【バトル攻略コラム】

ウィクロスアカデミー

いよいよ明日発売!「RESONANCE SELECTOR」最新サンプルデッキ

みなさんこんにちは。
今回の講師を務めます「ルの人」です。

朝晩が冷え込みはじめ、風が吹けば金木犀の香りを感じる今日この頃。
秋の空気を楽しんでいたら、足下のカメムシに気づかず……これ以上はやめておきましょう。

元ネタが苦手な方も多いかもしれませんが、そんな《幻蟲 カメムシ》が、ウィクロスパーティー先行収録PRカードとして登場します。

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「RESONANCE SELECTOR」で登場する「ミュウ」や、「DIVAルリグパック」の「サンガ」とも相性の良い1枚なので、ぜひ手に入れてくださいね。

さて今回は「おうか」講師、「ウルズ」講師と共に、「RESONANCE SELECTOR」に収録される全6ルリグのデッキを紹介していきます。
私ルの人が、新規ルリグである「ララ・ルー」と「ソウイ」を。
「おうか」講師が「サシェ」と「アイヤイ」を、「ウルズ」講師が「ミュウ」と「ピルルク」を担当しています。
それではいってみましょう!

ララ・ルー ― シグニの力を呼び醒ませ!

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まずはルリグの能力を見ていきましょう。
自分のアタックフェイズ開始時、<電機>のシグニ1体を対象として、そのシグニを覚醒状態にするか、【ダブルクラッシュ】を付与します。
覚醒することでより強力な能力を発揮できるシグニが多いため、覚醒をどう活かすかが重要です。
【ダブルクラッシュ】の付与も、ライフクロスを一気に減らせるため、いざという時に便利です。ただし2エナかかるので、相手がアーツを使いづらいタイミングで狙いましょう。

ゲーム1「アンチェイン」では、赤のシグニ1体に【アサシン】【シャドウ】を付与します。
特に、相手のアーツやライフバーストの対象にならなくなる【シャドウ】のフィニッシュ性能は強力。前述の【ダブルクラッシュ】と合わせれば爽快です!
ただし、「アンチェイン」のためにはルリグ自身をダウンさせなければなりません。《クリスタル・ダスト》《クリアー・マインド》など、ルリグの凍結には要注意。

そして、そんな《ララ・ルー”Third”》の攻撃力をさらに高めるのが、パートナーシグニの《コードハート DンドウバV2》です。

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アタックフェイズ開始時にパワー5000以下のシグニを、覚醒状態であれば代わりにパワー13000以下のシグニをバニッシュできます。
ノーコストでレベル3のシグニをバニッシュできるため、積極的に覚醒させたいシグニです。
そしてアタック時にはエナ破壊も行なえます。この能力を活かすため、このデッキでは《炎剣之舞》などのエナ破壊ができるカードを採用して、相手が防御するためのエナを奪うことも狙っています。
レベル3グロウ後から、積極的に《コードハート DンドウバV2》を場に出していきましょう。

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覚醒が重要なこのデッキですが、ルリグ頼みだとどうしても覚醒不足になりがち。
そこを補うのがスペル《電熱の覚醒》です。

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0コストで<電機>のシグニ1体をターン終了時まで覚醒状態にします。序盤は《コードアート Hットサンドメーカー》《コードアート Bルーンマシン》を、終盤は《コードアート Dンノコ》を覚醒させ、相手のシグニを除去しながら積極的に攻めましょう。

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また今回は《コードアート Hクネツ》を採用して、《電熱の覚醒》を探しやすくしています。

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エナゾーンに行った《コードアート Hクネツ》は、《リゲット・バイブル》《フレンドシップ・フレイム》のコストとになるので、無駄がありません。

さて、今回登場する、ピルルクAPEXを除く5ルリグで重要なのが「レゾナ」です。
レベル2へのグロウ時に、2種類のレゾナから1種をクラフトし、ルリグデッキに加えます。
どちらのレゾナを加えるかは非常に重要。デッキ構築の時点で、「この相手にはこっち!」と決めておきたいですね。

ララ・ルーのレゾナは、エナ破壊とスペルの回収を行う《コードヒート ウィクロンジャービークル》と、除去耐性とアタック時バニッシュを兼ね備える《コードヒート ウィクロンジャーロボ》です。

