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代表取締役会長 富山幹太郎 代表取締役会長 富山幹太郎

「明日を担う子どもたちの健やかな成長を願い、みんなに愛される、独創性に富んだ、品質の良いおもちゃをつくり、より豊かな子ども文化の創造を目指す」これは創業者富山栄市郎の玩具哲学です。この志を胸に、1924年2月2日、創業者は富山玩具製作所を興しました。そして創業からこの方、私たちは本業であるおもちゃを通じて社会に貢献することを根底的信条として堅持し続けてまいりました。

私が小学生の頃、自宅に隣接する工場にはおもちゃづくりに没頭する大人たちの姿がありました。机に覆いかぶさるようにして図面をひく大きな背中、鼻の奥がつんとするようなはんだ付けの臭い、リズムを刻むように聞こえてくるヤスリがけの音、大の大人が眼を輝かせながら真面目に一生懸命に、それでいてとても楽しそうにおもちゃづくりに取組む姿が、なにか不思議でもあり、憧れでもありました。そしてこの小さな作業場から生み出されたおもちゃは、世界中の子どもたちを笑顔にしてきたのです。その後時代が変わり、ものづくりのプロセスが変わっても、私たちが生み出すおもちゃは子どもたちに最高の笑顔をもたらせるものでなければならないという想いは、時代を超えて引き継がれてまいりました。

しかしこの先、めまぐるしく進化する技術革新、気候変動や環境問題、想像もつかない時代の変化が子どもたちを待ち受けています。次代を担う子どもたちの健やかな成長の一助となるべきおもちゃは時代の変化の前でどうあるべきなのか。そしておもちゃを生業とする私たちはどうあるべきなのか。今一度、過去をひも解き、未来に向けて結びあげていく時が来ているように思います。

日本の美しい気候風土が生み出す四季の移ろいの中で、私たちは変化への対応を生活の知恵として学んでまいりました。変化に抗うのではなく、準備して変化に寄り添う、その積み重ねの中で日々を営んできた日本人にとって、持続可能な対応はなんら特別なことではないのかもしれません。私たちは、時代の変化がもたらす多くの社会的課題に対して、臆せずしなやかに、相対峙していけるチカラをもっていると信じています。

タカラトミーグループは、自らが掲げたCSR方針のもと、これからの進むべき道筋、心構えを明確に示し、私たちの取組と揺るがぬ想いを社内外にしっかりと根付かせていきたいと考えます。世界一信頼される会社を目指して、これまでも、そしてこれからも、私たちは“おもちゃ”を通じて社会に貢献し続けてまいります。

代表取締役社長 小島一洋 代表取締役社長 小島一洋

私たちタカラトミーグループの事業活動の根幹は「われらの優良な商品で世界の市場をにぎわせよう」「誠意と努力は他を益し自己の幸福の基となる」という創業理念にあります。

「われらの優良な商品で世界の市場をにぎわせよう」という創業時の想いを胸に、私たちは“世界”を目標にこれまでも数々のヒット商品を創出してきました。「トミカ」「プラレール」「リカちゃん」など定番商品は半世紀以上に亘って子どもたちに愛され続け、日本の伝統的な遊びであるベーゴマの現代版「ベイブレード」は世界80以上の国と地域で3億5000万個以上を出荷するなど、多くの商品が世代を超えて、国や文化を超えて愛されています。

「誠意と努力は他を益し自己の幸福の基となる」という言葉は創業者が「創業者座右銘」に記した“共存共栄”からきています。「永遠の繁栄を願う者は、自他共に栄えなければ叶わないことを悟るべき」、それは正に、現在のCSRの考えに通じるところがあると思っています。

現在、世界は大きな変化の渦中にあります。テクノロジーの飛躍的な進歩に伴い、消費者の行動パターンは大きく変わっています。また、国際協調から自国第一主義への動きが現れる一方、教育や経済の格差は拡大を続けるなど現代社会には課題が山積しています。

その様な社会的な課題に対して、企業が求められる役割も変わって来ています。2015年に国連が定めた持続可能な開発目標(SDGs)の達成に対して、企業は「課題解決を担う主体」として位置づけられており大きな期待が寄せられています。
その期待に私たちはおもちゃというビジネスを通して、どの様に応えていくのか。おもちゃは国境や人種の区別なく子どもたちの健全な成長に貢献できるものであり、私たちだからこそできる事があると確信しています。

タカラトミーグループは2024年に創業100年を迎えます。記念すべき年に向け、改めて私たちが目指すもの、それは「真の国際優良企業(Outstanding Global Company)」です。
創業の精神である”共存共栄”を忘れずに、われらの優良な商品で世界の市場を賑わし、世界中の子どもたちに感動や喜び、夢と希望を与え続けられる企業になりたいと思います。
真の国際優良企業を目指してステークホルダーの皆様のさまざまなお声に耳を傾けながら、挑戦を続けてまいります。今後ともご支援ご指導を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

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