ここから本文

サステナビリティの取り組み|多様な人財の活躍

働きやすい職場

方針・考え方

タカラトミーグループは、職場環境に関する方針として、ワーク・ライフ・バランスを推進することで、個人及び組織が最大限の付加価値を生み出すことができ、そして様々なライフステージにある人がいきいきと安心して働き続けることができる職場環境を目指しています。

子どもも大人も笑顔になる多種多様なおもちゃやわくわくするような新しい発想は、従業員一人ひとりの個性やスキル、そして多様な価値観を尊重するチームワークから生み出されます。タカラトミーグループでは、従業員の人権や労働安全衛生に配慮し、一人ひとりが自分らしさを大切にしながら最大限の能力を発揮し、成長し続けられるよう、働き方改革に取り組んでいます。また、在宅勤務など多様な働き方を取り入れることにより、自然災害やウイルス感染症などの有事の際も従業員が安全に継続して働くことができるとともに、さまざまなライフステージにある人が安心して働き続けることができるよう体制を整えています。

体制

「企業理念」にもとづいた具体的なタカラトミーグループの姿勢を示す「企業指針」では、「タカラトミーグループは、社員の自主性と創造性が最大限に発揮される職場環境を提供し、いきいきと働くことができる企業を目指します。」と定めています。
人事部門の管轄のもと、ワーク・ライフ・バランス推進、働きやすい職場環境のための制度づくりや取り組みを行い、都度社内掲示板での周知徹底や制度説明会の実施を行っています。

取り組み

従業員エンゲージメントの向上

タカラトミーグループでは、社会の多様な価値観に応える「アソビ」を創出していくために、多様な人財の持つ個性の尊重と、従業員の自主性・創造性の発揮が重要であると考えています。また、「従業員個人」と「会社」との双方向の結びつきを強めることが生産性や業績の向上につながることから、毎年1回従業員エンゲージメント調査を実施しています。この調査では、従業員のエンゲ-ジメントやストレスを測り、タカラトミーグループの強みや「働きがい」における課題の特定を行っています。調査結果は従業員個人や組織にもフィードバックしています。今後の改善アクションによって従業員一人ひとりがさらにいきいきと働くことで力を発揮し、より活躍できる環境の実現に取り組んでいます。

働き方改革の推進

従業員がそれぞれのライフスタイルに応じた多様で柔軟な働き方を自分で「選択」できるようにするために、人事部門の管轄のもと働きやすい職場環境のための制度づくりや取り組みを行っています。

柔軟な働き方の促進

多様な価値観にあわせて、柔軟に働ける職場環境を整えています。

  • ・テレワーク勤務
  • ・スーパーフレックスタイム制度
  • ・育児・介護短時間勤務制度
  • ・副業制度

年次有給休暇取得促進

タカラトミーグループでは、従業員が十分な休息をとることは、モチベーションや生産性の向上を期待することができるため、年次有給休暇が取得しやすい職場環境を整えています。

  • ・年次有給休暇取得促進日の設定(年間10日程度)
  • ・リフレッシュ休暇、アニバーサリー休暇制度
  • ・期中に年次有給休暇の取得状況の確認、未取得者とその上長へのフォローを実施

長時間労働の削減

タカラトミーグループでは残業時間削減のために、管理職を対象とした労務セミナーを実施しています。勤怠システムでは、月当たりの残業時間が25時間超過、30時間超過の従業員と所属長に対してアラートメールを発信し、長時間労働の抑止を行っています。また、部門や個人ごとの残業時間はモニタリングされ、著しく残業時間が多い場合はグループ各社の安全衛生委員会で経過が報告され、労使で改善のための取り組みが推進されるような体制を整えています。

男性従業員の育児休業取得促進

男性従業員が育児休業を取得しやすい職場環境の整備や啓蒙活動を行っています。

  • ・育児休業取得に関する相談窓口の設置
  • ・社内報による育児休業取得者とその上司のインタビュー記事の発信

公正・公平な人事評価制度

タカラトミーグループでは、育児・介護休業取得者及び短時間勤務者に関わる人事評価や昇格要件のルールを開示し、公正・公平な人事評価を行っています。また、管理職に対しては評価者研修を実施しています。

労働安全衛生

タカラトミーグループでは、従業員が心身ともに健康で安全に安心して働ける職場環境を目指しています。安全で快適な職場は、従業員自身のパフォーマンスを最大限に発揮することができ、生産性の向上につながると考えています。

健康維持・メンタルヘルスケア

全従業員を対象に社会保険・労働保険に加入しています。従業員の健康維持のためグループ横断でのヘルスケア体制を構築し、産業医を交えた安全衛生委員会の設置や健康診断100%受診の周知、インフルエンザ予防接種の実施、過重労働の防止に取り組んでいます。メンタルヘルスケア対策としては、社内・社外にこころの相談窓口を設けており、心療内科・精神科を専門とする産業医を設置するなどいつでも相談できる体制を整えています。
その他、通勤手当や確定拠出年金制度などの福利厚生も充実しています。

■国内グループの主な福利厚生

項目 対象
社会保険、労働保険 タカラトミーグループ
全従業員
健康診断
ストレスチェック
通勤手当
共済会
商品等の社員割引
通信教育補助制度
確定供出年金制度
財形貯蓄制度
従業員持株会
※一部グループ会社及び一部従業員の除くものがあります。

生産拠点における安全衛生

玩具等の製造を行っている海外の生産拠点では、安全リーダーを中心とした従業員の日々の活動を通じ、工場内の安全を確保するとともに、作業環境改善活動を行っています。「安全リーダー」や安全推進を担うメンバーが、安全衛生に関する取り組みを推進しました。

※各グループ会社・部署から一名ずつ任命される。一年の任期期間中、安全なおもちゃづくりを推進する役割を担う。
工場内の安全確認パトロール
工場内の安全確認パトロール

労使関係

タカラトミーでは、単一の労働組合である「タカラトミー労働組合」が組織されています。労働組合においては、労働環境・労働条件の維持改善がタカラトミーの発展につながるという“労使協調路線”の考えのもと、従業員の声を会社に届けており、毎月の組合新聞、定期大会(臨時大会の開催などで組合員間の情報を共有しています。タカラトミー労働組合はUAゼンセンに加盟しています。各グループ会社においても公正な方法で選出された「従業員(労働者)代表」と、対話を通じて相互の理解と信頼に基づく、健全で良好な関係を目指した労使協定を締結しています。