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このデッキでは主に《コードヒート ウィクロンジャービークル》を使用します。
《コードヒート ウィクロンジャーロボ》の耐性も強力ですが、相手によっては活かしきれません。なので、攻撃は他のカードに任せ、エナ破壊や《電熱の覚醒》などのスペルを回収してサポートを行ないます。
もちろん《コードヒート ウィクロンジャーロボ》の耐性が刺さる相手には、積極的に狙いましょう。

最後にアーツの使い方です。
このデッキは速攻重視なので、【リミットアッパー】を獲得しません。レベル3・リミット6で戦うので、リミットオーバーには気をつけてください。
序盤からガンガン攻めて、《鏡花炎月》《炎剣之舞》で相手のライフクロス2枚をクラッシュ。そして「アンチェイン」と《インフィニット・フォース》で、一気にたたみかけます。

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ゲーム1能力で対象にするシグニと、《インフィニット・フォース》のアタックした時の能力を付与するシグニは同じでも構いませんが、アップした時に【アサシン】と【シャドウ】も消えてしまう点には注意してください。
また、強力な【シャドウ】を付与できるとはいえ、他のシグニがアーツで止められてしまったり、《今昔之感》でアタック自体を無効にされてしまう場合もあるため、毎ターンできる限りのエナ破壊を行なうようにしておきましょう。

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覚醒状態による強力な攻撃性能で駆け抜けるララ・ルー。
スペルを多用する都合上長期戦には向かないので、常にアクセル全開、フルスロットルを目指しましょう。

ソウイ ― 吹き荒れるは猛吹雪、ルリグもシグニも凍りつく!

ソウイは凍結を得意とする青ルリグです。相手のルリグやシグニを凍らせながら、じわじわと追い詰めていきます。

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まずはルリグの自動能力。自分のシグニ1体がアタックした時に、<武勇>のシグニ1体に【アサシン(凍結状態)のシグニ】を付与します。凍結したシグニを残したまま、【アサシン】でライフクロスを狙っていくのがソウイの基本戦術です。ルリグ自身は凍結ができないので、シグニなどで凍結させていきましょう。

そしてゲーム1能力「ワンサイド」は、その名の通り、対戦相手が2つに分けた手札の束のうち、どちらか一方を捨てさせることができます。
手札の内容を見ることはできないので、基本的には多い方の束を捨てさせ、残りをシグニやアーツで奪っていくことになります。相手との心理戦や駆け引きで、あえて少ない方を捨てさせるのもありかもしれません。

続いてパートナーシグニ《蒼将姫 ベオウルフ》です。

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自分のアタックフェイズ開始時に、相手のすべてのシグニを凍結します。
ここから《ソウイ=スリー》《蒼将 オウキ》の【アサシン】に繋げることができます。すべてのシグニなので、《聖天姫 エクシア》や【シャドウ】の影響を受けないのも良いですね。

続いてアタックした時、自分の場に他の<武勇>シグニがある場合、カードを1枚引くか、相手の手札を1枚捨てさせます。
引いたカードをそのまま《ソウイ=スリー》の自動能力のコストにしたり、ゲーム1能力を使用した後に追加の手札破壊を行なったりと、シンプルですが扱いやすい能力となっています。
他にも、パワーが10000とレベル3にしては低めになっていて、凍結状態のシグニをバトルでバニッシュしないようにできるなど、パワーの部分も含めて相手の妨害に特化した性能となっています。

デッキの戦略は、徹底的な凍結です。
序盤は《羅星 タマゴ//フェゾーネ》《蒼将 ソンショウコウ》で、レベル3以降は《蒼将姫 ベオウルフ》で相手のシグニをひたすら凍結させます。

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その上から【アサシン】でライフクロスを狙ったり、《蒼将 タイコウボウ》《蒼将姫 ヤマトタケル》で手札破壊やドローを進めていきましょう。

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ただし《羅植姫 ジャックビーンズ》などの、凍結状態でも除去ができるシグニを放置することは、こちらにとって痛手となってしまいます。
その場合は、凍結させたシグニに《蒼将 ブラダマンテ》の能力を付与してバニッシュさせるなど、工夫が必要になります。

