【バトル攻略コラム】
ウィクロスアカデミーロストレージ10周年!「コイン」の歴史をたっぷり学ぼう
みなさんこんにちは、ウィクロスアカデミーの時間です。
今回の講師のからばこです。お久しぶり? ですかね。
さて、7月25日に「Lostorage SELECTOR」が発売されます。リルやメルといったアニメ「Lostorage incited WIXOSS」に登場したルリグが装い新たに新登場。ロストレージが10周年とは、時の流れとは恐ろしいものです。
そんなロストレージの目玉といえば、コイン! アニメではコインと化した自身の記憶を奪い合うセレクターバトルが描かれたように、コインはロストレージシリーズの象徴的な存在です。もちろん、カードゲームの『ウィクロス』にもばっちり登場しています。
というわけで今回は「Lostorage SELECTOR」に向けて、コインについて一気におさらい。
ルールのおさらいやディーヴァセレクションでの活躍、オールスター、キーセレクションにおけるコインの歴史など、あれやこれやと紹介していきます。たまにはこういう読み物もいいでしょう、のんびりお楽しみくださいね。
1時間目:コインって何?
まずは、カードゲームとしての『ウィクロス』におけるコインの紹介からいきましょう。
コインはオープン時(ゲーム開始時)かルリグのグロウ時、またはカードの能力で得ることができます。
一部ルリグの右下に「1」「4」などのマークがあり、そのルリグがオープンする、またはそのルリグにグロウすることで、記載されている分のコインを得ます。
得たコインは「リミットアッパー」のように、お互いに現在の枚数がわかるように置いておきます。トークンとしてのコインカードやマーカーを置くのが一般的です。
コインの所持合計枚数は最大5枚。6枚以上得ることはできません。6枚を超えて得る場合は、最大値の5枚になります。
また、アシストルリグとしてオープンした際にコインを得ることはできません。
ただし一部のアシストルリグは、出現時能力でコインを得ることもできます。
コインに関する能力を持つルリグは、やはり「ロストレージ組」が多いです。
「Lostorage SELECTOR」で登場するリル、メル、ドーナ、ナナシ、あや、レイラ。そして過去にセンタールリグとして登場したママ、グズ子、カーニバル。アニメ「Lostorage incited WIXOSS」に深いつながりのあるルリグが、オープン時やグロウ時にコインを得るようになっています。
オープン時に得るコインの枚数はルリグによってまちまち。ディーセレではレベル3までに合計5枚が得られるようにデザインされています。
上記のロストレージ組以外は、ディーセレではコインを得ることが原則できません。
ロストレージ組のアシストルリグの出現時能力で得るか、ピース《発進!WIXOSSロボ》を使うことになります。
そのため、タマやヒラナたちでコインを使いたい場合は、自ずとチーム構成になります。
まとめると
・コインはセンタールリグのオープン、グロウ時に得られる。
・上限は5枚。6枚以上を同時に持てない。
・アシストルリグの能力など、カード効果で得る場合もある。
・ロストレージ組にゆかりのあるギミック
となります。
今回初めてコインに触れる方は、この辺りを覚えておけばひとまず大丈夫です。
2時間目:ディーセレコインヒストリー~最初は地味だったけれど……
そんなコインがディーヴァセレクションに登場したのは2021年12月。拡張パック第7弾「WELCOME BACK DIVA ~Lostorage~」です。
この弾ではリル、あや、ドーナが、そして第9弾「CONFLATED DIVA」ではカーニバル、レイラ、メル、ママ、ナナシ、グズ子がセンタールリグとして登場し、ディーセレにもコインギミックが本格的に組み込まれました。先ほど紹介した《発進!WIXOSSロボ》も7弾のカードです。
コインギミックはオールスターやキーセレクションでは非常に強力でした。
