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大切にしていること

サステナビリティビジョン

CSR方針

私たちは、
生業である“おもちゃ”を通じて
広く社会に貢献してまいります。

コンセプトを読む

タカラトミーグループは、CSR方針「私たちは、生業である“おもちゃ”を通じて広く社会に貢献してまいります」のもと「世界中の子どもたちと友だちになる」を実現するために、持続可能な社会の実現と当社グループの成長の両立を目指した取り組みを進めています。

タカラトミーグループの事業そのものが、アソビ心をもつ世界中の全ての人々に向けて新しい価値を創造し「ワクワク・驚き・感動・笑顔」を提供していけるようサステナビリティ・CSRの取り組みを引き続き進めてまいります。
下の図でタカラトミーグループのサステナビリティ・CSRについて整理をしています。

タカラトミーグループのCSR・サステナビリティ タカラトミーグループのCSR・サステナビリティ

タカラトミーグループ
サステナビリティフレームワーク

2024年に迎える創業100周年、さらにはその先の社会を見据えて、2021年に中期サステナビリティ目標・KPI(FY2021-FY2023)を含めた「タカラトミーグループ サステナビリティフレームワーク」の取り組みをスタートいたしました。事業活動を通じて社会に貢献していくうえでの考え方を、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」を参考にして整理しています。今後も、当社グループの事業そのものが今まで以上に社会に貢献できるよう努めてまいります。

サステナビリティフレームワーク策定およびサステナビリティ重要課題(マテリアリティ)の特定プロセスは、特集ページでご紹介しています。

RELATED LINKS

■サステナビリティ重要課題(マテリアリティ)の特定プロセス

3つの主題から“サステナビリティビジョン”へのアプローチ

  1. 主題1 ものづくりへのこだわり

    「誰もが楽しめる」遊びをひろげます

    文化や性差、障害の有無、ライフスタイルや価値観の違い。世界は多様性に満ちています。私たちは、多様性に配慮したおもちゃ、安全で安心なおもちゃを提供し、世界中の子どもたちが楽しむことができる遊びをひろげることで、子どもたちの成長をお手伝いします。

  2. 主題2 健全な経営の実行

    胸を張れる大人として行動します

    グローバル化と技術革新は事業環境に大きな変化をもたらしました。企業の影響力の高まりに伴い、誠実に事業を行う責任はより一層大きくなっています。私たちは、子どもたちに対して、胸を張れる大人として行動し、楽しく働きやすい職場をタカラトミーグループ全体でつくっていきます。

  3. 主題3 社会・地球環境との共存

    100年先も、子どもたちが“笑顔”で遊べる
    環境を守ります

    資源の枯渇や気候変動、環境問題など、社会は今、様々な課題に直面しています。私たちは、子どもたちが笑顔でおもちゃを楽しむことができる持続可能な地域社会と地球環境を次世代に残していくため、事業が及ぼす負の影響を最小化し、地域の発展と環境の保全に貢献していきます。

事業活動を通じた社会への貢献

私たちは、タカラトミーグループ サステナビリティビジョンを実現するため、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成と誰も取り残さない社会の実現に貢献します。

  • 3 すべての人に健康と福祉を

    子どもたちの健やかな成長と心身の健康に配慮した商品・サービス作りを推進してまいります。また商品・サービスを通じて、健全な生活や福祉について学びを深めるきっかけをつくっていきます。

  • 4 質の高い教育をみんなに

    世界中の子どもたちにタカラトミー発のアソビの文化を届けることで、興味の世界を広げて学ぶ力の源をつくりだし、自主性や創造性、コミュニケーション力を高めるお手伝いをします。また商品・サービスを通じて持続可能な開発のための知識や技能に対する学びを深めるきっかけをつくっていきます。

  • 5 ジェンダー平等を実現しよう

    「世界中の子どもたちと友だちになる」の実現のため、さまざまな差別や偏見を助長せず、多様性を尊重し、誰もが楽しめる新しいアソビの価値を創造し・提供し続けます。
    また持続可能な社会の実現と当社グループの成長の両立のため、より多様な人財が参画し、活躍できる体制・働きやすい風土づくりを推進いたします。

