【バトル攻略コラム】
ウィクロスアカデミー10年の時を経てついにレベル3ルリグ登場!ララ・ルー&ソウイの性能解説!!
夏を越えた暑さと急な大雨との戦いが激しくなった季節。もう9月だというのに、引き続き体調管理が難しい気候になっていますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
お久しぶりです。30前半の気温なら暑さがマシだと感じてきたウルズです。人体脅威の適応能力。
今回は、大阪GPで発表され、ついにレベル3を貰った「ララ・ルー」と「ソウイ」。その2人のカードとシグニたちについての内容になります。
昔から『ウィクロス』をやってきたセレクターさんの中には、やっと来たかと思っている人も多いことでしょう。今回のアカデミーを参考に、デッキのビジョンや戦い方が少しでも見えてくれれば幸いです。
それでは、挨拶もここまでにして、本編へ行ってみましょう!!
攻めのギアはフルスロットル! 《ララ・ルー”Third”》
まずは、赤ルリグの「ララ・ルー」から注目していきましょう。
赤らしいかなり攻撃的な能力を持って登場してきましたね。
まずは要になるであろう自動効果。
<電機>のシグニを覚醒させることができますが、主に後から紹介するパートナーとなるシグニに使うことになるでしょう。また、青赤で構築し《コードハート ピルルク//フェゾーネ》を覚醒させることで、手札破壊を戦術に組み込むこともできます。《コードハート ピルルク//フェゾーネ》の起動効果で《TOO BADLY》も使いやすく、サブプランとしてかなり現実的かもしれません。
そして、2つ目の【ダブルクラッシュ】付与。
覚醒させるシグニがいない時や「レゾナ」に対して使用することになるでしょう。ただし、コストが2コストとそれなりにかかる点には注意。とはいえ、エナ破壊や後から紹介するゲーム1能力を警戒して、アーツを先に使ってくる展開に【ダブルクラッシュ】はかなり強力です。試合展開を見極めて、上手く使っていきましょう。
また、同じ<電機>シグニの《コードハート リメンバ//メモリア》を採用し、起動効果でダウンさせてアタックできない分を、【ダブルクラッシュ】付与でダメージレースに負けないようにするといったこともやれるかもしれません。
そして、ゲーム1能力。
【アサシン】と【シャドウ】の両方を付与するとんでもない効果。
アーツの対象にもできないので、効果対象になったシグニを止めるのにはかなり苦労することになります。地味に相手ターン終了時まで【シャドウ】が残るので、壁になるのもいいですね。
ライフクロスが残ってると、このゲーム1を耐えられてしまいますが、自動効果の【ダブルクラッシュ】付与で、ライフクロス削りも比較的簡単にできるのではないでしょうか。
もちろん、《炎剣之舞》や《竜花相搏》といったライフクロスを減らすアーツとの相性もバッチリ。また、効果対象が赤のシグニになっている関係で、条件はそれなりに厳しいですが、《轟炎 フレイスロ団長》でライフクロスを割って突撃。《コードアクセル ダンプカー》で【シグニバリア】を破壊しながら飛び込んだりするのもおもしろいかもしれません。
そして、少し触れましたが、パートナーとなるシグニも公開されていますね。
《ララ・ルー”Third”》で使用することで、コスト無しでシグニを除去することが可能。自身で覚醒をすることはできませんが、《ララ・ルー”Third”》の効果で覚醒させることで、13000以下というコスト無しの除去としては破格の効果を獲得することができます。
赤の<電機>シグニには、《コードアート Sイハンキ》や《コードアート ララ・ルー//フェゾーネ》といった序盤の打点シグニがすでに存在するので、序盤から終盤まで安定して攻めることができるのではないかと思います。
加えて、自身がアタックすることで、エナ破壊をすることも可能。同じ<電機>シグニの《コードアート ララ・ルー//ディソナ》といったシグニを絡めて、エナ破壊を戦術としていれましょうという、開発からのメッセージ性も感じられます。
シグニといえば「レゾナ」も2枚公開されているので、そちらも見ていきましょう。
イラストのアングルがとっても好きなレゾナ。勢いというか、動きが感じられてとてもいいですね。
さて、効果の方はと言いますと、エナ破壊とスペル回収というおもしろい効果を持っています。
エナ破壊の方は《コードハート DンドウバV2》と違い、アタックする必要がないタイプのエナ破壊なので癖が無く使いやすい効果です。
出現時のスペル回収ですが、色やコストの指定がないため、先に紹介した《TOO BADLY》によるハンデス。《UPDATE》を回収して打点能力を付与したり、《コール・アウト》で厄介なシグニの効果を無効といった、搦め手を組み込むことができます。
もちろん、新規カードで強力な赤スペルが出てくることも考えられるので、それを回収したりと、かなりおもしろいことができる「レゾナ」なのではないでしょうか。
それでは次に、2枚目の「レゾナ」に注目していきましょう。
ビークル形態とロボット形態はセット!
