タカラトミーグループの
サステナビリティ・CSR

現在位置は
です

タカラトミーグループは、創業理念のもと行動基準に「個性尊重と自主性・創造性の発揮」を掲げています。
世界中の子どもから大人までもがワクワクするようなアイデアは、従業員の個性やスキル、
多様な価値観が尊重され働きがいが持てる組織から生まれ、
結果として従業員のウェルビーイングが実現されている状態になると私たちは考えます。
そこで、従業員の状況を確認するため、2021年から年1回、従業員エンゲージメント調査を行いそれらの結果に基づき、多様性を尊重する風土の醸成や働きやすい制度の導入など急ピッチで改革を進めてきました。
今回の特集では、もっと社員がイキイキ・ワクワクしながら「アソビ」に夢中になれる環境を目指すための
具体的な取り組みをご紹介します。

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多様性を受容する
組織づくり

目指せ!「イキイキ」

エンゲージメント調査結果に見る強みと課題

従業員と会社の双方向の結びつきの強さや、会社への愛着、そして仕事に対する熱意や姿勢を測る従業員エンゲージメント調査。会社のビジョンへの共感・貢献意欲・モチベーション関わる項目に答えてもらい、職場環境を分析します。タカラトミーグループが目指すのはストレスが低くて仕事に熱意を持っている「イキイキ」状態!そのために、私たちは従業員エンゲージメント調査の分析から見えてきた課題に対して、様々な取り組みを行っています。
具体的には、まず回答した個人にストレスやエンゲージメントの状況をフィードバックしました。また部門別に組織の状態を診断し部長職以上に結果を戻し、改善アクション事例などを共有しています。加えて、管理職層に対して無意識の偏見(アンコンシャスバイアス)やハラスメント防止の対策を行い意識変革を促す研修を実施しました。評価制度の見直しにも着手しています。さらに、従業員の自律的な活躍を促す教育制度の取り組みも現在検討しています。

ファミリーデーが復活

より良い風土づくりへ
の取り組み

従業員自身が「タカラトミーグループの一員で良かった。これからもがんばろう」と思ってもらえるような機会を創出するために2011年から実施しているタカラトミーグループファミリーデー。コロナ禍で中断していましたが、2023年8月に復活開催しました!従業員の家族の皆様に仕事や職場への理解を深めていただくとともに、上司や同僚との交流が図れる貴重な機会になっています。従業員同士が互いの家庭状況を理解することにより、「働きやすく、家族を大切にする職場」の雰囲気が整い、従業員のエンゲージメント向上につながっています。
今年は「おもちゃで遊ぼう!おもちゃを学ぼう!」をテーマに、タカラトミーグループの従業員の子どもやパートナー、両親などのご家族、約200名が参加。各年代に応じたプログラムを楽しんでいただきました。

参加した従業員の声

5歳児と参加

参加すると決めてから、娘は毎日のように「あと何回寝たらファミリーデー?」とずっと楽しみにしており、当日もずっと笑顔で楽しんでいました。
「私がタカラトミーグループで働いていることが嬉しい」と言ってくれ、子どもにそう思ってもらえて参加してよかったです。

小学2年生・
5年生と参加

ファミリーデーに初めて参加させていただきましたが、子どもたちが親の職場にどれだけの関心を抱いているのかが身をもって分かりました。
特に社員の方々や社長との名刺交換はもちろん、同じく参加した同じ部署の方々やそのご家族と顔を合わせ、ご挨拶できたことを大変喜んでいて、思った以上の反応でした。

2

柔軟な働き方の促進

自分で選ぶ、自分の働き方

より働きやすい職場
づくりへの取り組み

これまでもタカラトミーグループは、育児・介護短時間勤務制度のほかにフレックスタイムや在宅勤務制度などを導入していました。一方でより自分のライフスタイルに応じた多様で柔軟な働き方を「自らが選択」できるようにしてほしいという従業員の声をうけ、2023年4月から次の2つの新たな取り組みを始めています。

1 テレワーク

~働く場所を自分らしく~

育児や介護を行っている従業員が活用できた従来の在宅勤務制度とは異なり、現在はすべての従業員が週3回まで自宅又はそれ以外の場所でも働けるような制度に見直しを行っています。現在は全社的なトライアル期間中で、制度活用の中で課題を洗い出して本格導入に向け取り組んでいます。