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そして「ソウイ」も「ララ・ルー」と同様、2体のレゾナを持ちます。
相手のドローの妨害が強力な《蒼穹将姫 ニヴルヘイム》と、凍結が得意な《蒼穹将姫 ユミル》の2種類。このデッキでは主に《蒼穹将姫 ニヴルヘイム》を使います。

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《ソウイ=スリー》の「ワンサイド」などで相手の手札を0枚にした後《蒼穹将姫 ニヴルヘイム》を出せば、相手は手札が減った次のターンに1枚しかドローできません。
ドローフェイズ以外での手札補充は、《コードハート Cメラ》でさらに妨害。ゲームのペースを一気に握りましょう。
ただし先程の「ララ・ルー」同様、もう片方のレゾナを選択した方が良い場面も多くあります。
例えば《あきら☆らっきー》など、ルリグの能力で簡単にダメージを狙うことができる相手には、《蒼穹将姫 ユミル》を使用する方が得策と言えるでしょう。

それではアーツも見ていきましょう。
ポイントは、そのゲーム全体に渡って能力を付与するアーツ、《ブリザード・ウィング》です。エナフェイズ開始時にカードを1枚引くことができるので、ドローフェイズと合わせると毎ターン3枚のカードを引くことができるようになります。

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凍結を主軸とするこのデッキは、決着までに通常より多くのターンを必要とします。
そのため、毎ターン確実に《ソウイ=スリー》の能力を使用できるよう、このアーツを採用しました。
そしてさらに、《ブリザード・ウィング》のドローと相性の良いシグニとして《幻水姫 メガマウス》も採用しています。

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《幻水姫 メガマウス》は凍結に頼らない除去能力を持っているので、厄介なシグニはこの能力で早めに除去しておくのが良いでしょう。
このように、縁の下の力持ちとも言えるサポート能力を持つ《ブリザード・ウィング》ですが、。
相手によっては、《アズール・ウィッシュ》のコストを軽減させるために温存しておく方が有効な場合もあります。

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その性質上1ターン目から使った方が良いとされるアーツではありますが、使っても良い相手かどうかを見極めて使用できるようになると、さらなるスキルアップが望めます。
そして、《ブリザード・ウィング》の採用で早期にリコレクト4を達成しやすいことから、妨害を得意とする《シューティング・スター》も活躍してくれるでしょう。

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早い段階で相手の手札をすべて破壊したり、こちらにとって厄介なシグニの除去を行なうことができます。
《蒼穹将姫 ユミル》とあわせ、2ターンにかけて相手ルリグを凍結させるのもおもしろいかもしれませんね。

凍結で動けない相手の隙を【アサシン】で貫くソウイデッキ。
攻撃と妨害のバランスをしっかりと見極める必要がありますが、その分研究しがいのあるルリグだと思います。
相手の動きを封じこめ、その間合いに1歩ずつ踏み込んでいきましょう。

圧倒的高パワーでコスモ全開! ― サシェ

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RESONANCE SELECTORの白ルリグとして「サシェ」が再登場。
パートナーシグニ《羅星闘姫 ミルキィウェイ》によって強固な盤面を作りながら点を取っていくことができるだけでなく、常時能力によって相手のルリグアタックに制限をかけることができる攻守兼ね備えた強みがあります。さらにゲーム1能力によって自分と相手のリミットを増減させることで、相対的に相手と自分のシグニのパワー差を広げて《羅星闘姫 ミルキィウェイ》をより効果的に使えるシナジーもあります。
そんな「サシェ」の性質を活かしたデッキレシピがこちら!

