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サステナビリティの取り組み|コーポレート・ガバナンス

コンプライアンス

方針・考え方

タカラトミーグループは、ステークホルダーの「夢の実現」を形にするために、一人ひとりが遵守すべき約束を「行動基準」として定め、さらに、「行動基準」を遵守するために必要な具体的な行動を定めて役員・従業員の理解を促す「タカラトミーグループビジネス行動指針(COBC)」を制定しています。

体制

リスク/コンプライアンス委員会

代表取締役を委員長とし、社外取締役・監査役などで構成される「リスク/コンプライアンス委員会」はリスク/コンプライアンス上の重要な問題を審議し、その結果を取締役会に報告しています。さらに、代表取締役の直轄組織である「内部統制・監査部」は、コンプライアンスの啓発活動を行うとともに、内部監査を実施し、代表取締役及び監査役会等に報告しています。

コンプライアンスリーダー制度

タカラトミーグループでは、コンプライアンス意識の更なる強化、コンプライアンス体制の確立等を目的として、コンプライアンスリーダー制度を導入しています。国内グループの各部門役職上位者を「コンプライアンス推進責任者」に任命し、各推進責任者により選出された「コンプライアンス推進リーダー」に対して、外部専門家等を招き、遵守すべき法令や知識等に関しての研修を実施しています。

反社会的勢力への対応体制

タカラトミーでは反社会的勢力対応部署を定め、社内体制の整備、反社会的勢力に関する情報の一元的管理・蓄積、対応マニュアルの整備等により、反社会的勢力との関係を遮断するための取り組みを実施するとともに、地元警察署や顧問弁護士、関係団体と連携し、有事の際の協力体制を構築しています。また、コンプライアンス研修等の機会を通じて、反社会的勢力排除に向けた啓発活動を実施しています。

取り組み

コンプライアンスを考える日とコンプライアンスリーダーによる活動報告

タカラトミーグループでは、年に一度「コンプライアンスを考える日」を定め、国内グループ会社の全役員・従業員がコンプライアンスの重要性を確認し、万が一問題が発生した場合には内容や原因、対策を共有することで再発防止に取り組んでいます。出席できなかった役職員や海外グループ会社には映像を配信し、グループ全体のコンプライアンス意識向上を図っています。
2019年度は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、映像配信とe-ラーニングでオンライン実施しました。タカラトミー会長、社長とグループ各社社長によるトップメッセージ、内部通報制度の活用状況の報告、コンプライアンスリーダー制度の活動報告を行いました。この活動報告では、コンプライアンス推進リーダーが「働き方改革」等のコンプライアンスに関わる重要なテーマに基づいた年間活動計画を策定し、各々の職場で改善活動を行った結果を報告しました。

コンプライアンス教育

コンプライアンス便り

コンプライアンス違反を防止するためには、役職員のコンプライアンス意識の向上が不可欠となるため、タカラトミーグループでは一人ひとりがコンプライアンスに対し理解や共感を持てるようさまざまな施策を実施しています。

国内グループ会社向けには、ポスターの社内掲示やメールマガジンの配信などさまざまな啓発施策を実施しています。月2回のメールマガジンでは世間の関心を集めたニュースや身近な事例、ミニテスト等を配信しており、4コママンガやイラストを取り入れ直感的に理解できる内容にするなどの工夫で着実な啓発につなげています。

この他、直近3年間のeラーニングで、「情報セキュリティ」や、「個人情報保護法」「マナー・モラル」「ダイバーシティ」「ハラスメント」等、多岐にわたるコンプライアンス教育を実施しています。

内部通報制度(タカラトミーグループホットライン)

タカラトミーグループでは、不正行為の早期発見と是正を図り、コンプライアンス経営を強化するためにタカラトミーグループホットライン(内部通報制度)を設けています。通報があった場合には速やかに事実を確認し、違反行為を発見した場合には是正、再発防止活動に努めています。また、通報者は通報したことによる不利益な扱いを受けることがないよう社内規程に定め、通報者のプライバシーが守られる体制になっています。