【バトル攻略コラム】

ウィクロスアカデミー

「RESONANCE SELECTOR」講師陣の注目カード紹介

皆さんこんにちは!
秋の訪れと同時に食欲が溢れ出ている炎200です。
……訂正、食欲があるのはいつものことでした。

さて、いよいよ最新弾「RESONANCE SELECTOR」収録の新規カードが一通り出そろいました!

「サシェ」を筆頭とする俗に言う「レゾナ組」を中心に、待望の「ララ・ルー」と「ソウイ」の参戦、さらにはディーヴァセレクション初の混色ルリグ「ピルルクAPEX」の登場と、注目ポイントめじろ押し!
往年のセレクターにも、かなり刺さるポイントがあり、おじいちゃん講師の私は今回(も)カートンで予約してしまいました……!

今回のコラムではそんな最新弾の注目カードを、私、炎200とウルズ講師、ルの人講師の3人で紹介していきます!
各講師の注目カードTOP3と、個人的注目カード1枚の計4枚ずつ紹介していくので、視点の違いなどにも注目しながらご覧いただければと思います!

それでは、早速いってみましょう!

炎200の注目カードBEST3

第3位 コードハート DンドウバV2

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《コードハート DンドウバV2》は、《ララ・ルー”Third”》のパートナーシグニ。
自身のアタックフェイズ開始時に、最大でパワー13000以下のシグニをノーコストでバニッシュできる自動能力と、アタック時に条件付きで1枚エナを破壊することができる能力を有しています。

パワー以下参照バニッシュでパワー13000が除去できるというのはなかなか珍しく、大半のレベル3シグニを除去できるでしょう。
覚醒状態になることが条件ですが、それも《ララ・ルー”Third”》や今弾登場のスペル《電熱の覚醒》で無理なく達成が可能ですし、覚醒状態にできない場合でもパワー5000以下バニッシュはできるので、状況次第ではそれで事足りる場合もあるかもしれませんね。
シンプルに強力で、「ララ・ルー」デッキにおいては、まさにパートナーとしてレベル3での戦線を支えてくれるシグニとなってくれることでしょう。

さて、このカードを注目カードとして挙げた理由はそれだけではありません。
今弾は「10年前の小ネタ」が非常に多く見受けられ、それをコンセプトにしているような印象を受けますが、このカードはまさにそれを体現している一枚と言えるでしょう。

約10年前、1番最初にララ・ルーのイラストが使用されたカードをご覧下さい。

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《疾風怒蕩》は、効果よりもイラストのインパクトがかーなーり強い、当時セレクターたちの間で話題になったカードです。
最近ではFARで再録されたので、見たことのあるセレクターさんも多いかもしれませんね。
このイラストでララ・ルーがゴキゲンに跨っている「あの木馬」を擬人化したものが、以前ディーヴァセレクションで登場した《コードアート Dンドウバ》となります。

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この時は、同時に収録された《コードアート ララ・ルー//メモリア》のサポートカードとして登場。
ララ・ルーといえば「あの木馬」というイメージは完全に固定され、今回《コードハート DンドウバV2》として登場した……ということで間違いないでしょう。
V2になることで、あちこちとても成長しているようなので、ぜひゲットして見比べてみましょう!

《コードハート DンドウバV2》のフレーバーテキストも、《疾風怒蕩》を強く感じさせるものになっています。
10年前、ララ・ルーの正式な参戦は叶いませんでしたが、こうして当時のさまざまな要素を受け継いで新たに登場するというのは、とても感慨深いものがありますね……。

第2位 赤計火車

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第2位も赤のカードから選出しましたが、このカード単体というより、後述の2枚のカードとの関係性自体が選出の理由となっています。

《赤計火車》はアーツ環境突入以降に各ルリグに用意されている、クラスを指定したリソース稼ぎと除去を一体とするアーツシリーズの1枚です。
《赤計火車》は8000以下のバニッシュと、<電機>またはスペルを2枚まで手札に加えることができます。