基本的な方針としては、《羅星 スペースキャット》《羅闘星 アルデバラン》などのシグニで自分の場のシグニのパワーラインを上げながら相手の点を取っていき、相手に攻めさせずこちらが一方的に点を取っていく展開を目指します。《明星の使者 サシェ・モティエ》の効果によって、場に宇宙が残っていれば相手のルリグアタックにエナを要求させることができるため、とにかく<宇宙>のシグニのパワーを上げて場にシグニが残せるようにうまく立ち回りましょう。

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序盤から《羅星 スペースキャット》《羅闘星 アルデバラン》のような他のシグニのパワーを上げてくれるシグニと《羅星 コルンバ》《羅星 アクイラ》などの相手のシグニを除去して点を取ることができるシグニをバランス良く立てながら攻めていくことを意識すれば、十分強力な動きとなるでしょう。

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終盤は《羅星闘姫 ミルキィウェイ》《羅星姫 マゼラン》のような場に<宇宙>のシグニが残りやすいようなシグニを立てて、毎ターン相手のルリグアタックにエナを要求させる展開を目指したいです。《羅星闘姫 ミルキィウェイ》は効果は非常に強力ですが、エナコストが重いため《一体分身》のような純粋にリソースを増やしてくれるアーツを採用してみても良いかもしれません。また、シグニをすべて除去されてしまった場合のために《アビス・ノスタルジア》などで<宇宙>のシグニを場に出せる手段を用意しておくと《明星の使者 サシェ・モティエ》の効果が活かしやすくなります。

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「サシェ」の強味としてレゾナを獲得できる点もありますが、攻めが激しい相手には《白羅星姫 フルムーン》、こちらのリソースに干渉してゆっくり戦ってくる相手には《白羅星姫 サタン》などのように、相手によって選択するレゾナをしっかり見極められるようにしておきましょう。

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《羅星闘姫 ミルキィウェイ》の性能から、シグニのパワーを上げながらしっかり点も取っていける攻守バランスの取れたデッキを目指してみました。白の特性を活かして徹底的に相手にエナを与えないような構成なども考えられるかと思いますので、ぜひ皆さんで考えてみてください。

アクロバットバトル開幕! ― アイヤイ

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「RESONANCE SELECTOR」の緑ルリグとして「アイヤイ」が再登場。
パートナーシグニ《参ノ遊姫 ベイゴマ》によるシグニの連続アタックが特徴的で、相手にシグニによるアタックを止めさせる圧力をかけ続けることが強味となります。また、《アイヤイ★クイーン》の自動効果によってシグニを除去することができますが、ターンに1回などの制限がないため、シグニを場に出すことができる効果を持つカードをたくさん入れる事で、再現性とシグニ除去を兼ね備えた強力な動きを作り出すことができます。
そんな「アイヤイ」の強みを活かしたデッキレシピがこちら!

基本的な方針としては、序盤から相手のライフクロスがガンガン減らしていき、相手のライフクロスを0にしたあとは《参ノ遊姫 ベイゴマ》《弍ノ遊 フラフープ》などを場に立ててアタックに入るだけとなります。相手のライフクロスを0の状態にしてしまえば、どのシグニのアタックも止める必要があるため、攻撃に使用するエナを最小限にすることができます。後払いで点が取れる強味を活かして攻めのエナ消費を抑えることで、防御に使用するためのエナをしっかり確保しましょう。

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序盤から《翠将 バーバリアン》《コードアート Sイハンキ》のようなシグニで積極的に相手のライフクロスを減らしていきましょう。こちらがレベル3になった時点で残ってしまった相手のライフクロスは《断炎轢断》《竜花相搏》《鏡花炎月》などのアーツを使って一気にクラッシュしきってしまいましょう。

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相手のライフクロスをクラッシュしつくした後は、《壱ノ遊 カゲエ》《弍ノ遊 スベリダイ》《曲芸》などで《参ノ遊姫 ベイゴマ》《弍ノ遊 フラフープ》を立ててアタックに入ります。相手はライフクロスでシグニによるアタックを受けることができないため、すべてのシグニのアタックを止めなければならなくなり、結果としてこちらがシグニによって点を取るためのリソースを温存することができます。

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「アイヤイ」の選択するレゾナについては、常にシグニによる点要求が途絶えないように《緑参ノ遊姫 アスレ【HARD】》を選択することが多くなると思います。ただし、こちらのリソースを奪ってきたり、《緑参ノ遊姫 アスレ【HARD】》を出す余裕が無さそうな相手には《緑参ノ遊姫 メリゴラン》を選択することも念頭に置いておきましょう。

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効果によってシグニを場に出すことで相手シグニの除去が可能な《アイヤイ★クイーン》の性能から、再現性とシグニによる圧力がかけられるようなデッキを目指してみました。攻めるためのエナを浮かせるためにかなり過激なデッキになりましたが、<遊具>シグニによるシナジーは使っていて非常に楽しいので、<遊具>の特性をとにかく活かした構成を目指すのもおもしろいかもしれません。