ギガンティックアームとでも言いましょうか、巨大なアームユニットを駆使して戦うデザインがまた良いですね。ララ・ルー君、なかなかいい趣味をしているじゃない。
さてさて、少し話がズレてしまいましたが、効果の方に戻っていきましょう。
《コードヒート ウィクロンジャービークル》とは違い、かなり攻めに寄せた効果になっています。
まずは常時効果。
擬似的な耐性になっており、このカードを除去するためのリソースを多く要求する形になっています。赤が得意とするエナ破壊との相性もよく、少ないエナでこのシグニを除去するのはかなり大変でしょう。
マイナス効果には対応してませんが、12000をマイナスする防御アーツは少なく、よく採用されてる《アンチ・スフィア》も対象の色になっていないのがありがたいです。
そして自動効果。
エナ消費のない打点効果で、とてもシンプルで使いやすい効果になっています。《ララ・ルー”Third”》の【ダブルクラッシュ】を付与するのにとても適してる能力であり、先に紹介した自身の常時効果もあって、ダウンこそしてしまうものの、かなり厄介な打点持ち「レゾナ」として活躍できるのではないでしょうか。
赤らしい攻めのシグニたちと、トドメにもなるゲーム1効果を持った「ララ・ルー」。
強化を多く貰っている<電機>シグニとスペルを駆使するという戦い方からも、すでにいろいろな構築ができるスペックの高さを感じさせてくれてます。
ぜひ、これからの新規カード情報を楽しみにしていきましょう。
凍結を駆使して戦場をコントロール。《ソウイ=スリー》
続いては青ルリグとして登場する「ソウイ」に注目していきましょう。
青らしいコントロール寄りの効果で登場します。
まずは自動効果。
青ルリグでは嬉しい打点になる効果をもっています。コストはそれなりにかかるものの、【アサシン】なのでシグニのパワーを気にすることなく攻めることができます。しかし、【アサシン】の条件が凍結状態であるため、何かしらでシグニを凍結させる必要があることには注意。
後に紹介するパートナーシグニや【ライズ】はもちろんのこと、《コードオーダー ワッフルアイス》や《羅星姫 オリオン》といったシグニや《DEEP FREEZE》等のスペルで凍結するのもおもしろいかもしれません
ダウン状態で凍結させれば【アサシン】でシグニをバニッシュしなくても、次のターンにアップすることができないので、それぞれの相性の良さを感じる効果になっています。
そして、ゲーム1能力。
束から選ぶという、おもしろい効果になっていますが、すごく簡単にすると相手の手札を半分以下にできる手札破壊効果です。
不確定とはいえ、0コストで手札を半分にできるのは強力な手札破壊として機能することでしょう。残った僅かな手札を《TOO BADLY》や《蒼将姫 ヤマトタケル》《蒼将 ブルーノ》といった手札破壊カードで捨てさせるとかなり強力な動きとなります。
凍結をやり続けることで、相手の盤面にいるシグニを無力化することに繋がります。これにより、相手の手札消費を多くできるので、手札破壊はかなり効果的になることでしょう。
凍結と手札破壊を軸にする効果の「ソウイ」。そんな彼女のパートナーとなるシグニにも注目していきましょう。
《ソウイ=スリー》としっかり相性がいい効果で登場しますね。
まずは1段目の自動効果。
《ソウイ=スリー》がいる時限定で毎ターン凍結をしてくれます。これにより、ソウイが持つ【アサシン】の条件を簡単にクリアできます。
すべてのシグニを凍結するので《蒼将 ソウイ//ディソナ》のトラッシュ送り効果の発動や、<武勇>ではありませんが《蒼美 ふたせ//ディソナ》の条件を達成できたりと他のシグニのサポートになるのも優秀です。
続いては2段目の自動効果。
《ソウイ=スリー》の【アサシン】付与と相性がよく、凍結したシグニをバニッシュすることなく、ドローか手札破壊を行なうことができます。《ソウイ=スリー》の手札コストをドローで補えるのはもちろん、どちらかを選べるのも強力。相手の手札があれば手札破壊、削りきったらドローでこちらのリソースを増やしていくという切り替えを行なっていくことになるでしょう。
しかし弱点も存在し、アタックしなければならない関係上、【アサシン】が付与されていなければ、凍結したシグニをバニッシュしなければならないということが起こります。自身のパワーが10000なので、これよりパワーの高いシグニの前に出すか、《クリスタル・ダスト》を使ってトラッシュ送りにするといった工夫も必要かもしれません。