一見ありきたりのアーツのように見えますが、ポイントはこのアーツが<電機>のサポートカードだということです。
同シリーズの<電機>サポートアーツは、同弾で登場するカードも含めると、他に2種類もあります。

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《ドンドン・バキューム》は、バニッシュ対象がパワー10000と高めですが、相手に「手札を2枚捨てて除去を防ぐ」という選択肢を与えます。
2枚手札破壊と考えれば、それはそれでアリかもしれませんが、相手の選択に依存し、能力に不確定な部分が残るのが気になる方もいるかもしれません。

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《アイス・フィンガーズ》は、デッキの確認枚数が7枚に増え、除去もバニッシュではなくパワー-10000と強力ですが、青黒<電機>を条件として参照します。
今弾の「ピルルクAPEX」用のデザインですね。

《赤計火車》であれば、自身のカードの色を選ばず、相手にも依存しないのでブレが生まれないと考えると、イラストに描かれているララ・ルーのみならず、既存のピルルクなどでも採用を検討できるカードではないでしょうか?
もちろん、他のカード……とりわけ《アズール・ウィッシュ》のようなウィッシュアーツの採用有無等にも影響はされますが、一考の余地があると言えるでしょう。
さらに、「ララ・ルー」デッキを組む場合なら、<電機>以外の赤カードの比率によっては《焼石火炎》あたりも候補になるかも……?

ひとつのクラスを取っても、採用カードにさまざまな選択肢が生まれるほど、ディーヴァセレクションのアーツ環境も発展してきた、と言えますし、この《赤計火車》はそれを体現しているカードにも感じられます。
「ララ・ルー」や「ピルルク」等の<電機>デッキを組む場合は、是非ご自身のデッキに合うアーツが何か、いろいろ試してみてください。

第1位 コードアート Yキソバキ

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第1位に選出したのは、またまた赤のカード!
偏っていて申し訳ないですが、私的に今回はララ・ルーに注目ポイントが多すぎて……。

「お祭りで焼きそばを焼く鉄板」……でしょうか?
なかなかニッチな擬人化で、あちこち目を惹くイラストの《コードアート Yキソバキ》は、アタックフェイズ開始時に2つのエナ破壊能力を選択して使用できます。
注目すべきは②の能力。
このシグニが覚醒状態の場合、ノーコストで2エナも破壊することができるのは破格の能力と言えるでしょう。
先述の通り《ララ・ルー”Third”》やスペル《電熱の覚醒》を使えば覚醒状態にすることは容易です。
《コードハート DンドウバV2》でバニッシュしたシグニをそのままエナ破壊し、相手に余計なリソース与えない、という動きが想定できますね。
他にもララ・ルーには相手のエナに干渉するカードが多く見られるので、このカードを軸としながら徹底してエナを破壊し、ゲームを有利に進めていけるでしょう。

さてこのカード、フレーバーテキストにはララ・ルーではなくソウイが登場しています。
「何故?」と思うセレクターさんも多いかと思いますが、それにはまた「10年前の小ネタ」が関係しています。

約10年前、ソウイはレベル0のみの登場に止まりましたが、そんな初めて登場したレベル0ソウイをご覧ください。

初のユーザー出展イベント「ウィクロス文化祭」で配布されたこのカードの印象が強く、長年これ以外はタロットカードしかソウイのレベル0は存在しなかったため、往年のセレクターたちの中では「ソウイと言えば焼きそば」というイメージが定着していました。

そんな「焼きそば」をピックアップしたカードがソウイ実装とともに登場したのは、とても感慨深いですね……。
もっとも、ソウイは今回<武勇>を使役するため、「焼きそば焼き機(?)」という形でララ・ルー用の<電機>として登場することになりましたが、そこは致し方がないところかも……?
デッキ構築に自信のあるセレクターさんは、このカードを採用した「ソウイ」デッキを……いや、流石に難しいですかね?笑

要チェックカード

BEST3とは別に、各講師ごとの個人的チェックカードも1枚選出して紹介していきます。
私、炎200が選んだカードはこちら!

