【バトル攻略コラム】

ウィクロスアカデミー

「ディーヴァグランプリ 2025 SUMMER」直前!!環境考察

みなさんこんにちは!!
眩しい太陽が照りつける夏らしい季節となりました。みなさんいかがお過ごしでしょうか。夏大好きセレクターこと「おうか」です。
夏祭りや花火などたのしいイベントがたくさんある夏ですが、『ウィクロス』の夏といえば「ディーヴァグランプリ 2025 SUMMER」ですよね!!
7月26日に発売された「PRIMAL SELECTOR」から早くも1週間が経ちましたが、「PRIMAL SELECTOR」に収録されている6ルリグだけでなく、「DIVAルリグパックきゅるきゅる〜ん☆D・X・M」に収録された5ルリグを含む合計11ルリグが一気に登場し、環境は混沌としているのではないでしょうか。
そんなワケで今回は「PRIMAL SELECTOR」環境の考察をしていきたいと思います。すでに1年以上続いている「あきら」「ひとえ」環境の中での微妙な変化や、今後活躍してきそうなルリグの推測も交えて紹介していきますので、「ディーヴァグランプリ 2025 SUMMER」に参加予定の方々はぜひ参考にしてみてください。
それではさっそくいってみましょう!!

「ブルーアーカイブ SELECTOR」環境のおさらい

「PRIMAL SELECTOR」環境の考察のまえに、まずは「ブルーアーカイブ SELECTOR」環境のおさらいをしていきましょう。相変わらず「あきら」「ひとえ」環境ではありますが、「あきら」も「ひとえ」も構築が変わっていたり、「ブルーアーカイブ SELECTOR」の登場によって一気に環境に食い込んできたルリグがいたりと、なかなかに環境の変化がありました。
環境上位のルリグから順に紹介していきましょう。

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まずは「あきら」「ひとえ」環境のひとりである「ひとえ」です。
「ディーヴァグランプリ 2025 SPRING」では「あきら」を抑えて使用者数No.1のルリグであり、もはや今のウィクロス環境を語るうえでは外せないルリグとなっています。パートナーシグニである《羅植姫 ジャックビーンズ》による高い攻撃性能と防御性能だけでなく、《羅植姫 フラスタ》《羅植 サイネリア》による再現性の高さを兼ね備えています。また、レベル3以降は【ガード】を必要としない能力から、ディーヴァセレクションに最も適した性能をしていると言っても良いでしょう。
上記理由から、初心者から上級者まで非常に人気のあるルリグとなっています。

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「ブルーアーカイブ SELECTOR」発売当初は「秤アツコ」の登場によって環境から大きく数を減らすかと思いましたが、パワーをマイナスして確実に除去できるよう黒のカードを多く投入してしっかりと環境に適応してきました。
多少構築を歪めてもルリグやシグニのカードパワーの高さでカバーできてしまうため、今後どのような環境になったとしてもしっかりと環境に適応できるのではないでしょうか。

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続いては「あきら」「ひとえ」環境のもう片翼となる「あきら」です。
「ディーヴァグランプリ 2025 SPRING」では使用者数No.2であり、「ひとえ」同様に登場から1年が経過しようとしていますが、上位入賞では未だに多く目にするルリグとなっています。ギミックは少し難しく、上手く扱うにはそれなりに練習が必要となりますが、パートナーシグニである《参ノ遊姫 ボールペンマワシ》による攻撃性能と防御性能だけでなく、ルリグによる追加ダメージという非常に強力な効果から、主に上級者に多く使用されている印象です。《参ノ遊姫 フンスイショー》《弍ノ遊 ミズデッポウ》などによる手札破壊戦術や防御性能なども相まって「ひとえ」に対して有利に戦えることから、環境に「ひとえ」がいる限りあまり数を減らすことは無いでしょう。