■ トライアル内容

2 スーパーフレックスタイム

~働く時間を自分らしく~

従来のフレックスタイムに設定されていた「コアタイム(必ず勤務しなくてはならない時間)」を廃止し、よりフレキシブルに働ける「スーパーフレックスタイム」に進化しました。

実際に利用している従業員の声

子どもの学校の保護者会などは午後から1時間だけという事が多いです。以前はコアタイムがあったので午後半休を取得していましたが、今はスーパーフレックスとテレワークを併用して、途中で仕事を抜け、戻ってから仕事を始める事が出来ます。
また、スーパーフレックス導入時に色々な使い方の事例を周知してもらえたので、後ろめたさがなく使えるようになりました。忙しい時は自分の体調は後回しでしたが、病院にも気になった時に行くことができるようになりました。

■ 働き方の例

3

多様な人財の活躍推進

男性も育児休業を取得しやすく

男性も育児経験を通じ
て、
子どもへの理解が
より深まり業務にも良
い影響が!

男性従業員の育児休業取得も積極的に進めています。育児休業取得に関する相談窓口の設置や、育児休業取得者とその上司のインタビュー記事の社内発信など、制度の活用を促す取り組みを行った結果、2022年度はタカラトミー(単体)での男性の育休取得率は80%となりました。産後パパ育休(出生時育児休業)の創設、育児休業の分割取得等の法定施策の実行はもとより、今後、さらに多くの男性従業員が積極的に育休制度を活用できるよう対象従業員がいる部門への支援体制等の検討を進めています。
仕事への高い達成意欲を持ち自分らしいキャリアを重ねたいと願う一方で、子どもを産み育てることが評価や昇格に影響するのではないかと不安を持つ従業員がいることがわかりました。そこで、より自分らしい働き方を選択できるよう、育休・時短勤務を取得した時の評価制度について従業員に周知し、正しく公平に評価に反映されるように見直しを行いました。また、管理職向けの評価研修も実施し、制度理解に努めています。

男性従業員の声

私は3ヶ月間育休を取得しましたが、その期間で子どもとしっかり向き合え、人間として成長できたと思っています。
また、子どものリアルな生態を知ることができ、実際に子育てをがんばっている方たちと同じ目線に立てたのも貴重な経験でした。妻の負担も減り家族のためにもなるし、何より子育ての経験が仕事に生かせるし学びも得られる。男性の育児休業取得は絶対におすすめです!

4

取り組みの成果

イキイキ安心して働ける社会へ

様々な取り組みの成果、
「くるみん認定」
「えるぼし認定(3つ星)」の取得!

タカラトミーは、2023年7月26日付にて「子育てサポート企業」として厚生労働大臣が認定する「くるみん」を取得いたしました。2007年以降5回目の取得です。(画像左)
また、今回初めて2023年10月13日付にて「女性の活躍推進の取り組みが優良な企業」として「えるぼし認定」の最高位の3つ星を取得しました。(画像右)
タカラトミーグループでは、ワーク・ライフ・バランスを推進し、様々なライフステージにある人がいきいきと安心して働き続けることが出来るよう職場環境の構築やキャリア形成の為の教育・研修などの取組を行っています。今後も、全ての従業員が多様性を認め合い、十分に能力を発揮して活躍できる体制・働きやすい風土づくりを推進していきます。

子どもも大人も笑顔にする“アソビ”を創出し続けることで私たちのウェルビーイングも高まる

タカラトミーグループは、国や文化、年齢など様々な違いを超えて、子どもも大人も笑顔にするチカラを持った“アソビ”を創出し続けることが使命です。特に子どもたちの笑顔は未来を変えていく強いチカラになると信じています。私たちは“アソビ” を通じて持続可能な未来社会の実現に貢献し、自らも持続可能な企業へと進化します。そのために、従業員の個性や多様な価値観を認める企業風土の醸成と、個人の持つ力を最大限に発揮して働ける環境を整えていきます。
全ての従業員が笑顔でワクワク・イキイキと働けることが、子どもも大人も笑顔にできる“アソビ”を創ることにつながる…。私たちタカラトミーグループの取り組みに、これからもご期待ください!