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《ブリザード・ウィング》は今弾各色に登場する「プレイヤー自身に能力を与えるアーツ」のうちの1枚。
手札上限を2枚増やし、自身のエナフェイズ開始時に毎ターン1枚ドローできるという、ルール介入型の手札増強カードです。
他色の同サイクルのカードと比較すると少し地味な印象を受けるかもしれませんが、このカードの真価を発揮できるデッキがオールスターにあります。

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レベル5ルリグ《アルテマ/メイデン イオナ》は非常に特殊なルール干渉能力をもつルリグで、双方のドロー枚数を1枚に変更し、場に出せるシグニの枚数を1枚までに変更します。
相手の基本戦術を崩壊させながら、自身は《アロス&コードピルルク KEY》《コードラビリンス クイン》《決闘文具》等で防衛しつつ、ガラ空きのシグニゾーンにアタックを通していく、というのがおおまかな基本戦術。
しかし、自身のドロー枚数も減ってしまう中、《アロス&コードピルルク KEY》に毎ターン手札コストを支払う必要があり、効率のいい手札リソースの確保は必須と言えました。

「アルテマ」愛好家の間では、アーツ枠を限界まで削ってチーム編成にし、ピース《WISH IN…》を採用するタイプまで大真面目に研究されていたとか……。
そんな「アルテマ」デッキにおいて、アーツ枠1枚で手札を毎ターン追加1枚増強できる《ブリザード・ウィング》は、天恵とも言えるレベルのカードでしょう。

先述のように、今弾は往年のセレクター向けの要素が少なからず詰め込まれていますが、図らずもカードテキスト面でも懐かしいデッキにスポットが当たることとなりました。
オールスター、キーセレクションのプレイヤーは、各レギュレーションの目線でカードを改めてチェックし直すと、このカードのようにおもしろい発見があるかもしれませんね!

ルの人の注目カードBEST3

第3位 羅原姫 Pt

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まずは《羅原姫 Pt》。Ptで「プラチナ」と読みます。
なんとなく宝石をイメージしてしまいそうな名前ですが、前弾「PRIMAL SELECTOR」で登場した《ミルルン・ケミストリー》をはじめ、青デッキをしっかりとサポートする<原子>のシグニです。

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自分の場の青のシグニがバニッシュされたとき、1ドローもしくは手札からレベル1のシグニをダウン状態で場に出すことができます。
これは効果によるバニッシュやマイナスでパワーが0になった場合でも発動するため、攻撃重視なデッキ相手にはレベル1シグニを出して防御に繋げることができます。

そして手札破壊を得意とするデッキに対しては1ドローが有効となってきます。
手札を増やす《羅原 At》や、手札を活用する《参ノ遊姫 フンスイショー》などのシグニを組み合わせると、より良い動きができることでしょう。

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ただしバニッシュでしかこの能力は発動しないため、エナゾーンに送る《羅植姫 ジャックビーンズ》や、手札やトラッシュに送る《白洲アズサ(水着)》などのカードは天敵となり得ます。

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そのため、ミルルンのパートナーシグニである《羅原闘姫 Ne》と併せて使用するなど、安定して能力を発動させるためにはひと工夫必要になりそうです。

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そして、対戦相手のターン終了時まで《羅原姫 Pt》が場に残っていた場合、自身をバニッシュすることができます。
そうした場合、対戦相手は手札を1枚捨てます。《羅原 Hf》の動きと似ていますが、《羅原姫 Pt》はこの能力でバニッシュしたときにしか発動しないので注意が必要です。

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この能力があることで《羅原姫 Pt》自身が持つバニッシュされたときの能力も使いやすく、かつ相手にとっても無視できない存在となってくれることでしょう。
私個人としては《聖天姫 エクシア》《羅原姫 H2O》などと組み合わせ、強固な盤面を作りつつ相手をしっかりコントロールしていくのが良さそうだと考えております。