  • 8 働きがいも経済成長も

    ワークライフバランスに配慮し、タカラトミーグループ全体で安全で安心して働くことができる職場環境をつくると同時に、創造性と生産性の高い働き方の実現を支援します。

  • 9 産業と技術革新の基盤をつくろう

    自社及びサプライチェーンにおける生産地域の技術と能力の継続的な向上に取り組みます。

  • 12 つくる責任つかう責任

    商品・サービスを通じて持続可能なライフスタイルに触れる機会を提供します。またバリューチェーン全体で商品の安全・安心を確保する体制を構築し、品質上の問題の削減と資源利用の最適化を進めます。

  • 16 平和と公正をすべての人に

    共遊玩具をはじめとする「誰もが楽しめるおもちゃ」の提供をめざし、健全な子ども文化の育成によって平和な社会の象徴である笑顔をすべての人に広げます。そのために公正で透明性の高い事業活動を推進します。

  • 17 パートナーシップで目標を達成しよう

    地域との関わりを大切にした事業活動を推進し、お取引先様と共存共栄の精神で良好なパートナーシップを築きます。またタカラトミ―グループの強みを活かしたパートナーシップで、子どもたちへの社会課題と解決に向けたアクションの浸透を後押しします。

サステナビリティ・CSR推進体制

タカラトミーグループのサステナビリティについては、代表取締役社長が最高責任者として統括しています。サステナビリティ経営を推進するため、代表取締役社長の直轄組織としてサステナビリティ推進室を設置し、サステナビリティ・ESG課題の取り組み方針・計画の策定、推進およびモニタリング、社内啓発、ESG関連情報の開示などを行っています。中期サステナビリティ目標・KPIのうち、特に横断的な取り組みが必要なテーマでは、サステナビリティ推進室が統括する、テーマ別タスクフォースを設置し、担当執行役員とグループ横断の多様なメンバーによって、取り組みの実行・推進・新たな提案を進めています。テーマ別タスクフォースの進捗状況は、四半期に一回の定時進捗会議にてモニタリングし、定期的に代表取締役に報告・具申し、必要に応じて取締役会または常務会に報告・具申・付議されます。

ガバナンス体制図

ガバナンス体制図

私たちは、
生業である“おもちゃ”を通じて
広く社会に貢献してまいります。

創業者の想い

1923年(大正12年)9月1日、関東大震災は、市井に生きる人々のなにげない日常を一瞬にして奪い去っていきました。何もなくなった東京下町で、創業者富山栄市郎は時をおかずおもちゃ製作にとりかかります。生活再建が優先された時代、ブリキ職人は屋根職として高給で迎えられたはずなのに、栄市郎はなぜ10銭、20銭のおもちゃ作りを生業として選んだのでしょうか。栄市郎は信じていたのです。おもちゃのもつチカラ、おもちゃが子どもたちに笑顔を与え、その子どもたちを取り巻く大人たちをも笑顔にしていくことを。

1930年(昭和5年)には家内工業の集積であった玩具業界の近代化、合理化をめざし、栄市郎は志を一にする仲間とともに東京玩具工業同志会を設立しました。その後発表された「東京玩具工業同志会産業指導精神」と題した起草文には、玩具製作を志す者が等しく心に刻むべきものとして「経営者座右銘」が記されています。

先人たちはこの中で、「永遠に栄えんと願うものは自他共に栄えされば能はざる事を悟るべきなり」と謳い、「共存共栄」を自らの理想として掲げています。

私たちタカラトミーグループの創業理念である「我らの優良な商品で世界の市場を賑わせよう」「誠意と努力は他を益し、自己の幸福の基となる」はこの「経営者座右銘」をもとに制定されました。世界市場に優れた商品を供給し、斯業を通じて広く社会に貢献することが創業者の堅持する信念であり、私たちが傾注する一切の誠意と努力は、人類文化の進展に寄与するものでなければならないとの想いが簡潔に示されています。時代が移り、私たちを取り巻く環境が変わっても、この想いは根底的信条として脈々と受け継がれています。
私たちは創業者が生業とした“おもちゃ”で、これまでもそしてこれからも、広く社会に貢献してまいります。