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大切にしていること

サステナビリティビジョン

サステナビリティ重要課題
(マテアリティ)と目標・KPI

タカラトミーグループ
サステナビリティフレームワーク

タカラトミーグループは、サステナビリティビジョン「世界中の子どもたちと友だちになる」を実現するために、 優先的に取り組む8つのサステナビリティ重要課題(マテリアリティ)を特定しました。さらに次のステップとして 2021年から中期サステナビリティ目標・KPI(FY2021-FY2023)の取り組みをスタートしております。ここでは、ステークホルダーとの対話を通じて特定したサステナビリティ重要課題と中期サステナビリティ目標・KPI(FY2021-FY2023)についてご紹介します。

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■サステナビリティ重要課題(マテリアリティ)の特定プロセス

■ステークホルダーとの対話(エンゲージメント)

主題1 ものづくりへのこだわり 主題1 ものづくりへのこだわり

1. 安心・安全・品質の確保

私たちの事業を通じた社会への貢献

12 つくる責任つかう責任

間接的な貢献

3 すべての人に健康と福祉を

安心・安全・品質の確保は、お客さま、従業員、投資家からの関心がとても高い課題です。特に、人体や生態系・地球環境に悪影響を与える恐れがある有害化学物質については、商品自体や生産工場における適切な管理がグローバル社会から求められています。
タカラトミーグループではこれまでも、安全・品質の確保に対して優先的に取り組みを進めており、今後も引き続き全社での体制を強化していきます。

■取り組みの方向性

  • 安全・品質に関する取り組みのさらなる追求
  • 有害化学物質へのさらなる対応

2. 新たな製品・サービス・IPの創出

私たちの事業を通じた社会への貢献

4 質の高い教育をみんなに8 生きがいも経済成長も9 産業と技術革新の基盤をつくろう16 平和と公正をすべての人に

有識者からは、新たなテクノロジーを活用した製品開発や、サービス、IP※1の創出により、商品を通じて子どもたちへの教育に貢献することで、玩具産業から産業界全体の発展に貢献してほしいといったご意見をいただきました。
タカラトミーグループの強みは世代を超えて愛されるブランドやIPがあることです。私たちの事業を通じて、社会課題解決に貢献し、新しいアソビの価値を提供するとともに製品・サービスを通じて子どもの健全な成長に寄与し、IPの創出や取得、模倣品対策などを継続して実施していきます。

※1 IP:Intellectual Property の略で知的財産のこと。特許(特許権)、商標(商標権)、意匠(意匠権)など、創作された表現や商業上有用になりうる情報や標識など、具体的な形は無いが財産性のあるもの。

■取り組みの方向性

  • 世代を越えて愛されるブランドの創出・育成
  • アソビ・おもちゃを活用した社会課題の解決
  • 技術やノウハウ(暗黙知)を「カタチ」にし継承

3. ユニバーサルデザインの推進

私たちの事業を通じた社会への貢献

4 質の高い教育をみんなに 5 ジェンダー平等を実現しよう

間接的な貢献

10 人や国の不平等をなくそう

ユニバーサルデザインの推進は、消費者、従業員からの関心が高く、子ども座談会でも最も多くの意見があった分野です。タカラトミーグループでは、目や耳の不自由な子どもたちも一緒に楽しめる「共遊玩具 」に取り組み続けてきました。年齢、性別、障害の有無などに関わらず世界中の「誰もが楽しめる」商品やサービスを目指してエシカル※2・ユニバーサルデザインを推進していきます。また、子どもの権利を守り、子どもの成長段階や多様性を尊重し、広告やマーケティングにおける表現の配慮について取り組んでいきます。

※2 エシカル(ethical):エシカルとは、「倫理的」や「道徳的」という意味で、「エシカル商品」とは人や地球環境、社会に配慮した商品やサービスのこと。

■取り組みの方向性

  • 商品やサービスでのエシカル・ユニバーサルデザインの推進
  • 子どもの成長段階や多様性を尊重した広告
  • マーケティング表現への配慮
主題2 健全な経営の実行 主題2 健全な経営の実行

4. 組織統治とステークホルダーとの対話

私たちの事業を通じた社会への貢献

5 ジェンダー平等を実現しよう12 つくる責任つかう責任16 平和と公正をすべての人に17 パートナーシップで目標を達成しよう

間接的な貢献

10 人や国の不平等をなくそう

従業員、お客様アンケートで関心が高かったのは、ステークホルダーとの対話です。タカラトミーグループでは様々なステークホルダーとの対話を実施していますが、今後はESG情報の開示も含め、サステナビリティビジョン“世界中の子どもたちと友だちになる”の実現に向けた対話・協議をより充実させていきます。また、同じくステークホルダーと従業員の関心が高いコンプライアンスの遵守や啓発・企業倫理の醸成については、今後も継続して取り組みを行っていきます。持続可能な社会の実現と当社グループの成長の両立を目指すとともに、世界を“アソビ”でもっとよくし、子どもたち、そして大人も笑顔にできるようサステナビリティ・CSRの取り組みを進めてまいります。