劇的に使いやすくなった【チャーム】を駆使して攻めまくれ ― ミュウ

【チャーム】という独特のギミックを駆使して戦う「ミュウ」。今回、デッキを作成するにあたって、その特徴をまとめてみました。

  • 圧倒的攻め性能に寄った<凶蟲>シグニたち
  • 追加打点が無い
  • 《サーバント #》の出会いが少ない

今回はこれら特徴を踏まえ、弱点を緩和し、動きの安定性を重視した構築にしてみました。

それではここから、注目となるカードたちを紹介していきましょう。
まずは、このデッキの軸となる《ミュウ=パピヨン》

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注目すべきは動きの軸となる自動効果。
ターン2の制限で<凶蟲>のシグニが出るたびに効果が使え、【チャーム】かデッキ削りを選択することができます。
特に【チャーム】は、各シグニたちの効果が強化されるので、使用頻度は多いことでしょう。
【チャーム】の量が増えた関係で、特にレゾナへの影響が大きく、かなりパワーアップすることになりました。

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《黒大幻蟲 アラクネ・パイダ》は【チャーム】が最大3体に付けられることになったので、相手シグニすべての効果を無効化。さらに、すべてバニッシュできれば3枚もドローできるというかなり強力なレゾナへと進化しました。手札が欲しい時や先攻で相手のシグニが弱い時にはこちらを選択することになるかもしれません。
<凶蟲>シグニの攻め性能の高さもあって今まで以上に活躍する機会が増えることでしょう。
一方、《黒大幻蟲 オウグソク【FA】》は【チャーム】の量が増えたことで、2体にマイナス効果を与える事ができるようになりました。2体除去をしつつ、回収効果もあるという、コストがかかるレゾナとして、申し分ないスペックになったのではないでしょうか。

そして、もう1つのデッキ削り能力。
主に【チャーム】を使用すると思いますが、この能力にこそ、弱点になっていた追加打点を補えるポイントになると考えました。
ということで、今回は《アンシエント・スラッシュ》《幻蟲 ユスリカ》を採用。

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これにより、マイナスで要求しつつ、【チャーム】とデッキ削りを使い分けることで、追加打点がないという弱点を補えるようになりました。
トラッシュが無くなるという点はありますが、リフレッシュダメージで1枚。そこからアーツや攻めるためのコストで2枚目はトラッシュに置かれるので、その後の【チャーム】に困ることはないと思います。

追加打点の次は《サーバント #》との出会いです。この部分については《幻蟲 カイガラムシ》《セイクリッド・フォース》を採用することで、改善を図りました。

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《セイクリッド・フォース》は効果の汎用性がかなり高く、白エナも新しく登場する《幻蟲 カイガラムシ》を採用しているので、無理なく使えることでしょう。【ルリグバリア】は「サーバント」が不安定なデッキにとってかなり貴重。また、パワーに依存しない除去手段になる所も相性がいいです。
白エナ要員としての《幻蟲 カイガラムシ》ですが、効果も十分強力。特に効果無効能力は《羅原姫 Pt》《羅星姫 マゼラン》といった面倒な疑似耐性効果持ちシグニに対して、強力に作用します。なので、そのような相手には積極的に使っていきましょう。

今回の構築では<凶蟲>ではないシグニを2種類採用したので、そのシグニたちの解説もしたいと思います。
まずは《羅星姫 ミュウ//メモリア》

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イラストが「ミュウ」なのでわかりづらいですが、このシグニは<宇宙>のシグニになります。
今回採用した理由としては、このカードがレベル1のシグニを拾えることにあります。
この効果で《幻蟲 ダンゴムシ》を拾うことにより、そのまま《幻蟲姫 ヘラカブト》のようなレベル3<凶蟲>シグニに繋がる事が可能。

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この過程で、<凶蟲>のシグニが2回場に出るので、《ミュウ=パピヨン》の効果も発動できたりと、《羅星姫 ミュウ//メモリア》1枚からかなり動きを強くすることができます。
また、手札を消費しますが、バニッシュ効果が貴重なパワーの関係ない除去効果なのもポイントです。

