
【バトル攻略コラム】
ウィクロスアカデミー「ブルーアーカイブ」限定構築のいろは② 限定環境の注目カード&注目ルリグ編
晴れの日から雨の日が増え、あったのかわからない春の終わりと、梅雨の顔が見える時期になりました。
皆さんお久しぶりです、気圧と湿気との戦いが始まってるウルズです。
さて皆さん、こんな天気なんて吹き飛ばすほどにブルアカイベントが盛り上がってますね!
自分もイベントに足を運んでいますが、どこも定員の倍以上の参加者がいらっしゃったり、白窓でもブルアカから始めました! という方を多く見受けられます。
また、「ブルアカ×WIXOSS チャレンジバトル!!」というブルアカ限定の少し大きな大会も絶賛開催されていますね。
今回は、そんなブルアカ限定大会記事の第2弾として、注目カードとルリグたちを紹介していこうと思います。
では挨拶もここまでにして、早速本編へ行ってみましょう!
ブルアカ限定環境の現状とそれを作る注目カードたち
まずは、ブルアカ限定環境がどんな環境であり、そこで注目できるカードたちを紹介していきたいと思います。
まず、ブルアカ限定環境には大きく以下の特徴があると考えています。
- 手札破壊カードが強力
- 下級シグニの打点効果とパワーライン
- サブプランの採用しやすさ
どうしてこのような特徴があると考えたか、ここから説明していきましょう。
手札破壊カードが強力
これについてはすでに皆さん身を持って経験なさっているかもしれません。
ブルアカカードには《猫塚ヒビキ》《尾刃カンナ》といった、2枚以上の手札破壊をするカードや、《小鈎ハレ》《小塗マキ》といった序盤からしっかり手札破壊をするカードが多数存在します。
これらのカードが多数存在しつつも、《TROUBLE》や《リゲット・バイブル》のような、エナを手札に変換可能なメインデッキに入るカードがほとんど存在しません。
そのため、手札を回復するのも大変なことが多く、手札破壊で動きを妨害され、こっちはライフクロスを割れず、相手は好き勝手動いてライフクロスを割ってくるという展開が起きてしまいます。
こうなってくると、手札破壊側が負けないゲームになってしまうので、《物語の幕開け》や《いつか至る果てへ》といった数少ない手札補充カードを使うタイミングが重要になっていきます。
このように、限定構築において強力な戦術になるため、手札破壊が得意なカードたちや逆に手札破壊に耐性を持ったカードたちが入るデッキが自然と注目デッキになっていきます。
下級シグニの除去効果とパワーライン
続いて下級シグニの除去効果とパワーラインについて書いていきます。
まず、打点効果持ちのレベル1シグニとして《鬼怒川カスミ》《若葉ヒナタ》《秋泉モミジ》《各務チヒロ》といったシグニが存在しています。これらの効果を読んでいくと、パワー3000以下を対象とし、【ランサー】でも5000以下という条件を持っています。
ここからわかるように、パワー6000以上のシグニを場に出すことで、相手からの打点効果を防ぐことができます。
特に、手札破壊効果を持ってる《合歓垣フブキ》。全体をパワーパンプできる《河和シズコ(水着)》。【エナチャージ】ができる《大野ツクヨ》といったシグニは特に先攻を取った際に活躍が期待できることでしょう。
そしてレベル2の打点シグニたち。《戒野ミサキ》《和楽チセ》《鰐渕アカリ》といったシグニたちを見ても、パワー10000までのシグニを除去できることがわかります。先の文を読んで頂ければもうおわかりかと思いますが、10000を越えるパワーになるシグニたちも同じように相手からの打点効果を防ぐことができます。
特に注目されるカードとして、手札をエナに置ける《春日ツバキ》。雷ちゃんを作り出し、自身をコストにすれば攻防一体となる《白石ウタハ》といったシグニは活躍が期待できるでしょう。