得たコインは「アーツの強化」「キーカード(場に残り続けてルリグをサポートするカード)の使用コスト」など、主にルリグデッキの強力なギミックに使っていました。そのため得るコインの枚数から逆算し、ルリグデッキに採用するカードを選ぶことも少なくなかったです。
ゆえにディーセレでも相当の活躍が期待されたのですが……。ディーセレでコインを消費するカードは、シグニやスペルの一部能力、つまりメインデッキのカードだったため、ルリグデッキのアーツと比べて安定感がやや欠けがち。加えて、7弾および9弾の時点では、コインを消費して使う能力も「超強力!」というわけではなく、「あれば便利だよね」にとどまるものが多かった印象です。当時は「原子デウス」や「奏月タマ」、少し先になると「青黒リメンバ」や「ダッシュヒラナ」など、かなりパワフルなデッキが飛び交うメタゲーム。コイン能力だけではそれらに割って入るのはやや難しかった、というのが現状でした。
ただ、《聖将姫 ゆきめ//メモリア》を採用した「青白あや」では、《でじたるあーや!Ⅲ》の自動能力と《聖将姫 ゆきめ//メモリア》のコインを使う能力がかみ合っていました。「青白あや」は当時の環境でもかなり活躍したデッキで、このデッキにおけるコインの存在感は、そこそこあったようですね。
そんな地味な船出となったコインでしたが、2023年に大きな転機を迎えます。
カードパワーがグンと上がった「ディソナ編」。「DISONNANCE DIVA」「CONCORD DIVA」で計10人(マユ除く)のセンタールリグが登場しており、その中にはロストレージ組の「メル」「ナナシ」がいました。
2人はディソナになっても、オープン時とレベル3グロウ時で、計5枚のコインを得られます。その5枚のコインの使い先を一身に受けたのが、彼女らのパートナーシグニ《コードオーダー ズットモ//ディソナ》《羅菌姫 ヘドニム//ディソナ》でした。
共に5枚のコインを消費することで、《コードオーダー ズットモ//ディソナ》は【ランサー】を得て、《羅菌姫 ヘドニム//ディソナ》は相手シグニ1体のパワーをマイナス12000します。どちらも事実上の1点要求でシンプルに強力。消費はコイン5枚と重そうですが、エナや手札を一切消費ないうえ、どちらもレベル3シグニの上から1点要求ができるパワー。これをメインデッキの根幹となるパートナーシグニが持っていたため、5枚のコインは「シグニ版のゲーム1能力」に近い感覚で使用されるようになりました。
7弾や9弾の時点でも5枚のコインを1度に消費するシグニこそいましたが、《コードオーダー ズットモ//ディソナ》《羅菌姫 ヘドニム//ディソナ》はデッキのエースゆえ場に出る頻度も非常に多く、コインを使わずとも大活躍。「コインがなくとも強い、あればさらに強い」シグニとして重宝されていました。
そんな《コードオーダー ズットモ//ディソナ》《羅菌姫 ヘドニム//ディソナ》のコインはプラスアルファの要素でしたが、23年冬の「DIVISONS DIVA」で「闘争派」が登場。とうとうコインがデッキの基盤になりました。
オープンとレベル3グロウで得られる計5枚に加え、自身のゲーム1能力でさらに5枚をゲット。計10枚のコインを使うバブリーなセンタールリグです。
メインデッキの「闘争派」のシグニもコインに関する能力を多く持ち、コインを使って能力を発揮したり、使用されたコインの枚数に応じて能力が強化されたりと、まさしくコインをエンジンにしたデッキ。得られる枚数が10枚に増えたとはいえ、ゲーム中に使用できる枚数は限られているぶん、かなりパワフルな能力になっているのも強みです。
また同弾では同じくロストレージ組のリルが「解放派」に所属。こちらもパートナーシグニの《紅将姫 シモン・バール//THE DOOR》が1度に5枚のコインを消費する能力を持ちました。
「闘争派」の登場でコインに大きな注目が集まりましたが、コインの地位をさらに押し上げたのが、続く「LEGENDARY DIVA」で登場した《凶魔 ハイティ//THE DOOR》でしょう。
起動能力で2コインを支払いマイナス5000。そしてこのカードを場からトラッシュに置くと、このターン中にコインを2枚以上支払っていればマイナス3000ができるレベル1シグニです。