そして、もう1種類の《コードアンシエンツ ナグルファル》

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こちらは、主にアーツとの兼ね合いになります。
エナ破壊の対象になりにくい白エナという立ち位置に加え、防御アーツとして採用している《アビス・ノスタルジア》との兼ね合いです。

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このアーツで《コードアンシエンツ ナグルファル》を場に出することで、バニッシュされれば、《サーバント #》を回収。放置されたら、エナに送って必要なシグニを回収するといった、守りからの次の手に繋がる存在として採用しました。


今回は黒ベースに白いカードを少し加えて作成しました。しかし、<解放派>に<凶蟲>シグニがいることに注目し、青いカードを加えて手札破壊を入れるのもおもしろいかもしれません。

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《幻蟲 アロス・ピルルク//THE DOOR》を採用することで、手札破壊を戦術に組み込むことができ、相手の手札が多い時にゲーム1で妨害。その後に手札を破壊することで、かなりテンポを崩せることでしょう。
上手くハマれば、《幻蟲姫 ヘラカブト》のトラッシュ送り効果と合わせて、リソースに干渉していく「ミュウ」が作れるかもしません。
問題としては、何かと解放派のシグニを要求するので、《コードハート ピルルク//THE DOOR》等の<解放派>カードをある程度採用したり、《クリアー・マインド》で手札を増やしたりする必要があると思います。

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強力な攻め能力を持った<凶蟲>シグニを駆使するミュウ。マイナスによる攻めの戦術に何を加えて行くかが重要になるルリグだと思います。
<凶蟲>のシグニは決して多くは無いですが、色んなところで登場しています。
皆さんも、そんな蟲達を採取し、デッキを組み立ててみてください。

その姿はいつか見た希望の力か、それとも絶望の力か ― ピルルク

かつてセレクターたちに希望や絶望を見せたり、与えてきた《コード・ピルルク APEX》。ついにディーヴァセレクションにも《コード・ピルルク・APEX2》として登場します。

そんな、ピルルクのデッキですが核となるルリグとシグニに以下の特徴があると考えました。

  • 《コード・ピルルク・APEX2》はスペルに関係する効果
  • 新規<電機>シグニたちはスペルに依存せず、<電機>シグニたちを要求するものが多い
  • 既存の<電機>シグニはスペルに関係する効果が多い
  • エナ消費が全体的に激しい

このような特徴から、スペルと青黒<電機>シグニの数、エナの消費量といった様々なバランスに気を配る必要がわかると思います。
これらを踏まえて作成したデッキがこちらになります。

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手札破壊とデッキ破壊を絡めつつ、<電機>シグニたちで攻めていくデッキコンセプトで作成しました。

それではここから、注目カードたちをみていきましょう。

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デッキの中心となる《コード・ピルルク・APEX2》
スペルを使用するだけで、コストなく-8000を与える事ができます。
スペルを使うので、リソースは消費しているものの、コストなしでこの効果はとても便利。
今回、黒のスペルとして《ダークネス・セブン》を採用していますが、この効果を意識しての採用です。

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エクシードが使えないので、-2000するスペルですが、なんと言ってもコストがかからないのがとても便利。このスペルと《コード・ピルルク・APEX2》の効果でコスト無しで10000まで除去が可能。先にグロウしている場合、相手の盤面次第で2000と8000のマイナスで2面除去ができる可能性もあります。

ゲーム1能力では、コストが2以下ということで《TROUBLE》《ダーク・ファング》を採用。

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3枚ドローの《TROUBLE》。シグニを場に出しつつ攻められる《ダーク・ファング》と、それぞれ優秀なスペルとなっています。このスペックのスペルをコスト無しで使えるのは強力なので、状況に応じて使えるようにトラッシュにキープしておきましょう。

