスする効果が2倍になるというものです。ここで注目したいのは、シグニに限らずスペルまで回収できるという点です。組み合わせて強力なシナジーを持つシグニの回収だけでなく、パワーをマイナスする効果を持つようなスペルまで回収することができます。【シャドウ(シグニ)】などを持つシグニを除去するためにデッキに何枚かスペルを忍ばせても良いかもしれません。

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「デウス」のパートナーシグニは《大装 Dクラーケン》です。
【ソウル】が付いてる時に【シャドウ(レベル2以下のシグニ)】を持つため、レベル2以下のシグニによるライフバーストや除去から逃れることで、自身のパワーの低さをカバーしています。また、自動効果によってノーコストで相手シグニの能力抹消とパワーマイナス5000をすることができます。これにより“あきら・ひとえ環境”の代名詞とも言える《羅植姫 ジャックビーンズ》《参ノ遊姫 ボールペンマワシ》の能力を消したうえで、デウスの【ソウル】と合わせて簡単に点を取ることができます。ただ、《聖天姫 エクシア》や【シャドウ】を持つシグニには相性が悪いため、まとめてパワーマイナスをかけられる以下のようなシグニも一緒に入れておくと良いかもしれません。

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パートナーシグニのモチーフはあのカード!

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チーム「D・X・M」の最後の1人である「マキナ」の紹介となります。
こちらも「エクス」同様にシグニに【ソウル】を付けることができる効果を持っていますが、あまりクセのない効果がそろっており、非常に使い勝手が良いです。

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レベル指定による除去という黒ルリグにとっては非常にありがたいほぼ確実に1点取ることができる能力と、アタックした時のシグニ回収能力になります。アタックした時にしかシグニを回収することができないので、相手に止められないようにうまく使いどころを考えましょう。また、ゲーム1能力はこちらも「エクス」同様にアーツ1枚破棄するものの、大量の点数を守ることができる破格の防御性能を持っています。仮にルリグやシグニの連続アタックが来たとしても、そのレベルと同じシグニが場かエナゾーンにあれば何度でも無効にすることができます。こちらのリソースに干渉してこない相手に対しては無類の防御面数となるでしょう。

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「マキナ」のパートナーシグニは《M.G.D.》を彷彿とさせてくれる《コードアクセル Mドラゴン》です。
【ソウル】を付けることでコストの合計が1以下のアーツによって選ばれなくなります。これは《フローズン・ギア》《スリップ・ストップ》などの使い勝手の良い防御アーツだけでなく、《デッドリー・ポータル》のような強力な攻撃アーツなどの効果も対象に取れなくなるため、非常に厄介な効果となります。また、自動効果は純粋なデッキ破壊効果でリフレッシュによるライフクロスをトラッシュ送りにすることが狙えるだけでなく、相手のライフクロスが無くなった場合には相手に【ガード】不可を与えるという非常に高い詰め性能も併せ持っています。優秀な効果は持っていますが、相手のシグニを除去する効果を持たないため、以下のようなアーツやシグニで相手の場のシグニを除去できる構成にすると良いかもしれません。

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おわりに

というわけでいかがだったでしょうか。今回は「DIVAルリグパックきゅるきゅる〜ん☆D・X・M」封入ルリグ&パートナーシグニの紹介をしました。どれもデメリットを負わせることで、従来ルリグと比べて非常にパワーアップした効果が多かったのではないでしょうか。講義の中でも触れましたが、今回紹介したルリグはすべてクラスによる指定が無いため、自由にデッキを組むことができます。クラスで縛ったシグニはそのぶんカードパワーが高いですが、自由度が低くなってしまうという難点がありました。ここで逆にクラスによる縛りを取っ払って、柔軟に対応できる自分だけのオリジナルデッキを考えてみるのもおもしろいのではないでしょうか。次の新弾環境ではどんなデッキが大会で入賞するのか今から楽しみですね。

それでは今回のアカデミーはこのへんで終わりにしたいと思います。
また次回に講義でお会いしましょう。

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