このようにレベル1、2でパワーの高いシグニたちを場に出していることで、相手の攻めを大きく防ぐことができます。これにより、ライフクロス枚数で優位に試合を進行することが可能。先攻だから活躍するというパターンもありますが、採用しているかどうかで勝率に影響があるので、構築の際には意識してみましょう。
サブプランの採用しやすさ
最後にこちらについて、ここで書きます「サブプラン」とは、センタールリグの色以外のカードを採用し、その採用した色の戦術を組み込むことを指します。
<ブルアカ>カードたちの多くはコストに<ブルアカ>のカードを指定する効果を持っています。本来のカードたちは、コストに色の指定が多く、それなりにそのコストの色をデッキに組み込まなければなりません。しかし、<ブルアカ>のカードたちはそうでないため、センタールリグとは違う色のカードを組み込みやすくなっています。
特に入れやすいカードたちとして、手札破壊を組み込むために《黒崎コユキ》や《猫塚ヒビキ》。《サーバント #》を手札に引き込むための《室笠アカネ》といった青いシグニたち。デッキ削りをしてリフレッシュを狙うために《下倉メグ》《獅子堂イズミ》といった黒シグニ。シグニをトラッシュに送ってリソースを削る《白洲アズサ(水着)》《羽川ハスミ(体操服)》《伊原木ヨシミ》といった白シグニ。緑シグニとしては、高パワーの壁シグニとなる《大野ツクヨ》やエナからシグニを回収でき、打点シグニにもなる《久田イズナ》。このように、多くのカードたちがサブプランとして採用できるでしょう。
また、エナ破壊を行なう赤が存在しないため、他色アーツが使用しやすい環境でもあります。デッキ破壊を補助する《ネバーランドでつかまえて》といったメインアーツ。コストが軽くて使いやすく、除去ができる貴重な防御アーツとして《アビドスの夏休み》等は特に採用されやすい環境になっています。
これらのカードたちを少し加えることで、デッキの戦術が大きく広がります。SNSに流れてくるデッキたちも自分の色が持つ戦術に加えて、上記の戦術を加えた構築が多く流れています。
是非、これらのことを意識して、そのデッキはどんな戦術を取っているのか考えながら見て下さい。きっと新しい視点が見えてくることでしょう。
これら特徴を踏まえたうえで、注目してるデッキたちとしてセンタールリグを4人紹介したいと思います。
激戦のブルアカ限定環境! 注目のルリグたち!!
ここからはブルアカ限定環境において注目のルリグたちを紹介したいと思います。
まず最初に紹介するのはこの子。
青のルリグから《月雪ミヤコ[自走式閃光ドローン]》を紹介したいと思います。
先に書きました強力な手札破壊シグニたちを使える青に加えて、自身は手札破壊耐性を持っているという強さを持っています。
また、ゲーム1能力によって相手の戦術を妨害しつつ、ルリグを凍結をさせるので、《サーバント #》を節約することができます。これは《サーバント #》が手札に加えにくいブルアカ環境にとってはかなり助かる効果になっています。
また、攻め方が非常に多彩であり、黒の《羽沼マコト》や《ネバーランドでつかまえて》を採用し、手札破壊とデッキ削りで攻めていく青黒型。《伊原木ヨシミ》や《白洲アズサ(水着)》を採用し、手札もエナを奪ってじっくり戦う青白型など、かなり器用に立ち回れます。
加えて、青の攻め方がマイナス効果なので《秤アツコ》の耐性が関係ないのも評価が高いです。
このようにブルアカ環境に合わせた効果と戦術を取れることに加え、その幅が広いことから、かなり注目のデッキとなっています。
続いて紹介するのはこのルリグ。
同じく青からの《美甘ネル[あぁ?ぶっ殺されてえか?]》。
《月雪ミヤコ[自走式閃光ドローン]》と比較した場合、条件はありますが、マイナス効果を自身で持っているので、攻めの部分で優位性を持っています。加えて、無作為の手札破壊とドローを持つゲーム1能力。<ブルアカ>のカードたちでは珍しいエナを手札に変換できる絆効果と、《月雪ミヤコ[自走式閃光ドローン]》とは違った立ち回りをすることができます。