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第2位 羅輝石 スフェーン

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続いて《羅輝石 スフェーン》。こちらが<宝石>のシグニです。
対戦相手のターンの間、自分の場の緑のシグニが対戦相手の効果によって場を離れる場合、代わりに2エナ支払うことで場に留まります。
そして、《羅輝石 スフェーン》自身がこの能力を失います。

これは効果によるバニッシュや手札に戻す能力など、さまざまな場面で真価を発揮してくれます。
また、2エナ支払わない限りは能力を持ったままなので、レベル1シグニが場を離れる時は支払わず、レベル3シグニが場を離れる時に支払う、など状況に応じて使い分けができる点が強力です。

ただし高い防御力を持つぶんエナの消費が大きいので、《紡ぎし冒険の扉 アト=トレ》《参式 一衣》など、エナを増やすことに長けているルリグで使うのが良さそうです。

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特に《参式 一衣》は、《羅植姫 ジャックビーンズ》が2枚制限となった影響で防御力が少し落ちてしまったので、そこを補うことができる《羅輝石 スフェーン》は今後注目されることになりそうですね。

そしてその防御力をさらに底上げしてくれるのが、「自分のアタックフェイズ開始時、対戦相手のターン終了時まで自分のすべてのシグニのパワーを+2000する」能力。
これは対戦相手のターン終了時まで続くので、【シュート】や【ランサー】、パワーを参照としたバニッシュなど、さまざまな能力を防ぐ可能性を秘めています。

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他に似たような能力を持つシグニとして《翠美姫 ムンクシャウト》がいますが、こちらが常時能力なのに対し、《羅輝石 スフェーン》は自動能力。
つまり自身が除去されたり、《幻怪 フタクチ》などで能力を失ったとしてもパワーは+2000されたまま、ということです。

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さらに、このパワー上昇は《羅輝石 スフェーン》自身にも適用されます。
つまり2体並べればパワーは+4000。《パープル・デイズ》を貫通して攻撃する、なんて芸当もできてしまいます。

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また、クラスが<宝石>なので、<宝石>を得意とする《閃花繚乱 花代・参》に取り入れてみるのも面白そうです。

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第1位 聖天姫 オーズ

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注目カード第1位は《聖天姫 オーズ》 。今回のSRシグニはどれも粒ぞろいですね。

まずはアタックフェイズ開始時の能力。
自分のシグニ1体を対象として「アタックしたとき、相手のパワー8000以下のシグニを手札に戻す」能力を付与することができます。
防御やサポートに秀でる反面攻撃力に乏しい白の<天使>シグニでしたが、《聖天姫 オーズ》の登場により、攻め手を増やすことができるようになりました。

パワー8000以下となると、大抵のレベル2以下のシグニは除去できるので、<天使>を扱う《永らえし冒険者 タウィル=トレ》にとっては、ルリグ以外での除去として待ち望んでいた1枚と言えるでしょう。

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その他にも、白の<天使>ということもあって《満月の使徒 小湊るう子》での活躍も期待できそうです。《聖魔姫 イヴ》と組み合わせて複数体のシグニを手札に戻すなど、戦術の幅が広がります。

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そしてさらに、<天使>らしくシグニをサポートしてくれるのが常時能力。「あなたの他の白のシグニは対戦相手の効果によって能力を失わない」です。
つまり《聖天姫 オーズ》で能力を付与したシグニを、《シャイニング・クロック》《大幻蟲 ベル・クリケット》などの、能力を失わせるカードから守ることができます。

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そしてこの能力は相手ターン中でも有効です。
白には相手ターン中に能力を発揮するシグニが多く、<天使>では《聖天姫 エクシア》《聖天姫 ムンカルン》、<天使>以外では《幻水姫 シィラ》《コードハート リメンバ//メモリア》などがそれに該当します。

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《コードメイズ ユキ//メモリア》などのシグニや《バブルス・ボマー》などのアーツからそれらのシグニを守ることができる《聖天姫 オーズ》。白のルリグであれば一度採用してみることをオススメします。