それでは最後に、「レゾナ」たちを見ていきましょう。
まずはこの「レゾナ」から。
名前とイラストがとってもかっこいい「レゾナ」ですね。
まずドローを1枚にする常時効果。
主に手札破壊からこの「レゾナ」を出すことで、相手は手札の復帰に大きな負荷がかかることになります。特に手札補充が難しい、赤、白、緑のルリグたちには効くのではないでしょうか。また、常時効果の関係で、場に居続けることでかなりの圧力になるところも強力です。
そして場を離れた時に発動する自動効果。
こんなにも場から除去したい常時効果を持っているのに、離れた時にも効果を持っているかなり厄介なカードになっています。
ここでも、ドローと手札破壊が選択できるのは効果が無駄にならないという点で優秀。特にドローを選択すれば、この「レゾナ」を出すために使用したリソース分が補充されるのも魅力的です。
ここまで効果を紹介してきましたが、手札への強力な効果を持ってる代わりに、凍結に関する効果がありません。よって、この「レゾナ」だけでは《ソウイ=スリー》の【アサシン】条件が達成できないので、《蒼将姫 ベオウルフ》や《羅星姫 オリオン》といった凍結シグニを出す必要があることには注意しましょう。
それでは次に、2体目の「レゾナ」を見ていきましょう。
こちらはかなり可愛いイラストの「レゾナ」ですね。
まずはシグニ凍結の自動効果。
すべてのシグニを凍結することが可能。青のアーツはダウン防御が多いので、ダウン状態で凍結させる機会は多い事でしょう。また、あらかじめ凍結状態にする必要がありますが、シグニたちをアップさせ、凍結の天敵になる《聖天姫 エクシア》や《秤アツコ》が存在してる状態でもすべてダウン凍結することができます。
《蒼将姫 ベオウルフ》と共に出して、すべてのシグニをダウン凍結させたり、《蒼将姫 ベオウルフ》が場に出せないターンに【アサシン】の条件達成として場に出すことが多くなるかと思います。
すべてのシグニを凍結させるため、自身をダウンさせられる《蒼将姫 ヤマトタケル》やちょっと癖がありますが《聖将 フィン・マックール》といった<武勇>シグニ。打点シグニ枠として、少しコストは重いですが《羅星姫 リメンバ//フェゾーネ》を並べたりするのもおもしろいかもしれません。
そして、2つ目のルリグを凍結させる出現時能力。
よくあるダウンをさせないタイプの凍結ですが、最近のルリグアタック効果が強力になっているため、防御効果になる期待値はかなり高いでしょう。
また、クラフトタイプの「レゾナ」は、2体の内どちらかを相手に見せずに加えるので、相手視点でこのレゾナが加えられているのか、わからないのもいやらしいところです。
「ララ・ルー」と比べて、青らしいコントロール寄りの効果を持った「レゾナ」を持つ「ソウイ」。手札破壊と凍結を駆使して、相手のリソースを少なくし、相手が動きにくい状態を維持できるかというデッキになりそうです。
青の<武勇>シグニということで、既存の同じ色のシグニはあまり多くありませんが、凍結というギミックはかなり細かく登場しています。なので、<武勇>だけにこだわらず、凍結シグニも組み合わせてデッキを作る可能性もあるのではないでしょうか。
こちらも、新規カードの公開を楽しみにしていきましょう。
おわりに
以上、「ララ・ルー」、「ソウイ」の紹介になりました。
10年の時を経てということで、皆さんの期待や注目度の高いカードたちを書かせていただきました。思ってたよりも独自の能力をしっかり貰っており、かなりおもしろいデッキになる事でしょう。
「ララ・ルー」の<電機>シグニたちにおいては「ピルルク」の登場もあり、いい意味でいろんな<電機>シグニが配られ、構築を悩ませることでしょう。今の内に<電機>シグニたちに目星をつけておくのもいいかもしれません。
「ソウイ」においては凍結というギミックを持つカードたちがおもしろい効果を持っているので、構築以上に動きが楽しいデッキになると思います。凍結関係は昔のカードも多いので、意外な昔のカードが活躍! なんてこともあるかもしれません。
このように現在の情報だけでも、おもしろいルリグたちなので、皆さんも今の内から構築の方向性や使いたいカードを決めておくのはいかがでしょうか。
それでは、長くなりましたが今回はここまで。
またどこかでお会いしましょう!以上、ウルズのアカデミーでした。