マイナス5000の能力を使うだけで、「コインを2枚以上支払う」の条件を満たせるため、これ1枚でマイナス5000と3000を振り分けられます。レベル1ゆえ最序盤から使え、コイン以外は《凶魔 ハイティ//THE DOOR》自身しか消費しないため、0エナのスペルに近い感覚でマイナスをばらまけます。レベル3以降もマイナス5000と3000を1か所に振り、マイナス8000ができるため腐りにくいのが優秀ですね。
そして《凶魔 ハイティ//THE DOOR》登場直後、ディーセレにアーツが登場。ディーセレは大きな転機を迎えました。
「RECOLLECT SELECTOR」以降コインを得るルリグは登場しませんでしたが、コインギミックはアーツ環境でも大きな存在感を放っています。
その活躍の場は「止めデッキ」。アーツ登場直後から「2止めあや」「2止めママ」など、オープン時に4枚のコインを得られるセンタールリグで、コインのギミック、特に《凶魔 ハイティ//THE DOOR》が大活躍。コインだけで序盤打点をこなせるこのカードは、エナや手札の1枚が非常にシビアな止めデッキにおいて、非常に強力な除去役でした。
これらの止めデッキは《鏡花炎月》《断炎轢断》、そして《竜花相搏》に《炎剣之舞》など、メインフェイズでライフクロスをクラッシュできるアーツの登場でどんどん強化。そして2025年に《Calm before the gong》の登場で大爆発し、「1止めママ」がディーヴァグランプリで優勝するなど、アーツ期を象徴するデッキタイプとなりました。
優勝した「1止めママ」も、オープン時にコインが4枚得られるため《凶魔 ハイティ//THE DOOR》が大活躍。
他にも《仮面の伝説》で「ベット(使用コストとしてコインを指定の枚数支払うこと)」することで、パワーを問わないバニッシュができるようになるなど、「1止めママ」の活躍とコインは、切っても切り離せない関係にあります。
「闘争派カーニバル」もアーツとの相性が良いセンタールリグということもあり、ディーヴァグランプリでも何度か上位入賞しています。
登場時は地味な印象がぬぐえなかったコインでしたが、今やメタゲームに顔を出すほど、しっかりとした存在感を放つギミックになっています。
3時間目:「Lostorage SELECTOR」でコインはどうなる?
さて、今年7月に登場する「Lostorage SELECTOR」でも、コインを使ったギミックが登場します。
すでに発表されているドーナとナナシのパートナーシグニ《幻闘怪姫 スノークイーン》《羅闘菌姫 インフル》がコインを消費する能力を持っています。
これらのコイン能力は《コードオーダー ズットモ//ディソナ》《羅菌姫 ヘドニム//ディソナ》と比べるとやや地味な印象です。
しかし2コインでパワー5000のシグニを除去できるのは《凶魔 ハイティ//THE DOOR》と同じスペックですので、バトルでの活躍はかなり期待大。他のパートナーシグニも同様の能力になるのでしょうか。
そして新登場のアーツ《ラブリー・ボンバー》では、なんとアーツでの「ベット」が復活です。
使用時にコインを3枚払うと、エナコストが青1無色1から青1になります。
ちょっと地味ではありますが……最序盤では1枚のエナが非常に重く、この3コインが沁みるケースもありそうです。エナを絞るデッキも少なくないですからね。
そして何より、ルリグデッキで安定してコインを消費するカードがディーセレに登場しました。果たして、コインを得る動機になりうるでしょうか?
新規カードにも注目ですが、過去に登場した、コインを消費するシグニやスペルにも、スポットライトが当たる可能性があります。
特にロストレージ組が得意とするクラスのカードには要注目。思わぬカード、意外なカードが大活躍するかもしれませんから、ロストレージ組で気になるルリグがいる方は、今のうちにしっかりチェックしておきましょう。コインの消費に関係せずとも、クラス間で結びつくカードも忘れずに!