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要チェックカード

要チェックカードに選んだのは《轟砲 パワードスーツ》

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今回はSRシグニが特に優秀で、気付けば選んでいたカードがすべてSRシグニとなっていました……。

《轟砲 パワードスーツ》は、バニッシュされないという、とてもシンプルでわかりやすい常時能力を持っています。
効果でのバニッシュに加え、バトルでのバニッシュもされないので、【ランサー】相手にも強く出ることができます。

ただし、相手の能力や効果の対象になった時に常時能力を失ってしまうため、《ダーク・マイアズマ》のようなマイナス能力を受けた時に、パワー0の状態でその場に留まるということはできないため、注意が必要です。

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攻撃面でもシグニをバニッシュするライフバーストや、《追憶浸火》《温故知新》などのアーツによるバニッシュを一度だけ防ぐことができます。

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能力を失うのはそのターン終了時までなので、次のターンには能力が戻っている点も嬉しい所ですね。
そして<ウェポン>といえば「PRIMAL SELECTOR」から《合炎奇炎 タマヨリヒメ之参》

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そのゲーム1能力では、クロス状態のすべてのシグニの基本パワーを15000にした上で、一度だけ効果によって場を離れることを防ぐことができます。
ただそれ以外のターンでは、パワーの低さも相まって、簡単に突破を許してしまうことが多い印象でした。
なのでこれからは、ゲーム1能力と《轟砲 パワードスーツ》を使い分け、相手が攻めづらい状況を数ターンに分けて展開していくのが理想的だと考えられます。

また、その他に相性の良いカードとして《インフィニット・フォース》が挙げられます。

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こちらは白のアーツではありますが、《轟砲 パワードスーツ》に2回攻撃を行なわせることができ、相手のアーツ次第ではそのまま押し切って勝利することができます。
ただし、アップした後はバニッシュされない能力を失ってしまうため、アップ状態をバニッシュするライフバーストなどには注意が必要です。

攻撃にも防御にも適している《轟砲 パワードスーツ》
この先の環境で対峙した時のために、対策は怠らないようにしておきましょう。

ウルズの注目カードBEST3

第3位 ダブル・ハーケン

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黒のアーツからこのカードをピックアップ。
黒1コストで防御をしつつ、同じ色のシグニを回収するという、防御と次の手がそろったアーツ。
追加コストがなく、シグニを回収するのはとても強力。シグニこそ除去できませんが、20000マイナスはそう簡単に突破されることもなく、使いやすい防御として合格点をあげられるのではないでしょうか。
回収する効果も、《コード・ピルルク・APEX2》で使用すれば青と黒の2色から選択でき、相性がいいでしょう。
このカード1枚から、次のターンに行える行動がかなり広くなります。

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黒の特徴としてトラッシュ回収が多いので、黒デッキで使うよりも、黒のカードを少し入れたデッキで活躍させる事が多くなるかもしれません。
このように、早打ちもできる低コストな所と、汎用の可能性からピックアップさせていただきました。

……関係ないですが、反重力なストームとか宇宙サンダーとかも撃てたりしません?
ゆけゆけ ピルルクAPEX とべとべ Cメラ。

第2位 コードハート Cメラ

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《コード・ピルルク・APEX2》の相棒シグニとして登場する《コードハート Cメラ》をピックアップ。
注目すべきはその自動能力。
手札に移動した時という広い適応範囲を持ち、相手の手札が増えることに対してかなりの圧力をかけることができます。
このような効果はかなり珍しく、特に手札破壊によって相手の手札をすべて無くした後の強さは言わずもがな。《コードハート Dローン》《参ノ遊姫 フンスイショー》といったカード達でしっかり手札破壊をしていきたいですね。

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この効果は《コード・ピルルク・APEX2》以外でも使えるため、手札破壊が得意なデッキに出張できるのも注目ポイントです。
また、《コード・ピルルク・APEX2》で使うことで打点能力があるのもちゃんと強力。
カードをデッキに戻すので、リフレッシュ対策にもなり、コストはかかるものの強い効果になっています。