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「あきら」も「秤アツコ」の登場によって環境から大きく数を減らすかと思いましたが、こちらも青と黒の特性であるパワーをマイナスできるカードを多くデッキに入れることで、「秤アツコ」対策をすることができました。
主に手札をコストに点数を取っていくため、盤面形成することさえできれば毎ターン5点の要求となります。エナ破壊戦術のデッキに対して有利となる一方で手札破壊戦術には弱く、環境次第で使用者は多少増減しそうですが、基盤の強さはしっかりあるので今後も環境を意識するうえで無視できない存在となりそうです。

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そして最後は「ブルーアーカイブ SELECTOR」の登場によって環境に急浮上し、見事「ディーヴァグランプリ2025 SPRING」の1位と2位を飾ったこのルリグ。「ディーヴァグランプリ2025 SPRING」後からは確実に入賞数を延ばし続けており、一気に環境では無視できない存在となりました。派手な攻めなどはあまり無く、相手のリソースを削って息切れを狙う完全なコントロ−ル型のデッキタイプとなります。
青と白の<ブルアカ>シグニによるリソース奪取と、《秤アツコ》による高い防御性能が特徴的で、《久田イズナ》の絆を獲得することで再現性も担保されており、主に上級者に好まれて使用されています。

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環境上位にいるデッキはどれも強力なルリグやシグニ効果を持っているため、《共宴の巫女 リメンバ・ディナー》のゲーム1能力の刺さりが良く、<ブルアカ>シグニによってメインデッキが強化されたことで一気に環境上位に浮上しました。
同じく<ブルアカ>軸のデッキとして《夢限 -Q-》《月雪ミヤコ[自走式閃光ドローン]》などがいますが、主戦術は「リメンバ」とほとんど同じのため、環境考察の観点では同じものとして捉えて問題は無いでしょう。

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以上から「ブルーアーカイブ SELECTOR」環境は基本的にここまで紹介してきた3タイプのデッキによって環境がかたまっていました。強力な<ブルアカ>軸のデッキが登場しましたが、「あきら」と「ひとえ」は構築を変えてしっかりと環境に対応して、粘り強くも環境に残り続けていますね。
それではここから「PRIMAL SELECTOR」の登場によってどのように環境が変わるのかを予想していきましょう。

「PRIMAL SELECTOR」環境考察

「PRIMAL SELECTOR」では環境を変えるであろうことが予想されるカードがいくつか登場しました。そのカードの登場によってどういったデッキタイプが強化されたのかを交えながら環境を考察していきたいと思います。

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書いてあることは純粋な追加打点プラス2ですが、他のライフクロスをクラッシュするカードなどと組み合わせると非常に脅威となることが予想されます。防御できる回数を今までと同じようにデッキを組んでいると、うっかりルリグアタックが止められず負けてしまうこともあるため、注意しておいた方が良いかもしれません。

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ライフをクラッシュするカードと合わせるなら、上記のような止めデッキと相性が良いでしょう。ルリグデッキの自由枠がたくさん取れ、短期決戦に持ち込むのであればレベルを止めてしまう方がメリットも多くなります。《鏡花炎月》《断炎轢断》などによりルリグデッキだけで相手のライフクロスを多く減らすことができ、相手のライフクロスを最速で0にして、このアーツで詰め切れば防御回数が少ないルリグは守り切れないのではないでしょうか。また、このデッキタイプはいかに安定してシグニによる要求を安定させるかに重きを置いており、《紅将 トリスタン》などの爆発的にリソースが増えるシグニも多く入っているため、「あきら」や<ブルアカ>軸のデッキにも戦いやすい構成となっています。

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また、ルリグアタックを止められる防御手段は限られているため、アシスト軸のデッキが終盤にこのカードで詰めてくる可能性もあるため、アーツの切り方には注意が必要かもしれません。

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エクシードコストを支払うことによって、従来のアーツよりもさらに強力な効果を選択して使えるようになったこれらのアーツ群によって環境は大きく変えることになるでしょう。これらのアーツの登場によって、どのようなルリグが活躍するのか予想していきましょう。