ロストレージ組のwelcome backで登場したけれど、最初は地味な印象だったコイン。それでもディソナ、闘争派、アーツの登場とともに活躍し、ディーヴァグランプリで優勝・入賞するなど、今では存在感しっかり放っています。
ロストレージ10周年の節目の年に、どんな輝きを見せてくれるのでしょうか。今から楽しみです。
4時間目:オールスター・キーセレクションでのコイン
さて、ここまではディーセレのコイン史でした。ここからはオールスター・キーセレクション編。
10年間で何が起こったのか、駆け足で振り返ってみましょう。
コインデビューはロストレージ組……ではなく、実は《白亜の鍵主 ウルトゥム》というセンタールリグでした。
コインの本格参戦は15弾の「インサイテッドセレクター」から。ロストレージ組のルリグは、レベル1や2でもグロウ時にコインを得られました。
コインを消費する能力はレベル4ルリグが持っていたり、アーツ使用の際に「ベット」すると、選べるモードが増えたり、能力が強化されます。
コインを消費する能力には「オーネスト」(リル)「ベルセルク」(メル)など、固有の名前がついているのも魅力。アニメよろしく使用の際は「コインベット、ベルセルク!」と宣言するのが慣わしとされています(諸説あります)。
18弾「コンフレーテッドセレクター」では、タマやピルルクたちセレクター組もコインを得ることができるようになりました。
得るコインの枚数やエナコストはルリグタイプによって異なり、カードパワーの気配りが垣間見えます。
徐々に「ベット」のアーツも増え、ロストレージ組にも強烈なコインの能力を持つレベル5ルリグが登場。コインはこの頃の必須アイテムでした。22弾「アンロックドセレクター」まで毎弾、コインに関する強力なカードが登場しています。
2018年4月には新フォーマット「キーセレクション」が登場。
横向きのカード「キーカード」が根幹のフォーマットで、このキーカードの発動にコインが求められました。
場にあることでセンタールリグに能力を付与したり、さまざまな起動能力などを発揮するカードです。今で例えるなら「場に残り続ける《ブリザード・ウィング》《走行車炎》など」というイメージでしょうか?
「キーセレクション」の名の通り数多くのキーカードが登場。キーセレクションではもちろん、オールスターにも多大な影響を与えました。
2020年にディーヴァセレクションが始まり、コインに関するカードの登場は一時途絶えます。しかし7弾「WELCOME BACK DIVA ~Lostorage~」で、コインを得られるアシストルリグが登場。これにより「コインを大量に得るチーム戦略」が、特にキーセレクションで確立されます。
軸になるキーカードは《劫末の唄鍵 ワールド・エンド》。コインを1枚消費して相手のシグニをデッキに戻す起動能力を持ちます。
アシストルリグで大量のコインを得て、それをコストに相手のシグニを除去して攻める戦略が確立。通称「ワルエンキー」はリルやあや、キーセレクションの夢限など、多くのセンタールリグで活躍しました。
そして現代では《創鍵の巫女 マユ》や《起源の創鍵 ウィクロス》など、ハイパワーなキーカードも登場。コインやキーカードは常に、オールスター・キーセレクションのメタゲームで存在感を発揮し続けています。
「Lostorage SELECTOR」でのコイン関連カード次第では、オールスター、キーセレクションのメタゲームにも一石が投じられるのでしょうか。この辺りも別の講義で紹介できればいいですね。
終わりに
すっかり歴史の授業になりました。
初めてコインを使う方も、久しぶりの方も、今も最前線でベットしている方も、コインについてはこれでばっちり、かな?
「Lostorage SELECTOR」の発売を楽しみに待ちましょう。アカデミーでもどんどん紹介してきますよ! ではまた次回の更新で!
……しかしまあ、アニメロストレージが10年前とは。こないだウィクロス10周年、やりませんでしたっけ? えっ、もう2年前? 《あきら☆らっきー》も《参式 一衣》も間もなく2年? ええ……?


