このように、場にいるだけで強力なので《コードアート コンボイ》と一緒に出してパワーラインを上げるのもおもしろいかもしれません。

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パワー14000の《コードハート Cメラ》が並ぶのはかなり嫌な景色になることでしょう。コンボイ司令官が爆発してもパワーが下がらないのも魅力的です。

第1位 羅原姫 Pt

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原子番号78番、白金ことプラチナ。
ここ最近の流行りである、場を離れた時に下級シグニを出せる青シグニとして登場。
この種類の効果はどれも厄介な効果なため、これだけでも強いことはわかると思います。この手の効果には珍しく、自分のターンでも発動するので、相手のライフバーストでバニッシュされても発動できるのはおもしろいところ。また、放置してても自身でバニッシュし、手札破壊をしかけて来たりと、なかなかに厄介。
しかし、効果の対象が青のシグニ、バニッシュのみに反応と、今までの類似効果とは微妙に違う所は注意。
<原子>シグニなので、《ミルルン・ケミストリー》で使用するのが一番スムーズに使えることでしょう。

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《ミルルン・ケミストリー》自身のバニッシュ効果によって《羅原姫 Pt》の効果を発動させやすいことでしょう。また、相棒の《羅原闘姫 Ne》によってすべての除去をバニッシュに置き換えることでサポートができ、《羅原 At》《羅原 Lu》といった厄介なレベル1もそろっています。これらを考えるとかなり嫌らしい動きをすることでしょう。

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今回は<原子>シグニたちを例に出しましたが、手札から出てくるシグニにレベル以外の指定が無いので、これを機会に改めて相性が良さそうなレベル1シグニを調べてみても良いかもしれません。
余談ですが、よくアクセサリーに印字されている(Pt990)や(Pt950)というのはプラチナの含有率らしいですよ。もし手元にあったら確認をしてみて下さい。

使いこなしてみたい新カード

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数ある新カード達から個人的に使いこなしてみたいカードとして、《轟砲 パワードスーツ》をピックアップしたいと思います。
なんといってもこのシンプルな3行の効果。
まず常時効果のバニッシュされない効果。
シンプルゆえにとても強力。アーツやシグニのバニッシュ効果をはじくのはもちろん、場持ちもかなりよくなっています。
そして2つ目の自動効果。一見すると対象にとられることで、バニッシュされない常時効果が消えてしまうデメリット効果に見えます。しかし、実はただのデメリット効果というわけではなく、《ネオバロック・ディフェンス》のような能力を付与する効果も消してくれます。

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このように広い範囲のアーツを貫ける効果を持っており、突然出てきて勝負を決め切るポテンシャルを持っています。
しかし、自身に打点が無いので、何かしらの打点補助をしてあげる必要がある事でしょう。同じ赤かつ、ライフクロスをクラッシュできる《エクス・スリーNEO》。回収効果で必要なタイミングに場に出せ、ソウルで打点効果を付与できる《デウス・スリーNEO》で使ってもおもしろいかもしれませんね。

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4枚採用されるほどのパワーは無いかもしれませんが、このカードの存在で立ち回りが変わる可能性があるほどの存在感があるカードです。
ぜひ、綺麗に使いこなして活躍させてみて下さい。

おわりに

三者三様に注目カードを紹介してみましたが、皆さんいかがでしたか?
注目のポイントや何に強さを見出すかは人それぞれかと思いますので、カードリストを確認しながら皆さん自身の注目カードを見つけ出しつつ、1週間後の発売を楽しみに待ちましょう!

そしてさらに、来月にはユーザー出展イベント「WIXOSS億博2025」と「ディーヴァグランプリ2025AUTUMN」が開催されます!

今弾のルリグや、今回紹介した注目カードたちがどんな活躍を見せてくれるのか、今から期待です!

さてさて、私もそろそろユーザー出展の準備に戻らなければ……。
それでは、今回はこの辺で!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
ターンエンド!

タカラトミーモール