続いては、強力な効果を持った青黒シグニたち。

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《コードハート Cメラ》はこのデッキのエースとなるシグニ。
相手の手札が増える行動に対して、かなり圧力を加えることができます。特に手札破壊との相性がいいので、なるべく狙っていきましょう。
起動効果はデッキを強くしたり、リフレッシュ対策をしつつ、攻めることができます。非常に強力なのですが、コストが2コストと多いため何も考えずに使ってエナがなくなることは防ぎましょう。
《コードハート ピルルクAPEX//メモリア》は自分のデッキを削りますが、ヒットすればスペル回収をしつつ、打点にもなります。
デッキ削りは一見するとデメリットですが、《コードハート Cメラ》の起動に必要な<電機>シグニをそろえたり、戻したシグニに近づけたりとメリット効果にもなります。ただし、リフレッシュに近づくのも事実なので、計画的に使っていきましょう。

青ということで、手札破壊カードもしっかり採用しています。

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《コードハート Dローン》はスペルを使うことで2枚も手札破壊をできる優秀なシグニです。このシグニのアタックが通るだけでかなり手札破壊が進むので、タイミングを見て出して行きましょう。
《コードアート Nッククーラー》は手札破壊とドローの使い分けができる下級シグニ。黒の<電機>シグニが必要ですが、スペルが絡まない効果を持っているので、状況に合わせてドローと選択していきましょう。

青だけでなく、黒も入っているので、デッキ破壊のカードも採用しています。

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《コードハート Mデム》はスペルを使うことで自分か相手のデッキを削ることができます。《コード・ピルルク・APEX2》のゲーム1効果にも反応するので、場合によってはこのシグニと合わせて使用しましょう。また、《コードハート ピルルクAPEX//メモリア》もそうですが、自分のデッキを削ることで《コードハート Cメラ》のコストになるシグニを用意したり、戻したシグニたちに近づけたりするので覚えておきましょう。
《ダーク・マイアズマ》は言わずとしれたデッキ削りアーツ。「ピルルク」が青と黒の2色を持っているので、その2色を回収できるのも他のデッキに比べて強力。ウィクロスパーティーの希少枠として登場することになったので、がんばって参加しましょう。

スペルや《コードハート Cメラ》の除去効果等、エナをひたすらに要求されるので、少しでも軽減できるように《コードハート ピルルク//フェゾーネ》《コードアート Wオーターカッター》を採用しています。

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《コードハート ピルルク//フェゾーネ》は起動効果で採用されているスペルの青1コスト分を軽減。覚醒抜きに貴重な効果になっています。一応、覚醒兼手札破壊用に《TEMPO UP》を採用していますが、あまり覚醒にこだわらず使っていきましょう。
《コードアート Wオーターカッター》は手札をコストに変えるので、バウンスが多い対白デッキで活躍させられるでしょう。

《コード・ピルルク・APEX2》がスペル関係の効果を持っているので、デッキのスペルがなくなったあとも効果が発動できるように、回収シグニもしっかり採用しています。

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共に出現時で、黒のスペルを回収することが可能。これにより、《ダークネス・セブン》《ダーク・ファング》を回収することができます。
《コードハート Aトマッサージャー》はアタックすることでデッキ削りや黒シグニの回収も行なえるので、狙える時は狙っていきましょう。
それぞれ1枚ずつの採用なのは、《コードハート Cメラ》で類似効果を2枚戻せるようにするためです。

最後に手札を安定させるために《コードアート ピルルク//メモリア》も採用しています。

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スペルを捨てることで、手札と次のドローを整えてくれるシグニですが注意点があります。
《ロストコード・ピルルク》とは違いスペル回収がないので、効果の使いすぎには注意しましょう。一応、黒のスペルであれば回収できますが、効果を使う際はそのスペルを捨てて大丈夫か確認しましょう。

各<電機>シグニとスペルという、従来の「ピルルク」にも負けない考えることが満載なこのルリグ。その分、構築とプレイのセンスが出ると思いますので、今回のを参考にぜひいろいろと構築してみてください。

おわりに

というわけで、「RESONANCE SELECTOR」6ルリグのサンプルデッキの紹介でした。

レゾナを使役する5ルリグと、青と黒の2色を同時に使いこなす「ピルルク」。
どのルリグも、プレイヤーの個性を活かした自由なデッキ構築を楽しむことができます。
良ければ今回の記事を参考にして、皆さんだけの構築を作り上げてください。

それでは今回のアカデミーはここまでにしたいと思います。
次は「RESONANCE SELECTOR」環境でお会いしましょう!

タカラトミーモール