■取り組みの方向性

  • 定期的なステークホルダーダイアログの継続
  • 環境、社会、ガバナンス(ESG)に関するデータの開示
  • コンプライアンスの遵守や啓発・企業倫理の醸成
  • サステナビリティ経営を目指した体制の構築

5. 多様な人財の活躍

私たちの事業を通じた社会への貢献

3 すべての人に健康と福祉を5 ジェンダー平等を実現しよう8 生きがいも経済成長も16 平和と公正をすべての人に

育児や介護など様々な事情を抱えながらも働きやすく能力が発揮できる職場環境や、ダイバーシティ※3の推進について社会からの期待が高まっています。また、従業員からは個人の能力向上支援やキャリア形成に関する意見が多く見られました。
タカラトミーグループでは多様な人財が働くことのできる職場を目指し、国籍、性別などに関わらず能力と個性を尊重しながら総合的に判断し人財を採用しています。また、長時間労働の是正、ハラスメント対応などにも積極的に取り組んでいます。今後は、女性管理職比率の向上や従業員エンゲージメントの強化、多様な働き方の検討を行っていきます。

※3 ダイバーシティ:直訳すると「多様性」であり、国籍、人種、宗教、障害の有無、性別、年齢などで差別をせず、多様な人材、文化を受け入れること。企業の経営においては、多様な人材がもつ魅力を企業の発展や活性化につなげるための取り組みをさす。

■取り組みの方向性

  • 多様な人財が活躍できる体制・働きやすい風土づくりの推進
  • グローバル各拠点におけるダイバーシティ関連の課題解決への取り組みの継続
  • 従業員エンゲージメントの強化

6. CSR調達

私たちの事業を通じた社会への貢献

3 すべての人に健康と福祉を5 ジェンダー平等を実現しよう8 生きがいも経済成長も12 つくる責任つかう責任16 平和と公正をすべての人に

サプライチェーン全体の管理は、投資家やESG評価機関、有識者から強く対応を求められています。特に環境や、人権への配慮などについては、グローバル社会においても重要な課題として注目されています。
タカラトミーグループではこれまでもお取引先様とともに、生産工場の適正な労働環境の維持、向上を目指してきましたが、今後も“胸を張れる大人”として、CSR調達※4の取り組みを進めていきます。

※4 CSR調達:法令順守だけでなく人権や環境など社会的視点による配慮について、自社グループ内に留まらず、サプライチェーン全体に対して責任をもって管理すること。

■取り組みの方向性

  • CSR調達方針の周知、仕組み化と継続的な取り組みの徹底。
主題3 社会・地球環境との共存 主題3 社会・地球環境との共存

7. 環境マネジメント

私たちの事業を通じた社会への貢献

3 すべての人に健康と福祉を12 つくる責任つかう責任

間接的な貢献

6 安全な水とトイレを世界中に7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに11 住み続けられるまちづくりを
13 気候変動に具体的な対策を14 海の豊かさを守ろう

資源の枯渇や気候変動など環境問題が深刻化するなか、グローバル社会では企業の環境マネジメントに対する関心がこれまで以上に高まっています。子ども座談会でも、廃棄物や気候変動への対応に関して様々な意見がありました。
タカラトミーグループではこれまで、行動基準に「資源の有効活用と地球環境への配慮」を掲げ、「エコトイ」活動など環境負荷低減の取り組みを行ってきましたが、今後は、包装材における使い捨てプラスチック利用の削減やリサイクル、また製品においても継続的な代替素材の研究を進めていきます。さらに気候変動への対応は不可欠であり、定量的なCO2削減のための長期目標策定を進めてまいります。また、投資家やESG評価機関からも対応が期待されている環境データの開示拡充や、マネジメント体制の強化に取り組んでいきます。

■取り組みの方向性

  • マネジメント体制の再整備
  • 気候変動への対策と対応

8. 事業を通じた教育・文化への貢献

私たちの事業を通じた社会への貢献

4 質の高い教育をみんなに16 平和と公正をすべての人に

アソビ・おもちゃは子どもの健やかな成長を支えるだけでなく、子どもたちが科学や文化を学ぶ手助けとしての役割も果たし、子どもたちが大人になり、次の社会をつくっていくことにつながります。有識者からは、日本のアソビの文化を海外にも広めることを期待するご意見をいただいています。
タカラトミーグループでは社会見学の受け入れや出張授業など次世代教育支援を身近なおもちゃで行うことにより、玩具事業を通じて教育・文化の発展に貢献しています。

■取り組みの方向性

  • 社会課題の解決のため、アソビ・おもちゃを活用した学びを提供
  • 社会見学の受け入れや出張授業など教育支援活動の継続