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直近のセレモニー結果をみていると使用者数、入賞数ともに大活躍しているこのルリグ。赤にしては珍しい盤面の再現性が高く、「クロス」状態のシグニをそろえるだけで点を要求することができるため、手札破壊戦術に対してもあまり息切れすることなく戦い続けることができます。また、パートナーシグニである《轟中砲 ヘッケラ》による【ヘブン】した時のダメージ効果が「ひとえ」に対しても有効となっているため、環境でもしっかりと戦うことができます。

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《合炎奇炎 タマヨリヒメ之参》の効果によって、エナ破壊や点数要求を自在に使い分けることができるため、同じような効果をもつ《炎剣之舞》との相性は非常に良く、エナ破壊戦術があまり効かない「あきら」などにはメインフェイズ中にシグニを除去してしまいましょう。

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エナ破壊といえばこのルリグ。「遊月」です。
「あきら」や「ひとえ」が《秤アツコ》対策に黒のカードを多く入れた結果、センタールリグと異なる色のエナを破壊する戦術が環境に刺さるようになりました。<ブルアカ>を主軸としたデッキも青と白のカードがバランスよく入っているため、まさに環境にマッチしている性能と言えるでしょう。センタールリグと異なる色を必要とするアーツを満足に使用することができなくなり、苦戦を強いられることになります。《炎剣之舞》の効果によって、より手軽にセンタールリグと異なる色のエナを破壊しやすくなったため、他の色をデッキに入れ過ぎると大量にエナを破壊されてしまうかもしれません。

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《熾炎舞 遊月・肆》までグロウするタイプや《煌々!!ガブリエラ》などを横に置いたアシストルリグとアーツのミックス型などが存在しますが、どちらも環境デッキに対して有効なアプローチを持っているため、今後もエナ破壊対策は必須となるでしょう。

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こちらも《煌々!!ガブリエラ》を横に置いてアシストを採用したミックス型が主流のため、《炎剣之舞》をいれることはできませんがエナだけでなく手札まで破壊しつくす圧倒的なリソース奪取能力によって環境での立ち位置は良く、今後はさらに数が増えてもおかしくはありません。

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エナ破壊戦術で詰め切るのが赤ルリグだけとは限りません。この「緑子」は緑ルリグでありながら、相手のエナを大量に破壊する性能を持っています。相手のライフクロスをすべてクラッシュしつくした後に、すべてのエナを破壊して詰め切るこのルリグと《炎剣之舞》は非常に相性が良く、最も警戒すべきルリグとなったのではないでしょうか。

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続いては「PRIMAL SELECTOR」で登場して大会でも活躍している「ミルルン」です。
ウィクロスではシグニを除去する主な手段はバニッシュとなるため、《羅原 Hf》《羅原 Lu》など盤面にいるだけで嫌らしい効果を持つシグニが多く存在しており、カードパワーは非常に高くなっています。また、《羅原姫 H2O》は「ひとえ」や「あきら」に対しては非常に優秀な壁となってくれるため、《羅原姫 H2O》対策は必要になってくるかもしれません。

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新アーツ《シューティング・スター》は手札破壊や手札増強、シグニの除去を使い分けることで柔軟に戦うことができ、「ミルルン」だけでなく様々な青ルリグに入ることになるでしょう。コントロール色の強い<ブルアカ>軸の「リメンバ」から突然すべてのシグニが除去されることもあるので、注意する必要があります。

おわりに

というわけでいかがだったでしょうか。
今回は「ディーヴァグランプリ 2025 SUMMER」直前ということで環境考察をしてみました。相変わらず「あきら」「ひとえ」環境であることは予想できますが、新しく登場したカード群によって今まで活躍してこなかったようなルリグが台頭してくるかもしれません。「あきら」や「リメンバ」などによる手札破壊や赤の「タマ」や「緑子」によるエナ破壊がさらに熾烈となり、その中で戦い抜けるデッキを選ぶ必要がありそうです。「ディーヴァグランプリ 2025 SUMMER」ではどのルリグが優勝するか今から楽しみですね。それでは今回の講義はここまでにしたいと思います。
「ディーヴァグランプリ 2025 SUMMER」でお会いしましょう。

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