自身が打点効果を持っているので、《早瀬ユウカ》や《蒼森ミネ》といったシグニを場面に立てやすい他に、《天童アリス(メイド)》や《羽川ハスミ(体操服)》でエナを与えない。《陸八魔アル(ドレス)》を立ててデッキ削りを行ったりと《月雪ミヤコ[自走式閃光ドローン]》と同様に、サブプランでさまざまな戦術を組み込むことができます。
《月雪ミヤコ[自走式閃光ドローン]》とは違い、相手の手札破壊への耐性があるわけではありません。また、手札が無いとマイナス効果の条件を満たすのも難しくなるため、考えることも多くありますが、十分なスペックを持ったデッキだと思います。
そして、青以外からこのルリグにも注目です。
黒のルリグから《空崎ヒナ[終幕イシュ・ボシェテ]》。
このルリグは全体にマイナスをばら撒きつつ、ゲーム1能力と絆能力でトラッシュからシグニを出せるため、他のルリグよりも理想盤面を作りやすいという強みを持っています。また、−3000が振れるので《羽沼マコト》と《丹花イブキ》で−15000まで対処ができ、《黒舘ハルナ》という《空崎ヒナ[終幕イシュ・ボシェテ]》のマイナス条件を満たしつつデッキ削りが行なえるとても相性がいいシグニも存在。攻めるのには苦労しません。
また、トラッシュから場に出す効果を持っている関係で、手札が無くても動きやすいルリグあり、ブルアカ環境において手札破壊に対する疑似的な耐性を持っているのも強力。《棗イロハ》を採用すればトラッシュだけでかなりのシグニを盤面に揃え続けられることでしょう。
これら蘇生効果も色などは関係ないので、他色のシグニやアーツを採用しやすく、構築及び戦術の幅が広いため、「ミヤコ」同様に注目のデッキとなっています。
余談ですが、秋葉原で行なわれた「ブルアカ×WIXOSS チャレンジバトル!!」では、上位の方に「ミヤコ」と「ヒナ」が多かった印象がありました。今後の参考として頭の片隅に入れておいてもいいかもしれません。
そして最後の4人目の注目ルリグはこの子。
緑のルリグから《勘解由小路ユカリ[まっすぐに芽生えた決意]》をピックアップ。
このカードといえば、ライフクロスを最大2枚エナに送るゲーム1能力。この効果は、他のセンタールリグたちと比べてもかなり強力な効果であり、相手よりも早くライフクロスを砕いていくことができます。
また、緑シグニたちには《不破レンゲ》や《連河チェリノ》、《久田イズナ》といった優秀な打点効果を持ったシグニも多く、ライフクロスを割るということに関してかなり自信のあるデッキになります。加えて、攻め方も【ランサー】や【アサシン】といった《秤アツコ》の耐性が関係ないのも魅力。代わりに、効果を無効にしてくる《蒼森ミネ》は天敵なので、《連河チェリノ》のような対策カードをしっかりと入れておきたいところです。
また、《春日ツバキ》のような手札をエナゾーンに置いておくことで、手札破壊でリソースをすべて無くされることを防ぐ。相手の後攻1ターン目の《小鈎ハレ》×2盤面による手札破壊を《アビドスの夏休み》で妨害したりと、対手札破壊のプランを持てるのも強い所です。さらに、《久田イズナ》を採用することで、エナからブルアカのシグニを手札に加えられるので、緑以外のシグニも採用しやすくなっています。
しかし、このルリグはゲーム1を使うとエナがすべて無くなってしまう所が明確な弱点です。なので、その状態でもしっかりと相手にダメージを与えられるようなメインアーツの採用とデッキ構築をすることで、かなり強力なデッキとなることでしょう。
おわりに
以上、ブルーアーカイブ限定構築についてでした。
今回、注目ルリグとして4人を紹介しましたが、あくまでも一例です。
他のブルアカルリグたちも十分なスペックを持っており、今回注目したルリグたちにも全然対抗できることでしょう。本アカデミーにおいて、ブルアカ環境の特徴を書いたので、これを参考に、自分のデッキを見直しつつ、強化をしてみて下さい。
それでは、長くなりましたが、今回のアカデミーを終わりにしたいと思います。
以上ウルズのアカデミーでした。またどこかでお会いしましょう。