ここから本文

サステナビリティの取り組み|商品・サービス

ユニバーサルデザインの取り組み

方針・考え方

「誰もが楽しめるおもちゃづくり」で「世の中のためになる経営を」。創業者・富山栄市郎が遺した言葉は、私たちの活動の原点です。タカラトミーから始まった目や耳の不自由なお友だちも一緒に楽しめる「共遊玩具」のコンセプトは賛同を集め、業界全体の取り組みへと広がっています。タカラトミーグループでは、年齢、性別、障害の有無などに関わらず「誰もが楽しめる」商品やサービスを目指して、これからもユニバーサルデザインを推進していきます。

体制

タカラトミーグループでは、1980年に視覚に障害のある子どもたち専用の玩具を開発し、その後、視覚障害や聴覚障害のある子どもたちも一緒に遊べるユニバーサルデザインの「共遊玩具」を提唱し、展開しました。現在その活動は、玩具業界全体の取り組みへと広がっています。
タカラトミーグループのユニバーサルデザインの推進は、社会貢献活動部門が各企画・開発担当者とが連携しながら進めており、日本玩具協会の共遊玩具推進部会との窓口も担っています。

取り組み

「共遊玩具」の取り組み

視覚障害や聴覚障害のある子どもたちも一緒に遊べるよう配慮されたユニバーサルデザインの玩具を「共遊玩具」といいます。タカラトミーグループは、「共遊玩具」の提唱メーカーとして、幅広い商品で「共遊玩具」の創出に取り組んでいます。2019年度は、「共遊玩具」のノウハウをハンドブックにまとめ、社内への啓発を行いました。
「共遊玩具」は一般の玩具売り場で販売されるため、識別しやすいよう可能な限りそのパッケージに、視覚に障害のある子どもたちに配慮したおもちゃには「盲導犬マーク」、聴覚に障害のある子どもたちに配慮した商品には「うさぎマーク」を表示しています。これらのマークを取得するには、一般社団法人日本玩具協会の「共遊玩具推進部会」によるモニター審査を受ける必要があります。タカラトミーグループは、2013年から毎年約100種類の商品が「共遊玩具」の認定を受けています。多様な子どもたちが共に学ぶ機会が増えてきた今、共に楽しめるように工夫された玩具のニーズはこれまで以上に高まっていくと思われます。私たちはおもちゃを通じた遊びの中で、子どもたち同士が認め合い、尊重し、共に楽しむきっかけづくりができればと考えています。

盲導犬マーク

盲導犬マークについて

共遊玩具のうち、目の不自由な子どもたちも楽しく遊べる配慮をしたおもちゃに付けられるマークです。
目の不自由な子どもたちは、触覚や音などを手掛かりにしながら遊びます。その為、手触りや音等への「工夫」が商品の企画・開発段階から盛り込まれると「盲導犬マーク」の共遊玩具に認定されます。
このマークは(一社)日本玩具協会による認定マークで、おもちゃのパッケージへの印刷が推奨されています。

うさぎマーク

うさぎマークについて

共遊玩具のうち、耳の不自由な子どもたちも楽しく遊べる配慮したおもちゃに付けられるマークです。
特に音が遊びのなかで重要な位置を占めている場合、聴覚に障害があっても楽しめるよう工夫や配慮を施したおもちゃが「うさぎマーク」の共遊玩具に認定されます。
このマークは(一社)日本玩具協会による認定マークで、おもちゃのパッケージへの印刷が推奨されています。

音のカタログ

主に視覚に障がいがあり、おもちゃの画像を見ることが難しい方々向けの音声カタログを公開しています。おもちゃの動きやカタチを言葉で説明し、音も聞いていただくことで、楽しさをお伝えすることを目的にしています。

音のカタログ
RELATED LINKS